「私、バカだから」とつぶやく女を、男は放っておけない

「私、バカだから」「オレ、バカだから」――男も女も、
そんなつぶやきを口にします。男につぶやかれても、
ほんとに「バカ」と思うだけですが、女につぶやかれる
と、男は「何とかしてあげたい」と思います――。
愛が生まれる日本語・殺す日本語 レッスン 2-18
地上の女性がつぶやく言葉の中で、わたくしシランケンが、もっとも心を動かされる「つぶやき」が、これ。
わたし、バカだから……。
です。
念のために申し上げておきますが、男が口にする「オレって、バカだからさぁ」は、あんまり好きじゃありません。
男が自ら口にする「バカ」には、どこか計算が感じられるし、そうでなければ、ほんとに「バカ」に見えてしまったりするからです。
男の「バカ」は、自ら口にする言葉ではなく、「バカだよなぁ、あいつ」とか「バカじゃないの、おまえ」と、人に言わせる言葉だと、私は固く信じています。
なので、ここで言う「バカだから……」は、女性限定とさせていただきます。
しかも、「つぶやき」限定!
なぜ、「つぶやき限定」かと言うと、これを大声で言われると、ただの開き直りとしか聞こえないからです。
ちょっとやってみましょうか?
これ、全然、かわいくありません。
かわいくないどころか、恐ろしくさえ感じてしまいます。
この「バカだから」に「どうせ」が付くと、もう最悪です。
一度でもこんな返事が返ってきた女性とは、わたくしシランケンは、二度とまともな会話を交わさないことでありましょう。
あ、そうそう。
「バカ」には「お」もつけないでくださいね。
わたし、おバカさんなの。
なんという自己愛。聞いたとたんに、私は、吐き気を催してしまいます。
というわけで、ここで取り上げる「わたし、バカだから」は、女性のつぶやき限定。しかも、余計な修飾語も「お」もなし――という前提で、お話させていただくことといたします。

です。
念のために申し上げておきますが、男が口にする「オレって、バカだからさぁ」は、あんまり好きじゃありません。
男が自ら口にする「バカ」には、どこか計算が感じられるし、そうでなければ、ほんとに「バカ」に見えてしまったりするからです。
男の「バカ」は、自ら口にする言葉ではなく、「バカだよなぁ、あいつ」とか「バカじゃないの、おまえ」と、人に言わせる言葉だと、私は固く信じています。
なので、ここで言う「バカだから……」は、女性限定とさせていただきます。
しかも、「つぶやき」限定!
なぜ、「つぶやき限定」かと言うと、これを大声で言われると、ただの開き直りとしか聞こえないからです。
ちょっとやってみましょうか?
会話例1
男 おまえ、こんなこともできないの?
女 ええ。わたし、バカですから。
男 おまえ、こんなこともできないの?
女 ええ。わたし、バカですから。
これ、全然、かわいくありません。
かわいくないどころか、恐ろしくさえ感じてしまいます。
この「バカだから」に「どうせ」が付くと、もう最悪です。
会話例2
男 キミ、どうしてこんなことしちゃったの?
女 ええ、どうせ、わたし、バカですから。
男 キミ、どうしてこんなことしちゃったの?
女 ええ、どうせ、わたし、バカですから。
一度でもこんな返事が返ってきた女性とは、わたくしシランケンは、二度とまともな会話を交わさないことでありましょう。
あ、そうそう。
「バカ」には「お」もつけないでくださいね。

なんという自己愛。聞いたとたんに、私は、吐き気を催してしまいます。
というわけで、ここで取り上げる「わたし、バカだから」は、女性のつぶやき限定。しかも、余計な修飾語も「お」もなし――という前提で、お話させていただくことといたします。

「わたし、バカだから」は、何も、「バカだから」じゃなくても、いいんです。
その場面・場面に応じたつぶやき方であれば、語彙・文法にはこだわりません。
いくつか、サンプルを挙げておきましょう。

聞こえるか聞こえないか……ぐらいのレベルで、壁または天井、沈む夕陽の彼方、星空などに向かってつぶやかれると、ほぼ7割の確率であなたを「好き」になります。

これを、救いを求めるような目で見つめながら、つぶやかれると、ほぼ7割の確率であなたを抱きしめたくなります。

これを、テーブルの上に目を落としながら、または、手にしたグラスなどを見つめながら、あるいは、手に取った髪の枝毛を探しながらつぶやかれると、私だったら、手を引いて教会の門をたたきたくなります。

関が原より西の人は、「バカ」より「アホ」のほうが、心にしみるかもしれません。上のすべての用例で「バカ」の代わりに、ぜひどうぞ。
ちなみに、「バカ」の代わりに使える方言には、他にもこんなのが――
【だら】富山、石川地方。島根では「だらず」「だらじ」と変化。
【うすけない】青森(津軽方面)で「バカみたい」の意で使われます。
【あんぽんたん】福島方面、九州の一部で「ばか者」の意で使われます。
【はんかくせ】北海道、青森、山形方面で、「ばかくさい」の意で使われます。
【うすけない】青森(津軽方面)で「バカみたい」の意で使われます。
【あんぽんたん】福島方面、九州の一部で「ばか者」の意で使われます。
【はんかくせ】北海道、青森、山形方面で、「ばかくさい」の意で使われます。
「バカ」が言いにくい人は、ぜひ、使ってみてください。

さて、いろんなニュアンスで伝える「わたし、バカだから」ですが、いちばん大事なのは、それをどんな状況で言うか――です。
このとき、こんな状況でそれを言われると、男はグラッとせずにいられない――というケースを挙げてみますので、参考にしてください。
うまくいかなかった恋バナを披露したあとで、ボソリと
不肖・シランケン、何度、このシチュエーションでの「バカ」に心を乱されたかわかりません。それほど効くんですね、この「バカだから」は。
一般に、男という生きものは、女の「うまくいかなかった恋バナ」が好物です。
なぜなら、そこにビジネス(?)・チャンスが発生するから。「ならば、このオレが」という希望の光が射すからです。
そこに、「わたし、バカだから」が加わると、思わずギュッと、その細く、力のない肩を抱きしめたくなってしまいます。
たとえば、こんな感じ――。(アンダーラインの部分がつぶやきです。以下同)
会話例3
女 そんなわけで、その恋は終わっちゃったの……。
男 そりゃ、辛かったね。
女 バカでしょ、わたし? ホント……バカだよね……。(←つぶやきですよ、つぶやき)
女 そんなわけで、その恋は終わっちゃったの……。
男 そりゃ、辛かったね。
女 バカでしょ、わたし? ホント……バカだよね……。(←つぶやきですよ、つぶやき)
相手に好意を示したつもりなのに、それが通じなかった――というときに
たとえば、ひそかに想いを寄せる男のために、痔のクスリを買ってきてあげた、発毛剤をプレゼントした、経費の精算に困っている彼のためにファミレスの領収書を3枚譲ってあげた。なのに、カレときたら……。
そんなときに、ひとり言のようにつぶやく「バカ」です。
たとえば、こんな感じ――。
会話例4
女 よかったら、食べて。
男 エッ、何? どうしたの、これ?
女 お昼、まだでしょ?
男 い、いや、さっき、さつきちゃん(巨乳のライバルだ)がマックで買ってきてくれたんで……。あ、でも、じゃ……これ、晩メシに食べさせてもらうよ。
女 あ……そ、そうなんだ。わたし、なんだか……バカみたい……(←消え去りながらつぶやく)。
女 よかったら、食べて。
男 エッ、何? どうしたの、これ?
女 お昼、まだでしょ?
男 い、いや、さっき、さつきちゃん(巨乳のライバルだ)がマックで買ってきてくれたんで……。あ、でも、じゃ……これ、晩メシに食べさせてもらうよ。
女 あ……そ、そうなんだ。わたし、なんだか……バカみたい……(←消え去りながらつぶやく)。
こんなつぶやきを耳にしたら、私だったら速攻、彼女のおシリをなでなで……じゃなくて、その日のディナーにお誘いしちゃいます。
何かに失敗して落ち込んでいるとき、なぐさめてくれた男にポツリ……
いちばん多いシチュエーションは、これかもしれません。
仕事でも何でもいいのですが、あなたはとにかく、何かの失敗をやらかして落ち込んでいるとします。そんなあなたに、「元気出せよ」と声をかけてくれた彼が、なんとか励まそうとしてくれます。
そんなときに、ポツリとつぶやく「わたし、バカだから……」。
たとえば、こんな感じ――。
会話例5
男 なんだ。そんな失敗だったら、だれだってやるよ。
女 そうですか? 私、いつもこんな失敗ばかりなんですよ。
男 次に、同じ失敗しないように、気をつければいいじゃない。ホラ、元気出して。
女 元気……出したいんですけどね。ホント……わたし……バカだから……(←自分に向かって言うようにポツリ)。
男 なんだ。そんな失敗だったら、だれだってやるよ。
女 そうですか? 私、いつもこんな失敗ばかりなんですよ。
男 次に、同じ失敗しないように、気をつければいいじゃない。ホラ、元気出して。
女 元気……出したいんですけどね。ホント……わたし……バカだから……(←自分に向かって言うようにポツリ)。
私だったら、彼女の「バカ」をメンテナンスするために、即、お持ち帰りを決断します。
というわけで、みなさん、大いに「バカ」とつぶやきましょう。
女の子がポツリとつぶやく「バカだから」は、有為の男たちの庇護本能を刺激せずにはおかない――という話でした。
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