男も女も、あなたが「他の人にすること」を見ている

恋愛という関係では、男も女も、相手が自分に対して
どうふるまうか――だけを見ているわけでは
ありません。周りの人間にどうふるまうかも
見ているのです。そのポイントは――。
M は「男からのモテ技」、 W は「女からのモテ技」、 N は「男女共通のモテ技」です。
ハッキリ、言いましょう。
男にも女にも、2種類のタイプがいます。
たとえば、あなたの職場に、何かの問題で頭を抱えて悩んでいる、あるいはだれかの助けを求めている――そんな人間がいたとしましょう。
心やさしいあなたは、「どうしたんですか?」と声をかけ、「私でよければ、何かお手伝いしましょうか?」と声をかけます。
その様子を、カレが、あるいは彼女が、見ていた。
その反応が、見事に2つに分かれるのです。
ひとつは、
だれにでもかれにでも、ベタベタ声かけんじゃねェよ。ほっとけばいいだろ、あんなの。
と、不機嫌そうな顔で言う男。または、
ちょっといい女だと、すぐ甘い顔して声かけるのね。まったく……。
と、冷たく言い放つ女。
もうひとつは、
おまえっていいとこあるじゃん。見直したよ。
と、ニッコリ微笑んでくれる男。
やさしい人なんだね。そういうところ、好きよ。
と、うっとりしてくれる女。
前者は、相手に自分の「独占的所有物」であることを求める《利己的独裁者》。後者は、相手にとって「最大の理解者であり協力者」であろうと努める《心広きパートナー》。
申し訳ありませんが、シランケンは、前者を人間としては「欠陥品」と思っていますから、ここで、《利己的独裁者》にどうしたら好かれるか――なんて話をする気は、ツメの削りカスほども、ありません。
したがって、以下では、少なくともあなたとの間に、健全なパートナーシップを築きたい――と思っている、そんな相手の心に、あなたのどんな行動が響くか、という視点で話をさせていただこうと思います。
あなたが周囲の人間に見せる態度から、自分の将来を想像
意外に思うかもしれませんが、心ある恋人候補たちは、あなたをその候補として判断するときに、「彼女またはカレが自分に何をしてくれたか?」だけを見ているわけではありません。
周りの男や女、子どもや老人、はては生きものたちに対して、どんな態度で接するかも、それとなく見ているものです。
あなたに対しては、まるで天使や心やさしきシェパードのようにふるまう女または男が、たとえば、街を歩いているときに、ホームレスを見て「チッ」と舌打ちした、とします。
私だったら、その瞬間に、絡みついた彼女の腕をふりほどいてしまいます。
「この女は、いつの日か、私に対しても『チッ』と舌打ちする日が来るに違いない」と想像できるからです。
レストランなどで食事をするときの店の従業員に対する姿勢にも、それは表れます。
たとえば、なごやかに食事を進めていた相手が、いきなり「ちょっと」と、ウェーターを呼びつけて、こんなことを言い出したとします。
ね、コレ、何?
ナスとベーコンのスパゲティでございますが……。
私、フィットチーネにしてって言わなかった?
ハ? 少々、お待ちください。調べて、お取り替え……。
もういいよ。下げて。
すぐにお取り替えいたしますが……。
いまから作り直すんでしょ。もういらないから!
どんなに好きな相手だろうと、私だったら、その場で「この人、パス」と判断します。
別に、店にクレームをつけるのがわるい、なんぞと言ってるわけではありません。相手が客商売の男と見たとたんに、ガラリと変わってしまう態度に、恐怖を感じるからです。
こんなとき、私は、頭の中で、数年後の自分の姿をシミュレートしてしまいます。
コレ、何?
きゅ、給料でございますが……。
給料がなんでこんなに薄くなってるのよ!
そ、それは、当節の不況で、残業も少なくなり……。
もういいわ。あなたなんかと結婚したのが間違いだったわ。
なんてことになりかねないなぁ……と想像して、身の毛がよだつわけです。
恋人たちは、あなたのこんなところを見ている
いささか極端な例を挙げましたが、男であろうと女であろうと、恋人候補の相手が他の人間に示す態度や行動を見て、「明日はわが身」と思い知るわけで、したがって、あなたが他の人間や生きものに対して見せる態度はとても重要――という話をさせていただいているわけです。
特に、注目するポイントを挙げてみますから、ぜひぜひ、参考にしてください。
男にも女にも、2種類のタイプがいます。
たとえば、あなたの職場に、何かの問題で頭を抱えて悩んでいる、あるいはだれかの助けを求めている――そんな人間がいたとしましょう。
心やさしいあなたは、「どうしたんですか?」と声をかけ、「私でよければ、何かお手伝いしましょうか?」と声をかけます。
その様子を、カレが、あるいは彼女が、見ていた。
その反応が、見事に2つに分かれるのです。
ひとつは、

と、不機嫌そうな顔で言う男。または、

と、冷たく言い放つ女。
もうひとつは、

と、ニッコリ微笑んでくれる男。

と、うっとりしてくれる女。
前者は、相手に自分の「独占的所有物」であることを求める《利己的独裁者》。後者は、相手にとって「最大の理解者であり協力者」であろうと努める《心広きパートナー》。
申し訳ありませんが、シランケンは、前者を人間としては「欠陥品」と思っていますから、ここで、《利己的独裁者》にどうしたら好かれるか――なんて話をする気は、ツメの削りカスほども、ありません。
したがって、以下では、少なくともあなたとの間に、健全なパートナーシップを築きたい――と思っている、そんな相手の心に、あなたのどんな行動が響くか、という視点で話をさせていただこうと思います。

意外に思うかもしれませんが、心ある恋人候補たちは、あなたをその候補として判断するときに、「彼女またはカレが自分に何をしてくれたか?」だけを見ているわけではありません。
周りの男や女、子どもや老人、はては生きものたちに対して、どんな態度で接するかも、それとなく見ているものです。
あなたに対しては、まるで天使や心やさしきシェパードのようにふるまう女または男が、たとえば、街を歩いているときに、ホームレスを見て「チッ」と舌打ちした、とします。
私だったら、その瞬間に、絡みついた彼女の腕をふりほどいてしまいます。
「この女は、いつの日か、私に対しても『チッ』と舌打ちする日が来るに違いない」と想像できるからです。
レストランなどで食事をするときの店の従業員に対する姿勢にも、それは表れます。
たとえば、なごやかに食事を進めていた相手が、いきなり「ちょっと」と、ウェーターを呼びつけて、こんなことを言い出したとします。







どんなに好きな相手だろうと、私だったら、その場で「この人、パス」と判断します。
別に、店にクレームをつけるのがわるい、なんぞと言ってるわけではありません。相手が客商売の男と見たとたんに、ガラリと変わってしまう態度に、恐怖を感じるからです。
こんなとき、私は、頭の中で、数年後の自分の姿をシミュレートしてしまいます。





なんてことになりかねないなぁ……と想像して、身の毛がよだつわけです。

いささか極端な例を挙げましたが、男であろうと女であろうと、恋人候補の相手が他の人間に示す態度や行動を見て、「明日はわが身」と思い知るわけで、したがって、あなたが他の人間や生きものに対して見せる態度はとても重要――という話をさせていただいているわけです。
特に、注目するポイントを挙げてみますから、ぜひぜひ、参考にしてください。
ポイント1
その人は、「小さな生きもの」に対して慈しみの心を見せるか?
これ、重要です。
たとえば、一緒に街を歩いていて、どこかのコンビニの前などでクサリにつながれた犬を発見! こういうときは、遠慮することはありません(ただし、飼い主にだけは気を遣ってください)。
「ワァ、かわいい!」と駆け寄り、もし近くに飼い主がいたら、「触ってもいいですか?」とお許しを得た上で、頭をなでるなり、顔をなめさせるなどしてあげましょう。
人は、そんなあなたを見て、こう思うはずです。

きっと、このボク(私)だって、大事にしてくれるに違いない。
さらに、その男または女は、こんなことまで想像するはずです。

そこをナメさせてと言っても、喜んでナメさせてくれるに違いない。
これ、ネコでも、イタチでも、インコでも、ハトでも同じです。
逆に、動物虐待を思わせるような行動は、絶対にとらないこと。
たとえ虫一匹でも、地を這うワームを足で踏み潰すとか、バッタをつま先で蹴飛ばすとか、うるさいセミにゴキブリジェットを噴霧する――なんてことは、カレや彼女の前ではおやりにならないほうが、賢明か……と存じます。
ポイント2
その人は、赤ちゃんを見たら、無条件で「かわいい」と言える人か?
これも、重要です。
特に男性は、彼女に自分の子どもを産ませたら、将来、どんな母親になるだろう――と、いつも頭の片隅でシミュレートしています。「彼女、いい母親になりそう」は、男にとって、きわめて重大な判断ポイントだからです。
女性も考えます。もし自分が子どもを産んだら、この人は育児に協力してくれるだろうか、子どもをかわいがってくれるだろうか――と。
デート中とか、あるいは一緒に乗った電車やバスの中などで、赤ちゃん連れのお母さんを見かけたら、「かわいいッ!」と、ウソでもいいからつぶやいてください。
もちろん、知人や友人が自分の子どもを連れてきたら、「私にも抱かせて」と、抱っこしてあげましょう。
間違っても、「まったくかわいくない赤ん坊だ」などとつぶやいてはいけません。というのも、あなたと相手の赤ちゃんが「かわいいベビー」になるという保証は、どこにもないからです。
ポイント3
その人は、弱い立場の人間にも、やさしいか?
先の例にも出てきた、ホームレスに舌打ちする人とか、客商売の男に威張りちらす人とかが、わたし的にはダメ――というのは、「この人は、自分の利益になる人間にしか、人間としての愛情が示せないらしい」と判断するからです。
上司だからていねいに接する、仕事をくれる得意先だから大事にする、いい給料を持って帰るからうまいメシを食わせる。じゃ、もし、この自分が病気になったり、仕事を失ったりしたら――と、つい、考えてしまうけですね、男も、女も。
「こういう人とつき合ったら、将来は、ゴミ扱いだな」と思うと、まともな恋人関係を作ろう、という気にはなれないかもしれません。
反対に、自分には何の利益にもならない相手、お年寄りや障害者にまで、ていねいにやさしく接することのできる人を見ると、男であろうと女であろうと、「この人となら、一生、つき合っていけるかも」と、確信を抱きます。

万が一、自分が義憤に駆られて上司に辞表をたたきつけて帰ってきても、
「ふたりで力を合わせれば何とかなるよ」と励ましてくれるに違いない。
などと、勝手に思い込んでくれるわけです。
ポイント4
この人は、仲間を大事にする人間か?
男にとっても、女にとっても、恋愛は、「キミとボク」だけの閉鎖された関係ではありません。
恋人同士という関係になれば、自分の仕事仲間や古くからの友人たち、趣味や社会活動などの仲間とも、仲よくなってもらわなければなりません。
ということもあるので、たとえば職場で、だれかが大変な仕事を抱えて悪戦苦闘しているとか、上司にこっぴどくやられて落ち込んでいる――なんて姿を見たときに、「手伝おうか?」「元気出しなよ」などと、自然に声をかけてあげられるあなたの姿に、「あいつ、いいやつだなぁ」という評価をくだし、「あんな人なら」と、将来のパートナーとしての関係を夢見るようになるわけです。
以上、4つのポイントを挙げましたが、今回、私が強調したかったのは、
その男や女をゲットしようと思ったら、
その男や女にだけ「いい顔」してもダメ。
男も女も、あなたが「他の人間に対して見せるふるまい」で
あなたの人間的価値を評価している。
その男や女にだけ「いい顔」してもダメ。
男も女も、あなたが「他の人間に対して見せるふるまい」で
あなたの人間的価値を評価している。
ということでした。
みなさん、ガンバって、プレゼンテーションにあいつとめてくださいね。
長くなりましたので、今回は、これにて失礼。
筆者の官能小説! 電子書店から発売中です!
盆になると、男たちがクジで「かか」を交換し合う。
明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
題材に描いた官能フィクションです。
与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
三日間の盆かかを終えて帰って来た妙は、その夜から
様子が変わった。その変化に戸惑う与一は、
ある日、その秘密を知った??。
筆者初の官能作品、どうぞお愉しみください。
2020年9月発売 定価:200円 発行/虹BOOKS
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既刊本もどうぞよろしく 写真をクリックしてください。






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「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
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三日間の盆かかを終えて帰って来た妙は、その夜から
様子が変わった。その変化に戸惑う与一は、
ある日、その秘密を知った??。
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管理人は、常に、フルマークがつくようにと、工夫して記事を作っています。
みなさんのひと押しで、喜んだり、反省したり……の日々です。
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