キャットファイター〈7〉 異性格闘のたくらみ

第8話 キャットファイター 7
R18
このシリーズは、性的表現を含む官能読み物です。
18歳未満の方は、ご退出ください。
客をリングに上げて麗奈と闘わせる
支配人発案の趣向。3人の男たちが
手を挙げた。最初の2人は手もなく
退けられたが、最後のひとりは、
手ごわかった——。

前回から読みたい方は、⇒こちらからどうぞ。
ここまでのあらすじ 「ビックリするようなもの、お見せしますよ」。歌舞伎町のショーパブの支配人・平山に言われて、顔を出したその店は、客席の真ん中に、プールのような泥レスのリングが設えられた変わった造りだった。リング・アナの紹介でリングに登場したその女性を見て、内村良助は「ハッ……」と息を呑んだ。彼女は、かつて、アイドル出身の女子プロとして、一世を風靡したこともある岬麗奈だった。やがて始まった泥レス。麗奈はたちまち石黒に組み伏せられ、ウエアをはぎ取られた。リングウエアを脱がされると、試合は負け。敗者の泥を洗い流す権利は、オークションにかけられる。バケツ一杯の水で、麗奈は、白い肌を露わにされた。平山は「これ、記事になりませんかね」と言う。しかし、それを記事にしたのでは、店も、掲載した『スポタイ』も、当局にニラまれてしまう。良助は、「麗奈の転落人生を描くインタビュー記事にしよう」と提案した。「結婚しようと思ったことはなかったの?」という良助の質問に、麗奈は力なく首を振った。「いたにはいたけど」と言うその男は、麗奈を「接待ドール」として利用する男だった。しかし、麗奈が女子プロを引退すると、麗奈に商品価値がないと判断した男は、彼女を捨てた。麗奈は、興行系のプロダクションに移って、「泥レス」の世界に身を投じた。その「泥レス」は、やがて「オイル・レス」に変わった。さらに客寄せを狙う支配人・平井は、客をリングに上げて、彼女たちと格闘させる「チャレンジ・マッチ」なる企画を打ち出して――
最後の金髪は、そうはいかなかった。
麗奈が蹴りを入れようが、パンチを繰り出そうが、その体はビクともしない。足を取ってリングに転がそうとしたところを、逆に腕を取られ、羽交い絞めにされてしまった。
何とか逃れようと、麗奈は必死の形相でもがくのだが、もがけばもがくほど、麗奈の体は男の懐に深く抱え込まれてしまう。
「ファック・ユー!」
男は麗奈の体を羽交い絞めにしたまま、小さな耳に口汚い言葉を浴びせかけた。麗奈はその言葉を振り払おうと、頭を振り続ける。その顔を、男は舌でなめ回す。やがて、片方の手でむんずと麗奈の髪をつかんで顔を仰向かせると、その口に自分の口を押し当てた。
「キス、ノー! キス、ノー!」
レフェリーに止められて、やっと顔を離すと、今度は、麗奈の胸を覆っていたトップウエアの縁に手をかけた。
リング・ウエアと言っても、麗奈のウエアは、ほとんど水着に近いセパレート・タイプだった。
肩にかかったストラップを外されて、麗奈の胸は、まず右が、次に左がはだけた。
もはや用をなさなくなったトップを、男は乱暴な手つきで麗奈の頭から抜き取り、それを獲物を誇示するように、観客に向かって高々と掲げて見せた。客席から「ウオーッ!」という喚声が起こった。
麗奈が蹴りを入れようが、パンチを繰り出そうが、その体はビクともしない。足を取ってリングに転がそうとしたところを、逆に腕を取られ、羽交い絞めにされてしまった。
何とか逃れようと、麗奈は必死の形相でもがくのだが、もがけばもがくほど、麗奈の体は男の懐に深く抱え込まれてしまう。
「ファック・ユー!」
男は麗奈の体を羽交い絞めにしたまま、小さな耳に口汚い言葉を浴びせかけた。麗奈はその言葉を振り払おうと、頭を振り続ける。その顔を、男は舌でなめ回す。やがて、片方の手でむんずと麗奈の髪をつかんで顔を仰向かせると、その口に自分の口を押し当てた。
「キス、ノー! キス、ノー!」
レフェリーに止められて、やっと顔を離すと、今度は、麗奈の胸を覆っていたトップウエアの縁に手をかけた。
リング・ウエアと言っても、麗奈のウエアは、ほとんど水着に近いセパレート・タイプだった。
肩にかかったストラップを外されて、麗奈の胸は、まず右が、次に左がはだけた。
もはや用をなさなくなったトップを、男は乱暴な手つきで麗奈の頭から抜き取り、それを獲物を誇示するように、観客に向かって高々と掲げて見せた。客席から「ウオーッ!」という喚声が起こった。

口の端をニヤリとゆがめた金髪男は、片腕で麗奈の腹を抱きかかえるようにして、もう一方の手を、露わになった胸に回した。オイルにテカテカと光る麗奈の胸を、男の毛むくじゃらの手が握りつぶすように揉み始めた。
「止めろ――ッ! バカヤロー!」
叫びながら、麗奈は男の腕に肘打ちを繰り出すのだが、男の腕にはまったく効かない。それはただのあがきにしか見えなかった。
身長150センチそこそこの麗奈の体は、身長180センチを超える大男の片腕に軽々と抱き上げられて、宙に浮いている。その足がバタバタともがいている。
まるで獲物をいたぶるように、男は抱き上げた麗奈の体を振り回し、さてそろそろいくかとばかりに、麗奈のボトムに手をかけた。
「止めて――ッ! イヤ――ッ!」
「止めろ」が「止めて」に変わった。
麗奈はもうレスラーではなくなっている――と、良助は感じた。
客席からも、「止めてだって」「かわいい――ッ!」「いいぞ、いいぞ」と野次が飛んだ。
その喚声に応えるように、男は再び、「ファック・ユー・ベイビー!」と雄叫びを挙げ、麗奈の尻からボトムを下ろしていった。麗奈の白いヒップが、満員の客の前で暴かれていった。
ビッシリと金色の毛を生やした、丸太ほどもある男の腕に抱え上げられたまま、麗奈のリング・ウエアのボトムは、麗奈の尻からももに下ろされ、ひざに下ろされ、足首から抜き取られた。
明々とライトに照らし出されたリングの上で、麗奈の体は、身を覆う何物もない姿になって、観客の目に晒されている。
オイルに光る小さな体を、男は片腕で高々と持ち上げては、右へ、左へと振り回して見せた。まるで、「この女はオレのものだぜ」と見せびらかすように――。
ほんとうなら、コスチュームを剥ぎ取られた時点でゲーム・オーバー。レフェリーがストップをかけるはずなのだが、そのレフェリーも、男の行為をニヤニヤしながら見ているだけだった。
観客の声援に応えて、しばらく麗奈の体を振り回した男は、次には、両腕を麗奈の脚に回して、自分の腹の上に抱きかかえるようなポーズをとった。親が子どもに用を足させるときのような格好だ。
そうしておいて、男は、麗奈の脚の下から回した手に力を込めて、麗奈の脚を開かせた。
麗奈は、両足をバタバタと動かして、何とかその体勢から逃れようとするのだが、男の腕の力は強烈だった。もがけばもがくほど、男の手は麗奈のももの深くに食い込んで、麗奈はすべてを観客の目に晒す形をとらされた。

「オ――ッ!」と場内からどよめきが起こり、何人かの観客が席を離れて、リング・サイトにかぶりついた。
男は、そんな客の目の前まで抱えた麗奈の体を運んでいき、そこでさらにグイッと脚を開いて見せる。
開いて見せるだけではない。男が指に力を入れてももの付け根の皮膚を引っ張ると、麗奈のチョコレート色の陰唇が割れて、中からピンクに染まった粘膜が顔をのぞかせた。
「ヘイ! ディス・ウエイ・プリーズ!」
リング・サイトのあちらからもこちらからも、「オレにも見せてくれ」の声が上がり、そのたびに男は、脚を開かせたままの麗奈の体を声の方向に運んだ。
最後に、リング中央に戻った男は、抱え上げた麗奈の体を自分の股間の上に乗せて、そこを目がけて腰を振って見せた。
タイツを穿いたままだったが、男の股間は、だれの目にも膨らんでいるのがわかった。
その膨らみの巨大さに、客席がどよめいた。
巨大なふくらみは、タイツの中から盛り上がって、麗奈の開かされた脚の中心部を陵辱している。
麗奈はもう、もがく気力も失ったのか、男の腕の中でグッタリしている。
そこで、レフェリーがストップをかけた。
男は、投げ出すように、麗奈の体をリングに落とした。
リングにうずくまったまま、動くこともできない麗奈の体を、今度はレフェリーが髪をつかんで引き起こし、「ウィナー、チャレンジャー!」とコールした。
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