ペニスの「カリ」は何のために付いている?

ペニスには姿の美しい「美チン」もあれば、
みすぼらしい「粗チン」もあります。美醜を
分ける要素のひとつが、亀頭部の「カリ」。
その「カリ」には存在理由があるのです。
性とエッチの《雑学》file.72 R15
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。
15歳未満の方はご退出ください。
自分のペニスは「見た目的」にどうなんだろう?
サイズもさることながら、男性が気にすることのひとつに、その姿かたちがあります。
つまり、「美形」かどうか――ということですが、ごく一般的に言うと、グイと反り返るような形状をしていて、先端つまり亀頭部分がクッキリ、ハッキリとくびれてその存在を主張しているものが上等とされてきました。
特に重要とされてきたのが、亀頭部だと思いますが、ここには、実にさまざまなネーミングが施されてきました。
「亀頭」は、その形が「亀の頭」に似ているところから付けられた俗称ですが、他にもいろいろあります。
▲カリ首(または、単に「カリ」)……鳥の雁が空を飛ぶときの首(頭部)の形に似ているところから。
▲マツタケの笠(または、単に「カサ」)……マツタケの先端部がそれに似ているところから。形といい、大きさといい、色といい、これがいちばん似ているかもしれません。筆者もときどき、間違えて買いそうになったり(何のために?)します。
▲コロナ……これは、欧米での言い方。「コロナ」は元々は、皆既日食のときに太陽の周りに現れる「光環」のことをいうのですが、転じて、円環状のものを表す比喩的表現として使われるようになりました。ちなみに、頭頂部だけがツルッと禿げた男性の頭部も「コロナ」と呼ばれます。
年齢が長じるにつれ、その笠の下側には、小さなブツブツが円環状に現れたりもします。筆者も、最初、それに気づいたときには、「何か恥ずかしい病気」にかかったのでは……と、人知れず悩んだりもしましたが、これは、病気でも何でもなく、単なる脂肪の塊。心配には及びません。
さて、そこで、問題です。
このくびれ、いったい、何のためについているのでしょうか?
筆者も、もの心ついたことから、この疑問を抱き続けてきました。
あるとき、父親に訊いてみたのです。
父ちゃん、この「チン××」のくびれは、何ごとついとっと?
わが無知なる父親の答えは、こうでした。
そりゃ、あれくさ。おなごば引っかけるためたい。釣り針にも返しのついとろうが。あれと同じたい。
そんなことあるはずない――と、子ども心にも思ったことを記憶しています。

なんと、亀頭のくびれは「かき出し」の道具だった
もし、わが父が答えたように、そのくびれが「釣った女を逃がさないようにするため」であったとするなら、哺乳類のペニスはすべてそのような形状になっているはずですが、そうはなっていません。
哺乳類中最長、シロナガスクジラのペニスなどは、全長2メートルにも及びますが、その形状は、見事な先細り。くびれの「く」の字も見当たりません。←写真下参照
友人の中には、「あれは、向いた皮(包皮のことです)が、元に戻らんごとするためたい」と言う者もいましたが、どうも、その説明も合理性を欠くような気がします。
サイズもさることながら、男性が気にすることのひとつに、その姿かたちがあります。
つまり、「美形」かどうか――ということですが、ごく一般的に言うと、グイと反り返るような形状をしていて、先端つまり亀頭部分がクッキリ、ハッキリとくびれてその存在を主張しているものが上等とされてきました。
特に重要とされてきたのが、亀頭部だと思いますが、ここには、実にさまざまなネーミングが施されてきました。
「亀頭」は、その形が「亀の頭」に似ているところから付けられた俗称ですが、他にもいろいろあります。
▲カリ首(または、単に「カリ」)……鳥の雁が空を飛ぶときの首(頭部)の形に似ているところから。
▲マツタケの笠(または、単に「カサ」)……マツタケの先端部がそれに似ているところから。形といい、大きさといい、色といい、これがいちばん似ているかもしれません。筆者もときどき、間違えて買いそうになったり(何のために?)します。
▲コロナ……これは、欧米での言い方。「コロナ」は元々は、皆既日食のときに太陽の周りに現れる「光環」のことをいうのですが、転じて、円環状のものを表す比喩的表現として使われるようになりました。ちなみに、頭頂部だけがツルッと禿げた男性の頭部も「コロナ」と呼ばれます。
年齢が長じるにつれ、その笠の下側には、小さなブツブツが円環状に現れたりもします。筆者も、最初、それに気づいたときには、「何か恥ずかしい病気」にかかったのでは……と、人知れず悩んだりもしましたが、これは、病気でも何でもなく、単なる脂肪の塊。心配には及びません。
さて、そこで、問題です。
このくびれ、いったい、何のためについているのでしょうか?
筆者も、もの心ついたことから、この疑問を抱き続けてきました。
あるとき、父親に訊いてみたのです。

わが無知なる父親の答えは、こうでした。

そんなことあるはずない――と、子ども心にも思ったことを記憶しています。

なんと、亀頭のくびれは「かき出し」の道具だった
もし、わが父が答えたように、そのくびれが「釣った女を逃がさないようにするため」であったとするなら、哺乳類のペニスはすべてそのような形状になっているはずですが、そうはなっていません。
哺乳類中最長、シロナガスクジラのペニスなどは、全長2メートルにも及びますが、その形状は、見事な先細り。くびれの「く」の字も見当たりません。←写真下参照

というのも、そのくびれがあるがゆえに、うまく皮がむけないという者もいます。むしろ、むいた皮がそこで止まるのは、くびれの結果であって「理由」ではない――と考えるのが合理的でしょう。
ならば、なぜ?
ならば、なぜ?
最近、私は、その生物学的理由を知り、深く納得しました。
実は、あのくびれは、精子戦争の産物だと言うのです。
つまり、あのくびれは、先にメスのヴァギナ内に放出された他のオスの精子をかき出すためについている――と言うのです。
亀頭のくびれは、鋤や鍬のような働きをしている、というわけです。
ホエーッ! です。
ご承知のように、哺乳類のオスは、メスに自分の血統を受け継ぐ子孫を産ませるために、命がけの闘いを繰り広げます。万が一、メスが他のオスの子どもを生んだりすると、その子どもは殺してしまいます。
この闘いは、精子レベルでも繰り広げられます。
そのための武器が、ペニスのくびれ・亀頭の存在理由だったというわけです。

恐るべし! 「くびれ付き」の排出能力
こうなると、気になりますよね。
あの程度のくびれが、はたして精子戦争の武器として有効なのか?
そんなにうまく、他のオスの精子をかき出したりできるものなのか?
答えは、「できる!」です。
海の向こうでは、なんと、実験でそのことを確かめた学者がいるというのです。
その学者の名は、ゴードン・ギャラップ博士。アメリカはニューヨーク州立大学アルバニー校の心理学者です。博士が試みた実験というのは、こうでした。
まず、女性の体内に、コーンスターチなどを配合して作った模擬精液を入れておきます。
そこへ、2種類のハリボテを挿入して、ピストン運動を行います。
ひとつは、くびれ付きのハリボテ。もうひとつは、くびれなしのハリボテ。
くびれなしのハリボテだと、わずか35%が排出されたにすぎませんでしたが、くびれ付きだと、なんと90%以上がかき出されちまいました。
なんと、楽しい実験でしょう。
今度、実験するときには、私もぜひ、助手に――と、今度、手紙でも書いておこうかと思いますが、それにしても、恐るべし、くびれの威力! です。
このくびれをもっとも発達させたのは、全哺乳類中、霊長類。中でも、群れを作って行動し、しかも乱婚制をとる類人猿です。
つまり、オス同士の競争が激しい種ほど、ペニスのくびれもくっきり、ハッキリしてくるというわけです。
なるほど、必要は発明の母。
とすると、草食系男子のくびれは、退化していく……?
これについては、今後、実地に研究してみたいと思います。
筆者初の官能小説! 電子書店から発売中です!
盆になると、男たちがクジで「かか」を交換し合う。
明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
題材に描いた官能フィクションです。
与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
三日間を終えて帰って来た妙は、その夜から、
様子が変わった。その変化に戸惑う与一は、
ある日、その秘密を知った??。
筆者初の官能作品、どうぞお愉しみください。
2020年9月発売 定価:200円 発行/虹BOOKS
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既刊本もどうぞよろしく 写真をクリックしてください。






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