「好意」の対象は、「下から目線」でロックオンせよ!

法則82 効果があるチラ見視線は「下から目線」
もしかして私に興味あり? と思わせる目線は、
「チラ見」。その「チラ」は、「下から目線」
で送ると、効果あり!なのです。
「もしかして、この人、自分に好意を持っているんだろうか?」と、それとなく察知させる「メタメッセージ」としての「愛」。
それは、何も、言葉として口にしたり、文字でしたためたりする必要はありません。口よりも、文字よりも、はるかに雄弁に、あなたの秘めた想いを伝える「ツール」を、私たちは生まれつき、私たちの体に備えています。
それが、「目」です。
目にもの言わす。
昔から、よく使われる言葉ですが、その意味は、「目つきによって気持ちを伝える」です。さらには、こうも言います。
目は口ほどにものを言う。
情を込めた目つきは、口で話す以上に相手の心をとらえる、という意味です。
歌の文句にもあります。
俺の目をみろ 何んにもゆうな~。
こちらは、北島三郎が歌った往年の名曲『兄弟仁義』の一節。
どれも、「目」にはあなたの気持ちを伝える力があり、しかもそれは、口で話すよりもよほど説得力があるゾ――と言っているわけです。
「目」がもの言わずに伝えるメッセージ。その代表格と言っていいのが、「好き」と「嫌い」です。
「嫌い」のほうは簡単です。
「何だ、この野郎!」とか「何よ、この人!」と、怒りの感情に支配されると、私たちは、その相手をニラみつけます。眉間にシワを寄せ、鋭い眼光で相手を凝視するので、そういう視線を向けられたほうも、「何だよ、文句あるのか?」とニラみ返すことになります。「ガンを飛ばした!」とケンカが起こったりするのも、こういう視線が絡み合った場合です。
「嫌い」という感情は、人に、「この人、避けたい」「関わりになりたくない」という「忌避」の行動をとらせる場合もあります。そういうときには、人は、対象と目を合わせないようにします。間違って目が合ってしまっても、プイと目を逸らします。
人は、こういう視線を向けてきた相手と親しくなろうとはしません。「嫌い」なのですから、親しくなっていただく必要もないわけですから、「嫌い」については、これ以上、触れないことにしておきましょう。
その逆、「好き」のほうはどうでしょう?
こちらは、「嫌い」の場合より、いささか複雑です。順を追って、説明しましょう。

「あなたに関心あり」は、「目」に語らせよう
「愛」の反対語は何か?
「憎しみ」と答える人も多いかと思いますが、「愛」と「憎しみ」は、同じ種類の感情の「裏・表」という場合も少なくありません。「愛憎相半ばする」とも言うし、「かわいさ余って憎さ百倍」とも言います。
「愛」も「憎しみ」も、対象に「強い関心」を抱いているという点では、共通しているわけです。
では、「愛」とは真反対の心の状態は?
私は、「無関心」だと思います。
対象に対して何の関心も示さない。「嫌い」ではないけど、「好き」でもないから、対象の何かを知ろうともしないし、目を合わせようともしない。
もし、あなたがだれかからそういう態度をとられたら、どう思うでしょうか?
あなたもその人に興味がなく、何の関心も持ってないという相手であれば、「無視」されようが、「無関心」な態度をとられようが、痛くも痒くもないだろうと思います。
しかし、もしその人が、あなたが関心を抱いている相手であれば、この「無視」はこたえます。もしかしたら、「嫌い」という態度をとられるより、痛手を受けるかもしれません。
では、なぜ、その人はあなたに無関心な態度をとり続けるのか?
ほんとうに、あなたに何の興味もないのかもしれません。しかし、それは、単に興味を持つ機会がなかっただけ――の話かもしれません。もし、興味を持つ機会がなかったとしたら、その機会を作らなかったあなたにも、「無関心」の原因の一端があるかもしれません。
そうなのです。
人は、自分に何の関心も示さない人間よりも、
何らかの関心を示してくる人間に、より興味を抱く
――という性質を持っているのです。
相手に関心を持ってもらうためには、まず、あなたから先に、相手への関心を示しておくことが必要、というわけです。
その関心を示すためのもっとも雄弁なツールが、「視線」です。

「ガン見」=「凝視」では、相手は不快になるだけ
「あなたに興味あり」を、どうやって目に語らせるか?
中には、相手の顔(または体)をジーッ……と、穴が開くほど見つめようとする人もいるかもしれませんが、私は、これはおすすめしません。
人は、よく知りもしない相手、見知ってはいてもまだ親しくなったわけでもない相手から、ジッと見つめられると、通常は、「不快感」を感じることが多いだろうと思います。私だったら、「こいつ、私に、何か文句でもあるんだろうか?」と思ってしまうかもしれません。
こういう視線を「凝視」と言います。若者たちの間でよく言われる「ガン見」も、「凝視」の一種と考えていいと思います。
「凝視」や「ガン見」から人が受け取るのは、たいていは、次のようなメッセージです。
〈1〉自分に何か文句でもあるんだろうか?
〈2〉何か、自分のことを疑っているのだろうか?
〈3〉自分によからぬ「下心」でも持っているんじゃないか?
どれも、受け取ってあまり心地のいいメッセージではありません。
なので、こういう視線を差し向けられると、人は、「何だ、やる気か?」と身構えたり、「私が、何か?」と食ってかかったり、「ジロジロ見ないでよ、いやらしい!」とその視線を遮ったりしようとします。
というわけなので、いくら「関心持ってるゾ」を伝えるためとはいえ、相手をジッと見つめる「凝視」は、あまりよろしくない――と、私は思います。
どれくらい見つめると「凝視」と思われてしまうか?
別にデータがあるわけではありませんが、私は、「2秒」が、相手を見つめ続ける限界だろう――と思っています。
それは、何も、言葉として口にしたり、文字でしたためたりする必要はありません。口よりも、文字よりも、はるかに雄弁に、あなたの秘めた想いを伝える「ツール」を、私たちは生まれつき、私たちの体に備えています。
それが、「目」です。
目にもの言わす。
昔から、よく使われる言葉ですが、その意味は、「目つきによって気持ちを伝える」です。さらには、こうも言います。
目は口ほどにものを言う。
情を込めた目つきは、口で話す以上に相手の心をとらえる、という意味です。
歌の文句にもあります。
俺の目をみろ 何んにもゆうな~。
こちらは、北島三郎が歌った往年の名曲『兄弟仁義』の一節。
どれも、「目」にはあなたの気持ちを伝える力があり、しかもそれは、口で話すよりもよほど説得力があるゾ――と言っているわけです。
「目」がもの言わずに伝えるメッセージ。その代表格と言っていいのが、「好き」と「嫌い」です。
「嫌い」のほうは簡単です。
「何だ、この野郎!」とか「何よ、この人!」と、怒りの感情に支配されると、私たちは、その相手をニラみつけます。眉間にシワを寄せ、鋭い眼光で相手を凝視するので、そういう視線を向けられたほうも、「何だよ、文句あるのか?」とニラみ返すことになります。「ガンを飛ばした!」とケンカが起こったりするのも、こういう視線が絡み合った場合です。
「嫌い」という感情は、人に、「この人、避けたい」「関わりになりたくない」という「忌避」の行動をとらせる場合もあります。そういうときには、人は、対象と目を合わせないようにします。間違って目が合ってしまっても、プイと目を逸らします。
人は、こういう視線を向けてきた相手と親しくなろうとはしません。「嫌い」なのですから、親しくなっていただく必要もないわけですから、「嫌い」については、これ以上、触れないことにしておきましょう。
その逆、「好き」のほうはどうでしょう?
こちらは、「嫌い」の場合より、いささか複雑です。順を追って、説明しましょう。

「あなたに関心あり」は、「目」に語らせよう
「愛」の反対語は何か?
「憎しみ」と答える人も多いかと思いますが、「愛」と「憎しみ」は、同じ種類の感情の「裏・表」という場合も少なくありません。「愛憎相半ばする」とも言うし、「かわいさ余って憎さ百倍」とも言います。
「愛」も「憎しみ」も、対象に「強い関心」を抱いているという点では、共通しているわけです。
では、「愛」とは真反対の心の状態は?
私は、「無関心」だと思います。
対象に対して何の関心も示さない。「嫌い」ではないけど、「好き」でもないから、対象の何かを知ろうともしないし、目を合わせようともしない。
もし、あなたがだれかからそういう態度をとられたら、どう思うでしょうか?
あなたもその人に興味がなく、何の関心も持ってないという相手であれば、「無視」されようが、「無関心」な態度をとられようが、痛くも痒くもないだろうと思います。
しかし、もしその人が、あなたが関心を抱いている相手であれば、この「無視」はこたえます。もしかしたら、「嫌い」という態度をとられるより、痛手を受けるかもしれません。
では、なぜ、その人はあなたに無関心な態度をとり続けるのか?
ほんとうに、あなたに何の興味もないのかもしれません。しかし、それは、単に興味を持つ機会がなかっただけ――の話かもしれません。もし、興味を持つ機会がなかったとしたら、その機会を作らなかったあなたにも、「無関心」の原因の一端があるかもしれません。
そうなのです。
人は、自分に何の関心も示さない人間よりも、
何らかの関心を示してくる人間に、より興味を抱く
――という性質を持っているのです。
相手に関心を持ってもらうためには、まず、あなたから先に、相手への関心を示しておくことが必要、というわけです。
その関心を示すためのもっとも雄弁なツールが、「視線」です。

「ガン見」=「凝視」では、相手は不快になるだけ
「あなたに興味あり」を、どうやって目に語らせるか?
中には、相手の顔(または体)をジーッ……と、穴が開くほど見つめようとする人もいるかもしれませんが、私は、これはおすすめしません。
人は、よく知りもしない相手、見知ってはいてもまだ親しくなったわけでもない相手から、ジッと見つめられると、通常は、「不快感」を感じることが多いだろうと思います。私だったら、「こいつ、私に、何か文句でもあるんだろうか?」と思ってしまうかもしれません。
こういう視線を「凝視」と言います。若者たちの間でよく言われる「ガン見」も、「凝視」の一種と考えていいと思います。
「凝視」や「ガン見」から人が受け取るのは、たいていは、次のようなメッセージです。
〈1〉自分に何か文句でもあるんだろうか?
〈2〉何か、自分のことを疑っているのだろうか?
〈3〉自分によからぬ「下心」でも持っているんじゃないか?
どれも、受け取ってあまり心地のいいメッセージではありません。
なので、こういう視線を差し向けられると、人は、「何だ、やる気か?」と身構えたり、「私が、何か?」と食ってかかったり、「ジロジロ見ないでよ、いやらしい!」とその視線を遮ったりしようとします。
というわけなので、いくら「関心持ってるゾ」を伝えるためとはいえ、相手をジッと見つめる「凝視」は、あまりよろしくない――と、私は思います。
どれくらい見つめると「凝視」と思われてしまうか?
別にデータがあるわけではありませんが、私は、「2秒」が、相手を見つめ続ける限界だろう――と思っています。

「関心あり」は、「チラ見」の回数に比例する
では、どういう「視線」ならいいのか?
ズバリ言うと、「チラ見」です。
ジーッでもジロジロでもなく、チラッ……と視線を送って、相手と目が合ってしまったら、恥ずかしそうに、あるいはバツがわるそうに、フッ……と目を逸らす。これを繰り返す――という視線の送り方です。
日本には、「秋波」という言葉があります。「秋波」というのは、もともとは「秋の澄みわたった水の波」を表す言葉ですが、そこから「美人の涼やかな目元」⇒「色目」「流し目」というふうに使われ、「秋波を送る」で、「色目を使って異性の関心を惹こうとする」という意味で使われるようになりました。
「チラ見」の目線は、この「秋波」に近いものと思っていただければいいかと思います。「秋波」ほど色っぽくなくてもいいのですがね。
さて、こういう目線を送るときには、ひとつだけ注意すべきことがあります。
「チラ」は、「チラ」と見たときに、相手があなたの視線に気づいてくれないと意味がない、ということです。
だからと言って、気づいてくれるまでジーッと見つめっぱなし――では、「チラ見」になりません。だいいち、そういう見方は、周りから見ても気持ちがわるい。
では、どうすればいいか?
「チラ見」する回数を増やすしかありません。一日に2回か3回しか送らない「チラ見」が相手の目にヒットする確率は、おそらく天文学的に低い。しかし、チラチラ、チラチラ……と、1時間に5回も6回も「チラ見」していれば、その視線が相手にキャッチされる確率は、かなり高くなります。
「秋波」は、その回数が大事。つまり「シュウハ数」を上げよ――というわけです。
その結果、相手が、「彼女とはよく目が合うなぁ」「なんか、カレとはよく目が合うわねェ」と感じてくれたら、この「チラ見」作戦は、ひとまず成功と言っていいかと思います。
しかし、これだけでは、関心を持っていることが相手に伝わるだけ――の意味しか持ちません。大事なのは、その「関心」がどういう種類の「関心」であるかを、目でわからせるということです。
そこで、モノを言うのが、目線の種類です。

「秋波」は「下から目線」で送れ!
人が人を見るとき、私たちは、7種類の視線を使い分けています。
どういう角度で相手を見るか、あるいは見ないか――によって、人は、自分がほんとうはどう思っているかを相手に伝える技法を、生まれながらに身につけているのです。
その7種類の視線とは?
〈1〉上から下へ見下ろす……「こいつ、バカじゃないの」
⇒相手をバカにしたり、軽蔑したりするときの視線。
〈2〉下から上に見上げる……「あなはステキ」「あなたを尊敬します」
⇒相手への尊敬や憧れを示す視線。
〈3〉正面から見つめる……「ちゃんと話を聞くよ」「言い負かされないゾ」
⇒相手と議論をしたり、交渉したりするときの視線。
〈4〉横をチラチラ見る……「それに興味あり」「ちょっと気になる」
⇒視線の先にあるものに興味を示すときの視線。
〈5〉正面から横へ逸らす……「もう、飽きたよ、あなたとの話」
⇒興味の対象を他に移すときの視線。
〈6〉正面から上へ逸らす……「ウーン、どうだったかなぁ…」
⇒記憶をたどったり、相手の追求を逸らしたりするときの視線。
〈7〉正面から下へ逸らす……「恥ずかしい…」「反省してます」
⇒反省や恥じらいを示すときの視線。
相手にあなたの関心を示すための「チラ見」であれば、〈1〉の「上から目線」や〈4〉の「飽きたよ視線」、〈6〉の「ウソつき視線」では、効果は期待できません。〈3〉の「対決視線」も、ややきつく感じられてしまいます。
使えるのは、〈2〉の「あこがれ視線」と〈4〉の「興味あり視線」、そして目が合った瞬間に視線を逸らす〈7〉の「恥じらい視線」です。
対象が目の前にいる場合であれば、〈2〉の「あこがれ視線」と〈7〉の「恥じらい視線」だけで十分。チラ……と見上げて、目が合ってしまったら、恥ずかしそうに目を伏せる。これだけで、「あなたを気にしてます」「あなたに興味がある」というあなたの気持ちは、十分に相手に伝わります。
対象が、右か左の少し離れた場所にいる場合には、〈4〉の「興味あり視線」を送るのですが、このとき、ただ横にチラ……ではなく、やや下から見上げるように〈2〉の「あこがれ視線」をプラスして、下から斜め横を見上げるような視線を送ります。このときも、相手があなたの視線に気づいたら、「あら、目が合っちゃった」という感じで、恥ずかしそうに目を伏せます。
これが「チラ見視線」=「秋波」を送るときの目線の使い方のポイント。
こういう「秋波」を一日に50回、60回と送っていると、一日に2回や3回は、目が合うかもしれません。
もし、相手があなたを憎からず思っていて、気の利く人であれば、こう声をかけてくるかもしれません。
相手:もしかして、ボク(私)に、何か話でもあった……?
あなた:あ……い、いや……何となく気になって……。
相手:エッ、ボク(私)のことが?
あなた:ウン、ちょっと……。
あなた:あ……い、いや……何となく気になって……。
相手:エッ、ボク(私)のことが?
あなた:ウン、ちょっと……。
ここまでくれば、目と目の会話としては大成功!
あなたの恋は、ここからスタートします。
筆者の最新官能小説! 電子書店で発売を開始しました!
盆になると、男たちがクジで「かか」を交換し合う。
明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
題材に描いた官能フィクションです。
与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
三日間を終えて帰って来た妙は、その夜から、
様子が変わった。その変化に戸惑う与一は、
ある日、その秘密を知った??。
筆者初の官能作品、どうぞお愉しみください。
2020年9月発売 定価:200円 発行/虹BOOKS
⇒BOOK☆WALKER からお読みになる方は、ここをクリック。
⇒Kindleでお読みになる方は、ここをクリック。
既刊本もどうぞよろしく 写真をクリックしてください。






明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
題材に描いた官能フィクションです。
与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
三日間を終えて帰って来た妙は、その夜から、
様子が変わった。その変化に戸惑う与一は、
ある日、その秘密を知った??。
筆者初の官能作品、どうぞお愉しみください。
2020年9月発売 定価:200円 発行/虹BOOKS
⇒BOOK☆WALKER からお読みになる方は、ここをクリック。
⇒Kindleでお読みになる方は、ここをクリック。
既刊本もどうぞよろしく 写真をクリックしてください。

管理人は、常に、下記3つの要素を満たすべく、知恵を絞って記事を書いています。
みなさんのポチ反応を見て、喜んだり、反省したり……の日々です。
今後の記事作成の参考としますので、正直な、しかし愛情ある感想ポチを、どうぞよろしくお願いいたします。



→このテーマの記事一覧に戻る →トップメニューに戻る
- 関連記事
-
- 人は、名前を呼ばれる回数に応じて「好意」が増量する (2021/08/17)
- 「好意」の対象は、「下から目線」でロックオンせよ! (2021/07/30)
- 日本人には「愛してる」は似合わない (2021/07/14)