「尊敬」は恋愛を慎重にさせるが、長続きもさせる

法則80 「尊敬」から始まる恋は、長い道のりになる
私の場合、恋はいつも、相手への「尊敬」から
始まります。しかし、この恋はやっかい。何より
時間がかかる。そして、その結果――。
人は、人のどういうところに惹かれて、相手を好きになるのか?
これはもう、人により、いろいろだろう――と思います。
「胸が大きいだけで十分」という人もいるだろうし、「腕の筋肉がすごい」だけで目がクラクラ……となる人もいるでしょう。
もちろん、「顔がかわいい」も、「性格がいい」も、「料理がうまい」も、「頭がいい」も、十分に、相手を「好き」になり、恋心が芽生える理由になり得ます。
しかし、私の場合は、それだけではダメ――なんですね。
もちろん、それらはどれも、「オッ!」と目を留める理由にはなるけれど、それだけで「恋が始まる」まではいかないんですね。
では、何が必要か――と言うと、
この人、尊敬しちゃう!
です。
たとえば――
自分には弾けないピアノを、この人、なんて美しく弾けるんだろう。
自分には描けない絵を、この人、なんと巧みに描けるんだろう。
この人、なんと巧みな表現で文章を書くんだろう。
この人、なんと美しい声で歌を歌えるんだろう。
この人のものの考え方、なんて奥深くて、思慮に富んでいるんだろう。
こういうことを感じて、その人に対する「尊敬」の念が生じると、私の場合は、「この人に認められたい」という気持ちが日に日に強くなり、いつの日か、それが「恋しい」という気持ちに変化していきます。
実は、この「尊敬から始まる恋」というのが、なかなかやっかいなシロモノなのです。
どこがやっかいなのか?
その理由は、以下のとおりです。

「軽蔑」されたくないから、「好き」と言えない…?
恋心を抱いた相手が、「尊敬」の対象であった場合、恋する側は、どうやって相手の気持ちを自分に振り向かせようとするでしょう?
私の場合は、こうでした。
よし、ガンバって、オレも彼女に尊敬されるような人間になってやるゾ!
仮に「尊敬される」がムリだとしても、せめて、こう思うだろうと思います。
何とか、彼女にバカにされないような人間になろう。
一目ぐらいは置いてもらえる人間になろう。
もうお気づきかと思いますが、これには、少々、お時間がかかります。
なにしろ相手は「尊敬」の対象です。その相手から「一目置かれる」存在になる、ましてや「尊敬される」存在になるなんてのは、そんなに簡単なことではありません。
ちょっと、目を留めていただけたぐらいの段階で、
実は、ボク、あなたにホレてるんです。今度……。
なんてやっちゃったら、足元を見透かされてしまう。
なんだ、あなたのネライは、それだったの?
と、「衣の下の鎧」を発見されてしまう。
それまでの努力も水の泡――となってしまうので、なかなか、「好き」が切り出せなくなるんですね。
つまり、「恋心」が「尊敬」から始まった場合には、「ただの男と女」という関係になるまでの道のりが長い。時間がかかってしまうわけです。
ヘタすると、あなたは、彼女(またはカレ)の「永遠のフォロワー」になってしまうかもしれません。
相手もあなたに「異性としての好意」を抱いていた場合には、
柔肌の熱き血潮に触れもみで
寂しからずや道を説く君
と、嘆かせることにもなるわけですね。
しかし、私は、それでいいと思っています。
相手がじれて、「寂しからずや」と言い出すまで、慎重に「道を説く」ぐらいでちょうどいい――のだと思います。
これはもう、人により、いろいろだろう――と思います。
「胸が大きいだけで十分」という人もいるだろうし、「腕の筋肉がすごい」だけで目がクラクラ……となる人もいるでしょう。
もちろん、「顔がかわいい」も、「性格がいい」も、「料理がうまい」も、「頭がいい」も、十分に、相手を「好き」になり、恋心が芽生える理由になり得ます。
しかし、私の場合は、それだけではダメ――なんですね。
もちろん、それらはどれも、「オッ!」と目を留める理由にはなるけれど、それだけで「恋が始まる」まではいかないんですね。
では、何が必要か――と言うと、
この人、尊敬しちゃう!
です。
たとえば――





こういうことを感じて、その人に対する「尊敬」の念が生じると、私の場合は、「この人に認められたい」という気持ちが日に日に強くなり、いつの日か、それが「恋しい」という気持ちに変化していきます。
実は、この「尊敬から始まる恋」というのが、なかなかやっかいなシロモノなのです。
どこがやっかいなのか?
その理由は、以下のとおりです。

「軽蔑」されたくないから、「好き」と言えない…?
恋心を抱いた相手が、「尊敬」の対象であった場合、恋する側は、どうやって相手の気持ちを自分に振り向かせようとするでしょう?
私の場合は、こうでした。

仮に「尊敬される」がムリだとしても、せめて、こう思うだろうと思います。


もうお気づきかと思いますが、これには、少々、お時間がかかります。
なにしろ相手は「尊敬」の対象です。その相手から「一目置かれる」存在になる、ましてや「尊敬される」存在になるなんてのは、そんなに簡単なことではありません。
ちょっと、目を留めていただけたぐらいの段階で、

なんてやっちゃったら、足元を見透かされてしまう。

と、「衣の下の鎧」を発見されてしまう。
それまでの努力も水の泡――となってしまうので、なかなか、「好き」が切り出せなくなるんですね。
つまり、「恋心」が「尊敬」から始まった場合には、「ただの男と女」という関係になるまでの道のりが長い。時間がかかってしまうわけです。
ヘタすると、あなたは、彼女(またはカレ)の「永遠のフォロワー」になってしまうかもしれません。
相手もあなたに「異性としての好意」を抱いていた場合には、
柔肌の熱き血潮に触れもみで
寂しからずや道を説く君
と、嘆かせることにもなるわけですね。
しかし、私は、それでいいと思っています。
相手がじれて、「寂しからずや」と言い出すまで、慎重に「道を説く」ぐらいでちょうどいい――のだと思います。

「尊敬」するのも、されるのも、わるいことじゃない
こうして、慎重に始まった「尊敬付き恋愛」は、たとえ「男と女」になった後でも、容易にはフェイドアウト(=消える)しません。
相手への「尊敬」の気持ちがなくなってしまわない限り、「自分」と「相手」との間には、絶えず、「追いかけたい」「追いつきたい」「認められたい」という、一定の距離感が存在し続けます。
この「距離感」が存在する限り、あなたは永久に相手に「恋」し続けることになるわけです。
これは、いいことか?
もちろん、いいことです。
わたくし・シランケンなどは、そう想い続ける相手が欲しいものだ――と、心底、願ったりもしています。
ただし、この状態の恋慕には、危険な一面も存在します。
相手を尊敬している限り、あなたはその相手=「尊敬の対象」の「フォロワー」であるわけですが、「フォロー」の気持ちが強すぎると、もしかしたらあなたは、その対象の「追っかけ」になってしまうかもしれません。ヘタすると、「ストーカー」と化してしまう危険も、ないとは言えないわけです。

「尊敬」には「所有欲」を伴わせてはいけない
これは、厳に戒めなくてはいけないことだ――と、私は思います。
もうひとつ、この種の恋慕は、抱かれるほうも、実は大変なんですね。
なにしろ「尊敬の対象」なわけだから、ヘタなことができません。尊敬されているのに、パチンコにはまって一日つぶすなんてことは、とてもできない。自販機の下の小銭を拾って歩くわけにもいかない。
つまらないエロビデオを見てよだれを流すわけにも、スカートの下をのぞこうなんていう、みっともない行動をとるわけにもいかない。
いったん、「尊敬」されちまった日には、着るもの、食べるもの、見るもの、聴くものにも、一応、それなりのクオリティを保たなくてはならなくなります。
尊敬される側も、ラクじゃないんですね。
ああ、ただの「つまらない男」になって、プレッシャーから解放されたい――と、ショージキ、このシランケンでさえ、思ったことがありました。
しかしね、みなさん、これもわるいことじゃない。
尊敬されることによって、自らを律することができる。
つまり、「尊敬」は、「尊敬される人間」を成長させるという、プラスの効果も期待できるわけです。
というわけなので、どうぞすべての男よ、女よ、あなたの好きな相手を「尊敬」してさしあげてください――と、本日は、そういう話でした。
筆者の最新官能小説! 電子書店で発売を開始しました!
盆になると、男たちがクジで「かか」を交換し合う。
明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
題材に描いた官能フィクションです。
与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
三日間を終えて帰って来た妙は、その夜から、
様子が変わった。その変化に戸惑う与一は、
ある日、その秘密を知った??。
筆者初の官能作品、どうぞお愉しみください。
2020年9月発売 定価:200円 発行/虹BOOKS
⇒BOOK☆WALKER からお読みになる方は、ここをクリック。
⇒Kindleでお読みになる方は、ここをクリック。
既刊本もどうぞよろしく 写真をクリックしてください。






明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
題材に描いた官能フィクションです。
与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
三日間を終えて帰って来た妙は、その夜から、
様子が変わった。その変化に戸惑う与一は、
ある日、その秘密を知った??。
筆者初の官能作品、どうぞお愉しみください。
2020年9月発売 定価:200円 発行/虹BOOKS
⇒BOOK☆WALKER からお読みになる方は、ここをクリック。
⇒Kindleでお読みになる方は、ここをクリック。
既刊本もどうぞよろしく 写真をクリックしてください。

管理人は、常に、下記3つの要素を満たすべく、知恵を絞って記事を書いています。
みなさんのポチ反応を見て、喜んだり、反省したり……の日々です。
今後の記事作成の参考としますので、正直な、しかし愛情ある感想ポチを、どうぞよろしくお願いいたします。



→このテーマの記事一覧に戻る →トップメニューに戻る
- 関連記事
-
- 日本人には「愛してる」は似合わない (2021/07/14)
- 「尊敬」は恋愛を慎重にさせるが、長続きもさせる (2021/06/22)
- 人は、歳をとるほど、若い恋人が欲しくなる (2021/06/02)