第137夜☆結婚は、「2番目に好きな人」としたほうがいい?
第137夜
毎回、同じ失敗を繰り返してしまうという人に、「つなぎの恋」を提案した前回のトーク。今回は、その「つなぎの恋」のためにも、「セカンド」をキープすることが大事、という話です。実は、結婚の相手も、ほんとは「2番目に好きな人」とのほうがうまくいく……なんて話も飛び出して、話は思わぬ方向に――。
【今回のキーワード】 セカンド 男友だち 女友だち アジェンダ
【リンク・キーワード】 エロ コミュニケーション オーガズム 恋愛小説 不倫
AKI 前回は、「つなぎの恋」をしましょう――って話でしたけど、ホント、こうして改めて見ると、哲ジイって、つくづく「つなぎ」向きの男ですよねェ。
哲雄 別に、改めていただかなくてけっこう。どうせ、私は「セカンド・キング」なんですから。
AKI エッ、エッ!? な、何ですか、その「セカンド・キング」って?
哲雄 つ、つまり、そのォ……「2番目の男」ということです。
ベスト・セカンド賞 長住哲雄殿
貴殿は、「2番目の男」として、頭書の成績を収められましたので、
ここに「キング」の称号を贈り、永久に「1番目」にならないよう
祈念するものであります。
××××年 全国「つなぎの恋」推進婦人連盟
貴殿は、「2番目の男」として、頭書の成績を収められましたので、
ここに「キング」の称号を贈り、永久に「1番目」にならないよう
祈念するものであります。
××××年 全国「つなぎの恋」推進婦人連盟
ご覧のとおり、表彰状までいただいちゃいました(←これ、ほんとにもらったんです。某・忘年会の余興で

AKI あのね、バカ言ってる場合じゃないでしょう? 哲ジイって、それでいいんですか? ずっと「セカンド」でいいんですか?
哲雄 「セカンド」は偉大なり! 青年よ、堂々たる「セカンド」であれ!
AKI みなさん、この男、少し壊れかかってます。
哲雄 ていうかね、これは私の持論なんだよ。
恋をするなら、1番目。
結婚するなら、2番目がいい。
これ、男にも、女にも、共通の法則であ~る。
AKI つ、つまり、あれですか? 結婚するなら「2番目に好き」ぐらいの男とか女がちょうどいい――と。そういうことですか?
哲雄 そうです。だいいち、考えてごらんなさいよ。結婚したら、日々、しょうもないことと向き合わなくちゃならないんだよ。トイレット・ペーパーは、ダブルがいいか、シングルでいいか――てな「アジェンダ」を、毎日のように突き合わせなくちゃならないんだよ。「イヤよ、シングルだと、オ×××を拭くときに、紙がくっついちゃうもの」なんて話を、恋焦がれた「1番目の女」とできますか? 私の繊細な神経は、とても、そんな修羅場には耐えられない。
AKI シュ……シュラバ? それがシュラバだと、結婚生活なんて、修羅場だらけじゃございませんこと、哲ジイ?
哲雄 でしょ? だから、結婚するなら「2番目」がちょうどいい、と申し上げてるんです。「2番目」とだったら、どんな下世話な話でもフランクに話せるし、それにですよ、「おまえ、きょうの午後1時から3時30分の間、どこで、だれと、何をしてた」なんてことに、神経をとがらせなくてもすむ。平和に暮らせるでしょ、そのほうが。
AKI ま、平和っちゃ、平和かもしれないけど……。その代わり、ときめきはなくなりますよね。
哲雄 あつかましい。キミは何かい? 結婚生活に「ときめき」を求めよう――と、そんな図々しい「アジェンダ」をお持ちなんですか?
AKI 私も、17、18の小娘ではありませんから、夢と現実を一緒に煮込んで鍋にしようなどとは思いませんけど……。あ、でもさ、哲ジイは「セカンド・キング」の称号を与えられたんでしょ? だったら、結婚にはチョー向く男だったんじゃないですか? なのに、どうして?
哲雄 そう、そう。そこが男のつれェところよ。あのね、「セカンド」と「2番目に好きな人」てェのは、似てるようで、必ずしもイコールじゃないんでございますよ、お嬢さん。
AKI いきなり、「お嬢さん」にしてくれなくてもいいから。それで、いってェ、どこが違うってんです、頭。
哲雄 この際だから、おめェさんにだけは、くっちゃべっておくけどよ、「セカンド」は必ずしも「2番目に好きな人」でなくてもいい。3番目でも、4番目でも、いや、ときによっちゃ、ただの「いい人」でもいいんだ。ただ、女をして、あるいは男をして、「あなたみたいな人と一緒にればよかったんだ(わ)」と言わしめる何か……を持っている。これが「セカンド」の条件なんでござんすよ。
AKI あちきは、その「何か」を知りたいでありんす。
哲雄 よーがす。この世に生を受けて、はや50年余。この老いぼれが、身をもって体得した「セカンド男・セカンド女☆心得の定」てェやつを聞かせておくから、お嬢、てめェ、幸せになりやがれよ。
AKI おとっつぁ~ん、ウルウル……。
セカンド男・セカンド女☆心得の定
ひとつ。 ひたすらに、相手の願望が実現することを願うべし。自らの願望を相手に課してはなりませぬ。
ふたつ。 ふたりで話すときは、ただ聞き役に徹すべし。尋ねられれば、適切なアドバイスをするも、けっして説教してはなりませぬ。
みっつ。 醜いわるあがき=「自分が1番になりたい」は、おくびにも出してはなりませぬ。「辛い」「苦しい」「悲しい」も、相手に見せてはなりませぬ。
よっつ。 夜のお相手は、相手が懐に飛び込んできたときにだけいたすべし。けっして自分からは求めず、記録はそのつど、削除すべし。←「こないだはしたのに…」だの「あれは遊びだったの?」だのといった、ゲスな言葉を吐くのはもってのほか。
いつつ。 いつも笑顔でニッコリと。「いらっしゃ~い」と懐を広げて見せること。自分から「いくわよ~」とやってはなりませぬ。
むっつ。 ムリを言ってはなりませぬ。ムリにいたしてもなりませぬ。「会いたい」「したい」は禁句と心得るべし。
ななつ。 泣いて別れるそのときさえも、「よかったな(ね)。幸せになれよ(なってね)」と、顔で笑える人であれ!
哲雄 ま、こんなところでござんしょうかね。「セカンド」は「セカンド」。けっして「ファースト」になろうとはしない――ってのが、暗黙のルールってことですね。
AKI 哲ジイの「つなぎの恋」っていうのは、「セカンドとの恋」と言ってもいいんでしょうか?
哲雄 それがベストかな。だからね、個人的には、おすすめしたいんだよね。「セカンド」をキープしておきなさい、ってね。そのためにわざわざ作るというのじゃなくてさ。
AKI たとえば、女にとっての「男友だち」、男にとっての「女友だち」っていうのも、その候補になります?
哲雄 ンー、それは、人によりけり。だって、「男友だち」「女友だち」って、完全に男・女の意識を捨てたところで成り立ってる場合もあるでしょ? それじゃ、「つなぎ」にはなれないよね。「わたしたち、一歩、間違えば…」っていう、その危うさがあって、その上で、その一歩を踏み出さない、踏み出さないようにしている――というのが、「セカンド」の「セカンド」たるゆえんだと思うんだよね。
AKI 哲ジイは、その「セカンド」としては一級品である、と認定されたわけですね。周りの女たちから?
哲雄 もう、止めた。
AKI エッ!? エーッ!! 止めちゃうの?
哲雄 バカバカしい! やってられますか!
AKI そんな変節、あり?
哲雄 こっちだって、好きで「セカンド」やってたわけじゃないんだ。ふざけんじゃねェ。オイ、AKI、やらせろ!
AKI あ~れェ~。殿、ご乱心ですよォ~!
哲雄 次回は、セカンドとのつき合い方について、お届けする予定です。オイ、こら、私をファーストにしなさい。
AKI 降格! 降格! 本日より「サード」を命ず。
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これ、男にも、女にも、共通の法則であ~る。
AKI つ、つまり、あれですか? 結婚するなら「2番目に好き」ぐらいの男とか女がちょうどいい――と。そういうことですか?
哲雄 そうです。だいいち、考えてごらんなさいよ。結婚したら、日々、しょうもないことと向き合わなくちゃならないんだよ。トイレット・ペーパーは、ダブルがいいか、シングルでいいか――てな「アジェンダ」を、毎日のように突き合わせなくちゃならないんだよ。「イヤよ、シングルだと、オ×××を拭くときに、紙がくっついちゃうもの」なんて話を、恋焦がれた「1番目の女」とできますか? 私の繊細な神経は、とても、そんな修羅場には耐えられない。
AKI シュ……シュラバ? それがシュラバだと、結婚生活なんて、修羅場だらけじゃございませんこと、哲ジイ?
哲雄 でしょ? だから、結婚するなら「2番目」がちょうどいい、と申し上げてるんです。「2番目」とだったら、どんな下世話な話でもフランクに話せるし、それにですよ、「おまえ、きょうの午後1時から3時30分の間、どこで、だれと、何をしてた」なんてことに、神経をとがらせなくてもすむ。平和に暮らせるでしょ、そのほうが。
AKI ま、平和っちゃ、平和かもしれないけど……。その代わり、ときめきはなくなりますよね。
哲雄 あつかましい。キミは何かい? 結婚生活に「ときめき」を求めよう――と、そんな図々しい「アジェンダ」をお持ちなんですか?
AKI 私も、17、18の小娘ではありませんから、夢と現実を一緒に煮込んで鍋にしようなどとは思いませんけど……。あ、でもさ、哲ジイは「セカンド・キング」の称号を与えられたんでしょ? だったら、結婚にはチョー向く男だったんじゃないですか? なのに、どうして?
哲雄 そう、そう。そこが男のつれェところよ。あのね、「セカンド」と「2番目に好きな人」てェのは、似てるようで、必ずしもイコールじゃないんでございますよ、お嬢さん。
AKI いきなり、「お嬢さん」にしてくれなくてもいいから。それで、いってェ、どこが違うってんです、頭。
哲雄 この際だから、おめェさんにだけは、くっちゃべっておくけどよ、「セカンド」は必ずしも「2番目に好きな人」でなくてもいい。3番目でも、4番目でも、いや、ときによっちゃ、ただの「いい人」でもいいんだ。ただ、女をして、あるいは男をして、「あなたみたいな人と一緒にればよかったんだ(わ)」と言わしめる何か……を持っている。これが「セカンド」の条件なんでござんすよ。
AKI あちきは、その「何か」を知りたいでありんす。
哲雄 よーがす。この世に生を受けて、はや50年余。この老いぼれが、身をもって体得した「セカンド男・セカンド女☆心得の定」てェやつを聞かせておくから、お嬢、てめェ、幸せになりやがれよ。
AKI おとっつぁ~ん、ウルウル……。

ひとつ。 ひたすらに、相手の願望が実現することを願うべし。自らの願望を相手に課してはなりませぬ。
ふたつ。 ふたりで話すときは、ただ聞き役に徹すべし。尋ねられれば、適切なアドバイスをするも、けっして説教してはなりませぬ。
みっつ。 醜いわるあがき=「自分が1番になりたい」は、おくびにも出してはなりませぬ。「辛い」「苦しい」「悲しい」も、相手に見せてはなりませぬ。
よっつ。 夜のお相手は、相手が懐に飛び込んできたときにだけいたすべし。けっして自分からは求めず、記録はそのつど、削除すべし。←「こないだはしたのに…」だの「あれは遊びだったの?」だのといった、ゲスな言葉を吐くのはもってのほか。
いつつ。 いつも笑顔でニッコリと。「いらっしゃ~い」と懐を広げて見せること。自分から「いくわよ~」とやってはなりませぬ。
むっつ。 ムリを言ってはなりませぬ。ムリにいたしてもなりませぬ。「会いたい」「したい」は禁句と心得るべし。
ななつ。 泣いて別れるそのときさえも、「よかったな(ね)。幸せになれよ(なってね)」と、顔で笑える人であれ!
哲雄 ま、こんなところでござんしょうかね。「セカンド」は「セカンド」。けっして「ファースト」になろうとはしない――ってのが、暗黙のルールってことですね。
AKI 哲ジイの「つなぎの恋」っていうのは、「セカンドとの恋」と言ってもいいんでしょうか?
哲雄 それがベストかな。だからね、個人的には、おすすめしたいんだよね。「セカンド」をキープしておきなさい、ってね。そのためにわざわざ作るというのじゃなくてさ。
AKI たとえば、女にとっての「男友だち」、男にとっての「女友だち」っていうのも、その候補になります?
哲雄 ンー、それは、人によりけり。だって、「男友だち」「女友だち」って、完全に男・女の意識を捨てたところで成り立ってる場合もあるでしょ? それじゃ、「つなぎ」にはなれないよね。「わたしたち、一歩、間違えば…」っていう、その危うさがあって、その上で、その一歩を踏み出さない、踏み出さないようにしている――というのが、「セカンド」の「セカンド」たるゆえんだと思うんだよね。
AKI 哲ジイは、その「セカンド」としては一級品である、と認定されたわけですね。周りの女たちから?
哲雄 もう、止めた。
AKI エッ!? エーッ!! 止めちゃうの?
哲雄 バカバカしい! やってられますか!
AKI そんな変節、あり?
哲雄 こっちだって、好きで「セカンド」やってたわけじゃないんだ。ふざけんじゃねェ。オイ、AKI、やらせろ!
AKI あ~れェ~。殿、ご乱心ですよォ~!
哲雄 次回は、セカンドとのつき合い方について、お届けする予定です。オイ、こら、私をファーストにしなさい。
AKI 降格! 降格! 本日より「サード」を命ず。

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