シランケンの不純愛講座　ベッドで彼女の耳にささやく「感じる言葉」とは？

ベッドで彼女の耳にささやく「感じる言葉」とは？

ベッドで彼女の耳に何をささやくか？
その中身と声の質が、相手の官能に
火をつける程度は、ホルモンの状態に
よって変わってくるらしいのです。

　性とエッチの《雑学》file.84　　　Ｒ15　
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。
15歳未満の方はご退出ください。

#感じる言葉

　愛する女性の体に重なって（別に、愛してなくてもいいんですけど）、無言で体を動かす《サイレント男》と、「いいよ」「ステキだよ」「愛してるよ」だのと耳元にささやいたり、「ウォーッ」「いくゾ、オラーッ」などと叫んだりしながら動く《トーキー男》。
　どちらが、彼女の官能によりよく火をつけるか？
　当然、後者だ――と思うでしょうが、これ、そうそう単純な問題じゃないようです。
　無論、「サイレント」よりは「トーキー」のほうがいいに決まっています。
　問題は、「音源」です。

　女性によっては、やさしくささやく「甘い声」に感じる……という人もいれば、激しく吼えるような動物のような声に感じる……という人もいます。
　その声も、高い声がいいという人もいれば、低い声がいいという人もいます。
　そして、その好みは、年齢によっても、月経周期のどの時期かによっても変わってくる。
　この問題については、以前にも少し触れたことがあります。

　【参考記事】まだお読みでない方は、ぜひ、下記記事もご参照ください。
　　File-52『結婚するなら声高めの男、Ｈするなら低めの男』

　簡単にまとめておくと、

〈１〉女性は、ＳＥＸの相手には「低い声」を求める傾向が強いが、長く交際する相手には「高い声」を求める傾向がある。

〈２〉女性が「低い声」に感じる程度は、排卵期になると高くなる。

〈３〉ＳＥＸ中の「愛の言葉」は、左の耳（右脳で感じる）にささやいたほうが、効果が高い。

　――の３点でした。

　実は、この傾向には、ホルモンのバランスが大きく影響しています。
　本ブログの『不純愛トーク』でもご紹介しました（第153夜～第157夜参照）が、女性の脳内のホルモン・バランスは、その一生を通じて、また、月経周期によって、大きく変化します。
　10代後半～20代にかけては、女性ホルモンであるエストロゲンが圧倒的に優勢ですが、30代、40代……と年齢が高くなるにつれて、エストロゲンの分泌量は減少し、相対的に男性ホルモンであるテストステロンの影響が強くなっていきます。
　また、月経周期との関連で言えば、エストロゲンの分泌量は、排卵期にマックスとなり、以後、次の月経が始まるまでの間は、急激に減少していきます。
　「感じる声」を決めるのは、このエストロゲン。
　ごく大雑把に言うと、女性ホルモンであるエストロゲンの影響を強く受けている間は、女性は、「男」を感じさせる《低い声》に感じる傾向が大。
　ただ低いだけでなく、やさしく、甘い声です。
　しかし、エストロゲンの分泌量が減って、テストステロンの影響が相対的に強くなってくると、「やさしく、甘い」よりも、「強く、激しく、乱暴な声」に反応する傾向が強くなります。

　この変化を頭に置いた上で、彼女とのベッドでの、効果的な「声の出し方」を研究してみよう、というのが、本日のテーマです。

若い女性は、やさしく高い声で誘い、低く甘い声で感じさせる

　「若い」というのは、だいたい20代までぐらい……と考えてください。
　ベッドに連れ込んでしまうまでは、「やさしく高い声」。そういう声のほうが、相手を安心させられるからです。つまり、彼女は、警戒することなく、あなたの誘いに応じやすい、というわけです。
　しかし、ベッドにもつれ込んだら、話は別です。
　すでに、彼女は、一糸まとわずベッドに横たわり、あなたはその体の上に覆いかぶさって、ジュンと潤った彼女の中に、あなたの猛り狂ったものをねじ込んでいるとします。
　頭を右に振り、左に振り、感じ始めている様子の彼女。
　ここで、まず第一のポイント。
　彼女の頭が右に振られた瞬間を逃さず、あなたは、彼女の左耳に口を寄せてささやきます。いいですか、左耳ですからね。←理由は、前述の〈３〉。
　このときの声は、あくまで「低く」。
　あなたの持っているいちばん低いトーンの声で、ほとんど彼女の耳たぶにくつつくぐらいまで唇を寄せて、ささやきかけます。
　何を――？
　別に何でもいいっちゃあ何でもいいのです。
　彼女の左耳は、あなたがささやきかける言葉を論理的に分析しようなどとは、この段階では、思っていませんから。
　と言って、「ひざ、ピザ、ひざ、ピザ……」とか、「あとで５千円貸してよ、ネ」なんてことは、言わないほうがいいと思います。
　伝えるとしたら、「ステキだよ」という類のホメ言葉、または、「愛してるよ」に類する愛の言葉でしょう。そういう言葉であれば、単なる単語の羅列でも、十分に効果があると思います。

　参考までに、《すぐ使える文例》をご紹介しておきましょう。

◆単純ホメ言葉……「きれいだよ」「かわいいよ」「ステキだよ」「色っぽいよ」――など。
◆スキスキ言葉……「好きだよ」「愛してる」「もう離さない…」――など。
◆恥ずかしがらせ言葉……「エッチな顔になっちゃって」「もう、あそこがビショビショだよ」「いやらしい体してるんだねェ」――など。
◆実況＆予告言葉……長くなりますので、分解してお届け。なお、これは、あくまで個人の使用感であり、事実とは異なる場合もあります。
①「キミのここ、やわらかいんだね。こんなやわらかいキミに包まれて、ボクは幸せだよ。ああ、そんなに締められると、ボクは……ボクは……ああ～」
②「キミの中からどんどんあふれてくるよ。ヌルヌルして、もう、ボクはキミの海で溺れてしまいそうだ。ああ、溺れる……キミの愛の海で、ボクは……溺れるゥ～」
③「いつまでも、キミのこの中に留まっていたい。でも、しかし……ｂｕｔ……ああ、ダメだ。あまりにキミがきれいで、気持ちがよくて、ウッ、ウッ。イキそう……。キミの中で果ててしまうボクを、愛する人よ、笑わないでおくれ。オーッ、イッ、イクゾ～！　吉幾三～！」

それほど若くない彼女には、ある程度のワイルドさも必要！

　「それほど若くない」とは、ま、だいたい、30代半ば過ぎ、人によってはアラフォー以降とお考えくださればいいかと思います。
　このあたりになると、ホルモン的には、エストロゲンが低下して、相対的にテストステロン（男性ホルモン）の影響力が高まっています。
　こうなると、女性のほうも、ある程度、積極的かつ動物的に、欲望を満たそうとするようになります。
　さて、男性のみなさん、このステージのご婦人たちを相手にするときは、どのような音声をお届けすればいいか？

　彼女の左耳に……は、若い女性の場合と同じ。
　低い声で……も、同じと考えてください。
　メッセージの内容、どんな内容が好まれるかも、おおむね変化はなし。
　ただし、若い女性にはあまり好まれなかったある嗜好が、この年代の女性には好まれるようになる場合があります。人によっては……ですが。
　それは、何かと言うと、雄たけびのような声と、乱暴なメッセージ。

　「ウォーッ」「オゥ、オゥ」と、まるで猛獣のオスが吼えるような声。
　まさか、これを耳元でやるわけにはいきませんから、この場合は、彼女の体の上で窓や天井に向けて発するわけですが、テストステロンの影響が強い女性ほど、この種の「雄叫び」に反応を示すようになります。反応するだけでなく、自らそういう声を出すようになる女性も、まれに見られます。
　もうひとつの「乱暴なメッセージ」というのは、ロマンチックでないメッセージということです。

　

オラ、オラー。もっとケツ上げろよ！　グッチャグッチャに突きまくってやるゾ。

　とか、

　

欲しいのか？　これが欲しいのか？　欲しいなら欲しいって言ってみろ。

　といった類の、私なんぞは、ここにこうして記すことさえはばかられるような種類のメッセージです。
　なぜ、そんなアケスケなメッセージを好むようになるかと言うと、彼女のなかに眠っていたテストステロン的要素が、抑制を解き放たれて、自由に暴れ出すから――と、考えられています。
　この傾向については、あくまで「人によっては」ですから、もし実践に及ぶとしたら、相手の様子を見極めてからになさることをおすすめします。

　いずれにしても、女性には、ただ無言で腰を動かすよりも、こうして聴覚刺激をプラスしたほうが、はるかにベッド・ライフは充実したものになるはず。
　いまだ「サイレント」という方は、ぜひ、お試しになることをお勧め申し上げる次第です。

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