女は男を競わせたがる=かぐや姫の法則

法則92 かぐや姫法則=女は男を競わせたがる
女はしばしば「いいわぁ」と他の男をホメます。
実はこれ、男を競わせるのが目的。かぐや姫の昔から
繰り返されてきた男選抜の方法なのです。
自分に好意を寄せてくる異性が複数いた場合、その中からどうやって相手を選別するか? 実は、その方法が、男と女では、大きく違っている。
今回は、そんな話をしてみたいと思います。
結論から先に言いましょう。
男は、できれば、全部といい思いを味わおうとする。
しかし、女は、男たちを競わせてひとりを選ぼうとする。
個人差はあろうかと思いますが、大まかにはそんな傾向があろうかと思います。
その証拠に――と言えるかどうかはわかりませんが、女性はよく、パートナーの前で他の男性をホメることがあります。
あなたが彼女の夫であれば、もう耳にタコができるくらい、奥さんのこんな言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
いいなぁ。お隣のご主人、今度、部長に昇進ですって。
○○さんのご主人、いつも奥さんの荷物を持ってくれるんだって。いいわよねェ。
まだ、交際中あるいは交際しようと思っている彼女の口から、こんな言葉を聞かされることもあるかもしれません。
私、ほんとは、あれくらい背の高い人がタイプなんだよね。
○○さんって、いろんなこと知ってるのよ。あなたとは月とすっぽん。
彼女たちが、この種の言葉=「他の男をホメる」を口にしたからと言って、何も彼女たちは、「男を乗り換えよう」などと思っているわけではありません。中には、そういう願望を口にしたというケースもあるかもしれませんが、たいていの場合は、違います。
では、何ゆえ、彼女たちは、もしかしたら男が不快に感じるかもしれないこの種の言葉を、あえて口にするのでしょうか?
単に、「隣の芝生」が青く見えているだけ――なのでしょうか?
たぶん、それも違います。
そこにあるのは、「かぐや姫本能」ではないか――と、筆者は思っています。

女には、「男を競わせたい」という本能がある
「かぐや姫」が登場する『竹取物語』については、みなさん、大筋はご存じだろうと思います。実は、この物語、似たような話が世界中に民話として散らばっています。共通しているのは、女が男に貢物を持って来させて、自分を満足させた者の嫁になる――という構造です。
その貢物の中に、「燕石」というものが登場します。「燕石」というのは、ツバメが海から運んでくるとされていて、ツバメはその石の力で、安全に雛を産んだり、雛の目を開けさせたりすることができる――と伝えられているのですが、その「燕石」が、『竹取物語』では「子安貝」に化けます。
←子安貝の写真
で、かぐや姫は男たちに要求するんですね。「ツバメの巣にある子安貝を取ってきておくれ」と。ご覧になったことがある方はおわかりかと思うのですが、この「子安貝」というのは、見た目、女性器にそっくりの形をしています〈写真左参照〉。しかも、それを「ツバメの巣から探して来い」と、かぐや姫は言うのです。
文化人類学者の研究によれば、鳥の巣に手を突っ込むという行為は、「鳥の巣あさり」として、世界中に分布している遊び。「鳥の巣」の中はフワフワしていて気持ちがよく、そこに手を突っ込んで、鳥が大事にしている卵を盗む――という遊びには、性的な意味が込められているのでないか、と指摘されています。
『竹取物語』に出てくる男は、その「鳥の巣あさり」に失敗して木から落ち、腰を痛めてしまいます。かぐや姫は失望して、月に帰ってしまう。なんとも、象徴的なストーリーではありませんか。
少し話がそれましたが、女の中には、こうして男たちをテストして、自分にふさわしい伴侶を選び出そうとする本能が備わっています。私が「かぐや姫本能」と呼んだのは、そうした女性特有の本能のことなんですね。
女が男たちに課す「テスト」の中には、
「男たちを競わせる」という要素も含まれています。
動物のメスの中には、文字どおりオス同士を闘わせて、優秀なオスを選び取ろうとする種もいます。交尾しようとするオスに必死の抵抗を試みて、それでも自分を屈服させる力を持つオスにだけ身を任せようとする種もいます。鳥の中には、オスに巣を作らせてプレゼンテーションさせ、その巣の立派さで伴侶を選び取ろうとする種もいます。
オスに課題を与えたり、オス同士を競わせようとするのは、メスが優秀な子孫を残すためにとる本能的な行動。パートナーの前で「他の男」をホメる、という女性の言動の裏では、こういう本能がうごめいているのかもしれない――ということを、まず、頭の中に入れておいていただきたいと思います。
今回は、そんな話をしてみたいと思います。
結論から先に言いましょう。
男は、できれば、全部といい思いを味わおうとする。
しかし、女は、男たちを競わせてひとりを選ぼうとする。
個人差はあろうかと思いますが、大まかにはそんな傾向があろうかと思います。
その証拠に――と言えるかどうかはわかりませんが、女性はよく、パートナーの前で他の男性をホメることがあります。
あなたが彼女の夫であれば、もう耳にタコができるくらい、奥さんのこんな言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?


まだ、交際中あるいは交際しようと思っている彼女の口から、こんな言葉を聞かされることもあるかもしれません。


彼女たちが、この種の言葉=「他の男をホメる」を口にしたからと言って、何も彼女たちは、「男を乗り換えよう」などと思っているわけではありません。中には、そういう願望を口にしたというケースもあるかもしれませんが、たいていの場合は、違います。
では、何ゆえ、彼女たちは、もしかしたら男が不快に感じるかもしれないこの種の言葉を、あえて口にするのでしょうか?
単に、「隣の芝生」が青く見えているだけ――なのでしょうか?
たぶん、それも違います。
そこにあるのは、「かぐや姫本能」ではないか――と、筆者は思っています。

女には、「男を競わせたい」という本能がある
「かぐや姫」が登場する『竹取物語』については、みなさん、大筋はご存じだろうと思います。実は、この物語、似たような話が世界中に民話として散らばっています。共通しているのは、女が男に貢物を持って来させて、自分を満足させた者の嫁になる――という構造です。
その貢物の中に、「燕石」というものが登場します。「燕石」というのは、ツバメが海から運んでくるとされていて、ツバメはその石の力で、安全に雛を産んだり、雛の目を開けさせたりすることができる――と伝えられているのですが、その「燕石」が、『竹取物語』では「子安貝」に化けます。

で、かぐや姫は男たちに要求するんですね。「ツバメの巣にある子安貝を取ってきておくれ」と。ご覧になったことがある方はおわかりかと思うのですが、この「子安貝」というのは、見た目、女性器にそっくりの形をしています〈写真左参照〉。しかも、それを「ツバメの巣から探して来い」と、かぐや姫は言うのです。
文化人類学者の研究によれば、鳥の巣に手を突っ込むという行為は、「鳥の巣あさり」として、世界中に分布している遊び。「鳥の巣」の中はフワフワしていて気持ちがよく、そこに手を突っ込んで、鳥が大事にしている卵を盗む――という遊びには、性的な意味が込められているのでないか、と指摘されています。
『竹取物語』に出てくる男は、その「鳥の巣あさり」に失敗して木から落ち、腰を痛めてしまいます。かぐや姫は失望して、月に帰ってしまう。なんとも、象徴的なストーリーではありませんか。
少し話がそれましたが、女の中には、こうして男たちをテストして、自分にふさわしい伴侶を選び出そうとする本能が備わっています。私が「かぐや姫本能」と呼んだのは、そうした女性特有の本能のことなんですね。
女が男たちに課す「テスト」の中には、
「男たちを競わせる」という要素も含まれています。
動物のメスの中には、文字どおりオス同士を闘わせて、優秀なオスを選び取ろうとする種もいます。交尾しようとするオスに必死の抵抗を試みて、それでも自分を屈服させる力を持つオスにだけ身を任せようとする種もいます。鳥の中には、オスに巣を作らせてプレゼンテーションさせ、その巣の立派さで伴侶を選び取ろうとする種もいます。
オスに課題を与えたり、オス同士を競わせようとするのは、メスが優秀な子孫を残すためにとる本能的な行動。パートナーの前で「他の男」をホメる、という女性の言動の裏では、こういう本能がうごめいているのかもしれない――ということを、まず、頭の中に入れておいていただきたいと思います。

彼女の「他の男ホメ」は、あなたへの「激励メッセージ」
彼女のメスとしての本能を考えると、あなたの前で彼女が「他の男をホメる」のは、あなたと「他の男」を競わせたいからだ――ということになるわけですが、では、ほんとうに彼女は、あなたが「彼女がホメる男」と血みどろのバトルを繰り広げることを期待しているのかというと、どうも、そこまでの覚悟はないようです。
というか、文明化の進んだこの社会で、そんなバトルを求めていたら、社会には累々と男たちの死体が横たわることになります。
なので、そこまでは求めない。しかし、ある程度はガンバってもらいたい。自分が「いいわぁ」とホメるその男に負けないくらい、あなたにも男気を見せてほしい。
おそらく、彼女たちは、心の内ではそう願っているのだろうと思います。
つまり、彼女たちが「他の男」をホメるその言葉の裏には、「おまえも負けずにガンバれ」という「応援メッセージ」が込められているわけですね。
ただし、この「応援メッセージ」の目的は、そう単純ではありません。ふたりの関係性や交際の程度などによっても、意図するところが変わってきます。ざっと、挙げておきましょう。
[1]男の誠意の程度を量りたい
まだ、ふたりの関係が「ステディ」と言えるところまで行ってない段階であれば、この種のメッセージは、あなたが「どこまで本気か?」を探る目的で使われる場合があります。あなたの前に、争うべきライバルの存在を匂わせて、「あなたには、このハードルを乗り越えてでも、私を取りに来る気があるか?」と問いかけているわけです。
気の弱い筆者などは、この段階で、「あ、こりゃまた失礼しました」と身を引いてしまうのですが、それじゃダメじゃん……なんですね。「オレ、あんな男には負けない。絶対にキミを奪ってみせる」という意気込みを見せること。彼女はそれを期待している、とも考えられるわけです。
[2]「そうあってほしい」という願望
すでに恋人同士となり、交際が進展している段階であれば、このメッセージは、「教育的な目的」で使われることもあります。
たとえば、「いいわぁ。わたし、ああいうやさしい男が好きなの」と、彼女があなたの前で「他の男」をホメたとしましょう。それは、あなたにライバルの存在を匂わせるためなどではなく、「だから、あなたも、もっとやさしくしてよ」という彼女の希望を、暗にあなたに伝えるためである場合が多い――と、筆者は思っています。
なので、こういう「いいわぁ」を聞いたときには、彼女が「いい」と言っているその内容を、しっかり頭の中にインプットしておくことが大事。「いいわぁ、やさしくて」であれば、彼女は自分に「やさしさ」を求めているんだ、「いいわぁ、料理ができるなんて」であれば、彼女は自分に「料理を作る男であれ」と求めているんだ――というふうにです。
この「本心」、あんまり無視し続けると、彼女の失望を誘って……ということも、十分に考えられます。彼女の「いいわぁ」に込められた「心の声」、ゆめゆめおろそかにはできない、というわけです。
[3]刺激剤として使う「仮想ライバル」
もし、ふたりの関係が、長年連れ添った夫婦や恋人同士である場合、彼女が口にする「いいわぁ」は、マンネリ化したふたりの「刺激剤」として使われる場合もあります。
もう、自分を「女」としては扱おうとしないパートナーに対して、「あなたがボヤボヤしてると、私は他の男に心を奪われてしまうかもしれないわよ」という警告の意味も含めて、「いいわぁ、ああいう男。私、タイプなの」と口走ったりするわけです。
これも、そうそうは無視できないメッセージです。「おまえなんぞに見向きしてくれる男がいたら、お目にかかりたいもんだ」などと、余裕をこいていると、ある日、突然……なんてことにならないとも限りません。
こういう場合、ウソでもいいので、「おまえ、あいつと何かあったのか?」などとヤキモチのひとつも焼いてみせる。
それも、男の甲斐性のうち、と覚えておきましょう。
とにかく、女が男の前で「他の男」をホメる場合には、こういう意図が込められている場合もある。「フンフン」と聞き流していると、あとで痛い目に遭うこともある――と覚えておいたほうがいいだろうと思います。
気の弱い筆者などは、この段階で、「あ、こりゃまた失礼しました」と身を引いてしまうのですが、それじゃダメじゃん……なんですね。「オレ、あんな男には負けない。絶対にキミを奪ってみせる」という意気込みを見せること。彼女はそれを期待している、とも考えられるわけです。
[2]「そうあってほしい」という願望
すでに恋人同士となり、交際が進展している段階であれば、このメッセージは、「教育的な目的」で使われることもあります。
たとえば、「いいわぁ。わたし、ああいうやさしい男が好きなの」と、彼女があなたの前で「他の男」をホメたとしましょう。それは、あなたにライバルの存在を匂わせるためなどではなく、「だから、あなたも、もっとやさしくしてよ」という彼女の希望を、暗にあなたに伝えるためである場合が多い――と、筆者は思っています。
なので、こういう「いいわぁ」を聞いたときには、彼女が「いい」と言っているその内容を、しっかり頭の中にインプットしておくことが大事。「いいわぁ、やさしくて」であれば、彼女は自分に「やさしさ」を求めているんだ、「いいわぁ、料理ができるなんて」であれば、彼女は自分に「料理を作る男であれ」と求めているんだ――というふうにです。
この「本心」、あんまり無視し続けると、彼女の失望を誘って……ということも、十分に考えられます。彼女の「いいわぁ」に込められた「心の声」、ゆめゆめおろそかにはできない、というわけです。
[3]刺激剤として使う「仮想ライバル」
もし、ふたりの関係が、長年連れ添った夫婦や恋人同士である場合、彼女が口にする「いいわぁ」は、マンネリ化したふたりの「刺激剤」として使われる場合もあります。
もう、自分を「女」としては扱おうとしないパートナーに対して、「あなたがボヤボヤしてると、私は他の男に心を奪われてしまうかもしれないわよ」という警告の意味も含めて、「いいわぁ、ああいう男。私、タイプなの」と口走ったりするわけです。
これも、そうそうは無視できないメッセージです。「おまえなんぞに見向きしてくれる男がいたら、お目にかかりたいもんだ」などと、余裕をこいていると、ある日、突然……なんてことにならないとも限りません。
こういう場合、ウソでもいいので、「おまえ、あいつと何かあったのか?」などとヤキモチのひとつも焼いてみせる。
それも、男の甲斐性のうち、と覚えておきましょう。
とにかく、女が男の前で「他の男」をホメる場合には、こういう意図が込められている場合もある。「フンフン」と聞き流していると、あとで痛い目に遭うこともある――と覚えておいたほうがいいだろうと思います。
筆者の最新官能小説! 電子書店で発売を開始しました!
盆になると、男たちがクジで「かか」を交換し合う。
明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
題材に描いた官能フィクションです。
与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
三日間を終えて帰って来た妙は、その夜から、
様子が変わった。その変化に戸惑う与一は、
ある日、その秘密を知った??。
筆者初の官能作品、どうぞお愉しみください。
2020年9月発売 定価:200円 発行/虹BOOKS
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既刊本もどうぞよろしく 写真をクリックしてください。






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「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
題材に描いた官能フィクションです。
与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
三日間を終えて帰って来た妙は、その夜から、
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管理人は、常に、下記3つの要素を満たすべく、知恵を絞って記事を書いています。
みなさんのポチ反応を見て、喜んだり、反省したり……の日々です。
今後の記事作成の参考としますので、正直な、しかし愛情ある感想ポチを、どうぞよろしくお願いいたします。



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