第138夜☆あなたが「セカンド」なら、その人の「ファースト」はだれ?
第138夜
苦しい恋の連鎖から逃れるためにも重要――と説いた「セカンド」の存在。今回は、その「セカンド」のあり方を考えるために、「セカンド」と「ファースト」の関係を分析してみます。もし、あなたが心ならずも「セカンド」の立場に置かれることになったとしたら、そのときの「ファースト」は、いったいどんな人なのでしょう?
【今回のキーワード】 セカンド 妻 亡霊
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AKI 本日は、セカンドとの正しいつきあい方について、話していただくんですよね。それではお迎えいたしましょう。セカンドひとすじ50年。その辛さも、悲しさも知り尽くした、恋愛界の永遠に「二流の人」、長住哲雄さんです。
哲雄 待て、コラ! だれが、「セカンドひとすじ」やねん。なんで「50年」やねん!
AKI だって、人生50年余って、自分で言ってるし、「セカンド・キング」だったんでしょ?
哲雄 50年余は、この世に生を受けてから。もうすぐ60年になりますけどね。それに、ずっとセカンドやってたわけではありませんから。

おまえは冷たい目をしたファーストだった、イエ~イ。
わかるかなぁ? わっかんねェだろなぁ。
AKI あの……すみません。私、そのギャグ、わからないんですけど。
哲雄 昔、松鶴家(しょかくや)千とせ、という芸人がやったギャグです。
AKI 知らないです、その人。
哲雄 ま、いいでしょ。でね、実は、あのあと考えたんだけど、セカンドとのつき合い方なんてものは、どうも、一概には論じられない。というのもですよ、もしこの私が、あるいはキミが、「セカンド」だとしたら、「ファースト」はいったい、だれなのか? それによって、つきあい方はガラッと変わってしまうかもしれないから……。
AKI 確かに……。
哲雄 そこで、ハタ……と思い出したんですよ。その昔、女性雑誌で「セカンドの恋」という特集を組んだことがあって、そのときに、アンケートを取ったよなぁ――と。
AKI オーッ! それ、プリーズ、見せてくださ~い。
哲雄 なんか、中途半端なキャラだなぁ、キミも。ただ、このアンケートは、女性を対象にとったアンケートなので、「あなたが、カレのセカンドだったとき、ファーストはどんな女性でしたか?」というテーマになってるんだよね。しかし、この結果は、男性対象でも、たぶん、似たようなものになるであろう――と想像できるわけです。
AKI では、発表していただきましょう。今週の「第1位」は?
《アンケート》
あなたが「セカンド」だったとき、「ファースト」だった女性は?
第1位 本命または婚約者 ………46人
AKI これは、ま、当たり前っちゃ、あたり前の結果ですね。
哲雄 ですね。このケースでいちばんタチがわるいのは、「実は、ファーストがいた」が、後から発覚するケース。でも、多いんだよね。むしろ、このケースの大半は、「後出しファースト」だと言ってもいいくらい。
AKI 「後出しファースト」? つまり、男は、「彼女あり」を隠して、彼女とつき合ったってことですか? ズルッ!
哲雄 このケースだと、自分では「セカンド」のつもりでも、実は「ただのセフレ」ってことが珍しくない。ま、私としては、この「後出し」がわかった時点で、「セカンド」であることもお止めなさい――と言いたいんだけど、中には、自信家の女性もいて……。
AKI わかった! 逆転できる――と信じて、ガンバっちゃうんですね?
哲雄 ウン。で、そういう自信家の女性の中には、「ファースト」がいることを知りながらアプローチをかけて、「よし、ひっくり返してやる」とファイトむき出しに挑みかかるツワモノもいるんだよね。
AKI もしかして、哲ジイもそのタイプだったりして……。
哲雄 違うでしょ。繰り返し、繰り返し、申し上げたではありませんか。そういう場合、私はただ、相手の幸せを祈るだけだと。「セカンド」は決して「ファースト」になろうと思ってはいけない――と。その覚悟を持ち続けられるんだったら、このケースでも、「セカンド」を続ければいいんです。
AKI ハイ、肝に銘じます。
哲雄 エッ!? 肝に……?
AKI いいから、いいから。ハイ、続いて、今週の「第2位」!
《アンケート》
あなたが「セカンド」だったとき、「ファースト」だった女性は?
第2位 カレの妻 ………40人
AKI ああ、これはナットクですね。どんなに「ファースト」になりたくても、相手には妻もある、家庭もある。男は、そうそう簡単に「家庭を壊す」という選択はできない生きもの。そういう男だからこそ、好きになったんだしね……。
哲雄 もしもし。なんか、ずいぶん思い入れたっぷりのコメントですが、何か……?
AKI い、いや。別に、他意はございません。でも、哲ジイ、もし、これが「後出し」だったりしたら、ひどいですよね。
哲雄 ウム……。しかも、それを意図的に隠していたとなったら、ほとんど犯罪に近いよね。でもね、不思議なことにこのケースでは、女性が「セカンドでよかった」と割り切っているケースも、少なくないんだ。
AKI エーッ、それ、ちょっと……どういうことよ?
哲雄 な、何ですか、そのクレーマーみたいな言い方は?
AKI だって、フツー、思わないでしょ、「2番でよかった」なんて?
哲雄 ところがね、このケースだと、「ファースト」になるってことは、妻として炊事や洗濯や掃除もきちんとやるってことでしょ? 「セカンド」だったら、それはなし。極端な話、SEXと食事だけ楽しんでればいいんだから、「こっちのほうがラクじゃ~ん」と思う女がいたって、不思議じゃない。
AKI そうかぁ……。おいしいとこ取りの「セカンド」ってわけですね。
哲雄 言い方によっては、いちばんラクな「セカンド」かもしれないね。ただ、将来の展望はまったく開けないけどね。もっとも、「こっちがラク」なんて言ってる人は、そんな将来のことなんて、気にしてないのかもしれないなぁ。
AKI たぶん、考えたこともないと思います。じゃ、次、いきましょうか。続いて、今週の「第3位」!
《アンケート》
あなたが「セカンド」だったとき、「ファースト」だった女性は?
第3位 過去の恋人 ………22人
AKI ワッ、リアルじゃないんだ!?
哲雄 まだ、くすぶってる状態なら、リアルだけど、そうじゃないケースのほうが多いだろうね。その人にとってのいちばん大きな、いちばん強烈だった恋愛は、すでに過去のものになっていて、しかし、その男なり女なりにとっては、終わってしまったその恋の相手こそが、永遠の「ファースト」だったりする――っていうケース。
AKI まぁ、なんてロマンチックな……って言いたいところだけど、「セカンド」としては困っちゃいますよね。だって、ライバルは「亡霊」なんだもの。「過去」とは闘いようがないじゃないですか。
哲雄 闘わなきゃいいんです。いくらガンバったって、カレの中に書き込まれたメモリーまでは消せないでしょ? それよりも、リスペクトしてあげなさい、と私は言いたい。
AKI たとえば、それがカレの初恋の相手とか、初エッチの相手とかだとしても、それを「忘れろ! 消えろ!」じゃなくて、「フーン、ステキな恋だったのね」と、微笑みながら見守ってあげられるような、そんな「セカンド」でいろ――と。そういうことですね?
哲雄 オーッ、さすがわがパートナー。よくおわかりで……。ま、そういうスタンスをとっていられれば、その人は、カレや彼女の「事実上のファースト」の位置を確保できるでありましょう。
AKI ということで、では、次、いきましょうか?
哲雄 実は、第4位が、ちょっと問題なんだけど、長くなってしまうので、第4位~第6位については、次回ということにしましょうか。
AKI ウーン、その第4位、気になるなぁ。では、みなさん、次回をお楽しみに。
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AKI では、発表していただきましょう。今週の「第1位」は?

あなたが「セカンド」だったとき、「ファースト」だった女性は?
第1位 本命または婚約者 ………46人
AKI これは、ま、当たり前っちゃ、あたり前の結果ですね。
哲雄 ですね。このケースでいちばんタチがわるいのは、「実は、ファーストがいた」が、後から発覚するケース。でも、多いんだよね。むしろ、このケースの大半は、「後出しファースト」だと言ってもいいくらい。
AKI 「後出しファースト」? つまり、男は、「彼女あり」を隠して、彼女とつき合ったってことですか? ズルッ!
哲雄 このケースだと、自分では「セカンド」のつもりでも、実は「ただのセフレ」ってことが珍しくない。ま、私としては、この「後出し」がわかった時点で、「セカンド」であることもお止めなさい――と言いたいんだけど、中には、自信家の女性もいて……。
AKI わかった! 逆転できる――と信じて、ガンバっちゃうんですね?
哲雄 ウン。で、そういう自信家の女性の中には、「ファースト」がいることを知りながらアプローチをかけて、「よし、ひっくり返してやる」とファイトむき出しに挑みかかるツワモノもいるんだよね。
AKI もしかして、哲ジイもそのタイプだったりして……。
哲雄 違うでしょ。繰り返し、繰り返し、申し上げたではありませんか。そういう場合、私はただ、相手の幸せを祈るだけだと。「セカンド」は決して「ファースト」になろうと思ってはいけない――と。その覚悟を持ち続けられるんだったら、このケースでも、「セカンド」を続ければいいんです。
AKI ハイ、肝に銘じます。
哲雄 エッ!? 肝に……?
AKI いいから、いいから。ハイ、続いて、今週の「第2位」!

あなたが「セカンド」だったとき、「ファースト」だった女性は?
第2位 カレの妻 ………40人
AKI ああ、これはナットクですね。どんなに「ファースト」になりたくても、相手には妻もある、家庭もある。男は、そうそう簡単に「家庭を壊す」という選択はできない生きもの。そういう男だからこそ、好きになったんだしね……。
哲雄 もしもし。なんか、ずいぶん思い入れたっぷりのコメントですが、何か……?
AKI い、いや。別に、他意はございません。でも、哲ジイ、もし、これが「後出し」だったりしたら、ひどいですよね。
哲雄 ウム……。しかも、それを意図的に隠していたとなったら、ほとんど犯罪に近いよね。でもね、不思議なことにこのケースでは、女性が「セカンドでよかった」と割り切っているケースも、少なくないんだ。
AKI エーッ、それ、ちょっと……どういうことよ?
哲雄 な、何ですか、そのクレーマーみたいな言い方は?
AKI だって、フツー、思わないでしょ、「2番でよかった」なんて?
哲雄 ところがね、このケースだと、「ファースト」になるってことは、妻として炊事や洗濯や掃除もきちんとやるってことでしょ? 「セカンド」だったら、それはなし。極端な話、SEXと食事だけ楽しんでればいいんだから、「こっちのほうがラクじゃ~ん」と思う女がいたって、不思議じゃない。
AKI そうかぁ……。おいしいとこ取りの「セカンド」ってわけですね。
哲雄 言い方によっては、いちばんラクな「セカンド」かもしれないね。ただ、将来の展望はまったく開けないけどね。もっとも、「こっちがラク」なんて言ってる人は、そんな将来のことなんて、気にしてないのかもしれないなぁ。
AKI たぶん、考えたこともないと思います。じゃ、次、いきましょうか。続いて、今週の「第3位」!

あなたが「セカンド」だったとき、「ファースト」だった女性は?
第3位 過去の恋人 ………22人
AKI ワッ、リアルじゃないんだ!?
哲雄 まだ、くすぶってる状態なら、リアルだけど、そうじゃないケースのほうが多いだろうね。その人にとってのいちばん大きな、いちばん強烈だった恋愛は、すでに過去のものになっていて、しかし、その男なり女なりにとっては、終わってしまったその恋の相手こそが、永遠の「ファースト」だったりする――っていうケース。
AKI まぁ、なんてロマンチックな……って言いたいところだけど、「セカンド」としては困っちゃいますよね。だって、ライバルは「亡霊」なんだもの。「過去」とは闘いようがないじゃないですか。
哲雄 闘わなきゃいいんです。いくらガンバったって、カレの中に書き込まれたメモリーまでは消せないでしょ? それよりも、リスペクトしてあげなさい、と私は言いたい。
AKI たとえば、それがカレの初恋の相手とか、初エッチの相手とかだとしても、それを「忘れろ! 消えろ!」じゃなくて、「フーン、ステキな恋だったのね」と、微笑みながら見守ってあげられるような、そんな「セカンド」でいろ――と。そういうことですね?
哲雄 オーッ、さすがわがパートナー。よくおわかりで……。ま、そういうスタンスをとっていられれば、その人は、カレや彼女の「事実上のファースト」の位置を確保できるでありましょう。
AKI ということで、では、次、いきましょうか?
哲雄 実は、第4位が、ちょっと問題なんだけど、長くなってしまうので、第4位~第6位については、次回ということにしましょうか。
AKI ウーン、その第4位、気になるなぁ。では、みなさん、次回をお楽しみに。

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