「女子力」で女を落とす男たち

「男らしさ」で女を口説くなんてのは、もう、
時代遅れなのかもしれません。いまじゃ、
できる男たちは、「女子力」を使って、
彼女の懐へ飛び込むらしいのです――。
M は「男からのモテ技」、 W は「女からのモテ技」、 N は「男女共通」。
汗の匂い、盛り上がった筋肉、乱暴だけど力強い言葉。
長い間、男らしさの象徴とされてきたモロモロが、近頃、一向に売れません。
それより、むしろ、「草食系」と言うんですか?
ヒョロッとして、物腰がやわらかで、あんまり自分を主張しなくて、闘争することを嫌って、パスタとかサラダばっかり食ってるような、そんな手合いがモテまくってるようでございます。
今回は、そんな野郎たちの化けの皮をはいでごらんにいれようと、まぁ、そんなわけでしてね、ちょっとばかし、おつき合いのほどを。
あ、申し遅れましたが、わたくし、このブログの管理人でシランケンという雑食系のオヤジでございます。
実は、わたくしの周辺にも、このテの男がいるんでございますよ、ウジャウジャと。
そいつらのやることてェのが、ま、同じ男として気色がわるいというか……。
電車に乗ってる間に、何やら一生懸命読んでるので、「何を?」とのぞいてみたら、これがあきれちまうじゃありませんか。なんと、レディス・コミックですよ、あーた。
趣味なんかないの?――と訊きますとね、ガーデニングでしょ、料理でしょ、それになんと、編み物なんてのもいましてね。
といってですよ、そいつら、女てェものに興味がないのかてェと、そうでもないんでございますよ、これが。
ないどころか、アリアリの大アリ食い!
しかも、そいつらが女の子に接近する手口てェのが、妙にムカつくというか、悔しいけど「ホォ」と感心させられたりして、それがまた、腹が立つわけですよ、オヤジとしては。
女の子同士のように女と話す能力。こいつはできる!
やつらは、「ねェ、○○ちゃん、今度、一杯飲みに行こうか?」なんてアプローチは、決してしません。「ねェ、ホテルにスイートとったからさぁ」なんてことも言いません。
こないだのことです。聞くとはなしに聞き耳を立てておりますとね(聞いてるじゃないか)、「あれ、面白いよね」「そう、面白いの」と、しきりにうなずき合っているわけですよ、そのキリン男とマロンちゃんが。あ、マロンちゃんてのは、行きつけのカフェのおネェちゃんなんですがね。
で、どうやら、話してる内容てェのが、なんとかいう、レディス・コミックのことらしい。
わたし、そこだけ読んでないの。あれ、何巻目?
19巻かな。それだったら、ボク、持ってるよ。
ワ、読みた~い。
じゃ、今度、貸してあげるよ。
こうして、まんまと、そのキリン男は、マロンちゃんとのデートの約束を取り付けちまった。
ハハァ……この手か――と、不肖・シランケン、激しく納得したのでした。
長い間、男らしさの象徴とされてきたモロモロが、近頃、一向に売れません。
それより、むしろ、「草食系」と言うんですか?
ヒョロッとして、物腰がやわらかで、あんまり自分を主張しなくて、闘争することを嫌って、パスタとかサラダばっかり食ってるような、そんな手合いがモテまくってるようでございます。
今回は、そんな野郎たちの化けの皮をはいでごらんにいれようと、まぁ、そんなわけでしてね、ちょっとばかし、おつき合いのほどを。
あ、申し遅れましたが、わたくし、このブログの管理人でシランケンという雑食系のオヤジでございます。
実は、わたくしの周辺にも、このテの男がいるんでございますよ、ウジャウジャと。
そいつらのやることてェのが、ま、同じ男として気色がわるいというか……。
電車に乗ってる間に、何やら一生懸命読んでるので、「何を?」とのぞいてみたら、これがあきれちまうじゃありませんか。なんと、レディス・コミックですよ、あーた。
趣味なんかないの?――と訊きますとね、ガーデニングでしょ、料理でしょ、それになんと、編み物なんてのもいましてね。
といってですよ、そいつら、女てェものに興味がないのかてェと、そうでもないんでございますよ、これが。
ないどころか、アリアリの大アリ食い!
しかも、そいつらが女の子に接近する手口てェのが、妙にムカつくというか、悔しいけど「ホォ」と感心させられたりして、それがまた、腹が立つわけですよ、オヤジとしては。

やつらは、「ねェ、○○ちゃん、今度、一杯飲みに行こうか?」なんてアプローチは、決してしません。「ねェ、ホテルにスイートとったからさぁ」なんてことも言いません。
こないだのことです。聞くとはなしに聞き耳を立てておりますとね(聞いてるじゃないか)、「あれ、面白いよね」「そう、面白いの」と、しきりにうなずき合っているわけですよ、そのキリン男とマロンちゃんが。あ、マロンちゃんてのは、行きつけのカフェのおネェちゃんなんですがね。
で、どうやら、話してる内容てェのが、なんとかいう、レディス・コミックのことらしい。




こうして、まんまと、そのキリン男は、マロンちゃんとのデートの約束を取り付けちまった。
ハハァ……この手か――と、不肖・シランケン、激しく納得したのでした。
そう言えば、昔、オフィスで机を並べていた同僚の中にも、このタイプはいました。
やたら、女の子のファッションに詳しくて、目当ての女の子がニュー・アイテムを身に付けてくるたびに、「ね、それ、○○のニュー・バージョンでしょ? いいよねェ、それ」と、IKKOみたいな口調で彼女の懐に飛び込んでしまうヤツ。
われわれが牛丼とトンコツの話に夢中になっているときに、ひとり、「ボクはパスタ」だの「パンナコッタ(ナンノコッタ?)」だのと涼しい顔で言い出して、女の子たちをごっそりかっさらって行ったヤツ。
その手口は、すべて共通!
そうです、やつらが女の子のハートに接近するのに用いたもの、
それは、なんと「女子力」であった!
わたくし、シランケンが得た結論は、これでした。
つまり、彼らは、通常、男は身につけてない「女子力」を身に着けることによって、彼女たちに「同類」と思わせ、その《禁域》にやすやすと侵入を果たしたわけであります。
ウヌヌ……卑怯なり!
やたら、女の子のファッションに詳しくて、目当ての女の子がニュー・アイテムを身に付けてくるたびに、「ね、それ、○○のニュー・バージョンでしょ? いいよねェ、それ」と、IKKOみたいな口調で彼女の懐に飛び込んでしまうヤツ。
われわれが牛丼とトンコツの話に夢中になっているときに、ひとり、「ボクはパスタ」だの「パンナコッタ(ナンノコッタ?)」だのと涼しい顔で言い出して、女の子たちをごっそりかっさらって行ったヤツ。
その手口は、すべて共通!
そうです、やつらが女の子のハートに接近するのに用いたもの、
それは、なんと「女子力」であった!
わたくし、シランケンが得た結論は、これでした。
つまり、彼らは、通常、男は身につけてない「女子力」を身に着けることによって、彼女たちに「同類」と思わせ、その《禁域》にやすやすと侵入を果たしたわけであります。
ウヌヌ……卑怯なり!

ところで、ここまで話を進めたところで、「女子力? なんじゃ、それ?」と思われた御仁も少なくなかろう、と思われます。
わたくし、八方、手を尽くして調べてみました。
ところが、ないんですね、「これ」と言える統一的解釈が……。
スポーツで活躍する女子が目立つことからきた
「女子の筋力向上」を指す言葉? ×
職場で男性社員をアゴでこき使う女性管理職のパワー? ×
あれの最中に男性を締め付けるナニの力のこと? ×
(←それは「マン・パワー」と言います)
「女子の筋力向上」を指す言葉? ×
職場で男性社員をアゴでこき使う女性管理職のパワー? ×
あれの最中に男性を締め付けるナニの力のこと? ×
(←それは「マン・パワー」と言います)
なんとなく、みなさんのおっしゃってることを最大公約数的にまとめると、こんなところかな……と思えるあたりをまとめると――
男性に「魅力ある女性」と思わせることのできる、
女性の身だしなみ、ふるまいに関する総合的能力
ま、こんなところではないかと思います。
少しうがった見方で、こんなのもありました。
一般的に、こういう女性が男性から評価されるであろう――と
女性が判断する「女性らしさ」の指数
なるほど、こっちのほうが当たってるかもしれません。
元々は、女性雑誌の「ファッション・美容」用語として使われたのが最初ですから、「女が考える魅力的な女」というセンは、捨てがたいかもしれません。
その「女子力」を、女を攻略するための武器として使おう――てェ話ですから、話してる本人が、ワケわからなくなってます。

ようがす。
手っ取り早く言っちまいましょう。要するに、この話は、
女装して女湯にもぐり込め!
みたいな話です。
女装していれば、警戒されずに女湯に侵入するところまではできます。
脱いでしまえば、いずれはバレるわけですが、バレたときには後の祭り。彼女はしっかり、あなたの腕の中――と、まぁ、こんな寸法じゃなかろうか、と思うわけです。
女装の代わりに、きゃつらは、レディコミに精通し、花を愛で、スイーツを好きになり、料理・裁縫に興味を示し、彼女たちの警戒心を解いてしまうわけです。
ネラう本丸は、「女湯」ならぬ彼女の部屋、または自分の部屋。
彼女が、「この人なら安心」と思って部屋に招じ入れ、打ち解けたところを見計らって、ズブリと蜂のひと刺し。
この手でまんまと彼女を攻略した――という男たちが、私の周辺だけでも、3、4人はいました。
ただし、ウソはいけませんゾ、みなさん。
私の先輩の中には、「オレ、もうタマ取っちゃったから」とウソついて女を安心させ、モノにしてしまったニセ宦官がいましたが、こういうのだけは、人間として許せません。
フェアにやるなら、「女子力」作戦も、なかなかにあなどれない――と、本日は、そんなお粗末な話でございました。おあとがよろしいようで。
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本書は、そんな時代を背景に描いた
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村の代官と神社の宮司が醜い争いを
繰り広げるストーリーです。
女たちの性を権力者が思うように手にしていた
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2022年8月発売 定価:650円 発行/虹BOOKS
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手にするという「初夜権」が存在しました。
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歴史官能フィクション。婚礼を控えた
村の娘・初の「初穂」を巡って、
村の代官と神社の宮司が醜い争いを
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