そのとき、なぜ、女は目を閉じ、男は開けるのか?

不思議な話ですが、体が結ばれると、
ほとんどの女性は目を閉じ、男は目を
見開きます。実は、そこには、
大脳の仕組みが関与しているのです。
性とエッチの《雑学》file.48 R15
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。
15歳未満の方はご退出ください。
まず、女性のみなさんに質問です。
あなたは、カレと結ばれたとき、
(前戯ではなく、カレのペニスを受け入れたあとのことですが…)
目を閉じますか?
おそらくほとんどの女性が「YES」と答えるはずです。
ところが、男性に同じ質問をすると、ほとんどが「NO」だと思います。
なぜでしょう?
男性は目で感じ、女性は耳で感じる、ということでしょうか?
しかし、女性だって姿のいい男性と結ばれたいという欲求は持っていますし、カレの形のいいペニスに欲情するという人だって、少なくないだろうと思います。
男性のほうも、あのときの彼女の声に誘われるように、快楽の階段を上っていくという人が、ほとんどのはずです。
それなのに、女性は目を閉じ、男性は目を見開いて行為に及ぶことが多い。
実はこれは、視角と聴覚、どちらが性感を刺激するか――ということともリンクしている問題なのです。

聴覚のほうが情動と結びつきやすい?
SEXの快感は、直接的には、皮膚と皮膚の接触からもたらされます。つまり、主要な感覚は「触覚」です。
しかし、だれにも経験があることと思いますが、同じさわられ方をしても、そこに「好き」の感情が伴わないと、その接触は、ただ「気持ちわるい」としか感じられないはずです。中には、「何するのよ!」と相手を突き飛ばす人だっているかもしれません。
つまり、「触覚」情報が「気持ちいい」として認知されるためには、どうしても「好き」という感情が必要というわけです。
では、その「好き」という感情はどうやって作られるのでしょう?
これを説明し始めると、このブログを2つ、3つ作るくらいの文字量が必要になるので、ここではごく簡単に、そのさわりだけをお話します。
人間の脳で「好き嫌い」の感情をまず最初に生み出すのは、大脳の「辺縁系」と呼ばれる部位にある「扁桃体」というパーツです(下図参照)。
「扁桃体」のいちばんの仕事は、自分の身に危険が及ぶような恐怖の記憶を保存して、脳に入ってくる感覚情報をまずそのふるいにかけることにあります。
そのとき、扁桃体は、どんな情報を重視するか? 第一は「触覚」ですが、その触覚情報は「危険」と「安全」、「好き」と「嫌い」に振り分けなくてはなりません。そこで働くのが、嗅覚と聴覚です。
動物(哺乳類)を見ていればわかると思いますが、常に鼻をヒクヒクさせ、耳をピンと立てて、危険を察知しようとしているはずです。
「ニオイ」と「音」は、好き嫌いの感情を形成するためのきわめて重要な情報だということが、おわかりいただけると思います。
では、視角はどうなのでしょう?
あなたは、カレと結ばれたとき、
(前戯ではなく、カレのペニスを受け入れたあとのことですが…)
目を閉じますか?
おそらくほとんどの女性が「YES」と答えるはずです。
ところが、男性に同じ質問をすると、ほとんどが「NO」だと思います。
なぜでしょう?
男性は目で感じ、女性は耳で感じる、ということでしょうか?
しかし、女性だって姿のいい男性と結ばれたいという欲求は持っていますし、カレの形のいいペニスに欲情するという人だって、少なくないだろうと思います。
男性のほうも、あのときの彼女の声に誘われるように、快楽の階段を上っていくという人が、ほとんどのはずです。
それなのに、女性は目を閉じ、男性は目を見開いて行為に及ぶことが多い。
実はこれは、視角と聴覚、どちらが性感を刺激するか――ということともリンクしている問題なのです。

聴覚のほうが情動と結びつきやすい?
SEXの快感は、直接的には、皮膚と皮膚の接触からもたらされます。つまり、主要な感覚は「触覚」です。
しかし、だれにも経験があることと思いますが、同じさわられ方をしても、そこに「好き」の感情が伴わないと、その接触は、ただ「気持ちわるい」としか感じられないはずです。中には、「何するのよ!」と相手を突き飛ばす人だっているかもしれません。
つまり、「触覚」情報が「気持ちいい」として認知されるためには、どうしても「好き」という感情が必要というわけです。
では、その「好き」という感情はどうやって作られるのでしょう?
これを説明し始めると、このブログを2つ、3つ作るくらいの文字量が必要になるので、ここではごく簡単に、そのさわりだけをお話します。
人間の脳で「好き嫌い」の感情をまず最初に生み出すのは、大脳の「辺縁系」と呼ばれる部位にある「扁桃体」というパーツです(下図参照)。

そのとき、扁桃体は、どんな情報を重視するか? 第一は「触覚」ですが、その触覚情報は「危険」と「安全」、「好き」と「嫌い」に振り分けなくてはなりません。そこで働くのが、嗅覚と聴覚です。
動物(哺乳類)を見ていればわかると思いますが、常に鼻をヒクヒクさせ、耳をピンと立てて、危険を察知しようとしているはずです。
「ニオイ」と「音」は、好き嫌いの感情を形成するためのきわめて重要な情報だということが、おわかりいただけると思います。
では、視角はどうなのでしょう?

「見た目」は「快感」には影響しない?
実は、「視角」というのは、ものすごくあいまいな感覚です。
私たち人間の目がとらえることができるのは、「ものの色」と「ものの形」と「ものが動く方向」という3種の情報だけです。この3種類の情報をもとに、私たちの脳は過去の記憶と照らし合わせて、脳の中に映像を組み立てているにすぎません。
「赤くて、丸くて、じっとしているから、これはトマトだろう」と、トマトの映像を描き出すわけです。ライオンなら、「茶色で、たてがみが長くて、素早く動いているから、あれはライオンだな」と判断するわけです。
人間の場合は、これに加えて、「あ、あの男、イケメンね」などと容貌までを判断したりもしますが、実は、哺乳類の中で顔の違いを識別できるのは、人間だけなんです。
つまり、色・形・動きというバラバラの視角情報を統合して、「美人だ」→「好き」などという判断を下すのは、脳の機能でいうと、かなり冷静で知的な作業ということになるわけです。SEXの最中に、そんな知的な作業が必要になるかというと、あまり必要でない……というより、むしろジャマになるかもしれません。
であれば、ジャマな視角は遮断して、触覚とニオイと音に神経を集中させたほうが、快感に集中できるのではないか。これが、そのとき女性が目を閉じる理由ではないか――と、私は推理しています。
では、なぜ、男は目を開けてSEXするのか?
これには、別の理由があります。

目を開けてするのは「狩り」の本能?
ベストセラーとなった『話を聞かない男、地図が読めない女』の著者は、男は狩りをする生き物だから、視角を使って判断する方向感覚、位置感覚などの認識能力が、もともと女性よりすぐれている――と語っています。
それに対して、住居で他の家族と時間を過ごすことが多い女性は、聴覚を駆使して他の人間とコミュニケーションを図る能力が、男性よりもすぐれている――とも語っています。
この理論からすると、もともと男性は視角型の人間、女性は聴覚型の人間ということになるわけですが、はたしてそれが、SEXのときに「目を開ける」と「閉じる」の違いに結びつくかというと、ちょっと「?」です。
現に、男性だって、手や口を使っての彼女のサービスを受けるときには、目を閉じていることが多いようです。「性感マッサージ」を受けているときにも、たいていの男性客は目を閉じている――と、このブログのパートナーであるエステ嬢・AKIクンが教えてくれました。
ではなぜ、あのときに限って、男性は目を開けているのか?
それこそが「狩り」の本能ではないか――と、筆者は考えます。
つまり、こうです。男性にとって、SEXは「ハンティング行為」であって、目の前にいる女性は「獲物」。その「獲物」が仕留められたかどうかは、目を見張って観察するしかない。完全に「獲物」の息の根を止めたことを確認しないと、力を抜くことができない。だから、相手を観察するために目を開けているのだろう。
SEXに置き換えると、彼女が「イッた」かどうかを、目で確認しようとするわけです。特に重視するのが、彼女の表情。この視覚情報は、ほんとはあまりアテにならない――と私は思うのですが、ほとんどの男性は、彼女が眉間にシワを寄せ、あえぎの表情が頂点を迎えると、「イッた」と判断し、同時にハンターとしての「征服欲」も満たされて、ガマンしていた射精にGOサインを出します。

どんな「音」がコーフンを誘うのか?
男性は見たがり、女性は聞きたがる――SEX中の男女が求める刺激の違いが、おわかりいただけたかと思います。もちろん、男性の中にも「音」にこだわる人は少なくありません。彼女の「イク声」は、男性にとっても重要な刺激要素です。しかし、それはあくまで「映像+音」なのだと思います。
さて、次に問題になるのは、「聴覚情報」の中身です。音なら何でもいい、というわけではありません。
これにも重大なポイントがあるのですが、それについては、機会を改めて、お話することにしましょう。
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