「片パンエッチ」は美しいか、醜いか?

手と手
パンツも脱がせきってしまわないままに
相手の体に重なるエッチ。こういうSEXを
かつては「片パン・エッチ」と呼びました。
それって、美しいのでしょうか?


 性とエッチの《雑学》file.88   R15 
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。
15歳未満の方はご退出ください。




 「片パン」という言葉を聞いたことがありますか?
 片手パン……?
 取っ手付きの鍋またはフライパンのこと? いいえ、違います。
 硬くなったパン……?
 筆者もよく食しますが、それも違います。
 鉄道用語にも「片パン」というのがあって、「2基のパンタグラフを備えた電気機関車が、片方のパンタグラフだけを上げて走行すること」らしいのですが、「不純」が売り物の当ブログで、そんな用語を取り上げるはずもありません。
 正解は、こちら。
 シランケン・重松責任編集の『不純愛用語辞典』によれば、その定義は、こうなっております。

片パン(名詞・性生活用語)
性交渉を行う男女の双方またはどちらか一方が、相手の下着(ボトム)を片足だけ脱がせて行為に及ぶこと。または、下ろされた下着が、どちらかの足首などにぶら下がっている状態。1980年代に、「手抜きセックス」または「お手軽なセックス」を表す言葉として使われたが、現在は、あまり使用されていない。

 筆者も、かつてガツガツと異性の体を求めていた時代には、そのような状態でエッチに及んだことも、何度かあったような、なかったような……。
 さて、この「片パン」でのエッチ。エッチの美学としてはどうなのよ?――という話を、今回は、してみようと思うのです。

なぜ、全部、脱がせてしまわないのか?

 まずは、「片パン」になってしまう理由なのですが、これには、さまざまな事情があろうかと推察されます。
 不肖・シランケンが調査(実際にはしませんよ、そんなもん!)したところによると、ざっとこんなところかと思われます。

① 早くしないと、ダンナが帰って来る。
 これは、あるかもしれませんね。「ダンナが」じゃなくて、「親が」ということもあるだろうし、「先生が」(教室でいたす場合)という場合だってあるかもしれない。
 とにかく、人目を忍んで素早く決行しなければならない「エッチ」。時間がないので、パンツをゆっくり脱がせている余裕もない――というケースです。
 筆者も、そういう状況でいたしてみたいものだ――と思うのですが、残念ながら、その機会には恵まれませんでした。

② 脱がせるのが面倒。
 これも、あるでしょうね。
 この「面倒臭い」が発生するのは、予期しない状況で、突然、「エッチしたい。いますぐ」という欲求が芽生えた場合が多いか――と思われます。
 つまり、服を脱いで、シャワーを浴びて……という正当な(?)手順を踏まずに、いきなりしたくなって、男が彼女を床に押し倒した、というような状況です。
 すでに彼女はカレの腕に組み伏せられて、「ダメ。こんなとこじゃダメ」と抗っているか、反対に、「早くして」とばかりにカレを急かしています。
 カレは彼女の下着に手をかけ、それをヒザまでは下ろすのですが、それを足首から抜き取ってしまうには、いったん、彼女の体から体を起こさなくてはならない。
 それを「面倒」と感じるわけですね。
 とはいえ、片方の足からは抜き取ってしまわないと、脚が開けませんので、男は、ヒザまで下ろしたパンツを足の指に引っかけて、足首まで下ろしたりするわけですけど、ズボラな男だと、片足さえ抜けば十分……とばかりに、合体に及ぶ。
 あわれ、彼女のパンツは、その足首に引っかかったまま……の状態になるわけですね。

③ 一刻も早く突入したい、の一心から。
 世の中には、せっかちな人間がいます。
 「一服したい」となったら、タバコの箱の包装をはがすのさえもどかしくて、イライラしてしまう――というタイプです。
 こういうタイプの男(まれに女性にもいます)は、エッチに関してもせっかちです。
 服を脱がせてしまうのももどかしいので、場合によっては、スカートの下からパンツだけ下ろして、突入を図ろうとしたりします。そのパンツも、完全に脱がせて、足首から抜き取るなんて悠長なことはやってられない。つまり、「片パン」になってしまうわけです。
 ちなみに、このタイプは、ブラジャーを脱がせるのももどかしいので、ブラの縁から乳だけはみ出させて(「半乳」状態です)、もみしだいたりします。

 ①~③は、いくつかが複合している場合もあるでしょう。
 さて、事情はどうであれ、この「片パン・エッチ」、官能度&美学、という点から見ると、どうなのか、という問題です。

「片パン」で行うエッチの官能度

 いろんな見方があると思います。
 私がもし映画監督であれば、板張りの床の上で男に組み伏せられ、片足にパンツを引っかけたまま、犯されている女――なんていうシーンは、ゾクゾクするほど官能的。ぜひ、撮ってみたいと思うカットですが、ま、感じ方は人それぞれ。「ちっとも美しくない」と思う人もいるだろうと思います。
 「少しも美しくない」と感じる人に、そういうエッチを試みても、愛が高まるとは期待できない――どころか、逆に冷却させてしまう場合だってあるかもしれません。
 相手がそれをどう感じるか?
 その感じ方をざっと分類しておきますので、エッチの際の参考にしてみてください。

悪魔女 肉食系ワイルド派 
パンツも脱がせずにやっちゃう。そのワイルド感がたまらない

 ちゃんと体を洗って、フレグランスなんかつけて、フカフカのベッドで甘い愛の言葉をささやいて――なんて、ちゃんちゃらおかしい。そんな「お行儀のいいエッチ」には、身も心も燃えない、というタイプです。
 野獣のように、荒々しく、求め合いたい。男にも女にもいるこのタイプにとって、下着なんてものは、剥ぎ取るべき「ジャマもの」でしかありません。剥ぎ取ったパンツが彼女の足首に引っかかったままだったとしても、それもまた「野性の証明」。
 こういう方に、「ちゃん脱がせてよ」などとお願いしても、このタイプは、その懇願を無視することに快感を覚えるタイプですから、まったく意味がありません。

悪魔女 官能系リアリズム派 
脱ぎかけのパンツに「淫靡」を感じちゃったりする、独特の美学の持ち主

 健康的で、明るい――ということに、何の魅力も感じない屈折した精神の持ち主。堂々としたエッチよりも、ひっそりと、隠れて行うエッチのほうが断然好き、というタイプです。
 「ワイルド派」同様、きちんと準備を整えてするセックスなんて、このタイプにとっては、まるで「病院食」のようなもの。つまり、「食べる気がしない」なんですね。もちろん、下着をていねいに脱がせて……なんていう発想も、持ち合わせていません。
 脱がせた下着が足首に引っかかっている――なんていうシチュエーションは、このタイプにとっては、むしろ、好物。「あ、服がシワシワになっちゃう……」などと心配しながら、させながら、「オレたち(私たち)、こんないやらしいことをしている」という状況に、エッチ神経を燃やすタイプなんですね。
 こういうタイプに、「待って。ちゃんと脱ぐから」などとストップをかけると、ヘタすると、エロ神経を遮断してしまうことにもなりかねません。

悪魔女 ロマン系古典派 
美しく愛し合うために、手順を重視するウルサ型

 エッチの前にはキレイに体を洗って、フレグランスのひとつもふりかけてベッドイン。そのために用意した「見せる下着」を十分にご堪能いただいたあとで、それをやさしく繊細に脱がせてほしい――と願っている女と、脱がせる楽しみを味わいながら彼女の体をゆっくりとひんむいて、なめたり、かんだり、しゃぶったりしながら、時間をかけてコイタスに至りたい――と考えている男。
 エッチには、そういう美しい手順が欠かせない、と考えているロマンチスト・タイプです。
 もちろん、服を脱がせるのもそこそこに、がっつくように体を求め合うとか、まして、パンツを片足に引っかけたまま……なんて、このタイプにとっては、想像するだけでも身震いしそうな、おぞましい行為と映ります。
 そういう行動をとったとたんに、「この人とは二度と……」と思われる危険性も大、と心得ておきましょう。

悪魔女 草食系淡白派 
エッチの生々しさを見せつける証拠を残したくないから……

 そもそも、男と女の生々しさをあまり好まないタイプ。エッチに関しても、それが「エッチ」であることを突きつけられる行動や行為を、避けようとするタイプです。
 このタイプにとって、「脱がされかかって足首に引っかかっているパンツ」などというものは、できれば目にしたくないもののひとつ。そういうものを目にすることによって生じる、「エッチのリアル感」が、このタイプは、あまり好きではないのです。
 このタイプとのエッチでは、「下着を脱がせる」も、「脱がせた下着を見せる」も、あまりやらないほうがいいだろうと思われます。

 「片パン」で事に及ぶかどうかの判断は、以上のタイプを見きわめた上で――と、ご忠告申し上げておきたいと思います。



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