「モテ子」は「スキ」の見せ方がうまい

男に誘わせ、「寝る」まで持っていくのが、
実にうまい――という女性がいました。
周囲からは「ユル子」と呼ばれていた彼女、
最大の武器は、「スキの見せ方」でした――。
M は「男からのモテ技」、 W は「女からのモテ技」、 N は「男女共通のモテ技」です。
かつて、私が所属していた職場に、「すぐ寝る」と評判の女がいました。
別に、すぐ「居眠りをする」なんていうのじゃありませんよ。
要するに、簡単に男を好きになって、すぐ寝てしまう。
つまり、「ゆるい」わけです。
その「ユル女」、仮の名をK美としておきましょうか。
好きになるだけなら、だれにだってできます。「寝る」ほうだって、まぁ、誘っていただければ、応じることにやぶさかではない――という女性も、少なからずいるだろうとは思います。
しかし、「好き」になったからと言って、必ず「誘って」いただけるわけではない。そこがむずかしいところです。
ところが、このK美は、「好き」になった男とは、ほとんどと言っていいほど、寝ているんですね。寝るところまでもっていく。しかも、相手に「寝よう」と言わせる、または黙って手を出させてしまう。そこがすごい! のです。
こう言ってはあれですが、K美は、ものすごく美人というわけでもないし、目もくらむようなナイスなボディを持っているわけでもありません。どう見ても、水平線レベル(「並」ということです)。なのに、お召し上がり確率が、並みはずれて高いのです。
なぜか……?
何年間か、K美を観察した結果、わかったことがあります。
要するに、K美は、スキの作り方がうまいのです。自分から「抱いてもいいよ」サインを出してるんですね。
中には、ナルホドねェ……と、人間観察においては人後に落ちないつもりの私を、感心させたものもあります。
いくつか、とりつくろってご紹介しましょう。
別に、すぐ「居眠りをする」なんていうのじゃありませんよ。
要するに、簡単に男を好きになって、すぐ寝てしまう。
つまり、「ゆるい」わけです。
その「ユル女」、仮の名をK美としておきましょうか。
好きになるだけなら、だれにだってできます。「寝る」ほうだって、まぁ、誘っていただければ、応じることにやぶさかではない――という女性も、少なからずいるだろうとは思います。
しかし、「好き」になったからと言って、必ず「誘って」いただけるわけではない。そこがむずかしいところです。
ところが、このK美は、「好き」になった男とは、ほとんどと言っていいほど、寝ているんですね。寝るところまでもっていく。しかも、相手に「寝よう」と言わせる、または黙って手を出させてしまう。そこがすごい! のです。
こう言ってはあれですが、K美は、ものすごく美人というわけでもないし、目もくらむようなナイスなボディを持っているわけでもありません。どう見ても、水平線レベル(「並」ということです)。なのに、お召し上がり確率が、並みはずれて高いのです。
なぜか……?
何年間か、K美を観察した結果、わかったことがあります。
要するに、K美は、スキの作り方がうまいのです。自分から「抱いてもいいよ」サインを出してるんですね。
中には、ナルホドねェ……と、人間観察においては人後に落ちないつもりの私を、感心させたものもあります。
いくつか、とりつくろってご紹介しましょう。

これは、合コンなんかでよく使った手です。
タイプの男の横に座ると、飲み進むうちに、うつらうつら……と居眠りを始めるんですね、 K美は。実は、これがほんとに居眠りなのかどうか、きわめて疑わしい。もしかしたら、眠ったフリなのかもしれませんが、真偽は確かめようがありません。
で、眠ったK美の体は、必ず、その男のほうに傾くんですね。最後は、とうとう、男の肩にもたれかかってしまう。
周りから起こされると、「あ、ゴ、ゴメンナサイ。私、いつの間にか……」と、殊勝というか、シラジラしい。
これが効くんですね、ある種の男には。男は、つい、彼女に夢の続きを見せてあげたくなって、彼女に肩を貸し続けられる場所にご案内――というわけです。
[注] 和室での飲み会向き。多少の演技力が必要。

K美の得意ポーズは、「反省ポーズ」。
頭を90度ぐらいに折り曲げ、完全にうなじを露出させて、うつむく――という、あの、サルの「ジロー」がやってたやつです。
反省を見せる相手が自分のターゲットであったりすると、K美は、そのまま体を揺らして、相手の胸に頭をコツンコツンとぶつけたりする。田中みな美アナもときどきやってましたが、ま、これがかわいいというか、わざとらしいというか……。
相手がいない場合は、壁に向かってこれをやるんで、周りで見ている連中の中には、「アイツ、頭おかしいんじゃ……」と思われたりもするのですが、本人は、そんなこと一向に気にするそぶりもありません。
ちなみに、K美の髪はロングなのですが、これをやるときは、事前に毛先は胸のほうに回してあります。ニュートンの法則で、うつむくと、自然にうなじが露出します。K美はどうやら、そこまで計算に入れてるらしいのです。
[注] 仕事場で、好みの男に叱られたりしたときに使う手。ほぼ7割の確率で、男の手は頭からうなじへと伸びていきます。

私が「うまいなぁ」と感じるのは、コレです。
男(もちろん、目当ての相手)と話をしながら、K美は、よく、胸元のペンダントを手でもてあそぶんですね。
当然、相手の視線は胸元に向けられます。そこで、ペンダントを胸の谷間から引き出して手でさわって、それをまた胸の谷間に戻す。場合によっては、それを何度か繰り返す。男は、ペンダントに感情移入(?)して、自分の意識も彼女の胸元に吸い込まれてしまう――という寸法です。
[注] 自分より背の高い男と話すときによく使う手。このとき、ブラウスの胸ボタンは、ひとつ余分に開けておくのがポイント。

K美は、デモンストレーションもうまい。
たとえば、バナナを食べるときは、皮をむいた先端を思いいれたっぷりに見つめたあとで、ちょっぴり舌先を見せたりしながら、ガブリとやや深めにくわえ込み、それを引き戻すようにしながら、口をすぼめてかみ切る。
アイスバーは、まず、舌先で周りのしずくをなめ取るようにして、それから口にくわえ、やっぱり口先をすぼめるようにして引き抜いてはまたくわえ込む……を繰り返す。
フランクフルトも同様。
これを、相手の目を訴えるような目つきで見つめながらやるんですね、K美は。まるで、外国のポルノ女優が見せるような演技です。
もしかして、これ、実演販売……?
[注] 見ながら、アレを立てちゃった男が、少なくとも2人はいました。

K美は自分の体質も利用します。
「私ね、ちょっと押しただけで、すぐ皮膚が赤くなっちゃうの」などと言いながら、自分の二の腕を押して見せたりするんですね。
「ホラ……ね。あなたも押してみて」とやると、たいていの男は、生物学的興味(?)から手を伸ばしてきます。
当然、もっと他の場所も押してみたくなりますよね……。
[注] 直接的に行動を呼び起こすので、そのまま抱き寄せられてしまうこともあります。

K美は、特に夏になると、人造乳首をご着用になります。いわゆる「付け乳首」ってやつ。美人テニス・プレーヤーのシャラポワが「着用疑惑」を取りざたされた、例のアレです。
たとえば目当てのカレの背中越しに、「何、読んでるんですかぁ?」なんて接近するときに、このいまわしい人工物を、カレの背中にポチリと触れさせたりするわけです。あくまで「あっ、触れちゃった。ごめんなさい」という感じに。
これが効くのなんの。男は当然、中身を確かめたくなります。で、お誘いがかかるわけです。常人には、とても、マネのできない力ワザです。
[注] 当然、こういうときのトップは、Tシャツか薄手のニット。K美はこれを着けてて、満員電車で口説かれたこともあるのだとか。
以上は、K美の手口のほんの一部。
シランケンは、こんなあざとい手には乗りませんが、乗る男はけっこういました。よろしかったら、参考に。

「見せたいもの」「触れさせたいもの」に相手の心理を誘導する
K美がとった戦略は、心理学的に分析すると、4種類に大別できます。
ひとつは「擬似セックス行動」。バナナやアイスバーを、さも「あの行為」を思わせるように口にくわえる、というのがこれに当たります。もちろん、男性は、そのデモンストレーションから行為を連想して、それを試したくなるわけです。
もうひとつは、「服従行動」。反省のポーズでうなじを見せた行動がこれに当たります。「うなじ」は、人間の最大の急所。そこを相手の目にさらけ出す、という行動は、「私は降参。あなたの好きにして」と言っていることになるわけです。
私が「うまい」と感じたのは、ペンダント作戦。これは、「動体視力作戦」とでも名づけておきましょうか。人間の目は、静止しているものより動いているもののほうに惹き付けられます。手を動かして、相手の視線を胸元に誘導しているわけで、私でも、この手には引っかかるだろうと思います。
あとは、いずれも直接的な「ボディ・タッチ」作戦。この効果については、言わずもがなでしょう。たぶん、いちばん効果的な方法です。もし、あなたにそれを実行する勇気があれば……の話ですが。
筆者の官能小説! 電子書店から発売中です!
盆になると、男たちがクジで「かか」を交換し合う。
明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
題材に描いた官能フィクションです。
与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
三日間の盆かかを終えて帰って来た妙は、その夜から
様子が変わった。その変化に戸惑う与一は、
ある日、その秘密を知った??。
筆者初の官能作品、どうぞお愉しみください。
2020年9月発売 定価:200円 発行/虹BOOKS
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既刊本もどうぞよろしく 写真をクリックしてください。






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