不思議の穴のアリス〈3〉 新人・カエデのせつないあえぎ

第6話 不思議の穴のアリス 3
R18
このシリーズは、性的表現を含む官能読み物です。
18歳未満の方は、ご退出ください。
穴から差し出された「カエデ」という
新人嬢のオッパイ。そのふくらみを
指でなぞると、女は「あっ…」と、
息をもらした。感じやすい胸だから——
というその胸に、雄一は夢中になった。

前回から読みたい方は、⇒こちらからどうぞ。
ここまでのあらすじ アルバイトの金を手にした雄一は、その金を手に街に出かけ、繁華街に足を踏み入れた。その奥に、雄一は不思議な看板を見つけた。《不思議の穴のアリス――穴からのぞくかわいい女の子が、あなたを不思議の世界に案内します》とある。何だ、コレ? 雄一が見ていると、タキシード姿の女の子が、肩をトンと叩いてきた。「見るだけならタダだから」と言われて中に入ってみると、見せの中には、個室のようなブースが並んでいた。その壁に、いくつか穴が開いている。壁をノックすると、そこからヌッと乳房が飛び出した――
雄一は、恐る恐る手を伸ばして、「カエデ」と呼ばれた女の胸のふくらみを指先でなぞった。
それまで女の体に触れたことがないわけではない。
一度だけだが、大学で知り合った女子のひとりと、コンパの後で体を重ね合ったこともある。
しかし、こうして乳房だけを差し出されて「触ってもいいのよ」と言われても、どうしていいのかわからない。
雄一が戸惑いながら、指先を乳房に這わせていると、壁の向こうの息の音が、かすかに荒くなっていくのがわかった。
その息の音を聞いたとたん、雄一の頭はカッ……と熱くなった。
いったい、どんな女が、壁の向こうで息を荒くしているのか――それを想像すると、血はますますたぎって、ズボンの中で体が硬くなっていくのがわかった。
雄一は、たまらなくなって、女のふくらみを手のひらに包み込み、ふくらみ全体をその弾力を確かめるようにもみしだいた。
「ハァ、ハァーッ……」
壁の向こうの女の息の音に、かすかに有声音が混じり、その声がますます雄一の血をたぎらせた。
手のひらの中で、女の乳首が硬度を増していくのがわかった。
雄一は、その高まりにそっと唇を押し当てた。
「アッ……」
女の息は、声になった。
それまで女の体に触れたことがないわけではない。
一度だけだが、大学で知り合った女子のひとりと、コンパの後で体を重ね合ったこともある。
しかし、こうして乳房だけを差し出されて「触ってもいいのよ」と言われても、どうしていいのかわからない。
雄一が戸惑いながら、指先を乳房に這わせていると、壁の向こうの息の音が、かすかに荒くなっていくのがわかった。
その息の音を聞いたとたん、雄一の頭はカッ……と熱くなった。
いったい、どんな女が、壁の向こうで息を荒くしているのか――それを想像すると、血はますますたぎって、ズボンの中で体が硬くなっていくのがわかった。
雄一は、たまらなくなって、女のふくらみを手のひらに包み込み、ふくらみ全体をその弾力を確かめるようにもみしだいた。
「ハァ、ハァーッ……」
壁の向こうの女の息の音に、かすかに有声音が混じり、その声がますます雄一の血をたぎらせた。
手のひらの中で、女の乳首が硬度を増していくのがわかった。
雄一は、その高まりにそっと唇を押し当てた。
「アッ……」
女の息は、声になった。

雄一は声に誘われるように、女の乳首を唇で挟み込み、その頂に舌を這わせた。
手のひらでふくらみをもみながら、舌で乳首をチロチロとなめる。
女の息はどんどん荒くなり、「あっ…」と小さく叫んだかと思うと、「ア、ハァーン……」と、切ない吐息をもらす。
その響きが、どこか懐かしい……。
気のせいか、穴から差し出された女の乳房の量が大きくなったような気がした。
女は、穴に乳房を押し当てるようにしているのだ――と雄一は思った。
「新人だけど、けっこうお客さんに人気があるの」
「ものすごく感じやすいオッパイみたいだから……」
タキシードの女がささやいた言葉が、脳の中で何度も何度も反復された。
どんな女なんだ?
その姿を見てみたい。
壁一枚の存在をもどかしく感じながら、女の胸をもみ続けているうちに、30分はあっという間に、過ぎていった。

壁のインターホンが鳴った。
「時間なんだけど、どうします? もう少し、楽しみたい……?」
「エーと、そ、そうですね……」
「そのまま続けるのなら、もう一度、同じ料金を払ってもらうんだけど、もうちょっとエッチなことしたいでしょ?」
「ンまぁ……でも、それすると……」
「お金? エッ……とね、その下に小さな穴がひとつついてるでしょ? そこから、あなたのアレを突き出すと、カエデちゃんがお口でしてくれるのよ。それだと、あと30分で5000円なんだけど、どうする? カエデちゃんのお口ね、小さくてかわいいけど、それがいいって、お客さんに評判なのよね。試してみる?」
あ~、これで1万円使ってしまうのか――と、雄一は、一瞬、ためらった。
しかし、またも心は動いた。
小さくてかわいい「カエデちゃん」のお口。どうしても、その誘惑を振り切ることができなかった。
姉貴、ゴメン。
心の中で謝りながら、雄一は、再び、壁をノックした。
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