処刑人ピートの憂鬱〈5〉 死を覚悟の男装志願

第5話 処刑人ピートの憂鬱 5
R18
このシリーズは、性的表現を含む官能読み物です。
18歳未満の方は、ご退出ください。
「たっぷり濡らしておいてやったゾ」
公爵の言葉は「後は好きにしろ」と
言っているようだった。オレたちは、
牢の中でまだ体を震わせている
女の体に重なっていった——。

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ここまでのあらすじ イギリス軍の兵士としてフランス軍と対峙していたオレは、あの女の火刑の警備を命じられた。オレたちをさんざん手てこずらせたフランス娘は、火刑台にくくられて、炎に包まれた。あの女がオレたちの前に立ちはだかったのは、1429年5月のことだった。それからフランス軍は連戦連勝。ついにイギリス軍との間に休戦が成立し、シャルル皇太子を王位に就けることができた。しかし、休戦はすぐに終わり、彼女は囚われの身となって、オレたちイギリス軍の砦に幽閉された。「魔女」ではないことを証明するために、男装を解き、女装となって両手両足を鎖でつながれた姿は、オトコをそそった。そこへ公爵がやって来て、その体に跨り、白いケツを振った。屈辱に震えるオルレアンの娘。「オイ、たっぷり濡らしておいたゾ」と公爵はオレたちに目配せした――
腹の底から湧き上ってきたものを、最後のひとしずくまで女の体の中にブチ込むと、オレは、ゆっくり体を離した。
女は、吊るされた両手の鎖を握り締めたまま、ヒクッ、ヒクッ……と断続的に襲ってくる痙攣に、体を震わせている。
その口をワナワナと震わせながら、女は、口の中で何かを唱えていた。
「お許しを、お許しを……」
オレの耳には、そう聞こえた。
その口をヴィンセントが塞いだ。ヒゲで覆われた口で女の口を塞ぐと、ヴィンセントは女の頭を鷲づかみにして、もぐもぐと口を動かした。
ヴィンセントの大きな口で唇を塞がれ、舌を絡め取られ、息ができないのか、女は両足をバタバタとさせて、苦しそうにもがいている。
その左足を、ヴィンセントはクイと持ち上げ、肩にかついで、ホーズをひざまで下した。「馬並み」と評されるイチモツが、拘束を解かれて、ビンと反り返った。
オレとジャックは、それを見て目を丸くした。
「あんなものを、突き立てられちゃ、あいつ、ぶっ壊れちまうぜ」と、ジャックが心配そうな、しかし、半分はそれが見ものだぜ――という顔をして見せた。
女のカントからは、男2人の放った精液が溢れ出し、ミルク色に滴っていた。それに、出血した血の色が、つぶしたイチゴのように混じって見えた。
そこへ、ヴィンセントはグイッ……と、腰を割り入れた。
「ンギャ――ッ!」
女が挙げた声は、断末魔の叫びのようだった。
その叫び声を愉しむように、ヴィンセントのやつは、これでもか――とばかり、尻を動かした。
「ウエッ、ウエッ。ウギャ――ッ! ノォッ、ノ――ッ!」
オレとジャックは、ヴィンセントが女を責め殺してしまうんじゃないか――と心配した。
そんなことになったら、オレたちはたぶん、ただじゃすまない。
しかし、オレたちは止めなかった。
どこかに、この憎たらしいフランス女を、とことん責め抜いてやりたい――という気持ちもあった。
女は、吊るされた両手の鎖を握り締めたまま、ヒクッ、ヒクッ……と断続的に襲ってくる痙攣に、体を震わせている。
その口をワナワナと震わせながら、女は、口の中で何かを唱えていた。
「お許しを、お許しを……」
オレの耳には、そう聞こえた。
その口をヴィンセントが塞いだ。ヒゲで覆われた口で女の口を塞ぐと、ヴィンセントは女の頭を鷲づかみにして、もぐもぐと口を動かした。
ヴィンセントの大きな口で唇を塞がれ、舌を絡め取られ、息ができないのか、女は両足をバタバタとさせて、苦しそうにもがいている。
その左足を、ヴィンセントはクイと持ち上げ、肩にかついで、ホーズをひざまで下した。「馬並み」と評されるイチモツが、拘束を解かれて、ビンと反り返った。
オレとジャックは、それを見て目を丸くした。
「あんなものを、突き立てられちゃ、あいつ、ぶっ壊れちまうぜ」と、ジャックが心配そうな、しかし、半分はそれが見ものだぜ――という顔をして見せた。
女のカントからは、男2人の放った精液が溢れ出し、ミルク色に滴っていた。それに、出血した血の色が、つぶしたイチゴのように混じって見えた。
そこへ、ヴィンセントはグイッ……と、腰を割り入れた。
「ンギャ――ッ!」
女が挙げた声は、断末魔の叫びのようだった。
その叫び声を愉しむように、ヴィンセントのやつは、これでもか――とばかり、尻を動かした。
「ウエッ、ウエッ。ウギャ――ッ! ノォッ、ノ――ッ!」
オレとジャックは、ヴィンセントが女を責め殺してしまうんじゃないか――と心配した。
そんなことになったら、オレたちはたぶん、ただじゃすまない。
しかし、オレたちは止めなかった。
どこかに、この憎たらしいフランス女を、とことん責め抜いてやりたい――という気持ちもあった。

ヴィンセントが事終えて、その巨大なイチモツをホーズの中にしまい込むと、女はぐったりと死んだように横たわったまま、身動きひとつしなくなった。
もしかして、おっ死んでしまったかと思ったが、死んでいるわけではなかった。
かすかに、コルセの胸が膨らんではしぼみ――を繰り返している。
どうやら、息はある。何度か息をすると、女の全身はブルルッ……と震えた。
もう、限界――のように見えた。
それでもジャックは、その体に重なった。
しかし、ジャックがペニスを突き立てても、女の体はもう、何の反応も見せなかった。
ただ、虚ろな目が、天井を見ているだけだった。
憐れな囚われの女。
ボロ雑巾のようになって鎖につながれているオルレアンの乙女。
オレたちは、次の夜も、その体を貪った。
そのうち、どこで聞きつけたのか、オレたちの牢に忍んで来るやつらが現れた。その人数が、夜ごとに増えていく。
女はもう、呪いの言葉も、救いを求める言葉を発する力もなくなり、ただ、ボロ布のように、男たちの行為に身を委ねた。
そんな夜が何夜か続いたある日、女がオレに何かを訴えるような目を向けてきた。
オレが近づくと、女は、懇願するように口を開いた。
「修道士さまをここへ。お願い、修道士さまを……」
告解でもするのかと思ったので、オレは、修道士に連絡をとった。

やって来た修道士へ、女が告げた言葉は意外だった。
「お願いでございます。私に男装をさせてくださいませ」
「しかし……」と、修道士は、戸惑いの表情を浮かべた。
「そなた、審問の場で、二度と男装はしない――と、誓いを立てたではないか。それを破ると、どういうことになるか、わかっておいでだろうが……」
「かまいませぬ。こんな屈辱に耐えるぐらいなら、たとえ、火あぶりになろうとも、そのほうがましでございます」
「こんな屈辱ですと? 申されよ。いったい、何があった?」
「夜ごと、イギリス兵たちに辱められております。もう、これ以上は……」
オルレアンの乙女は、目からボロボロ涙をこぼしながら、「お願いでございます。後生ですから……」と訴えた。
その涙を見て、修道士はうなずいた。
「いいでしょう。そこまで申されるからには、よほどのことでございましょう。ご希望をかなえましょう」
やがて、「囚われのジャンヌ」は、再び、男装に戻った。
男装に戻ると同時に、女のそこは衣服に守られて、容易には事を成し得なくなった。
それで、女の夜は、守られることになった。
オレは、心のどこかでホッとしていた。
しかし、それは、いや、それこそが、おエラ方たちのネライだったのだ――。
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