シランケンの不純愛講座

　管理人は、官能小説第２弾を発表しました。
　土地の権力者が婚姻を迎える娘を「味見」する時代。日本にも、西欧にもあった――とされる「初夜権」の時代を背景として描く歴史・官能小説です。
　そんな時代があったの？――と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、欧州にはそれが行われていたことを示す名残や文献が残されているところもあり、日本でも、博物学者の南方熊楠が、その名残と思われる儀式が行われているのを目撃した――と、その著書の中に記したりしています。
　「初夜権」を行使する「権力者」は、土地の政治を牛耳る領主などである場合が多かったようですが、土地によってはその土地の祭祀を司る神官などが、その権利を手にしていた場合もあった――と伝えられており、その両者が「初夜権」を取り合う関係にあった地域もあったと言われています。
　娘を「破瓜」する権利を、「政権」と「神権」が奪い合う醜い構図。本作品は、その醜い構図を題材に描いた歴史フィクション、それがこちらです。

『初夜盗り物語』

８月31日発売
定価:650円

Kindleから電子本として発売。
左の写真をクリックすると、詳細ページを見ることができます。
おかげさまで、好評発売中です。


　土地の代官、野上叉衛門は、江川村の孫右衛門の娘・初が嫁に行くと知らされて、その「初夜」をものにしようと、代官所での奉公に召し出します。
　それを知った出石神社の宮司・宮部武之介は、初の身柄を取り返そうと、一計を案じます。
　結果、起こったことは――。

　権力者が土地の女性の性を自由に取り扱っていた暗黒の時代。よければ、ぜひ、読んでみてください。

　　　筆者の最新・心理エッセイ！　キンドルから発売しました！　　　

あなたは、人の目には「どんなタイプの人間」に
見えているのでしょうか？
実は、知らないのは、あなただけ。
「人の目」は、あなたを、
あなたが期待したようには見てくれません。
それは、あなたが「隠したい自分」を
隠しているから――というのが、
本書を執筆した動機です。
「隠したい自分」の「隠し方」で判断する
12通りの「自分の見え方」。本書でぜひ、
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2022年８月発売　定価：1500円　発行／虹ＢＯＯＫＳ
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