なぜ、ブランコは気持ちがいいのか?

ブランコを漕ぐと、ペニスがムズッ…と
なるような感覚を覚える。なぜか?
少年時代に覚えたその不思議な感覚の
正体は「血流」でした。その仕組みを解説。
性とエッチの《雑学》file.77 R15
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。
15歳未満の方はご退出ください。
チン××がムズッ……とする。
子どもの頃、ブランコに乗るたびに感じていたその不思議な感覚が、いったい、どこから来るのか、私はず―――――っと、悩み続けていました。
あるとき、思い切って、先生に尋ねたことがあります。
もちろん、「チン××が……」なんて訊けません。
その頃の担任であった有吉先生は、なかなか美しかオナゴ先生で、少年・重松、ひそかに胸こがしてもおったとです。
なので、遠まわしにお訊きしました。
あのね、先生。ブランコに乗ると、オシ×コしとうなると。なして?
エーッ! オシ×コしとうなると? 重松クンは変わっとォねェ。なしてやろかねェ。
教育というものが、いかに人格形成に大きな影響を持つかを、そのとき、少年・重松は実感したのでありました。
「重松クンは変わっとォねェ」のひと言で、私は、そんな感じ方をする自分は異常なのかもしれない――と思い込み、以後、そのことをだれにも話せなくなってしまいました。
もちろん、親にも話せません。
とりわけ、父親には話せませんでした。
筆者の父親というのは、子どもを脅しては喜ぶタイプでした。ちょっとチン××を触っているだけで、「そんなにいじっちょると、チン×の腐れ落つっゾ!」などと、世にも恐ろしい言葉を口にするタイプでしたから、うかつなことは言えません。
だれにも打ち明けられない心の闇(?)を抱えたまま、私は、思春期を過ごすことになったのであります。

超音波検査器が教えてくれたもの
その答えは見つかったのか?
ハイ、見つかりました。しかし、「なんや、そげなことやったとか」とわかったのは、ずいぶん、おとなになってからのことでした。
ヒントを与えてくれたのは、超音波検査のカラードップラー画像診断でした。
「カラードップラー診断」は、血流の速度などを診断するのに用いられるのですが、その原理は、理科で習う「ドップラー効果」です。
近づく電車の警笛はどんどん高くなっていくけれど、目の前を通過すると、とたんに低くなっていく――という、あの現象を説明するときに、よく引き合いに出される原理です。
体の血管に超音波を当てると、血液が検査器に向かって進んでくる速度に応じて、はね返ってくる長音波の周波数が高くなり、それが色の変化としてスコープ上に現れるわけです。
ま、そんな話はどうでもよくて、この装置の原理を知ったときに、私は、例の「ムズッ」の仕組みがわかったのでした。
そうです。
「ムズッ」を起こさせるものの正体は、「血流」でした。
その原理を、ご説明しましょう。
子どもの頃、ブランコに乗るたびに感じていたその不思議な感覚が、いったい、どこから来るのか、私はず―――――っと、悩み続けていました。
あるとき、思い切って、先生に尋ねたことがあります。
もちろん、「チン××が……」なんて訊けません。
その頃の担任であった有吉先生は、なかなか美しかオナゴ先生で、少年・重松、ひそかに胸こがしてもおったとです。
なので、遠まわしにお訊きしました。


教育というものが、いかに人格形成に大きな影響を持つかを、そのとき、少年・重松は実感したのでありました。
「重松クンは変わっとォねェ」のひと言で、私は、そんな感じ方をする自分は異常なのかもしれない――と思い込み、以後、そのことをだれにも話せなくなってしまいました。
もちろん、親にも話せません。
とりわけ、父親には話せませんでした。
筆者の父親というのは、子どもを脅しては喜ぶタイプでした。ちょっとチン××を触っているだけで、「そんなにいじっちょると、チン×の腐れ落つっゾ!」などと、世にも恐ろしい言葉を口にするタイプでしたから、うかつなことは言えません。
だれにも打ち明けられない心の闇(?)を抱えたまま、私は、思春期を過ごすことになったのであります。

超音波検査器が教えてくれたもの
その答えは見つかったのか?
ハイ、見つかりました。しかし、「なんや、そげなことやったとか」とわかったのは、ずいぶん、おとなになってからのことでした。
ヒントを与えてくれたのは、超音波検査のカラードップラー画像診断でした。
「カラードップラー診断」は、血流の速度などを診断するのに用いられるのですが、その原理は、理科で習う「ドップラー効果」です。
近づく電車の警笛はどんどん高くなっていくけれど、目の前を通過すると、とたんに低くなっていく――という、あの現象を説明するときに、よく引き合いに出される原理です。
体の血管に超音波を当てると、血液が検査器に向かって進んでくる速度に応じて、はね返ってくる長音波の周波数が高くなり、それが色の変化としてスコープ上に現れるわけです。
ま、そんな話はどうでもよくて、この装置の原理を知ったときに、私は、例の「ムズッ」の仕組みがわかったのでした。
そうです。
「ムズッ」を起こさせるものの正体は、「血流」でした。
その原理を、ご説明しましょう。

「ムズッ」の正体は、「血流」
ご存じかと思いますが、ペニスの海綿体の中には、無数の毛細血管が走っています。血管ですから、当然、その中を血が流れています。
「血液」は「流体」です。その流れる速度は、加速度の影響を受けます。
ブランコは静止した状態から、前方へ振り上げる形で運動を開始します。
筋肉、血管壁などの構造物は、前方へと向かう加速度を受けますが、「流体」である血液は、直ちにはその加速度の影響を受けず、その場に止まろうとします。
血管壁は前へ進もうとするのに、血液は止まろうとするので、相対的には、一瞬、「血が引く」ような感覚を覚えます。
しかし、すぐに血液にもその加速度が伝わって、血液も血管壁と一緒に動き始めます。
ところが、そうして動き始めたところで、ブランコが振り切れて、前への加速度は「0」になってしまいます。血管壁の加速度も「0」になります。
しかし、血のほうは、そうはいきません。
いったん動き始めた血液は、「慣性の法則」に従って、止まってしまった血管壁の中を前方へと流れ続けようとします。
感覚としては、チン××の先端に、血が集まっていくような感覚を味わうことになるわけですね。
やがて、ブランコは、後方へ向かって揺り戻しの運動を開始します。今度は、後方へと向かう加速度が生じるわけです。
しかし、ここでも血液は、しばらくは先端へ向かう運動を継続しようとします。
血管壁は、後方に向かって加速しようとする。血液はなおも前への動きを続けようとする。
このとき、海綿体の中の血液は、一瞬、ペニス先端部にギュウギュウに押し込まれるような感じになります。水を詰めたまま振り回される風船のようなものです。
当然、「気持ちい――ッ!」になります。
しかし、やがて血液にも、後方へ向かう加速度が伝わります。
血管壁につられて、血液にも後方へと向かう動きが生まれるのですが、やっとその動きが慣性となったところで、またもブランコは後方に振り切れて、加速度「0」になります。
しかし、後方へ動き始めた血液の加速度は、すぐには「0」にはなりません。
今度は、止まった血管壁の中を後方へ向けて、逆流することになります。
「スーッ」と血が引いていくような感じ。これも、「気持ちい――ッ!」です。
ブランコは、こうして、一往復するたびに、「先端に血が集まっていく感じ」と「スーッと引いていく感じ」を繰り返し、味わわせてくれるわけです。
これが、「ブランコで気持ちよくなる」の仕組み。
残念ながら、私の有吉先生は、そのことをご存じなかった。
アルキメデスも説明してくれませんでした。

男も感じる「ムズッ」は、女も感じる
さて、この感覚は、おチン××を持っている男だけが感じるものかというと、どうも、そうではないようです。
女性の膣の血管内でも、同じことが起こっているに違いない――と、私は想像します。
可能ならば、ブランコに乗った女性のヴァギナの中に超音波検査器のプローブ(探触子)を突っ込んで、カラードップラー画像を撮ってみたいと思うのですが、ま、それはムリなので、お話を聞いてみました。
みなさん、やっぱり、「気持ちいい」とおっしゃいました。
中には、「あのスーッという感覚は、イクときの感じに似ている」とおっしゃる方もいらっしゃいました。
そして、なんと、驚きの証言。

なるほど、そうですか。
女性のみなさんが、男よりも絶叫マシンをお好き――のように見えるのは、あれですか?
ブランコで感じる「あそこがムズッ」を、もっと味わいたいから……?
深くナットクのシランケンでありました。
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明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
題材に描いた官能フィクションです。
与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
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三日間を終えて帰って来た妙は、その夜から、
様子が変わった。その変化に戸惑う与一は、
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筆者初の官能作品、どうぞお愉しみください。
2020年9月発売 定価:200円 発行/虹BOOKS
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既刊本もどうぞよろしく 写真をクリックしてください。






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