「好き」を伝える目力の使い方

「好き」と口で伝えられなくても、その気持ちを
伝えるツールを私たちは体に備えています。
それが「目」。「あの人とはよく目が合うなぁ」。
そう思わせる目線の使い方には、ちょっとコツが――。
愛が生まれる日本語・殺す日本語 レッスン2-32
あなたの「好き」を相手に伝えるには、何も「愛してる」とか「好きです」と口にしなくてもいい――という話を、前回はしました。
では、どうすればいいか?
口よりも、文字よりも、はるかに雄弁に、あなたの秘めた想いを伝える「ツール」を、私たちは生まれつき、私たちの体に備えています。
それが、「目」です。今回は、その「目力」で、あなたの「好き」を相手に伝える方法を考えてみたいと思います。
「目力」と言うと、相手の顔を穴が開くほど、ジーッと見つめてしまう人もいるかもしれませんが、これはあまりおすすめできません。こういう目線の使い方は「凝視」と言います。
人間は、まだ親しくもない相手からジーッと「凝視」されると、たいていの場合、「不快」を感じてしまいます。中には、「何だよ、何か文句あるのか?」と、突っかかってくる人もいるかもしれません。
なので、いくら想いを伝えたいと思っても、ジーッと見つめるのはNG。
では、どういう目線の送り方なら、いいのか?
ひと言で申し上げると、まずは、「あなたに関心あり」を目に語らせよう――ということです。
「関心あり」は、「目」に語らせよう
最初に、ちょっとだけ質問。
みなさんは、「愛」の反対語は何だと思いますか?
「憎しみ」と答える人も多いかと思いますが、「愛」と「憎しみ」は、実は、同じ種類の感情の「裏・表」。「愛」も、「憎しみ」も、対象に「強い関心」を抱いているという点では、共通しているわけですね。
では、どうすればいいか?
口よりも、文字よりも、はるかに雄弁に、あなたの秘めた想いを伝える「ツール」を、私たちは生まれつき、私たちの体に備えています。
それが、「目」です。今回は、その「目力」で、あなたの「好き」を相手に伝える方法を考えてみたいと思います。
「目力」と言うと、相手の顔を穴が開くほど、ジーッと見つめてしまう人もいるかもしれませんが、これはあまりおすすめできません。こういう目線の使い方は「凝視」と言います。
人間は、まだ親しくもない相手からジーッと「凝視」されると、たいていの場合、「不快」を感じてしまいます。中には、「何だよ、何か文句あるのか?」と、突っかかってくる人もいるかもしれません。
なので、いくら想いを伝えたいと思っても、ジーッと見つめるのはNG。
では、どういう目線の送り方なら、いいのか?
ひと言で申し上げると、まずは、「あなたに関心あり」を目に語らせよう――ということです。

最初に、ちょっとだけ質問。
みなさんは、「愛」の反対語は何だと思いますか?
「憎しみ」と答える人も多いかと思いますが、「愛」と「憎しみ」は、実は、同じ種類の感情の「裏・表」。「愛」も、「憎しみ」も、対象に「強い関心」を抱いているという点では、共通しているわけですね。
正解は、「無関心」です。
対象に対して何の関心も示さない。「嫌い」ではないけど、「好き」でもないから、対象の何かを知ろうともしないし、目を合わせようともしない。もし、あなたがだれかからそういう態度をとられ、その人があなたが関心を抱いている相手であれば、この「無視」はこたえます。
では、なぜ、その人はあなたに無関心な態度をとり続けるのか?
ほんとうに、あなたに何の興味もないのかもしれませんが、単に興味を持つ機会がなかっただけ――の話かもしれません。もし、興味を持つ機会がなかったとしたら、その機会を作らなかったあなたにも、「無関心」の原因の一端があるかもしれません。
人は、自分に何の関心も示さない人間よりも、何らかの関心を示してくる人間に、より興味を抱く――という性質を持っています。相手に関心を持ってもらうためには、まず、あなたから先に、相手への関心を示しておくことが必要。そして、その関心を示すためのもっとも雄弁なツールが、「視線」というわけです。
「ジッ」と見るではなく、「チラ」と見る
「あなたに興味あり」を、どうやって目に語らせるか?
最初に、「凝視」はよろしくない、という話をしました。若者たちの間でよく言われる「ガン見」も、「凝視」の一種と考えていいと思います。
こういう視線を送られると、見られたほうはこんなふうに感じるはずです。
〈1〉自分に何か文句でもあるんだろうか?
〈2〉何か、自分のことを疑っているのだろうか?
〈3〉自分によからぬ「下心」でも持っているんじゃないか?
どれも、受け取ってあまり心地のいいメッセージではありません。いくら相手に関心を示すためとはいえ、いきなりジッと見つめるのは、止めておいほうがいい――と、シランケンは思います。
では、どういう「視線」ならいいのか?
ズバリ言うと、「チラ見」です。
ジーッでもジロジロでもなく、チラッ……と視線を送って、相手と目が合ってしまったら、恥ずかしそうに、あるいはバツがわるそうに、フッ……と目を逸らす。これを繰り返す――という視線の送り方です。
日本には、「秋波」という言葉があります。もともとは、「秋の澄みわたった水の波」を表す言葉ですが、そこから「美人の涼やかな目元」⇒「色目」「流し目」というふうに使われ、「秋波を送る」で、「色目を使って異性の関心を惹こうとする」という意味で使われるようになりました。
「チラ見」の目線は、この「秋波」に近いものと思っていただければいいかと思います。
対象に対して何の関心も示さない。「嫌い」ではないけど、「好き」でもないから、対象の何かを知ろうともしないし、目を合わせようともしない。もし、あなたがだれかからそういう態度をとられ、その人があなたが関心を抱いている相手であれば、この「無視」はこたえます。
では、なぜ、その人はあなたに無関心な態度をとり続けるのか?
ほんとうに、あなたに何の興味もないのかもしれませんが、単に興味を持つ機会がなかっただけ――の話かもしれません。もし、興味を持つ機会がなかったとしたら、その機会を作らなかったあなたにも、「無関心」の原因の一端があるかもしれません。
人は、自分に何の関心も示さない人間よりも、何らかの関心を示してくる人間に、より興味を抱く――という性質を持っています。相手に関心を持ってもらうためには、まず、あなたから先に、相手への関心を示しておくことが必要。そして、その関心を示すためのもっとも雄弁なツールが、「視線」というわけです。

「あなたに興味あり」を、どうやって目に語らせるか?
最初に、「凝視」はよろしくない、という話をしました。若者たちの間でよく言われる「ガン見」も、「凝視」の一種と考えていいと思います。
こういう視線を送られると、見られたほうはこんなふうに感じるはずです。



どれも、受け取ってあまり心地のいいメッセージではありません。いくら相手に関心を示すためとはいえ、いきなりジッと見つめるのは、止めておいほうがいい――と、シランケンは思います。
では、どういう「視線」ならいいのか?
ズバリ言うと、「チラ見」です。
ジーッでもジロジロでもなく、チラッ……と視線を送って、相手と目が合ってしまったら、恥ずかしそうに、あるいはバツがわるそうに、フッ……と目を逸らす。これを繰り返す――という視線の送り方です。
日本には、「秋波」という言葉があります。もともとは、「秋の澄みわたった水の波」を表す言葉ですが、そこから「美人の涼やかな目元」⇒「色目」「流し目」というふうに使われ、「秋波を送る」で、「色目を使って異性の関心を惹こうとする」という意味で使われるようになりました。
「チラ見」の目線は、この「秋波」に近いものと思っていただければいいかと思います。

こういう目線を送るときには、ひとつだけ注意すべきことがあります。
「チラ」は、「チラ」と見たときに、相手があなたの視線に気づいてくれないと意味がない、ということです。
だからと言って、気づいてくれるまでジーッと見つめっぱなし――では、「チラ見」になりません。だいいち、そういう見方は、周りから見ても気持ちがわるい。
では、どうすればいいか?
「チラ見」する回数を増やすしかありません。一日に2回か3回しか送らない「チラ見」が相手の目にヒットする確率は、おそらく天文学的に低い。しかし、チラチラ、チラチラ……と、1時間に5回も6回も「チラ見」していれば、その視線が相手にキャッチされる確率は、かなり高くなります。
「秋波」は、その回数が大事。つまり「シュウハ数」を上げよ――というわけです。
その結果、相手が、「彼女とはよく目が合うなぁ」「なんか、カレとはよく目が合うわねェ」と感じてくれたら、この「チラ見」作戦は、ひとまず成功と言っていいかと思います。
しかし、これだけでは、関心を持っていることが相手に伝わるだけ――の意味しか持ちません。大事なのは、その「関心」がどういう種類の「関心」であるかを、目でわからせるということです。
そこで、モノを言うのが、目線の種類です。

人が人を見るとき、私たちは、7種類の視線を使い分けています。
どういう角度で相手を見るか、あるいは見ないか――によって、人は、自分がほんとうはどう思っているかを相手に伝える技法を、生まれながらに身につけているのです。
その7種類の視線とは?
〈1〉上から下へ見下ろす……「こいつ、バカじゃないの」
⇒相手をバカにしたり、軽蔑したりするときの視線。
〈2〉下から上に見上げる……「あなたはステキ」「あなたを尊敬します」
⇒相手への尊敬や憧れを示す視線。
〈3〉正面から見つめる……「ちゃんと話を聞くよ」「言い負かされないゾ」
⇒相手と議論をしたり、交渉したりするときの視線。
〈4〉横をチラチラ見る……「それに興味あり」「ちょっと気になる」
⇒視線の先にあるものに興味を示すときの視線。
〈5〉正面から横へ逸らす……「もう、飽きたよ、あなたとの話」
⇒興味の対象を他に移すときの視線。
〈6〉正面から上へ逸らす……「ウーン、どうだったかなぁ…」
⇒記憶をたどったり、相手の追及を逸らしたりするときの視線。
〈7〉正面から下へ逸らす……「恥ずかしい…」「反省してます」
⇒反省や恥じらいを示すときの視線。
相手にあなたの関心を示すための「チラ見」であれば、〈1〉の「上から目線」や〈4〉の「飽きたよ視線」、〈6〉の「ウソつき視線」では、効果は期待できません。〈3〉の「対決視線」も、ややきつく感じられてしまいます。
使えるのは、〈2〉の「あこがれ視線」と〈4〉の「興味あり視線」、そして目が合った瞬間に視線を逸らす〈7〉の「恥じらい視線」です。
対象が目の前にいる場合であれば、〈2〉の「あこがれ視線」と〈7〉の「恥じらい視線」だけで十分。チラ……と見上げて、目が合ってしまったら、恥ずかしそうに目を伏せる。これだけで、「あなたを気にしてます」「あなたに興味がある」というあなたの気持ちは、十分に相手に伝わります。
対象が、右か左の少し離れた場所にいる場合には、〈4〉の「興味あり視線」を送るのですが、このとき、ただ横にチラ……ではなく、やや下から見上げるように〈2〉の「あこがれ視線」をプラスして、下から斜め横を見上げるような視線を送ります。このときも、相手があなたの視線に気づいたら、「あら、目が合っちゃった」という感じで、恥ずかしそうに目を伏せます。
これが「チラ見視線」=「秋波」を送るときの目線の使い方のポイント。
こういう「秋波」を一日に50回、60回と送っていると、一日に2回や3回は、目が合うかもしれません。
もし、相手があなたを憎からず思っていて、気の利く人であれば、こう声をかけてくるかもしれません。




ここまでくれば、目と目の会話としては大成功!
あなたの恋は、ここからスタートします。
筆者の最新官能小説! キンドル、BOOKWALKERから発売中です!
盆になると、男たちがクジで「かか」を交換し合う。
明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
題材に描いた官能フィクションです。
与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
三日間を終えて帰って来た妙は、その夜から、
様子が変わった。その変化に戸惑う与一は、
ある日、その秘密を知った??。
筆者初の官能作品、どうぞお愉しみください。
2020年9月発売 定価:200円 発行/虹BOOKS
⇒Kindle でお読みになる方は、ここをクリック。
⇒BOOK☆WALKER からお読みになる方は、ここをクリック。
既刊本もどうぞよろしく 写真をクリックしてください。






明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
題材に描いた官能フィクションです。
与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
三日間を終えて帰って来た妙は、その夜から、
様子が変わった。その変化に戸惑う与一は、
ある日、その秘密を知った??。
筆者初の官能作品、どうぞお愉しみください。
2020年9月発売 定価:200円 発行/虹BOOKS
⇒Kindle でお読みになる方は、ここをクリック。
⇒BOOK☆WALKER からお読みになる方は、ここをクリック。
既刊本もどうぞよろしく 写真をクリックしてください。

管理人は常に、下記3つの要素を満たそうと、知恵を絞って記事を書いています。
みなさんが投票してくださるポイントは、日々の反省の材料でもあり、執筆意欲のエネルギー源でもあります。
どうぞ、正直な、しかし、ちょっぴり温かめの感想ポチをお願いいたします。
→この記事は役に立った(FC2 恋愛/モテ)
→この記事に共感した(にほんぶろぐ村 恋愛/恋愛観)
→この記事は面白かった(人気ブログランキング 恋愛・結婚)
→このテーマの記事一覧に戻る →トップメニューに戻る
- 関連記事
-
- 一発で愛をフリーズしてしまう危険な「副詞」 (2022/08/04)
- 「好き」を伝える目力の使い方 (2022/07/27)
- なぜ、あなたは「愛してる」が言えないのか? (2022/07/19)