人は、苦境に立ったときにその人が「してくれたこと」を忘れない

人は、うれしいときに周りが何をしてくれたかより、
苦境に立ったときに何をしてくれたかを記憶し、
その人に好意を抱きます。重要なのは、何をしたか
というその中身なのですが――。
M は「男からのモテ技」、 W は「女からのモテ技」、 N は「男女共通のモテ技」です。
みなさん、あなたが「好きだ」と思っているその人が、何かしらのピンチに立っているときって、実は、恋の大チャンスなんですよ。
誕生日に何をしてくれたかとか、合コンでどんなアプローチを仕掛けたか――なんていうことも、ま、効果ありと言えばあり……なんですが、辛いとき、大変なときにしてくれたことは、心に沁みます。
人がピンチと感じるときって、いろいろです。
ピンチの種類によって、「欲しい助け」もビミョーに変わってくるのですが、共通して言えることがあります。
それは、「自分がしてあげたいこと」ではなく、「相手がしてほしいと思っていること」をしてあげる――ということです。
最悪なのは、「自分はしてあげたい」けど、相手には「メイワクなだけ」の親切を押しつけることです。
たとえば、病気で入院しているカレに、大きな花束を持って見舞いに行く、引っ越したばかりのカレの部屋に、趣味に合うかどうかもわからないインテリアを送りつける――などの行為です。
これって、やった本人は満足かもしれませんが、やってもらった側は、「ウーン、ありがたいけど、ちょっとメイワク」と思う可能性大。
同じく、言葉だけの励ましやアドバイスも、かなりメイワクな場合があります。
よくあるメイワク・パターンを挙げておきますね。
「メイワク」でしかない励ましパターン
1・「ガンバって」「負けないで」「応援してるからね」
こういうメッセージは、特に、失敗して落ち込んでいる人間や、過重な負荷にヒーヒー言っている人間に、余計にストレスをかけてしまうことになります。「うるせぇな、わかってるよ、そんなこと」と反発するくらいならまだいいのですが、うつ状態になりかかっている人だと、ますます「うつ状態」をひどくしてしまうことになるので、気をつけてください。
2・「こういうときは○○するといいんだって」など、言わずもがなのアドバイス
これは、女性がよくやるパターンです。「本に書いてあったけど」とか「TVでみのもんたが言ってたけど」とか、ヘタすると、占い師の言葉まで持ち出して「あなたの部屋、ベッドの位置がわるいのよ。風水によると……」などとウンヌンカンヌン。これって、「ありがたメイワク」を通り越して、頭に来ます。「おまえ、人の苦境につけ込んで、宗教にでも勧誘するつもりか」と怒鳴りたくなってしまいます。
こういう人間は、筆者だったら、絶対に恋人にしようとも友だちにしようとも思いません。思わないどころか、口をきくのさえイヤになってしまいます。
では、どういう「助け」を「ありがたい」と思うのか?
ズバリ、口も金も出さない人間です。
その代わりに、時間と労力を使ってくれる人間です。
大事なことですから、ぜひ、覚えておいてください。
苦境に立った人間(男でも女でも)が、心から「ありがたい」と思い、「こんな人となら一生、つき合いたい」と思うのは、
口も出さず、金(モノ)も出さず、
ひたすら時間と労力をかけてくれる人間
なのです。
その例をいくつかご紹介しましょう。
誕生日に何をしてくれたかとか、合コンでどんなアプローチを仕掛けたか――なんていうことも、ま、効果ありと言えばあり……なんですが、辛いとき、大変なときにしてくれたことは、心に沁みます。
人がピンチと感じるときって、いろいろです。
1・仕事などで大きな失敗をして、落ち込んでいるとき。
2・病気やケガで苦しんでいるとき。
3・身内に不幸があったとき。
4・大きな仕事やイベントを抱えて四苦八苦しているとき。
5・事件・事故に遭遇して、ダメージを受けているとき。
6・人生の転機(転職・転居・別離など)を迎えて、精神的に辛いとき。
2・病気やケガで苦しんでいるとき。
3・身内に不幸があったとき。
4・大きな仕事やイベントを抱えて四苦八苦しているとき。
5・事件・事故に遭遇して、ダメージを受けているとき。
6・人生の転機(転職・転居・別離など)を迎えて、精神的に辛いとき。
ピンチの種類によって、「欲しい助け」もビミョーに変わってくるのですが、共通して言えることがあります。
それは、「自分がしてあげたいこと」ではなく、「相手がしてほしいと思っていること」をしてあげる――ということです。
最悪なのは、「自分はしてあげたい」けど、相手には「メイワクなだけ」の親切を押しつけることです。
たとえば、病気で入院しているカレに、大きな花束を持って見舞いに行く、引っ越したばかりのカレの部屋に、趣味に合うかどうかもわからないインテリアを送りつける――などの行為です。
これって、やった本人は満足かもしれませんが、やってもらった側は、「ウーン、ありがたいけど、ちょっとメイワク」と思う可能性大。
同じく、言葉だけの励ましやアドバイスも、かなりメイワクな場合があります。
よくあるメイワク・パターンを挙げておきますね。

1・「ガンバって」「負けないで」「応援してるからね」
こういうメッセージは、特に、失敗して落ち込んでいる人間や、過重な負荷にヒーヒー言っている人間に、余計にストレスをかけてしまうことになります。「うるせぇな、わかってるよ、そんなこと」と反発するくらいならまだいいのですが、うつ状態になりかかっている人だと、ますます「うつ状態」をひどくしてしまうことになるので、気をつけてください。
2・「こういうときは○○するといいんだって」など、言わずもがなのアドバイス
これは、女性がよくやるパターンです。「本に書いてあったけど」とか「TVでみのもんたが言ってたけど」とか、ヘタすると、占い師の言葉まで持ち出して「あなたの部屋、ベッドの位置がわるいのよ。風水によると……」などとウンヌンカンヌン。これって、「ありがたメイワク」を通り越して、頭に来ます。「おまえ、人の苦境につけ込んで、宗教にでも勧誘するつもりか」と怒鳴りたくなってしまいます。
こういう人間は、筆者だったら、絶対に恋人にしようとも友だちにしようとも思いません。思わないどころか、口をきくのさえイヤになってしまいます。
では、どういう「助け」を「ありがたい」と思うのか?
ズバリ、口も金も出さない人間です。
その代わりに、時間と労力を使ってくれる人間です。
大事なことですから、ぜひ、覚えておいてください。
苦境に立った人間(男でも女でも)が、心から「ありがたい」と思い、「こんな人となら一生、つき合いたい」と思うのは、
口も出さず、金(モノ)も出さず、
ひたすら時間と労力をかけてくれる人間
なのです。
その例をいくつかご紹介しましょう。

辞表を叩きつけたカレの荷物の整理を手伝って…
筆者の友人、T氏は、会社の上司とそりが合わず、辞表をたたきつけて、会社を辞めることになりました。失意のTが、ひとり、会社に残って荷物をまとめているところへ、同僚のK女史が戻ってきて、言ったのだそうです。



ぼう大な書類をシュレッダーにかけ、私物をまとめてダンボールに詰めるという作業を、K女史は黙々と手伝い、それが終わるとポツリと言ったそうです。

私、ロシュナンテ(ドン・キホーテと旅を共にした愛馬です)になっちゃおうかな。
T氏は不覚にも(?)、K女史の申し出にほだされて交際を決意。いまでは、T氏のシリをたたきまくる堂々たるカミさんになっているのだそうです。

風邪っぴきのカレに作ってくれた「おかゆ」
フリーライターのYが、インフルエンザで熱を出して寝込んでいたときのことです。
いつもは、原稿に文句ばかりたれている編集者のS美が、電話をかけてきました。
なんだよ、熱でウンウン言ってるのに、原稿の催促かよ――と電話をとると、

おかゆでも作ってあげようと思って、材料買ってきたの。道順教えて。
強引と言えば、強引。しかし、S美の強引さが、そのときのYにはありがたく、頼もしく映ったと言います。
S美は、部屋にやって来ると、パッパッと手際よくおかゆを作り、「明日の分も用意しといたから、温めて食べるのよ」と言い残して、帰って行ったそうです。
その帰り際のひと言――。

しかし、彼女が残していったメモには、そんな憎まれ口とはニュアンスの異なるメッセージが残されていました。

私には、締切よりも、Yさんの体のほうが大事だから。
Yも後日、S美とただならぬ関係に。いまは、周囲も認めるカップルとして交際を続けています。

彼女の遅刻を救うために駆けつけたカレの姿に
W子が感動したのは、あるパーティ会場に向かっていたときのことです。
だいたいの場所はわかっていたはずなのですが、うっかり地図を持ってくるのを忘れてしまい、迷ってしまいました。すでにパーティの開始時刻は過ぎています。大事な得意先が主催するパーティ。これ以上遅れるとまずい――と、あせればあせるほど、頭が混乱して、自分がどっちを向いて歩いているのかさえ、わからなくなってしまいました。
そこへ、携帯が着信。後輩のE介からでした。

会場からかけているのでしょう。電話の声が抑え気味です。


ふつうだと、電話で、「そこの先を右に曲がって」などと指示すればすむところなのですが、E介は、ちょっと違っていました。

ほんの3~4分で、「Wさ~ん」と叫びながら駆けてくるE介の姿。
息のはずみ方から見ても、E介が全力で駆けてきたことはわかりました。

急ぎましょう。ボク、これでも、短距離ランナーだったんです。ダッシュですよ。
再び駆け始めるE介の姿を見ながら、W子は思ったのでした。
《結婚するなら、こういう男ね》

金を使うより、汗をかけ
さて、この3例に登場した男や女たちは、現在、いずれも、その相手の伴侶または恋人という座をキープして、幸せな日々を送っています。
人は思うものです。
自分のために汗をかいてくれた人間の、その「愛の行動」には、頭が下がる。何とか、その愛に報いたいものだ――と。
金を使うより、汗をかけ。
今回は、そんなお話でした。
筆者の官能小説! 電子書店から発売中です!
盆になると、男たちがクジで「かか」を交換し合う。
明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
題材に描いた官能フィクションです。
与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
三日間の盆かかを終えて帰って来た妙は、その夜から
様子が変わった。その変化に戸惑う与一は、
ある日、その秘密を知った??。
筆者初の官能作品、どうぞお愉しみください。
2020年9月発売 定価:200円 発行/虹BOOKS
⇒BOOK☆WALKER からお読みになる方は、ここをクリック。
⇒Kindle でお読みになる方は、ここをクリック。
既刊本もどうぞよろしく 写真をクリックしてください。






明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
題材に描いた官能フィクションです。
与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
三日間の盆かかを終えて帰って来た妙は、その夜から
様子が変わった。その変化に戸惑う与一は、
ある日、その秘密を知った??。
筆者初の官能作品、どうぞお愉しみください。
2020年9月発売 定価:200円 発行/虹BOOKS
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管理人は、常に、フルマークがつくようにと、工夫して記事を作っています。
みなさんのひと押しで、喜んだり、反省したり……の日々です。
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