未亡人下宿〈5〉 筆おろし

もの想い 妄夢草紙 
 第7話  未亡人下宿   

      R18 
このシリーズは、性的表現を含む官能読み物です。
18歳未満の方は、ご退出ください。


このおばさんに教えてもらえや。
言うやいなや大輔は幸一の両腕を
押さえつけた。幸一のズボンは
大家夫人の手で脱がされ、幸一の
それは夫人の手に握られて——。


この話は連載5回目です。最初から読みたい方は⇒こちらから、
  前回から読みたい方は、⇒こちらからどうぞ。

ここまでのあらすじ 大輔が4度目の下宿に引っ越した。「今度の下宿のおばさん、ワシに色目使いよるんよ。いっぺん見に来いや」。大輔に誘われて下宿を訪ねると、大家夫人は肉感的で、どこか小悪魔を思わせる魅力を漂わせていた。風に吹かれて体に張り付くワンピースに浮き上がる下腹部の「Y」の字のレリーフ。幸一が見とれていると、夫人は、「この人、もう知っとるん?」と、大輔に寄り掛かる。大輔はワンピースの上から夫人の脚を撫で上げながら言うのだった。「おばさんが教えたったらええやん」。しかし、大家夫人の元へは、通って来る男がいた。次に下宿を訪ねると、大輔が「シッ!」と指を口に当てた。「コレが来とる」と親指を立てて見せる。やがて階下から妖しげな声が聞こえてきた。「見に行こう」と、大輔が階段に足を忍ばせた。階下の大家の寝室。その障子戸に、男に髪をつかまれ、引き倒される夫人の姿が、影となって写っていた。大輔と幸一は、指で障子に穴を開けて、部屋の中の様子をのぞき見した。すぐに、学校は夏休みに入った。帰省する前にと大輔の下宿を訪ねると、大輔は浴衣の大家夫人とスイカを頬張っていた。手は、夫人の浴衣のももに置かれている。その手でその裾を割りながら、大輔は言うのだった。「おまえ、このおばさんに教えてもらえよ」――




 大家夫人の手で、幸一の下半身は、まる裸にされた。
 大輔と夫人の行為を見て興奮していた幸一のそれは、すでにパンツの中でカチンカチンになっていた。それをふたりの目にさらされたことが、幸一には屈辱と感じられた。
 しかし、それでも幸一の硬直は治まりそうになかった。
 それはいいのだが、ひとつだけ、大輔に見られると格好のつかないことがあった。案の定、大輔がそれを指摘した。
 「なんぞ、こんなは、まだ皮かむりかいな。綾さん、むいたって」
 「あら、あら……」
 言いながら、大家夫人はクスリと笑い、幸一のそれに手を伸ばした。硬直度合を確かめるように砲身を手の中に握り締めると、それをゆっくりと上下に動かす。夫人の手が振幅を大きくするにつれて、皮の下から亀頭が顔を出し、包皮はツルリ……とむけた。
 大家夫人の手は、幸一には、天女のそれのように感じられた。フワリとしていて、ジワッと温かく、ピタッ……と幸一の敏感な皮膚に張り付いて、それを興奮の血流でみなぎらせた。
 「ちょ……ちょっと……止めろ……おい、大輔、止めさせてくれ。な、大輔……」
 このままじゃ、オレは、夫人の手の中にあれを放出してしまうことになる。
 しかも、大輔の見ている前で……。
 そんな事態になったのでは、幸一は一生、大輔に頭が上がらなってしまう。
 しかし、大輔は、幸一の上半身を押さえつけたまま、ニヤニヤ笑いながら、それを見ているだけだった。
 興奮がマックスに達したと見るや、大家夫人は、幸一の高まりを手で支え持ったまま、その体にまたがって、浴衣の前をはだけた。
 さっき見せられたばかりの大家夫人の黒い繁みと、その下で血の色に熟れて濡れそぼった小さな穴が、幸一の目に映った。
 「や、止め……あ、だ……」
 「大丈夫よ。いま、すぐ……気持ちよくなりよんで」
 言いながら、大家夫人は、幸一の怒張の上に腰を沈めた。
 むいたばかりの幸一の亀頭に、熱を帯びたヌルヌルの粘膜が触れた。
 「あっ……」と思ったときには、それは、ニュルリと夫人の窮屈な入り口を通り抜け、その奥へと吸い込まれていった。
 「あーん……」
 大家夫人は幸一をくわえ込むと、口から、息の音とも声ともつかない甘い吐息を吐きながら、腰をゆっくり動かした。
 自分の体の最深部まで幸一を迎え入れたかと思うと、次には、幸一の先端の膨らみが抜け落ちそうになるところまで腰を浮かして、再び、腰を沈める。
 それは、不思議な感覚だった。
 夫人が腰を浮かすと、ブランコを思い切り漕いで、後ろのトップまで引いたときのような感覚に襲われた。
 腰を沈めるときには、トップの位置から一気に下りてくるときのような、ゾワーッとした感覚が全身を襲った。
 それを二度、三度と繰り返すうちに、幸一は体の中を何かが這い上がってくるのを感じた。
 陰嚢のほうに湧いたその感覚は、幸一の腹の中に入り、それから一気に尿道を駆け下ってきた。
 いかん。止めなくちゃ――と思ったが、間に合わなかった。
 それは、勢いよく、夫人の体の中に迸った。
 「あら、もう? かわいいッ! この人、もうイキはったで、大ちゃん」
 それが、幸一の初の体験になった――。

       

 「幸一よ、いくらなんでも、それ、早すぎるで」
 「あら、大ちゃんかて、最初のときは、こんなもんやなかったかいのぉ」
 「よもだ言わんといてや。ワシは、もうちょっともったで」
 そうか。やっぱり、大輔もやったんだ、このおばさんと――と、幸一は思った。
 そして、ふたりの間には、「最初のとき」が過去形で語られるだけの時間が流れているんだ――と知って、幸一はだんだん腹が立ってきた。
 腹が立つと同時に、自分がみじめにも感じられた。
 すでに情を交わしてわけありとなっているふたりに、自分のセックスを笑われているような気がして、幸一はいたたまれない気分になった。
 「ワシ、帰るわ」
 幸一がパンツを穿こうとすると、「まぁ、待てや」と大輔が引き止めた。
 「人んちの玄関まで来て、ション便だけして帰るようなマネすなや。ちゃんとメシまで食うていけや」
 「メシとはなんぞ?」
 「それは、これからや。な、綾さん」
 言うなり、大輔は大家夫人の浴衣の帯に手をかけた。
 「あっ、いけん。な、それは……いけんて……上原さん、困っとりんさるやないの」
 かまわず、大輔は結び目を解き、解いた端をグイと引っ張った。大家夫人の体は、ゴロン……と畳の上を転がった。
 大輔は、その体を押さえ付け、下帯も解いて、大家夫人の浴衣を剥ぎ取った。
 この前、障子の穴からのぞいたときよりも、夫人の肌は艶かしく感じられた。モチッとした白い肌は、ほんのりピンク色に上気し、うっすらと汗ばんでいた。
 大輔は、その体を後ろから抱きかかえ、抱きかかえたまま、表に返した。
 大家夫人の豊満な体は、大輔の腕にホールドされたまま、幸一に向かってすべてをさらけ出す格好になった。

       

 「なぁ、幸一。乳を吸うんと、あそこをなめるんと、おまえ、どっちがええゾ?」
 「どっち……って、そんなん、ワシゃ、ええがや……」
 「ええけん、どっちか選べや。そやな、乳は赤ん坊のとき、母ちゃんのを吸うとるわな。おまえ、まだ、女のここ、なめたことないやろ?」
 「なめるかいな、そんなとこ。見るんかて、これが初めてやのに……」
 「ほたら、なめてみいや。ワシがこうやって、脚開かせとるでよ」
 言いながら、大輔は自分の足を大家夫人の足首に絡ませ、そうしておいてグイと足を開いた。
 大家夫人は、幸一に向かって思いきり脚を開かされる形になった。
 「どや、ええ眺めやろ?」
 「あ、ああ……」
 「このおばさんはの、クリちゃんをなめられるんが、ものすご好きなんよ」
 「クリちゃん? なんぞ、それ?」
 「おまえ、クリトリスも知らんのけ? おばさん、教えたって」
 「いややわ。おばさんと違うでしょ?」
 「あ、そやった。綾ちゃんや。かわいい綾ちゃん、こいつに教えたってや」
 「もう……」
 大家夫人は、ゆっくり自分の手を股間に伸ばし、人差し指と中指をVの字に開いて、少し色の濃い皮膚を左右にかき分けた。
 鮮やかなピンク色の粘膜組織が姿を現した。
 ヌメヌメと怪しく光る湿地帯の起点となっているあたりに、ボタンのように顔をのぞかせている組織があった。大家夫人の指は、そのボタンを指差した。
 幸一は恐る恐る、夫人が指差す場所に口を近づけた。
 甘酸っぱい匂いがした。
 「そこ、上から皮がかぶさっとるやろ。その皮をな、指で上に引っ張り上げるようにすると、中からピンク色のコリッとしたものが顔を出してくるけん、それを、尖らせた舌の先でな、ツンツンゆうふうに叩いたり、グリグリと押し揉むようにするんよ。やってみ。綾ちゃん、たちまちもだえ始めるよって」
 言われるままに、幸一は、その部分の皮膚を上に引っ張り上げた。
 大輔の言うとおり、表皮の下から、ピンク色の小さな組織が、さやから顔を出した豆のように、顔をのぞかせた。
 幸一が舌の先端をそこに押し当てた途端、大家夫人は「あっ……」と声を挙げた。
 はんぺんのように柔らかい夫人の白いももに、力が加わるのがわかった。
 夫人はそのももを外側に向かって開きながら、腰を幸一の口に向けて押し出すように持ち上げた。
 幸一は、大輔が教えたとおり、夫人のピンクのベルをツンツンと叩き、次には、舌先に力を入れてそこに押し当て、グリグリと揉むようにしてみた。
 幸一の舌の先で、夫人のベルはどんどん硬くなっていき、気のせいか、サイズも大きくなっていった。
 「ああ――ッ! あっ、あっ!」
 夫人のももの開閉が大きくなった。
 夫人の持ち上げられた腰は、単に持ち上げられたというのではなく、幸一の口にそこをこすりつけるような動きを見せた。
 幸一がそこに舌を押し当てている間、大輔は、後ろから抱きかかえた手で、夫人の乳房をもてあそんでいた。
 人差し指と中指で、アーモンドのような夫人の乳首をはさんでもみながら、手のひら全体で乳房のふくらみを包み込んで、それを回転させるように揺らしていた。
 夫人が口からもらす声は、ますます高く、大きくなり、それに「ハッ、ハッ……」という息の音が混じって、どこか苦しそうな、断末魔のような声に変わっていった。
 そして、幸一は、生まれて初めて、女がもらすその声を聞いた。
 「だ、ダメ――ッ! い、いく――ッ!」
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