「人の助力」を嫌う男と感激する女の根本的違い

法則 91 男は「助力」を嫌い、女はそれに感動する
困ったときに、人に「助力」を求めるか否か?
男はそれを嫌がり、女はそれを好みます。
このスレ違いを解消する方法はないものか?
男と女のいちばんの違い。
それがよく表れていると思われる会話例を、まず、ご紹介しましょう。
よくある会話だと思いませんか?
たぶん、ここに出てくるTクンは、夫婦の共通の友人なのでしょう。いい男かどうかはわかりません。
でも、そんなことは関係ないんですね。この夫が「余計なこと」と声を荒げているのは、別にTにヤキモチを焼いたからでもなく、Tと妻の関係を疑ったからでもないだろう――と、筆者は推測します。
では、何が理由か?
人に助力を仰ぐのがイヤ!
ただ、それだけではないかと思うのです。
たぶん、こう言うと、女性のみなさんは思うかもしれません。
いいじゃない。友だちなんだから、助け合うのはあたり前でしょ?
ところが、男は、なかなかそうは思えない生きものなんですね。
「助けてもらう」「教えてもらう」ということは、その時点で相手に「負ける」、相手よりも下位に位置することになる――と考えてしまう生きものなんです、男ってやつは。
男と女の根本的な違いがここにあります。
『わかりあえない理由』(1992年・講談社)という本を書いたアメリカの言語学者、デボラ・タンネンは、こう言っています。
この違いは、女性同士、男性同士の会話でも、鮮明に表れてきます。
たとえば、おたがいが手にしたグッズをめぐって、の会話。よくある会話だと思いますが、女性同士の場合と、男性同士の場合では、会話の流れがガラッと変わってしまいます。
ちょっと比較してみましょうか。
これが、男同士だと、まったく違った趣きになってしまいます。
それがよく表れていると思われる会話例を、まず、ご紹介しましょう。
会話例1 パソコンの調子がおかしいと悩む夫に妻がかけたひと言
妻 ねェ、パソコンの調子おかしいんだったら、Tクンに診てもらったら?
夫 バカ。こんなことでいちいち頼めるかよ!
妻 わたし、頼んであげようか?
夫 だから、余計なことすんなつってんのッ!
妻 ねェ、パソコンの調子おかしいんだったら、Tクンに診てもらったら?
夫 バカ。こんなことでいちいち頼めるかよ!
妻 わたし、頼んであげようか?
夫 だから、余計なことすんなつってんのッ!
よくある会話だと思いませんか?
たぶん、ここに出てくるTクンは、夫婦の共通の友人なのでしょう。いい男かどうかはわかりません。
でも、そんなことは関係ないんですね。この夫が「余計なこと」と声を荒げているのは、別にTにヤキモチを焼いたからでもなく、Tと妻の関係を疑ったからでもないだろう――と、筆者は推測します。
では、何が理由か?

ただ、それだけではないかと思うのです。
たぶん、こう言うと、女性のみなさんは思うかもしれません。

ところが、男は、なかなかそうは思えない生きものなんですね。
「助けてもらう」「教えてもらう」ということは、その時点で相手に「負ける」、相手よりも下位に位置することになる――と考えてしまう生きものなんです、男ってやつは。
男と女の根本的な違いがここにあります。
『わかりあえない理由』(1992年・講談社)という本を書いたアメリカの言語学者、デボラ・タンネンは、こう言っています。
女は、「どれだけ親しいか=親和性」を重視する生きものだが、
男は、「どっちが優位か=地位」を重視する生きものである。
男は、「どっちが優位か=地位」を重視する生きものである。
この違いは、女性同士、男性同士の会話でも、鮮明に表れてきます。
たとえば、おたがいが手にしたグッズをめぐって、の会話。よくある会話だと思いますが、女性同士の場合と、男性同士の場合では、会話の流れがガラッと変わってしまいます。
ちょっと比較してみましょうか。
会話例2 A子が買ってきたバッグを見て、B子が話しかけているシーンです。
B子 ワァ、いいなぁ、そのバッグ。どこで買ったの?
A子 「V」でバーゲンやってたの。いいでしょ? これ、○○円だったのよ。
B子 ウッソォーッ! わたしも欲しい。ねェ、そのバーゲン、まだやってるかなぁ。
A子 ウン、確か○日までやってるはず。わたしもね、もうちょっと見たいものがあったんだ。
B子 ねェ、一緒に行かない? わたしもそれの色違いとか、見てみたい。
A子 ウン、行こう、行こう。
B子 ワァ、いいなぁ、そのバッグ。どこで買ったの?
A子 「V」でバーゲンやってたの。いいでしょ? これ、○○円だったのよ。
B子 ウッソォーッ! わたしも欲しい。ねェ、そのバーゲン、まだやってるかなぁ。
A子 ウン、確か○日までやってるはず。わたしもね、もうちょっと見たいものがあったんだ。
B子 ねェ、一緒に行かない? わたしもそれの色違いとか、見てみたい。
A子 ウン、行こう、行こう。
これが、男同士だと、まったく違った趣きになってしまいます。
会話例3 C男が買ったばかりのラケットをD男に自慢しているシーンです。
C男 おまえね、やっぱりP社のフレームはいいぞ。ハード・ヒット感がたまんねぇんだ。ガツンとくるんだよね、腕に。
D男 バカ、おまえ、それはスイート・スポットにヒットすればの話だろ? Pのフレームは、打球コントロールがむずかしいんだよ。
C男 そんなことないって。いっぺん、この打球感を味わったら、ほかのラケットは使えなくなっちゃうよ。
D男 いや、オレは断然、W社の「TEC○○」だね。自由自在に打球を操れるこの感覚を覚えたら、もう、ほかのラケットじゃ、打てなくなるよ。
C男 おまえね、やっぱりP社のフレームはいいぞ。ハード・ヒット感がたまんねぇんだ。ガツンとくるんだよね、腕に。
D男 バカ、おまえ、それはスイート・スポットにヒットすればの話だろ? Pのフレームは、打球コントロールがむずかしいんだよ。
C男 そんなことないって。いっぺん、この打球感を味わったら、ほかのラケットは使えなくなっちゃうよ。
D男 いや、オレは断然、W社の「TEC○○」だね。自由自在に打球を操れるこの感覚を覚えたら、もう、ほかのラケットじゃ、打てなくなるよ。
どちらも、自分の好きなグッズをめぐっての会話。
女性同士だと、「いいでしょう」「いいなぁ」と同調しあって、同じものを買いたいという話になるのに、男性同士だと、どちらも「自分のチョイスが上」を主張しあって譲りません。

相手に花を持たせるひと工夫
さて、冒頭の会話例に戻りましょう。
「親しさ重視」の妻は、「Tに診てもらえば?」と言い、「優劣重視」の夫は、「いちいち頼めるかよ」と、妻の提案を退けています。
このままではスレ違いに終わってしまいますから、ここは、双方の歩み寄りが必要になります。
まず、妻の側からの工夫――。
いきなり、「Tクンに診てもらえば?」では、夫の反発を招くだけなので、夫にTクンの存在に気づかせるようにもっていくのが、上策です。たとえばこんな具合――。
会話例4 会話例1を改善する妻側の工夫。
妻 ねェ、そういうの、修理に出すと高いんでしょ? だれかいないの? そういうのに詳しい人?
夫 パソコンに詳しいやつねェ……。
妻 ホラぁ、いたじゃん。女の子に相手にされずに、年中、パソコンばっかりいじってるっていう、おタクな人。ホラぁ……。
夫 ああ、Tか。そうだな。あいつならわかるかもな。
妻 ねェ、そういうの、修理に出すと高いんでしょ? だれかいないの? そういうのに詳しい人?
夫 パソコンに詳しいやつねェ……。
妻 ホラぁ、いたじゃん。女の子に相手にされずに、年中、パソコンばっかりいじってるっていう、おタクな人。ホラぁ……。
夫 ああ、Tか。そうだな。あいつならわかるかもな。
これなら、夫も優劣を気にせずに、Tクンに助けを求めることができるかもしれません。
次に、夫側からの工夫――。
せっかくの妻の提案をむげにハネつけると、後を引きますから、ここは策を弄します。
会話例5 会話例1を改善する夫側からの工夫
夫 おお、Tか。よし、じゃさ、今度、Tにメシでも食いに来いよって、声かけてみるからさ、おまえ、うまいもんでも作ってやってくれよ。
妻 メシ代で修理させようってこと?
夫 おまえのメシなら、修理代払ってもおツリが来るよ。
妻 ま~ったく、調子いいんだから。
夫 おお、Tか。よし、じゃさ、今度、Tにメシでも食いに来いよって、声かけてみるからさ、おまえ、うまいもんでも作ってやってくれよ。
妻 メシ代で修理させようってこと?
夫 おまえのメシなら、修理代払ってもおツリが来るよ。
妻 ま~ったく、調子いいんだから。
「メシを食わせてやる」と「パソコンを診てもらう」の交換なら、夫のメンツも立ち、提案した妻の立場もつぶれずにすみます。
ポイントは、2つです。
男性には、「……してもらう」「世話になる」と思わせないこと。
女性には、「キミのおかげで」と思わせる働きどころを作ってあげて、その親和性を発揮できるようにしてあげること。
女性には、「キミのおかげで」と思わせる働きどころを作ってあげて、その親和性を発揮できるようにしてあげること。
この種のスレ違いの解決には、どちらも重要なポイント。
頭の片隅に置いておいてください。
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管理人は、常に、下記3つの要素を満たすべく、知恵を絞って記事を書いています。
みなさんのポチ反応を見て、喜んだり、反省したり……の日々です。
今後の記事作成の参考としますので、正直な、しかし愛情ある感想ポチを、どうぞよろしくお願いいたします。



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