不思議の穴のアリス〈8〉 ミラーの向こうの禁断の真実

第6話 不思議の穴のアリス 8
R18
このシリーズは、性的表現を含む官能読み物です。
18歳未満の方は、ご退出ください。
いちばん下の穴から突き出された
2つの山の谷間に雄一は思いの丈を
放出した。「90秒だけ見せてあげる」と
上段のマジックミラーを覆っていた扉が
スッと開かれた。そこに見たのは……。

前回から読みたい方は、⇒こちらからどうぞ。
ここまでのあらすじ アルバイトの金を手にした雄一は、その金を手に街に出かけ、繁華街に足を踏み入れた。その奥に、雄一は不思議な看板を見つけた。《不思議の穴のアリス――穴からのぞくかわいい女の子が、あなたを不思議の世界に案内します》とある。何だ、コレ? 雄一が見ていると、タキシード姿の女の子が、肩をトンと叩いてきた。「見るだけならタダだから」と言われて中に入ってみると、店の中には、個室のようなブースが並んでいた。その壁に、いくつか穴が開いている。壁をノックすると、そこからヌッと乳房が飛び出した。「いまなら、人気の新人さんのオッパイに触れるわよ」とタキシード女の子にすすめられて、雄一は、ひとつの穴をノックした。穴から差し出された乳房のふくらみを指でなぞると、女は「あっ…」と切ない息をもらした。「時間だけど、あと5千円出せば、カエデちゃんがお口でサービスしてくれるわよ」。タキシードの女によれば、そのカエデ嬢の口は、男たちに評判がいいのだという。雄一が女の手に5千円札を握らせると、腰の高さの穴から女の白い手が差し出された。その手に分身を載せると、女はそれを口に含んで、やわらかい粘膜を絡めてきた。雄一は、その口の中にこらえきれないものを迸らせた。家に帰ると、姉はまだバイト中だ――と母が言う。姉がバイトで家計を支えてくれているお陰で、雄一は大学に通えている。「すまない、姉貴」と、雄一は、バイト代の残りを姉の机の上に置いておいたが、姉は、その金を「自分のために使いなさい」と返してきた。雄一は、その金を持って、再び、あの「穴」に向かった。学割のフルコース。2万円を払うと、禁断の3つ目の穴が開き、白い2つの山が突き出された――
こんな格好するの、恥ずかしいだろうなぁ。
屈辱的だと感じてるだろうなぁ……。
しかし、その格好を眺めて喜ぶ男たちもいるんだよなぁ。
もっと辱めてやろうとする男だって……。

「いいのよ。来て……」
ためらっている雄一の耳に、女のやさしい声が届いた。
気持ちとは裏腹に、MAXまで膨れ上がったそれを、雄一は、女の2本の指の間にもぐらせた。
柔らかく潤った粘膜が、雄一の先端に触れた。
クイ……と腰を押し出すと、雄一の怒張はニュルリ……と、女のドアの中に呑み込まれていった。
その瞬間、女は、「アッ……」と小さな悲鳴を挙げ、背中がビクリと反り返った。
ヌルヌルと蜜をからませながら、雄一を締め付けてくる女の圧迫。
その圧迫の中を、雄一は奥へ、奥へ……と体を進めた。
これ以上進めないというところまで進むと、また入り口まで引き返し、もう一度、体を送り込む。
何度か繰り返しているうちに、雄一は、自分の気持ちがどんどん乱暴になっていくことに気づいた。
もっと、この女を突いてやりたい。
もっと、辱めてやりたい――。
さっきまでとはまったく違う感情に支配され、雄一の腰の動きは大きく、速くなった。
女の腰を両手でつかみ、まるで打ちつけるように、自分の腰を女の腰にぶつけた。
「あッ……あ、あ、あ、あ――ッ!」
懸命にこらえながらも、女の口からはしのび泣きのような声がもれ始める。その声が高くなり、鋭くなり、きれぎれになる。
そして……。
雄一の動きが、フィニッシュへと向けて駆け上がっていったそのとき、女のその中は、小刻みな痙攣に襲われた。
断続的に訪れる痙攣に、雄一のそれは、締め付けと解放を交互に味わい、そして、激しく震え、ガマンができなくなって、すべてを放出した――。
屈辱的だと感じてるだろうなぁ……。
しかし、その格好を眺めて喜ぶ男たちもいるんだよなぁ。
もっと辱めてやろうとする男だって……。

「いいのよ。来て……」
ためらっている雄一の耳に、女のやさしい声が届いた。
気持ちとは裏腹に、MAXまで膨れ上がったそれを、雄一は、女の2本の指の間にもぐらせた。
柔らかく潤った粘膜が、雄一の先端に触れた。
クイ……と腰を押し出すと、雄一の怒張はニュルリ……と、女のドアの中に呑み込まれていった。
その瞬間、女は、「アッ……」と小さな悲鳴を挙げ、背中がビクリと反り返った。
ヌルヌルと蜜をからませながら、雄一を締め付けてくる女の圧迫。
その圧迫の中を、雄一は奥へ、奥へ……と体を進めた。
これ以上進めないというところまで進むと、また入り口まで引き返し、もう一度、体を送り込む。
何度か繰り返しているうちに、雄一は、自分の気持ちがどんどん乱暴になっていくことに気づいた。
もっと、この女を突いてやりたい。
もっと、辱めてやりたい――。
さっきまでとはまったく違う感情に支配され、雄一の腰の動きは大きく、速くなった。
女の腰を両手でつかみ、まるで打ちつけるように、自分の腰を女の腰にぶつけた。
「あッ……あ、あ、あ、あ――ッ!」
懸命にこらえながらも、女の口からはしのび泣きのような声がもれ始める。その声が高くなり、鋭くなり、きれぎれになる。
そして……。
雄一の動きが、フィニッシュへと向けて駆け上がっていったそのとき、女のその中は、小刻みな痙攣に襲われた。
断続的に訪れる痙攣に、雄一のそれは、締め付けと解放を交互に味わい、そして、激しく震え、ガマンができなくなって、すべてを放出した――。

後始末をすませ、放心したように女の消えた穴を眺めていると、インターホンが鳴った。
「約束だから、マジックミラーを開けますね。でも、特別サービスだから90秒だけよ。それでね、約束してくれる? 女の子は、自分が見られてることを知らないから、何を見ても、声をかけたり、声に出したりしないこと。約束してもらえるかなぁ?」
雄一が「ハイ」と答えると、オッパイ穴の上の合板が、静かに左右に開いて、マジック・ミラーが現れた。
鏡の向こうは、女の子の個室だった。
ドレッサーと小さな冷蔵庫、セミダブルのベッドがひとつにワードローブ。そして、ベッドサイドに小さなテーブルがひとつ。
エッ!? この部屋って?
たぶん、彼女は、VIPコースの客をこの部屋で相手するんだろう――と、なんとなく想像がついた。
「カエデ」と名乗る女の子は、部屋の奥のワードローブから、ガウンか何かを取り出しているところだった。
後姿を見る限りは、スタイルがいい。
スラリと伸びた脚。背中から腰のくびれ、その下の豊かなヒップへと連なる曲線の、見事なカーブ。行ってても、20代後半――と思われる、若い体だった。
女の子は、ワードローブの袖に腕を通すと、ドレッサーに向かって髪の乱れを直し、それから、ゆっくりと体の向きを変えた。
そのすべての動きが、雄一には、スローモーションのように見えた。
女の子の顔の周りをスウィングするセミロングの髪。
その髪の下から現れた、少し大きめの耳。
ほっそりとしたあごと、その上でかすかにくぼんだ頬。
その上で光る、黒い瞳と切れ長の目。
そして、その目じりにひとつだけついているホクロ……。
雄一のヒザが、ガクガク……と震え始めた。
「ね、ね・ぇ・ち・ゃ・ん……」
思わず、口をついて出た言葉に、鏡の向こうの女が「エッ!?」という顔を向けた。
「ウォ――ッ!」
雄一は、わけのわからない叫び声を挙げて、部屋を飛び出した。
「エッ、どうしたんですか、お客さん!?」
タキシードの女が呼び止めるのにも応じず、雄一は店を飛び出して、通りを全力で走り出した。
オレは、オレは……なんてことを!
取り返しようのない過ち。拭いようのない罪。
すべてを振り払うように、雄一は、夜の街を一心に走り続けた。
第6話『不思議の穴のアリス』これにて《完》です。

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明治半ばまで、一部の地域で実際に行われていた
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与一の新婚の妻・妙も、今年は、クジの対象になる。
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