「いい人」は「恋愛の対象」にならない?

法則73 「いい人」は「恋愛の対象」にならない
「いい人」だけど、ただそれだけ。「恋の対象」
にはできない、という人がいます。なぜか?
そこには、いくつか理由がありまして——。
男性でも、女性でも、異性に対してこんな評価を下すことがあると思います。
○子? 彼女は、いい子だよ。
○さん? あの人は、ほんとにいい人よ。
歌の文句だと、この後に、
でも~、ただそれだけよ~
と続きます。
「いい人だけど、ホレた、ハレたの対象にはならないわね」と、歌の世界では歌われているわけです。その理由は、たいていの場合、こうです。
いい人だから、わがままが言えない
男と女という情欲の世界に、相手を引っ張り込めない
恋愛に進むきっかけをつかめないまま、終わってしまうことが多い
確かに、これも一理あると思います。
「恋愛」というのは、見方を変えれば、「男と女のけだものごっこ」でもあるわけですから、どこかで、「おまえが欲しい!」「私を奪って!」と欲情を迸らせないと、深い情愛の関係にはならない。「いい人」にはそれができないのだ――というわけです。
ま、それもわからないじゃありません。筆者も、そんな理由で恋を逃したことが、一度や二度や、三度や四度は、あったような気がします。
しかし、これは、「いい人」側から見た場合の「恋愛になりにくい理由」です。
その逆はどうなのでしょう?
つまり、恋愛の対象にしたい人が「いい人」であった場合、それでも、恋には発展しにくいのでしょうか?
実は、これも「YES」だろう――と、筆者は思っています。

「失いたくない」から「恋愛対象」にはしない、という心理
筆者の友人の中にも、こんなことを口走る男がいました。
彼女は、人間としても、女性としても完璧だと思う。オレなんぞは、恐れ多くて近寄ることもできないよ。
「近寄る」というのは、男としてひとりの女性に接近を図る、という意味です。
それでも、アタックするぐらいはしてもいいのでは――と思うのですが、別のある男は、こんなふうに、その意思を否定して見せました。
だってよ、そんなアタックを仕掛けて、仮に彼女にフラれたとしようか。彼女もそのことで気まずくなる。オレも、二度と彼女と親しく口をきくことができなくなる。いま、3ぐらいはつながっているチャネルが、一気に0になってしまうかもしれないじゃないか。そんなリスクは犯したくない。
「恋愛対象」とすることによって「10か0か?」の答えを求めるよりも、「3~4でいいから継続する」という関係を望む。
これが、「いい人」を「恋愛対象」にはしたくない――という、いちばんの理由かもしれません。
そして、おそらくこれは、女性の場合も同じだろうと思います。
後輩の30代独身女性が、こんな証言をしてくれました。
すごく尊敬してる先輩がいるんです。その人は、男性としても惹かれる人なんだけど、「好き」とかは言えないんですよね。言ったとたんに、「尊敬」の対象を失うような気がするから。
これも、正論でしょう。
「いい人」は、その人にとって「神さま」に近い存在である。「神さま」を恋愛の対象にしてしまったら、もう、その「いい人」は、「神さま」ではなくなってしまう――というわけです。
吉永小百合がウ×コなんかするわけない――と思っていたい、というファン心理にも通じるものが、そこにははたらくのだろうと思います。


歌の文句だと、この後に、

と続きます。
「いい人だけど、ホレた、ハレたの対象にはならないわね」と、歌の世界では歌われているわけです。その理由は、たいていの場合、こうです。
いい人だから、わがままが言えない


確かに、これも一理あると思います。
「恋愛」というのは、見方を変えれば、「男と女のけだものごっこ」でもあるわけですから、どこかで、「おまえが欲しい!」「私を奪って!」と欲情を迸らせないと、深い情愛の関係にはならない。「いい人」にはそれができないのだ――というわけです。
ま、それもわからないじゃありません。筆者も、そんな理由で恋を逃したことが、一度や二度や、三度や四度は、あったような気がします。
しかし、これは、「いい人」側から見た場合の「恋愛になりにくい理由」です。
その逆はどうなのでしょう?
つまり、恋愛の対象にしたい人が「いい人」であった場合、それでも、恋には発展しにくいのでしょうか?
実は、これも「YES」だろう――と、筆者は思っています。

「失いたくない」から「恋愛対象」にはしない、という心理
筆者の友人の中にも、こんなことを口走る男がいました。

「近寄る」というのは、男としてひとりの女性に接近を図る、という意味です。
それでも、アタックするぐらいはしてもいいのでは――と思うのですが、別のある男は、こんなふうに、その意思を否定して見せました。

「恋愛対象」とすることによって「10か0か?」の答えを求めるよりも、「3~4でいいから継続する」という関係を望む。
これが、「いい人」を「恋愛対象」にはしたくない――という、いちばんの理由かもしれません。
そして、おそらくこれは、女性の場合も同じだろうと思います。
後輩の30代独身女性が、こんな証言をしてくれました。

これも、正論でしょう。
「いい人」は、その人にとって「神さま」に近い存在である。「神さま」を恋愛の対象にしてしまったら、もう、その「いい人」は、「神さま」ではなくなってしまう――というわけです。
吉永小百合がウ×コなんかするわけない――と思っていたい、というファン心理にも通じるものが、そこにははたらくのだろうと思います。

「いい人」になるには、「尊敬」がつきもの
そもそも、異性から「いい人」と思われるのは、どういう人なんでしょう?
これには、いくつかパターンがある、と筆者は思っています。
よくあるのが、こちら↓。

こちらは、恋愛対象に「ならない」ではなく、「なれない」人たちです。
どちらかと言うと、「恋愛の対象にはならないけど、でも、いい人」と称されるような「いい人」です。
恋愛対象としては、端から「ものたりない」わけですから、こういう「いい人」のことで、あなたが思い悩む必要はないだろうと思います。
問題は、以下のようなパターンの「いい人」の場合です。

いろんな「ワケ」が考えられます。



こういう「いい人」は、「いい人」でいてもらうしかないという「いい人」です。「いい人」だから「恋愛対象」にできない――ではなく、「恋愛対象」にできないから「いい人」に止めている――という「いい人」かもしれません。
ま、これも仕方ありません。そういう「いい人」を好きになったのは、あなたの責任ですから、どうぞ好きなだけお悩みなさい――です。
問題は、これぞ典型的とも言える「いい人」の場合です。

これこそ、「いい人」の「真打」! と言うべきでしょう。
この「いい人」を突き詰めていけば、その最高峰には、ジーザスであり、釈迦であり、オリンポスの神々であり……という、名だたる「いい人」が控えています。
共通しているのは、「尊敬の対象」である――ということです。
「尊敬の対象」なので、簡単には、その対象を「ホレた、ハレた」の世界に引き込むわけにはいきません。
「尊敬」の念を持って「いい人」を追い求める人たちが、もっとも懼れるのは、その尊敬の対象から「軽蔑」されることです。ヘタに自分の情欲をぶつけると、もしかしたら相手から「軽蔑」されてしまうかもしれない。「軽蔑」まではされないにしても、自分の「野心」を見抜かれて、距離を置かれてしまうかもしれない。
いや、相手はともかく、そういう「恋心」を持って近づこうとすると、自分自身の態度がぎこちなくなり、平常心が保てなくなる。
それは、尊敬するカレまたは彼女の「忠実なフォロワー」でありたい――と願う本人にとって、不本意である。
というわけで、このフォロワーは、自分の中に芽生えようとする「恋情」を眠りに就かせようとするわけです。

「いい人」は「恋愛」には向かない…?
さて、こんな恋が胸のうちに芽生えたら、どうすればいいのでしょう?
老婆心ながら、シランケンは思うのです。
もし、「いい人」を「いい人」として尊敬し続けたいのであれば、どうぞ、そういう恋は眠らせてあげるがよろしい――と。
「いい人」は「尊敬」の対象として、神棚にでも、仏壇にでも祀り上げたまま、恋愛の対象は、もっと緊張しなくてすむ相手にしたほうがいいのではないか?
これは、私が自身の経験から学んだことでもあります。
緊張してメシものどを通らない関係と、メシがおいしく食べられる関係。
恋愛に2つの形があるとすれば、私は、後者のほうが、人生を楽しくしてくれる――と信じています。
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盆になると、男たちがクジで「かか」を交換し合う。
明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
題材に描いた官能フィクションです。
与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
三日間を終えて帰って来た妙は、その夜から、
様子が変わった。その変化に戸惑う与一は、
ある日、その秘密を知った??。
筆者初の官能作品、どうぞお愉しみください。
2020年9月発売 定価:200円 発行/虹BOOKS
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既刊本もどうぞよろしく 写真をクリックしてください。






明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
題材に描いた官能フィクションです。
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クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
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