キャット・ファイター〈12〉 黄色い生贄と黒いマグナム

第8話 キャットファイター 12
R18
このシリーズは、性的表現を含む官能読み物です。
18歳未満の方は、ご退出ください。
ディープな南部の酒場に設えられた
リングに水着のようなリングウエア
で登場した麗奈。その対戦相手は、
黒光りする筋肉を自慢げに揺らす
黒人レスラーだった。

前回から読みたい方は、⇒こちらからどうぞ。
ここまでのあらすじ 「ビックリするようなもの、お見せしますよ」。歌舞伎町のショーパブの支配人・平山に言われて、顔を出したその店は、客席の真ん中に、プールのような泥レスのリングが設えられた変わった造りだった。リング・アナの紹介でリングに登場したその女性を見て、内村良助は「ハッ……」と息を呑んだ。彼女は、かつて、アイドル出身の女子プロとして、一世を風靡したこともある岬麗奈だった。やがて始まった泥レス。麗奈はたちまち石黒に組み伏せられ、ウエアをはぎ取られた。リングウエアを脱がされると、試合は負け。敗者の泥を洗い流す権利は、オークションにかけられる。バケツ一杯の水で、麗奈は、白い肌を露わにされた。平山は「これ、記事になりませんかね」と言う。しかし、それを記事にしたのでは、店も、掲載した『スポタイ』も、当局にニラまれてしまう。良助は、「麗奈の転落人生を描くインタビュー記事にしよう」と提案した。「結婚しようと思ったことはなかったの?」という良助の質問に、麗奈は力なく首を振った。「いたにはいたけど」と言うその男は、麗奈を「接待ドール」として利用する男だった。しかし、麗奈が女子プロを引退すると、麗奈に商品価値がないと判断した男は、彼女を捨てた。麗奈は、興行系のプロダクションに移って、「泥レス」の世界に身を投じた。その「泥レス」は、やがて「オイル・レス」に変わった。さらに客寄せを狙う支配人・平井は、客をリングに上げて、彼女たちと格闘させる「チャレンジ・マッチ」なる企画を打ち出した。しかし、そのショーは当局にわいせつ罪で摘発され、店は営業停止となり、麗奈も検挙されたが、不起訴処分となった。その麗奈から電話がかかってきた。「アメリカに渡ってキャット・ファイト」のショーに出ると言う。「止めろよ」と止める良助に麗奈は言うのだった。「それが言えるのは、私と結婚してくれる男だけだよ」と。心配する良助に麗奈は「抱いて」と言う。その肌を良助は抱いた。数日後、麗奈はアメリカ行きの飛行機に乗った。麗奈だけではなかった。翻訳の仕事をしている妻もアメリカ移住を決意し、良助との離婚を決意した。ひとりになって飲んだくれていた良助に平山がささやいた。「麗奈ちゃん、ひどい仕事をしてるみたいですよ」。投げて寄越したポルノ雑誌に載っていたのは、水着を剥ぎ取られた麗奈が黒人レスラーに犯されようとしている写真だった。良助はアメリカ行きを決意した。探し当てたのは、南部にある「エキサイト・ショー」が売りの酒場だった――
ゴングが鳴ると同時に、麗奈は「コノヤローッ!」と叫び声を挙げながら、コーナーを飛び出し、ボビーの腹にキックを入れた。
1発、2発、3発……しかし、ボビーの体はビクともしない。
次に麗奈は、ナックル・パンチを繰り出した。ボビーの熱い胸板目がけて、渾身の力でパンチを浴びせるのだが、それも、ボビーは涼しい顔で受け流し、客席に向かって両手を広げて見せ、麗奈のパンチが当たった胸や腹を、手の先でパッパッと払うしぐさを見せた。
「効いてないもんね」というポーズだ。
そのしぐさを見て、客席がドッと沸いた。
パンチもキックも効かない。次に麗奈は、ボビーの腕を取って一本背負いにかけようとしたが、いくら「エイッ!」と気合を入れても、ボビーの体は揺らぐ気配さえ見せない。
逆に、背負おうとした体を後ろから抱き締められてしまった。
丸太のように太い黒い腕が、麗奈の胸を絞り上げる。
ボビーはその腕をユサユサと揺すった。
麗奈の乳房が黒い腕に押し潰され、ふくらみをブラジャー型の水着の脇からはみ出させる。
それを見て、観客の歓声のボルテージが上がった。
逃れようともがく麗奈の体をボビーはヒョイと持ち上げ、肩の上に担いだ。首の付け根に麗奈の背骨の中心を乗せて、片方の手で麗奈の腿を押さえ、もう一方の手で麗奈の肩を押さえ、そのまま麗奈の体を揺する。
バック・ブリーカーだ。麗奈の背骨はミシミシと音を立てているに違いない。その顔が苦痛に歪んでいる。
しかし、ボビーのネライは、麗奈の背骨を折ることなんかでは、もちろんない。
腿を押さえたボビーの手が、麗奈の股間に伸び、ショーツの縁をつかむと、あっという間にそれを麗奈の体からむしり取った。
ボビーはまるで獲物を誇示するように、下半身まる裸の麗奈の体を肩に担いだまま、リングの上をのし歩いた。
東洋の小さな女の黄色い裸体が、ハガネのような黒い肉の塊の上で磔状態にされ、黒い繁みをなびかせながら、その奥のピンク色の肉を暴露されている。
その光景に、会場からはやんやの喝采が送られた。

ボビーは、麗奈の恥辱をさんざん見せ物にした後で、その体を、まるで放り捨てるように、リングの上に投げ捨てた。
麗奈の小さな体はリングの上でバウンドし、麗奈は「ウッ」とうめき声を挙げた。
男のレスラーでも、その高さから投げ落とされると、一瞬、息ができなくなってしまう。
麗奈は、何とか体を起こそうとするのだが、その動きは、まるでスローモーションのように緩慢だ。
ボビーは麗奈をなぶり殺しにかかった。
髪をつかんで麗奈の上体を引き起こし、ブラジャーのストラップを引きちぎって全裸にすると、その頭をヒザの間に挟みつけ、腰を背中側から両腕で抱え込んで、麗奈の体を持ち上げた。体を肩の高さまで持ち上げると、自分も腰を落としながら、その背中をマットに打ち付ける。
パワー・ボムだ。
もはや、麗奈はグッタリとして、身じろぎもできない。ボビーは、その腰を抱えたまま、麗奈の脚の間に頭を潜らせ、エビ固めの体勢に持ち込んだ。
1発、2発、3発……しかし、ボビーの体はビクともしない。
次に麗奈は、ナックル・パンチを繰り出した。ボビーの熱い胸板目がけて、渾身の力でパンチを浴びせるのだが、それも、ボビーは涼しい顔で受け流し、客席に向かって両手を広げて見せ、麗奈のパンチが当たった胸や腹を、手の先でパッパッと払うしぐさを見せた。
「効いてないもんね」というポーズだ。
そのしぐさを見て、客席がドッと沸いた。
パンチもキックも効かない。次に麗奈は、ボビーの腕を取って一本背負いにかけようとしたが、いくら「エイッ!」と気合を入れても、ボビーの体は揺らぐ気配さえ見せない。
逆に、背負おうとした体を後ろから抱き締められてしまった。
丸太のように太い黒い腕が、麗奈の胸を絞り上げる。
ボビーはその腕をユサユサと揺すった。
麗奈の乳房が黒い腕に押し潰され、ふくらみをブラジャー型の水着の脇からはみ出させる。
それを見て、観客の歓声のボルテージが上がった。
逃れようともがく麗奈の体をボビーはヒョイと持ち上げ、肩の上に担いだ。首の付け根に麗奈の背骨の中心を乗せて、片方の手で麗奈の腿を押さえ、もう一方の手で麗奈の肩を押さえ、そのまま麗奈の体を揺する。
バック・ブリーカーだ。麗奈の背骨はミシミシと音を立てているに違いない。その顔が苦痛に歪んでいる。
しかし、ボビーのネライは、麗奈の背骨を折ることなんかでは、もちろんない。
腿を押さえたボビーの手が、麗奈の股間に伸び、ショーツの縁をつかむと、あっという間にそれを麗奈の体からむしり取った。
ボビーはまるで獲物を誇示するように、下半身まる裸の麗奈の体を肩に担いだまま、リングの上をのし歩いた。
東洋の小さな女の黄色い裸体が、ハガネのような黒い肉の塊の上で磔状態にされ、黒い繁みをなびかせながら、その奥のピンク色の肉を暴露されている。
その光景に、会場からはやんやの喝采が送られた。

ボビーは、麗奈の恥辱をさんざん見せ物にした後で、その体を、まるで放り捨てるように、リングの上に投げ捨てた。
麗奈の小さな体はリングの上でバウンドし、麗奈は「ウッ」とうめき声を挙げた。
男のレスラーでも、その高さから投げ落とされると、一瞬、息ができなくなってしまう。
麗奈は、何とか体を起こそうとするのだが、その動きは、まるでスローモーションのように緩慢だ。
ボビーは麗奈をなぶり殺しにかかった。
髪をつかんで麗奈の上体を引き起こし、ブラジャーのストラップを引きちぎって全裸にすると、その頭をヒザの間に挟みつけ、腰を背中側から両腕で抱え込んで、麗奈の体を持ち上げた。体を肩の高さまで持ち上げると、自分も腰を落としながら、その背中をマットに打ち付ける。
パワー・ボムだ。
もはや、麗奈はグッタリとして、身じろぎもできない。ボビーは、その腰を抱えたまま、麗奈の脚の間に頭を潜らせ、エビ固めの体勢に持ち込んだ。

麗奈は背中を下に、両脚を上にした格好でフォールの体勢に持ち込まれている。通常のルールなら、そこからカウントが始まるはずだが、レフェリーはその素振りさえ見せない。
むき出しにされた麗奈の秘部は、ボビーの目の前にその無防備な姿をさらしている。
ボビーは、勝ち誇ったように、麗奈の脚をグイと押し広げ、歯茎をむき出しにして笑うと、長い舌をペロリと出して見せた。
その舌をまるでアイスクリームを舐めるように動かして見せた後で、それを麗奈の脚の間の、すでにピンクの輝きを晒している部分へと近づけた。
麗奈の体がビクンと震えた。
なんとか逃れようと両手を伸ばすのだが、その手は空をつかむばかりだった。
ボビーはいたぶるように麗奈の秘部を下から上へ舐め上げ、そのたびに麗奈の体はビクッと震えて、顔が右へ、左へ……と揺らぎ始めた。
客席の男たちは、ある者は口笛を吹き鳴らし、ある者は歓声を挙げ、ある者は目をランランと輝かせて、麗奈のそこがボビーの肉色の舌に蹂躙されていく様を見つめていた。
「ノーッ……」
麗奈は、口から抵抗の声をもらしたが、もはやそれは格闘家の叫びではなかった。力のない、あえぎのような声だった。
ボビーはしばらく、舌での陵辱を楽しんだ後、頃やよし、とばかりに体を起こした。
それが、この黒人レスラーの定番のパフォーマンスなのだろう。
客席に向かって、まるでダンスを踊るように、ステップを踏みながら、腰を突き出して見せる。
さあ、これから、このジャップの女を串刺しにしてやるぜ。
そんな雄叫びのダンスのようにも見えた。
踊りながら、ボビーはゆっくり、トランクスを下ろしていった。

「マグナム」と表現されたボビーのコックは、トランクスの拘束を解かれると、「待ってました」とばかりに、ピヨ~ンと飛び出した。
その姿を見て、良助は息を呑んだ。
デカい! コーラのビンほどはありそうな太さで、しかも長い。
客席からも「オーッ!」というどよめきが起こった。
ボビーは、そのマグナムを誇示するように振り回して見せた後、舌なめずりをしながら、麗奈の前にひざをついた。
グッタリと横たわったままの麗奈の両脚をつかむと、それをグイと押し広げて、再びエビ固めの体勢に持ち込み、天を向いてそそり立ったものを麗奈の華奢な入り口に近づけた。
「ウォーッ!」
客席に向かって片手を上げ、雄叫びを挙げると、その先端を麗奈の中に沈めていく。
ジュブッ……と、音が聞こえたような気がした。
「ノーッ! ノーッ!」
麗奈は力なく顔を振り、両手を虚空をつかむように突き出し、苦痛に顔をゆがめ、体をのけぞらせた。
ボビーはその姿を楽しむように、ゆっくりと自分のイチモツを麗奈の奥へ、奥へと、送り込んでいく。
30センチ近くはあろうかと思われるボビーの分身が、半分近く麗奈の中にめり込むと、麗奈のもがきが大きくなった。
「キル・ハー! キル・ハー!」
客席からコールが巻き起こった。
リング・サイドまで来て、腰を振って見せる観客もいた。
ボビーはそのコールに応えるように、ゆっくり腰を動かし始める。
その動きが、少しずつ速くなっていく。
「ノー、ノー、ノーッ!」
麗奈の叫び声の感覚が短くなっていく。
客席のボルテージが最高潮に達する。
それに合わせて、ボビーの腰の動きがマックスになる。
「イヤ――ッ!」
最後は、日本語での叫びだった。
ボビーは、濡れて黒光りのするイチモツを麗奈の体から抜き取ると、ほとばしるものを麗奈の顔にぶっかけた。
麗奈の髪をつかんで頭を引き起こすと、顔に飛び散ったものを手で顔になすりつけ、最後には、まだしずくの垂れるそれを、麗奈の口にねじ込んだ。
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盆になると、男たちがクジで「かか」を交換し合う。
明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
題材に描いた官能フィクションです。
与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
三日間を終えて帰って来た妙は、その夜から、
様子が変わった。その変化に戸惑う与一は、
ある日、その秘密を知った??。
筆者初の官能作品、どうぞお愉しみください。
2020年9月発売 定価:200円 発行/虹BOOKS
⇒Kindle から読むには、ここをクリック。
⇒BOOK☆WALKER から読むには、ここをクリック。
既刊本もどうぞよろしく 写真をクリックしてください。






明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
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みなさんのひと押しで、喜んだり、反省したり……の日々です。
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