ある種の女には「寡黙な男」のほうがモテる

楽しくおしゃべりする男よりも、どちらかと言うと、
必要なこと以外はしゃべらない寡黙な男のほうが、
女にはモテる。なぜなら、寡黙な男の口を開かせようと
女は、一生懸命になるからだ――。
M は「男からのモテ技」、 W は「女からのモテ技」、 N は「男女共通のモテ技」です。
今回の話は、元キャバクラ嬢・美奈子さんからの聞き書きです。
「その経験から言わせてもらうんですが……」と、美奈子嬢はおっしゃるんですね。
「男は、絶対、寡黙なほうがモテるような気がする」――と。
以下は、その美奈子さんが語る「寡黙な男はモテる説」。
よく、いるんですよね。
何かしゃべらないとモテないだろうと思って、ベラベラしゃべり続ける男が。
キミ、かわいいね。
ねェ、ねェ、カレ氏とかいるの?
休みの日とか何してるの?
芸能人だとだれが好き?
けっこう、胸、大きいんだ。何カップ?
こういう、どうでもいいことを延々としゃべり続ける男って、その場を盛り上げることはできるかもしれないけど、わたしの場合、絶対に恋愛対象にはならないんです。
そうそう。何年か前に、『喫茶店で2時間もたない男とはつきあうな!』なんて本をだれかが書いてたけど(←管理人注・齋藤孝さんの著書です)、わたしに言わせれば、「喫茶店で2時間もしゃべる男とはつきあわない!」です。
「寡黙」と「無口」は、ちょっと違う
誤解のないように言っときますけど、「寡黙」っていうのと「無口」というのは違いますからね。
「無口」っていうのは、しゃべろうと思っても何もしゃべれないような、ほんとに口ベタな男のことで、これはこれで、恋愛対象からは外れます。
「寡黙」っていうのは、「無口」なんじゃなくて、必要のないムダな言葉、しゃべるためにしゃべるみたいな話し方はしない――ってことです。その代わり、いったん口を開くと、ものすごくインパクトがある重要なことを、ボソリと言ってくれちゃったりする。
セクシーなんですよね、そういう男って。たとえば、こんな具合――。
美奈子で~す。
…………(黙って会釈)
水割りでいいですか?
…………(コクリ)
わたしもいただいていいですか?
…………(手で「どうぞ」のしぐさ)
こういうお店、よくいらっしゃるんですか?(もしかして慣れてないのかな?)
たまに……。
素敵なネクタイですね。
そう?
わたし、この柄、好きなんです。何ていうんでしたっけ? ペ、ペイ……。
ペイズリー。
あ、そう、そう。ペイズリー。色もいいですよね。スーツとの組み合わせもすごいステキ。
…………(じっと、わたしを見てるだけ)
あの……わたし、何か……変なこと、言っちゃいました?
キミ、よくしゃべるね。
あ、すいません。あの……わたし……静かにしてたほうがいいですか?
いや、続けて。>
でも……何も言ってくれないし……。
ボクは見てるから。しゃべってるキミを……。
こういうお客さんに、実は、弱いのよね、わたし。
なんでかって言うと、一生懸命になっちゃうから。
なんとか、このお客さんに楽しんでもらおう、口をきいてもらおう、笑ってもらおう――って、一生懸命になってしまう。
その時点でアウトなわけ。つまり、心を奪われてるってわけです。
「その経験から言わせてもらうんですが……」と、美奈子嬢はおっしゃるんですね。
「男は、絶対、寡黙なほうがモテるような気がする」――と。
以下は、その美奈子さんが語る「寡黙な男はモテる説」。
よく、いるんですよね。
何かしゃべらないとモテないだろうと思って、ベラベラしゃべり続ける男が。





こういう、どうでもいいことを延々としゃべり続ける男って、その場を盛り上げることはできるかもしれないけど、わたしの場合、絶対に恋愛対象にはならないんです。
そうそう。何年か前に、『喫茶店で2時間もたない男とはつきあうな!』なんて本をだれかが書いてたけど(←管理人注・齋藤孝さんの著書です)、わたしに言わせれば、「喫茶店で2時間もしゃべる男とはつきあわない!」です。

誤解のないように言っときますけど、「寡黙」っていうのと「無口」というのは違いますからね。
「無口」っていうのは、しゃべろうと思っても何もしゃべれないような、ほんとに口ベタな男のことで、これはこれで、恋愛対象からは外れます。
「寡黙」っていうのは、「無口」なんじゃなくて、必要のないムダな言葉、しゃべるためにしゃべるみたいな話し方はしない――ってことです。その代わり、いったん口を開くと、ものすごくインパクトがある重要なことを、ボソリと言ってくれちゃったりする。
セクシーなんですよね、そういう男って。たとえば、こんな具合――。




















こういうお客さんに、実は、弱いのよね、わたし。
なんでかって言うと、一生懸命になっちゃうから。
なんとか、このお客さんに楽しんでもらおう、口をきいてもらおう、笑ってもらおう――って、一生懸命になってしまう。
その時点でアウトなわけ。つまり、心を奪われてるってわけです。

女の子の中には、そういうお客さんはゼンゼンダメ……っていう子もいる。どっちかというと、そういう子のほうが多いかもしれない。
そういう子は、サービス精神旺盛で、どうでもいい話を機関銃みたいに繰り出して、女の子を退屈させないお客さんのほうを好むんだよね。
わたしも、そういうお客さんには適当に話を合わせて、「楽しい」とか言っちゃうんだけど、でも、そういう男は、ただそれだけ。お客さんとしては「ラクな人」なんだけど、そこからは絶対に恋愛感情なんて生まれない。
もしかしたら、わたしは、心に「負荷」がかからない相手には、心を動かされないのかもしれません。
そういう女っているでしょ?
わたしが好む「寡黙」な男は、「寡黙」というだけでわたしの心に「負荷」をかけてくるの。その上で、さっきのお客さんみたいに、ポロッと大事なことを言ってくれちゃうんですよね。
「ボクは見てるから、しゃべってるキミを」なんて言われたとき、わたし、もうどうしていいかわからないくらい上がってしまって、何を話したかも覚えてないくらいだもん。
繰り返しますけど、「寡黙」ってことは「無口」ってことじゃない。
わたしが心を動かされた「寡黙な男」たちは、みんな、ボソッとつぶやいた言葉で、わたしの心を揺さぶっていきました。ちょっとだけ、紹介しておきますね。
(お店で初めてついたお客さん。)


(お店のアフターで入った焼肉屋で)




(お店で、初めて席に着いたお客さんと)




差し障りのない例だけを紹介しましたけど、まだいっぱいあるんですよ。
でも、ここでは言えない……。

彼女の「一生懸命」を引き出す男の「寡黙」
美奈子さん、ありがとうございました。
最近のキャバクラなんかで働いてる女の子は、たいていはアルバイトで、接客に関しては素人だから、美奈子さんみたいに感じる人は、少ないかもしれませんね(←昔の銀座のホステスとは大違い)。
ご指摘の、「寡黙」ということについてですが、これは、おっしゃるとおり、女性だれにでも通じるモテ法則ではありません。男性にサービスされることを当たり前と思っているような女性には、まったく通用しないどころか、敬遠されてしまうタイプかもしれません。
男の寡黙さは、どちらかと言うと、女性の母性本能をくすぐる性質――と言っていいと思います。母性愛にあふれたタイプの女性は、相手が不機嫌そうにしていたり、黙りこくってしまったりすると、「どうしたんだろう? 私、何かわるいことしただろうか?」などと考え始めて、何とか心を開かせようと懸命になるんですね。
「一生懸命になる」ということは、美奈子さんの言うように、すでにその段階で、相手に心を奪われてしまっているわけです。
フム……私もこの作戦、ときどき使わせてもらうことにしましょう。
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明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
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与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
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既刊本もどうぞよろしく 写真をクリックしてください。






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