「お友だち」という言葉に隠された本心

File-62 「お友だち」という言葉に隠された本心
「友だちとしてなら」――男も女も、
よく使う言葉だと思います。たいていは、
相手から交際を求められたときに
使われるのですが、そのニュアンスは、
男と女では微妙に違うのです――。
たとえば、あなたが前から想いを寄せていた彼女に、意を決して、あなたの気持ちをコクった――としましょうか。
あの……ボク、前から〇〇さんのことが好きで……。
よかったら、ボクとつき合ってくれませんか?
ま、言い方はいろいろあると思います。
ワイルドな男であれば、いきなり、「オレの女になれ!」と迫るかもしれません。
そのときの彼女の返事が、「ごめんなさい、ムリ!」でもなく、「ハイ、私でよかったら」でもなく、こんな返事だったらどうでしょう? という話です。
「お友だち」でよかったら……。
あなたとは、いい「お友だち」でいたいの。
問題は、ここに出てくる「お友だち」という言葉です。
男性も、似たようなシチュエーションで、しばしば、「友だちでいたい」という言葉を使うことがありますが、女性が「お友だち」と言う場合とは、ややニュアンスが異なるような気がします。
まずは、女が「お友だち」と口にする場合の本心――。

よかったら、ボクとつき合ってくれませんか?
ま、言い方はいろいろあると思います。
ワイルドな男であれば、いきなり、「オレの女になれ!」と迫るかもしれません。
そのときの彼女の返事が、「ごめんなさい、ムリ!」でもなく、「ハイ、私でよかったら」でもなく、こんな返事だったらどうでしょう? という話です。


問題は、ここに出てくる「お友だち」という言葉です。
男性も、似たようなシチュエーションで、しばしば、「友だちでいたい」という言葉を使うことがありますが、女性が「お友だち」と言う場合とは、ややニュアンスが異なるような気がします。
まずは、女が「お友だち」と口にする場合の本心――。

彼女が言う「お友だち」は、ほとんど「断り文句」に近い
残念ながら、彼女が口にする「お友だち」は、限りなく、「断り文句」に近いと言わざるを得ません。しかし、「あなたなんて嫌い」とか「気持ちわるい」とかいうのでもない。
そこに秘められているのは、次のような本心ではないかと推測できます。
〈1〉あなたとはエッチはできないけど、それでもいいか――性的交渉の拒否
「エッチできないけど」は、相手が「性的対象」とはなり得ないタイプである、という場合が多いかと思われます。「性的対象」としては「NO」だけど、人間としては捨てがたい魅力を持った男なので、良好な関係を維持しておきたい。その気持ちが「お友だち」という言葉を選ばせてしまう、というケースです。
〈2〉私には決まった人がいるけど、それでもよければ――スペアとしてキープ
あなたの告白は、心地よくはあるし、惹かれもするけれど、その要求に応えるわけにはいかない「理由=ワケ」がある。簡単に言うと、彼女にはいわゆる「本命」がいて、あなたといま、ねんごろになるわけにはいかない、というケースに言う「お友だち」。完全に「NO」を言って、関係を「0」にしてしまうのは惜しいので、「スペア」としてキープしておきたい、という気持ちが言わせる「お友だち」です。
〈3〉捨てるには惜しい「メリットあり」な男だから――実利的目的あり
「捨てるには惜しい」は、〈1〉のケースと同じですが、こちらの「惜しい」は、ちゃんとした理由がある「惜しい」です。主なものを挙げると、
・お金があるから→「お友だち」でいれば、何かと得することがある。
・仕事上の上司である→「お友だち」でいれば、待遇アップが期待できる。
・尊敬できる知識やスキルを持っている→「お友だち」でいれば、何かと知恵を得られる。
・仕事上の上司である→「お友だち」でいれば、待遇アップが期待できる。
・尊敬できる知識やスキルを持っている→「お友だち」でいれば、何かと知恵を得られる。
などです。これらのメリットゆえに、「恋人」としては「NO」でも、友だちとしてはキープしておきたい、という気持ちが言わせる「お友だち」です。
〈4〉いきなり「男女」の関係になる自信がないので――初心者型
ごくまれにではあると思いますが、男女の交際に未習熟な女性が、この言葉を口にする場合もあります。いきなり「男と女」という関係になるのが怖いので、「最初は友だちから」という意味で発する「お友だち」発言。こういう女性には、やさしく心を解きほぐす時間が必要です。
筆者の経験上、申し上げると、女性が口にする「お友だち」は、〈2〉のケースが圧倒的に多いような気がします。まれに、〈1〉だったり、〈4〉だったりするケースもありましたが、私の場合、〈3〉はまず経験なし。それが見抜けないほど、バカではありませんでしたのでね。

男が口にする「友だち」には「野心」がひそんでいる
では、男性のほうはどうか?
筆者が見る限り、男性の場合、女性から告白を受けて「お友だちで」なんていう言い方は、まずしません。言うとしても、


ぐらいでしょうか。
しかし、その本心は、女性の場合とはちょっと違います。
女性の本心として挙げた〈1〉も〈2〉もありなのですが、〈3〉はあまりなく、〈4〉はほとんどあり得ません。
その代わり、女性の本心にはほとんど含まれない、もうひとつの本心が隠されていることがあります。それがこちら。
〈5〉いつか「やれる女」としてキープしておきたい――セフレ候補
せっかく「私とつき合って」と言ってくる女を、「ムリ」と拒んでしまうのは、あまりにももったいない。一度ぐらいやっちゃってもいいじゃないか――という、ゲスな本心です。
だからと言って、一度、応じてしまって、ベタベタとつきまとわれるのもかなわない。そこで、「友だち」という言葉で「いつでもやれる可能性」をキープしておこうとするわけですね。
残念ながら、男が口にする「友だち」には、そういう本心が隠されているケースが、圧倒的に多いだろうと思われます。
総合的に申し上げると、女性が口にする「お友だち」は「自己防御的」である場合が多く、男性が口にする「友だち」は「野心的」である場合が多い――というわけです。
あ、でも、私は用いませんからね、「キミとは友だちで」なんて言い方は。
筆者の最新官能小説! 電子書店から好評発売中です!
盆になると、男たちがクジで「かか」を交換し合う。
明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
素材に描いた官能フィクションです。
与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
三日間を終えて帰って来た妙は、その夜から、
様子が変わった。その変化に戸惑う与一は、
ある日、その秘密を知った??。
筆者初の官能作品、どうぞお愉しみください。
2020年9月発売 定価:200円 発行/虹BOOKS
⇒Kindle でお読みになる方は、ここをクリック。
⇒BOOK☆WALKER からお読みになる方は、ここをクリック。
既刊本もどうぞよろしく 写真をクリックしてください。






明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
「盆かか」と呼ばれる風習。本作品は、その風習を
素材に描いた官能フィクションです。
与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
クジを引き当てたのは、村いちばんの乱暴者・権太。
三日間を終えて帰って来た妙は、その夜から、
様子が変わった。その変化に戸惑う与一は、
ある日、その秘密を知った??。
筆者初の官能作品、どうぞお愉しみください。
2020年9月発売 定価:200円 発行/虹BOOKS
⇒Kindle でお読みになる方は、ここをクリック。
⇒BOOK☆WALKER からお読みになる方は、ここをクリック。
既刊本もどうぞよろしく 写真をクリックしてください。

管理人は、常に、下記3つの要素を満たすべく、知恵を絞って記事を書いています。
みなさんのポチ反応を見て、喜んだり、反省したり……の日々です。
今後の記事作成の参考としますので、正直な、しかし愛情ある感想ポチを、どうぞよろしくお願いいたします。



→このテーマの記事一覧に戻る →トップメニューに戻る
- 関連記事
-
- 彼女の足は、なぜ、ホテルの前で痛くなる? (2021/01/29)
- 「お友だち」という言葉に隠された本心 (2021/01/05)
- 他人を「ゲス」となじる人間の「ゲスい」本性 (2020/12/04)