「常識だよ」が口癖の男は、モラハラ主義者

人に向かって「常識だよ」を口にする人間には、
実は「常識」と呼べるほどの「知識」も「知力」も
ない場合が多い。「常識」とは、根拠のない言葉を
口にする場合の「武装用語」なのです。
愛が生まれる日本語・殺す日本語 レッスン5-03
「常識」。私は、この言葉があまり好きではありません。
辞書には《一般人が備えておくべきとされる標準的知力》などと説明されていますが、こういう言葉を他人に向かって吐くとき、口にする人間の側に「標準的知力」があるかと言うと、きわめて疑問。
むしろ、「知力」が乏しいと感じる人に限って、こういう言葉を使いたがる傾向がある――と、私はニラんでいます。
よく耳にするのが、こういう言い方。
おまえ、そんなこともわからないの? 常識だろうが、それ?
「常識だろ」と口にするのは、たいていの場合、教師だったり、職場の上司だったり、サークルの先輩だったりで、あなたにとっては立場が上の人間が多いだろうと思われます。
しかし、その「常識」を口にする人間が、「常識」をわきまえているかと言うと、管理人には、どうもそうは思えません。
「常識」とは、「〇〇のときには××すべき」という単なる一般知識集ではありません。さまざまな状況に応じて、適切な行動がとれるような知識を引き出す「理解力」や「判断力」や「思慮分別」を含む、総合的な知力である――と、『広辞苑』などは解説しているのですが、私が見る限り、ふだんから「常識」「常識」と口にする人たちには、その「理解力」も「判断力」も「思慮分別」も、あまり機能しているようには見えません。
その欠如を覆い隠すために、「常識だろうが」「常識でしょ」と、自分の主張に社会的な根拠がありそうな物言いをするのではないか――と、ひねくれ者の私などは思ってしまいます。
問題は、ここからです。
「社会的な根拠がありそうな」と言いましたが、ほんとにあるんでしょうか、その「根拠らしきもの」が?
その人の言う「常識」に「出典」はあるか?
筆者の場合、もし私に向かって、「常識だろうが」とか「常識でしょうよ」と言って来る人間がいたら、こう切り返します。
常識? 出典は…?
「出典」が理解できないような人であれば、こう訊きます。
常識……って、それ、だれが言ってるの?
その答えが「みんな」だったりすると、
みんなってだれとだれとだれ?
と、さらに意地悪く突っ込みを入れてみます。
断言してもいいのですが、こうお尋ねすると、十人中八、九人は、「そんなだれとか言われても……」と、口をつぐんでしまいます。
つまり、その人の言う「常識」には、「根拠」がないというわけです。
辞書には《一般人が備えておくべきとされる標準的知力》などと説明されていますが、こういう言葉を他人に向かって吐くとき、口にする人間の側に「標準的知力」があるかと言うと、きわめて疑問。
むしろ、「知力」が乏しいと感じる人に限って、こういう言葉を使いたがる傾向がある――と、私はニラんでいます。
よく耳にするのが、こういう言い方。

「常識だろ」と口にするのは、たいていの場合、教師だったり、職場の上司だったり、サークルの先輩だったりで、あなたにとっては立場が上の人間が多いだろうと思われます。
しかし、その「常識」を口にする人間が、「常識」をわきまえているかと言うと、管理人には、どうもそうは思えません。
「常識」とは、「〇〇のときには××すべき」という単なる一般知識集ではありません。さまざまな状況に応じて、適切な行動がとれるような知識を引き出す「理解力」や「判断力」や「思慮分別」を含む、総合的な知力である――と、『広辞苑』などは解説しているのですが、私が見る限り、ふだんから「常識」「常識」と口にする人たちには、その「理解力」も「判断力」も「思慮分別」も、あまり機能しているようには見えません。
その欠如を覆い隠すために、「常識だろうが」「常識でしょ」と、自分の主張に社会的な根拠がありそうな物言いをするのではないか――と、ひねくれ者の私などは思ってしまいます。
問題は、ここからです。
「社会的な根拠がありそうな」と言いましたが、ほんとにあるんでしょうか、その「根拠らしきもの」が?

筆者の場合、もし私に向かって、「常識だろうが」とか「常識でしょうよ」と言って来る人間がいたら、こう切り返します。

「出典」が理解できないような人であれば、こう訊きます。

その答えが「みんな」だったりすると、

と、さらに意地悪く突っ込みを入れてみます。
断言してもいいのですが、こうお尋ねすると、十人中八、九人は、「そんなだれとか言われても……」と、口をつぐんでしまいます。
つまり、その人の言う「常識」には、「根拠」がないというわけです。

根拠なく口にする「常識」。それは、もしかしたら、「そのほうが都合がいいから」と思いついた、その場限りの「方便」かもしれません。
あるいは、TVや何かでだれかがしゃべっているのを聞いて、「そうなんだよ。この人、いいこと言うなぁ」と共感したことがあり、それ以来、そのコメンテータなり評論家なりの言が、「世間一般の常識」として、その人の意識の中に定着してしまったのかもしれません。
もうひとつの可能性としては、その人の親なり、教師なりが、かつて口うるさく言っていたことを、そのまま「受け売り」しているということも考えられます。
しかし、「方便」だったとしても、「TVで○○が言っていた」にしても、「親父(オフクロ)が言ってた」にしても、「根拠」としては、いささか弱い。そこで、このタイプは「知らないの? 常識だよ」という言葉で、その弱さを補強しようとするのだ――と、私・シランケンは確信しています。
つまり、「常識だよ」を口にする人間は、「言葉の武装主義者」。
この「武装主義者」の目的は、「武装した言葉」で相手を縛り付けること。これは、立派にモラル・ハラスメントだと筆者は断じます。
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