遅刻した相手にかける言葉でわかる「女の器量」

仕事柄、止むを得ず――などの理由で、
デートに遅刻してしまう。男にも女にもある
ことですが、そんなとき、どんな言葉を発するか
でその人の「器量」がわかると言うのです――。
M は「男からのモテ技」、 W は「女からのモテ技」、 N は「<.strong>男女共通のモテ技」です。
女性のみなさん。
みなさんは、デートに遅れたカレを、どれくらいまでなら待ちますか?
30分ですか? 1時間ですか?
待っている間、何をしてますか?
そして、遅れてきたカレに、何と声をかけますか?
これがものすごく重要な判断材料である――とおっしゃるんですね、わが後輩・ツネ夫クンは。
というのも、このツネ夫クン、遅刻の常習者でもあるからなんですが、本人の名誉のために申し上げておくと、何も、わざと遅刻してるわけじゃない。締切のある仕事ゆえ、どうしても約束の時間に間に合わないこともあるし、突発的にニュースが飛び込んできたりすると、デートをキャンセルしなくちゃならなくなることもある。
不肖・重松にも経験があるのでわかるのですが、なんとも因果なショーバイ。しかし、これが仕事なんだから、仕方ないっちゃ、仕方ない。
そんなとき、遅れた自分を、彼女はどういうふうに待っていてくれるか?
これは、因果なショーバイに従事するすべての男にとって、かなり重要な問題になるわけです。TVドラマだと、刑事の恋人とか妻とかが男の仕事の因果さにどう理解を示すかが、しばしばドラマの伏線になったりしているのですが、それと同じ問題が、ツネ夫クンにも発生するわけです。
ツネ夫クンは、女たちの「遅刻に対する態度」を、こんなふうに分類してみせます。
「常識」を盾に相手の「非」を責める女
まず、ツネ夫クンが、「ああ、この人とはつき合えないな」と感じるパターン。
待っている間じゅう、落ち着きなく周りをキョロキョロして、全身にイライラ感を漂わせ、ツネ夫クンが現れるなり、
何十分待たせれば気がすむのよ!
先に来て待ってるのが常識でしょ!
などと言い出す人。
あ、ついでだから言っとくと――と、ツネ夫クンはおっしゃいます。
よく考えもせずに「常識でしょ」なんて言葉を口にする人間は、男だろうが、女だろうが、「こいつ、バカか」と思うので、完璧にアウト! 口にする前に、「これ、ほんとに常識かなぁ」「どうしてこれが常識になっちゃったんだろう」と考えてみもしない人間って、基本的には、自分の頭で物事を考えたことのない人間だろうと思う――と言うんですが、その点に関しては、重松もまったく同感です。
ま、それを抜きにしても、このタイプはダメ。なぜダメかというと、このタイプの頭の中には、「待たされた自分」の損得という観念しかないからだ――と言うのです。
もし自分が待たされる側だったら、「何分待たせるんだ?」と考える前に、「何かあったんだろうか? 大丈夫かな?」と、相手の身を案じるであろう。それがない、という時点で、「この人、ダメ」になってしまう、というわけです。
もうひとつは、この人、ただイライラして待つということしか知恵がないんだろうか――と、思うからでもある。
「何かやることなかったの?」と、つい、訊いてしまいたくなる、と言うんですね、ツネ夫クンは。
そんな人と結婚したら、亭主の帰宅時間ばかりを気にして、「昨日は○時、その前が○時。そんな時間まで何してるの?」と尋問なんか始めちゃったりする女房になるんだろうな、ちょっとゴメンだな、そういう人は――と、ツネ夫クンは思ってしまうわけです。
心配されすぎても、ちょっと重い
逆に、ちょっと重いなぁ――と感じる人もいるんだそうです。
待てば待つほど、不安感を募らせるタイプで、そういうタイプは、遅刻したツネ夫クンが「ゴメン、ゴメン」と駆けつけると、その不安感がどれほどのものであったかを、切々と訴えてこようとします。
もう、事故でもあったんじゃないかと、心配したんだから……。
もしかしてフラれたのかと思って、泣きそうになってたのよ。
どうして連絡くれなかったの?
そう言われると、「なんてかわいいやつ」と思ったりもするけれど、しかし――と、ツネ夫クンは言うのです。
みなさんは、デートに遅れたカレを、どれくらいまでなら待ちますか?
30分ですか? 1時間ですか?
待っている間、何をしてますか?
そして、遅れてきたカレに、何と声をかけますか?
これがものすごく重要な判断材料である――とおっしゃるんですね、わが後輩・ツネ夫クンは。
というのも、このツネ夫クン、遅刻の常習者でもあるからなんですが、本人の名誉のために申し上げておくと、何も、わざと遅刻してるわけじゃない。締切のある仕事ゆえ、どうしても約束の時間に間に合わないこともあるし、突発的にニュースが飛び込んできたりすると、デートをキャンセルしなくちゃならなくなることもある。
不肖・重松にも経験があるのでわかるのですが、なんとも因果なショーバイ。しかし、これが仕事なんだから、仕方ないっちゃ、仕方ない。
そんなとき、遅れた自分を、彼女はどういうふうに待っていてくれるか?
これは、因果なショーバイに従事するすべての男にとって、かなり重要な問題になるわけです。TVドラマだと、刑事の恋人とか妻とかが男の仕事の因果さにどう理解を示すかが、しばしばドラマの伏線になったりしているのですが、それと同じ問題が、ツネ夫クンにも発生するわけです。
ツネ夫クンは、女たちの「遅刻に対する態度」を、こんなふうに分類してみせます。

まず、ツネ夫クンが、「ああ、この人とはつき合えないな」と感じるパターン。
待っている間じゅう、落ち着きなく周りをキョロキョロして、全身にイライラ感を漂わせ、ツネ夫クンが現れるなり、


などと言い出す人。
あ、ついでだから言っとくと――と、ツネ夫クンはおっしゃいます。
よく考えもせずに「常識でしょ」なんて言葉を口にする人間は、男だろうが、女だろうが、「こいつ、バカか」と思うので、完璧にアウト! 口にする前に、「これ、ほんとに常識かなぁ」「どうしてこれが常識になっちゃったんだろう」と考えてみもしない人間って、基本的には、自分の頭で物事を考えたことのない人間だろうと思う――と言うんですが、その点に関しては、重松もまったく同感です。
ま、それを抜きにしても、このタイプはダメ。なぜダメかというと、このタイプの頭の中には、「待たされた自分」の損得という観念しかないからだ――と言うのです。
もし自分が待たされる側だったら、「何分待たせるんだ?」と考える前に、「何かあったんだろうか? 大丈夫かな?」と、相手の身を案じるであろう。それがない、という時点で、「この人、ダメ」になってしまう、というわけです。
もうひとつは、この人、ただイライラして待つということしか知恵がないんだろうか――と、思うからでもある。
「何かやることなかったの?」と、つい、訊いてしまいたくなる、と言うんですね、ツネ夫クンは。
そんな人と結婚したら、亭主の帰宅時間ばかりを気にして、「昨日は○時、その前が○時。そんな時間まで何してるの?」と尋問なんか始めちゃったりする女房になるんだろうな、ちょっとゴメンだな、そういう人は――と、ツネ夫クンは思ってしまうわけです。

逆に、ちょっと重いなぁ――と感じる人もいるんだそうです。
待てば待つほど、不安感を募らせるタイプで、そういうタイプは、遅刻したツネ夫クンが「ゴメン、ゴメン」と駆けつけると、その不安感がどれほどのものであったかを、切々と訴えてこようとします。



そう言われると、「なんてかわいいやつ」と思ったりもするけれど、しかし――と、ツネ夫クンは言うのです。

そして、ツネ夫クンは、こうも思うそうです。

それもちょっと、気が重いなぁ……というわけで、やっぱりパスなんだそうです。

では、どんな待ち方をされたいか?
実は、ツネ夫クンには、いま、いつプロポーズしようか……と考えている人がいるんだそうですが、ツネ夫クンにそう思わせたのは、彼女が遅れたツネ夫クンを待っていてくれたその『待ち方』だった――と言います。
なんと、そのときのツネ夫クンの遅刻は、45分。ツネ夫クンの遅刻歴の中でも最高記録に近い大遅刻だったのですが、ダッシュして待ち合わせ場所にやって来たツネ夫クンを見たときの、彼女の第一声がこれでした。

「申し訳ない」と手を合わせるツネ夫クンに、彼女はさらに、追い討ちのひと言――。

ニッコリ笑いかけながら、読み始めの位置にはさんだ栞の位置といま読んでいたページとを指ではさんで、その厚みを見せてくれる彼女。
頭のいい人だなぁ――と、わが後輩は、いたく感動したそうです。
けっして遅刻をとがめていないわけでもない。
あなたが遅れたから、本がいっぱい読めた――という言葉の中には、「大遅刻だったわね」という皮肉と同時に、「でも、その時間を、私はこんなに有効に使ったのよ」→「だから、ムダな時間ではなかった」→「あんまり気に病まなくていいわよ」というメッセージが込められているのだと、ツネ夫クンは感じ取りました。
彼女が時間をムダには使わなかったということで、遅刻したツネ夫クンの心は、ちょっぴり救われたりもするわけです。
もしそれが、彼女の気ばたらきが発するメッセージだとしたら、もう完敗。
こういう人とだったら、人生を有意義に過ごせそうだ。
そう感じたツネ夫クンは、いま、真剣に彼女との結婚を考えているんだそうであります。

物事がうまく運ばないときにこそ、その人の知恵の量が現れる
正直言うと、私もこんな彼女、ほしいです。
思うに人生とは、不確定要素の連続です。約束したとおりに事が運ぶというものでもなく、「そうしよう」と決めたことが必ず実現できるというものでもありません。
予期しないことが起こったり、予定が狂ったりしたときに、それをどう受け止めて、どう柔軟に対応できるか?
知恵とは、そんなときのために用意されているものだ――と、私・重松は思っています。そして、できることなら、マイナスに働きそうな事態をプラスに転化させるために、その知恵を活用できる。そういうふうに知恵を働かせることのできる人こそ、ほんとうに「頭のいい人」だと、私は思っています。
わが後輩、ツネ夫クンの彼女が、ちょっぴりうらやましくなったシランケンでありました。
筆者の官能小説! 電子書店から発売中です!
盆になると、男たちがクジで「かか」を交換し合う。
明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
題材に描いた官能フィクションです。
与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
三日間の盆かかを終えて帰って来た妙は、その夜から
様子が変わった。その変化に戸惑う与一は、
ある日、その秘密を知った??。
筆者初の官能作品、どうぞお愉しみください。
2020年9月発売 定価:200円 発行/虹BOOKS
⇒BOOK☆WALKER からお読みになる方は、ここをクリック。
⇒Kindle でお読みになる方は、ここをクリック。
既刊本もどうぞよろしく 写真をクリックしてください。






明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
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与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
三日間の盆かかを終えて帰って来た妙は、その夜から
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ある日、その秘密を知った??。
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管理人は、常に、フルマークがつくようにと、工夫して記事を作っています。
みなさんのひと押しで、喜んだり、反省したり……の日々です。
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