頭がわるいほどアレがでかい――はホント?

「〇〇がデカい」と「〇〇もデカい」。
男の持ち物については、さまざまな俗説が
飛び交っています。それらはホントなのか?
真偽のほどを探ってみました。
性とエッチの《雑学》file.81 R15
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。
15歳未満の方はご退出ください。



いったい、彼女たちは何の話をしているか――というと、ご想像のとおり、「アレ」の話です。
「アレ」とは、つまり、男の「珍宝」のこと。
それが、いかほどのものであるかを、妄想たくましく、推量なさっているわけです。
ま、いいんですけどね、どう妄想を働かせようが……。
ただ、そうして推理するときに語られる「○○も大きいから、アレもきっと……」みたいな、ほとんど根拠レスな通説が、どうにも気になるわけです、シランケンは。
そこで、今回は、それらの通説について、ほんとにそれは俗説なのか、それとも少しは根拠があるのか――を、正義のメス(?)で検証してみることにしました。
ええ、ただのヒマつぶしです。
いまさら何を――とお思いの方は、どうぞ、スルーしてくださいませ。

鼻の大きさと、アレの大きさは比例する!?
確かに、鼻の形とペニスの形は、似ていると言えば似ています。
おそらくはそこから、「あのお方、あちらのほうもあんな形をしてらっしゃるのかしら?」と、どこぞの貴婦人が想像をたくましくされた――程度のことであろうと思われます。
もちろん、何の根拠もない俗説。両者の相関性が証明された、というような研究報告は、2022年5月現在、いっさい報告されておりません。
ただ、鼻とペニスにまったく関係がないか――というと、そうでもなく、あちらが充血するときは鼻も充血して、鼻づまりを起こしやすい、とは言われています。
その鼻づまりを除去するスプレーを噴霧したりすると、ついでにあっちもシュンとなってしまう、という例も報告されています(詳しくは、下記記事を参照)。
【参考記事】
『不純愛トーク第159夜☆鼻が敏感な人ほど、実はエッチ…』
つまり、鼻とペニスは、充血つながり。
そういう関係を知った上で、「鼻が大きい人は……」と唱えたのだとしたら、この俗説も捨てたものじゃない、とは思うのですが……。

足の大きな男は、真ん中の足もデカい!?
これは、主にロシア方面でささやかれた通説で、かつて当地の若い娘たちは、「男を選ぶときには、足のサイズに注意しなさい」と言われた――なんて話が伝えられています。
そう言えば、わが日本にも、「人の足元を見る」なんて言葉がありましたよね。
そうか、あれは「男のサイズを見積もる」という意味だったのか――と考えると、妙にナットクしたりもするのですが、残念ながら、これはハズレ。
なんと、この問題については、ごていねいにも、イギリスで2人の医師が足のサイズとペニスのサイズを測って調査したのだそうですが、その結果は、「そんなの、ゼンゼン関係ねェ」でした。
つまり、これも根拠レスな俗説。

指の長い男は、アレも長い!?
これについては、ミョーに細かい計測法が示されています。
①ペニス長は、手の人差し指から親指までの長さに比例する。
②ペニス長は、中指の先端から手首までの長さに比例する。
などですが、ここまで細かく指摘されると、つい、自分の手を広げて測ってみたりしてしまいます。
もちろん、これも、ただの俗説。両者の関係を実際に、疫学的に調べてみた――などというレポートは、いまのところ報告されていません。
《俗説2》にしても、《俗説3》にしても、どこからそんな説が飛び出したのか、まったくもって不明ですが、もし関係があるとすれば、遺伝子上の問題でしょう。
人が遺伝的に受け取った、身体の特徴などに関するさまざまな遺伝情報は、黙っていればそのまま発現するのではなく、遺伝子上のある部分に配置されたスイッチが「ON」になって、初めて動き始めます。
体のどの部分の遺伝情報をどの時期に発現させるかについては、あらかじめ用意された設計書があります。
これは、仮に……の話ですが、たとえば、「手の指を発達させなさい」という指令と「ペニスをそろそろ大きくしなさい」という指令が、設計上、同じスイッチによって動かされるように設計されているとすれば、両者の発達程度が足並みをそろえる――という可能性も、考えられないわけではありません。
いまのところ、まったくの俗説にすぎない「指の長さとペニスの長さの関係」も、「足のサイズとペニスのサイズの関係」も、もしかしたら、「発生」という観点から言うと、どこかでつながっているのかもしれない。その可能性は「0」ではない――と思うのですが、ここから先は、専門家の領域。シランケンには、何とも言えません。
以上の《俗説1》~《俗説3》は、いまのところ、まったく科学性を欠く、単なる俗説なのですが、次にご紹介する説については、単に「俗説」として排除してしまうには、いささか抵抗あり。
一考の価値あり、の説なので、少し詳しく、ご紹介しましょう。

頭がわるい男ほど、アレはデカくなる!?
昔、よく言われたのは、「勉強ばかりしてるから、チン××に血が回らない」とか、反対に、「スケベなことばかり考えてるから、頭に血が回らない」とか……でした。
簡単に言うと、
知的能力と性的能力は両立しない
ということなんですが、はたしてこれは、単なる俗説なのか?
いや、俗説なんかではない。事実、そうである――という学説を発表したのは、ニューヨークはシラキュース大学のスコット・ピトニックという教授。
教授が研究したのは、「睾丸のサイズと脳のサイズの相関性」。
残念ながら、「ペニスのサイズ」との比較ではないのですが、ともに「性的能力に関わる器官」ということで、ここでは、「睾丸のサイズ」と「ペニスのサイズ」との間にも、ある程度の比例関係があるものとして、話を聞いてください。
教授が調査したのは、コウモリの睾丸のサイズと脳のサイズ。
その結果、わかったことはこうでした。

反対に、脳のサイズは小さくなる。
メスが乱交的であると、オスは他のオスに打ち勝つために睾丸を大きく発達させる必要があり、そのために膨大なエネルギーを消費する。その結果、脳の発達は犠牲にせざるを得なかった――というわけです。
その証拠に、霊長類の中でも、乱交的であるチンパンジーの睾丸は、ハーレム的であるゴリラの睾丸に比べて、数倍、大きいではないか――と、教授は語っています。
確かに、ペニスに関しても、ゴリラの3センチに対して、チンパンジーは8センチ。体の大きさも考えると、これはかなりの差と言わねばなりません。
睾丸も、脳も、共に膨大なエネルギーを消費する器官です。どちらかにエネルギーを注げば、もう一方のエネルギーは節約するしかない。
事業仕分けの中では、両者は常に、「トレードオフ」されるべき関係にある――というのが、教授の唱えた説の骨子です。
なるほどねェ……と思わせられる話。
その伝でいけば、「バカな男ほどペニスはデカい」になるのでしょうが、ただし、教授の報告は、種と種の比較上の話。同じ人間、しかも同じアジアの日本人同士の間で、この法則性が成立するか――となると、ちょっと「?」です。
俗説として退けてしまうには、説得力ありすぎ。
しかし、そのまま信じてしまうほどの信頼性も、いまのところはなし。
女性のみなさん、ほんとにカレのサイズを事前調査したければ、「ムギュッ!」とつかんでみるしかないようですよ。
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