「ワケあり」な男にも女にも、きっと「救い主」が現れる

「何かワケあり」と人に思わせる男や女は、
ある種の人たちには、モテまくります。
それは、どんな種類の人間か? ひとつは
「救い主」になりたがる人間たちです――。
M は「男からのモテ技」、 W は「女からのモテ技」、 N は「男女共通」。
『聖書』にいわく。
《100匹の羊を飼う羊飼いは、
迷わずついて来る99匹の羊を放ってでも、
迷った1匹を探しに出るであろう》
日曜日の説教を始めよう――というのではありません。
この聖書の言葉は、「健康な人には医者はいらない。いるのは病人である」という、他の箇所の表現と同様、「神の愛」は、悩み、苦しむ人にこそ、手厚く示される――ということを語っているのですが、生臭求道者であるシランケンは、常にこの言葉を胸に抱き、思いきり、拡大解釈させていただいております。
男の愛は、
迷い、悩み、苦しむ女にこそ
手厚く、熱く、降り注がれるであろう。
あ、もちろん、女の愛も、
迷い、悩み、苦しむ男にこそ、
ふんわりとやわらかく開かれるであろう。
です。
「迷える1匹の羊」を、「ワケあり女」とか「ワケあり男」に置き換えると、話はわかりやすいかと思います。
エッ、ちっともわかりやすくない!?
よーがす、ご説明いたしましょう。
「ワケあり女」「ワケあり男」は、お買い得…?
巷では、「ワケあり商品」が人気になっています。
この「ワケあり」は、「多少傷あり」だったり、「形がいびつ」だったり、「消費期限が短い」だったりするわけですが、これをそのまま人間に当てはめると、「離婚歴あり」だったり、「少しブサイク」だったり、「歳がいってる」だったり――ということになりますよね。
しかし、「ワケあり」の「ワケ」は、それだけじゃありません。
こういうのも全部、「ワケ」になってしまうわけです。
「ワケあり商品」が人気になっているのは、「そのぶん、値段が安い」からですが、「ワケあり女」や「ワケあり男」に男や女が愛を振り向けようとするのは、別に、「安い=手軽に落とせる」からというわけではありません。
ある種の人間たちは、そういう「ワケあり」に惹かれてしまう性質を、元々、もっているのです。
では、その「ある種の」とは、どういう人間たちでしょうか?
「わけあり」に惹かれてしまう人間のタイプ
人には2種類いる――と、シランケンは思っています。
ひとつは、「1番を手に入れよう」とする人たち。
もうひとつは、「1番になりたがる」人たちです。
「1番を手に入れたがる人間」は、けっして、「1番」にはなれません。なぜなら、「1番」を手に入れるためには、「1番」に擦り寄らねばならず、その段階で、自分が「1番」ではなくなるからです。
たとえば、「職場で1番」と評判の美人に言い寄る男たちを考えてみましょう。
彼らは、揉み手をしながら彼女に言い寄り、ときにはその足元にひれ伏して、愛を乞い願います。「1番」に群がる男たちは、たいていは、同じ男の目から見て「しょうもない男たち」ばかりなのですが、なぜそうなるかと言うと、自尊心にあふれた男たちには、そういうマネができないからです。
「1番になりたがる男」は、けっして「1番」を手に入れようとは思いません。なぜなら、「1番」の女は、おそらく彼を「1番」にはしておいてくれないだろうし、そんな女の歓心を買うために、自分の「1番」の座を一時的にでも放棄するなんてことさえ、したくないからです。
もう、おわかりですよね。
「ワケあり」に惹かれるのは、
「1番を手に入れたがる人間」ではなく、
「1番になりたがる人間」のほうだ
――と。
しかし、「1番になりたがる人間」のすべてが、「ワケあり」ファンだというわけではありません。
実は、この「1番になりたがる人間」にも、さらに2つのタイプがあるのです。
《100匹の羊を飼う羊飼いは、
迷わずついて来る99匹の羊を放ってでも、
迷った1匹を探しに出るであろう》
日曜日の説教を始めよう――というのではありません。
この聖書の言葉は、「健康な人には医者はいらない。いるのは病人である」という、他の箇所の表現と同様、「神の愛」は、悩み、苦しむ人にこそ、手厚く示される――ということを語っているのですが、生臭求道者であるシランケンは、常にこの言葉を胸に抱き、思いきり、拡大解釈させていただいております。

迷い、悩み、苦しむ女にこそ
手厚く、熱く、降り注がれるであろう。
あ、もちろん、女の愛も、
迷い、悩み、苦しむ男にこそ、
ふんわりとやわらかく開かれるであろう。
です。
「迷える1匹の羊」を、「ワケあり女」とか「ワケあり男」に置き換えると、話はわかりやすいかと思います。
エッ、ちっともわかりやすくない!?
よーがす、ご説明いたしましょう。

巷では、「ワケあり商品」が人気になっています。
この「ワケあり」は、「多少傷あり」だったり、「形がいびつ」だったり、「消費期限が短い」だったりするわけですが、これをそのまま人間に当てはめると、「離婚歴あり」だったり、「少しブサイク」だったり、「歳がいってる」だったり――ということになりますよね。
しかし、「ワケあり」の「ワケ」は、それだけじゃありません。
・辛い恋に苦しんでいる。
・男性不信または女性不信に陥っている。
・つき合っている相手が、どうもよろしくない。
・太っていることを気にしている。
・男性不信または女性不信に陥っている。
・つき合っている相手が、どうもよろしくない。
・太っていることを気にしている。
こういうのも全部、「ワケ」になってしまうわけです。
「ワケあり商品」が人気になっているのは、「そのぶん、値段が安い」からですが、「ワケあり女」や「ワケあり男」に男や女が愛を振り向けようとするのは、別に、「安い=手軽に落とせる」からというわけではありません。
ある種の人間たちは、そういう「ワケあり」に惹かれてしまう性質を、元々、もっているのです。
では、その「ある種の」とは、どういう人間たちでしょうか?

人には2種類いる――と、シランケンは思っています。
ひとつは、「1番を手に入れよう」とする人たち。
もうひとつは、「1番になりたがる」人たちです。
「1番を手に入れたがる人間」は、けっして、「1番」にはなれません。なぜなら、「1番」を手に入れるためには、「1番」に擦り寄らねばならず、その段階で、自分が「1番」ではなくなるからです。
たとえば、「職場で1番」と評判の美人に言い寄る男たちを考えてみましょう。
彼らは、揉み手をしながら彼女に言い寄り、ときにはその足元にひれ伏して、愛を乞い願います。「1番」に群がる男たちは、たいていは、同じ男の目から見て「しょうもない男たち」ばかりなのですが、なぜそうなるかと言うと、自尊心にあふれた男たちには、そういうマネができないからです。
「1番になりたがる男」は、けっして「1番」を手に入れようとは思いません。なぜなら、「1番」の女は、おそらく彼を「1番」にはしておいてくれないだろうし、そんな女の歓心を買うために、自分の「1番」の座を一時的にでも放棄するなんてことさえ、したくないからです。
もう、おわかりですよね。
「ワケあり」に惹かれるのは、
「1番を手に入れたがる人間」ではなく、
「1番になりたがる人間」のほうだ
――と。
しかし、「1番になりたがる人間」のすべてが、「ワケあり」ファンだというわけではありません。
実は、この「1番になりたがる人間」にも、さらに2つのタイプがあるのです。

中国風に言うと、権力者のあり方には、「覇道」と「王道」の2種類があります。
「覇道」は、力ワザで民衆をねじ伏せて従わせる権力者のあり方で、「王道」は、「徳の力」で民衆を敬服させて従わせるあり方ですが、「1番になりたがる人間」にも、この2タイプがいるんですね。男を例にとると、こうです。
「覇道型」は、とにかく、自分の周りに崇拝者を集めたがります。「ヨンさま」でも「海老さま」でも「ホリエモンさま」でもいいのですが、自分を気持ちよく「1番」の座に座らせてくれる「取り巻き」のような女たちを集めて、「ハーレム」を形成したがります。
「ハーレム」は、元々は、戦争未亡人たちを救済する手段として考え出されたシステムですから、その中に「ワケあり女」が含まれることを排除しません。
しかし、排除はしないというだけで、けっして好んで「ワケあり」に惹かれるわけではありません。ヘタすると、「ワケありのおまえを拾ってやったのはオレだ」と恩を着せられ、一生、頭の上がらない関係を強いられるかもしれません。
したがって、シランケンは、「ワケあり」のみなさんに、こういうタイプに拾われることを、おすすめはできません。
では、もうひとつのタイプ、「王道型」の「1番になりたがる人間」だとどうか?
このタイプは、自分の周りにいる人間たちが、みんな幸せであればいい――と願うタイプです。そうであってこそ、自分がそこにいる意味があると考えるタイプなので、そこにひとりでも「ワケあり」がいると、気になって仕方がありません。
「気になる」は、「惹かれる」「興味を持つ」と同義で、きっかけさえあれば、「恋」に発展する感情です。
そうです。この手の人間は、「ワケあり」のニオイに敏感で、そういうニオイを嗅ぎつけると、自分から進んで手を差し伸べ、「救い主」になろうとします。
最初にご紹介した「迷える1匹の羊」が気になって仕方がない羊飼いとは、実は、このタイプだったんですね。

「ワケあり女」や「ワケあり男」が、実は、モテる。
そのモテる相手は、「王道型」の「1番になりたがる人間」である。
こうなると、気になりませんか?
そんな人間がどこにいるの?――と。
これは、シランケンのカンですが、おそらく世の中の人間の4分の1から3分の1は、このタイプではないかと思います。
簡単に見分け方をご紹介しておきましょう。
「救い主」タイプの人間の見分けポイント
・血液型は、OまたはAである。
・長男または長女だが、ひとりっ子ではない。
・過去、級長、学級委員、サークルのリーダー、生徒会役員などを務めたことがある。
・茶系やグリーン系の色や柄を使った服をよく着ている
・聞き上手である。
・身に着ける復職にストライプはあまり使わない。
・ボランティア活動などに興味があるようだ。
・肩幅が意外と広い。
・顔型はどちらと言うと丸い。
・人を「カッコイイ」とホメることは、滅多にない。
・血液型は、OまたはAである。
・長男または長女だが、ひとりっ子ではない。
・過去、級長、学級委員、サークルのリーダー、生徒会役員などを務めたことがある。
・茶系やグリーン系の色や柄を使った服をよく着ている
・聞き上手である。
・身に着ける復職にストライプはあまり使わない。
・ボランティア活動などに興味があるようだ。
・肩幅が意外と広い。
・顔型はどちらと言うと丸い。
・人を「カッコイイ」とホメることは、滅多にない。
上記の項目に5項目以上当てはまる人は、まず、「救い主タイプ」と思って間違いないでしょう。
そういう人間が身近にいたら、「どこか、ワケあり」のニオイを振りまきながら接近する――というのも、ひとつの方法かと思います。
ちなみに、シランケンは、無邪気で、かわいくて、ナイスバディ……なんて女には、まったく興味なし。何か「ワケあり」な感じがする、「ふしあわせな猫」のような女性に、強く心惹かれてしまいます。
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本書は、そんな時代を背景に描いた
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村の代官と神社の宮司が醜い争いを
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