処刑人ピートの憂鬱〈3〉 公爵の処女検査

第5話 処刑人ピートの憂鬱 3
R18
このシリーズは、性的表現を含む官能読み物です。
18歳未満の方は、ご退出ください。
囚われてオレたちの牢に繋がれた
あのフランス女は、男装を解かれ、
ただの田舎娘となって、両手・両足を
鎖につながれ、オレたちの手中にある。
そこへ、あのお方がやって来た——。

前回から読みたい方は、⇒こちらからどうぞ。
ここまでのあらすじ イギリス軍の兵士としてフランス軍と対峙していたオレは、あの女の火刑の警備を命じられた。オレたちをさんざん手てこずらせたフランス娘は、火刑台にくくられている。その娘が「十字架を見える場所に」と魂願し、その体は炎に包まれた。あの女がオレたちの前に立ちはだかったのは、1429年5月のことだった。それからフランス軍は連戦連勝。ついにイギリス軍との間に休戦が成立し、シャルル皇太子を王位に就けることができた。しかし、休戦は、すぐに終わった。そして、彼女はある日の戦闘で囚われた。その身柄を引き取ったのは、イギリス軍の砦だった、それには、あるネライが込められていた――
あの女は、戦場で見たのとはまったく違う姿で、オレたちの牢に連れられてきた。
男まさりの甲冑姿ではなく、白っぽいリンネルのコルセ(注・チュニック状のくるぶしあたりまでを覆うワンピース)に、上半身はボタン留めのボディス(注・現在のコルセットの原型と思われる上衣)といういでたちだった。
オレたちは言われるままに、女の両足首にそれぞれ鉄の輪をはめ、その鎖をベッドの脚に括りつけて、固定した。
両手にも手錠をかけて、その端を壁のフックに結びつけた。
開かされたまま鎖につながれた女の脚は、太ももの形を浮き上がらせている。その奥で、女の下腹がこんもりとした盛り上がりを見せている。
両手を吊るされた女の胸は、ボディスの上から、豊満なふくらみの存在を窺わせている。
その姿は、どう見ても、色気づいた田舎娘だ。
こんな小娘に、オレたちはやり込められてたのか――と思うと、ちょっと腹立たしい。
しかし、この体つき、ちょっぴりそそられるぜ。そう思って眺めていると、口からよだれが垂れそうになる。あれも、むずむずしてきやがる。
一緒に見張りに立っているジャックのやつも、ヴィンセントのやつも、しきりに下唇をなめている。あいつらも、やりたがっているんだ。
しかし、オレたちは、あいつをここへ連れてきたコーションの使いの修道士から、「手出しはならぬ」とクギを刺されていた。
ウズウズしながら、ホーズ(注・ズボンの原型。ストッキングから発達したボトムを覆う衣服で、いまで言うとレギンスのようなもの)の中でいきり立つあれを、手で鎮めていた。
そんなところへ、あのお方がやって来た。
オレたちイギリス軍を統括するあの方。あの小娘の「処女検査」をやったのは、そのお妃と侍女だったが、そのときも、あのお方は、舌なめずりしながらその様子を見守っていたという。
なに、お偉いさんたちは、みんなお好きなのさ、あっちのほうも。
男まさりの甲冑姿ではなく、白っぽいリンネルのコルセ(注・チュニック状のくるぶしあたりまでを覆うワンピース)に、上半身はボタン留めのボディス(注・現在のコルセットの原型と思われる上衣)といういでたちだった。
オレたちは言われるままに、女の両足首にそれぞれ鉄の輪をはめ、その鎖をベッドの脚に括りつけて、固定した。
両手にも手錠をかけて、その端を壁のフックに結びつけた。
開かされたまま鎖につながれた女の脚は、太ももの形を浮き上がらせている。その奥で、女の下腹がこんもりとした盛り上がりを見せている。
両手を吊るされた女の胸は、ボディスの上から、豊満なふくらみの存在を窺わせている。
その姿は、どう見ても、色気づいた田舎娘だ。
こんな小娘に、オレたちはやり込められてたのか――と思うと、ちょっと腹立たしい。
しかし、この体つき、ちょっぴりそそられるぜ。そう思って眺めていると、口からよだれが垂れそうになる。あれも、むずむずしてきやがる。
一緒に見張りに立っているジャックのやつも、ヴィンセントのやつも、しきりに下唇をなめている。あいつらも、やりたがっているんだ。
しかし、オレたちは、あいつをここへ連れてきたコーションの使いの修道士から、「手出しはならぬ」とクギを刺されていた。
ウズウズしながら、ホーズ(注・ズボンの原型。ストッキングから発達したボトムを覆う衣服で、いまで言うとレギンスのようなもの)の中でいきり立つあれを、手で鎮めていた。
そんなところへ、あのお方がやって来た。
オレたちイギリス軍を統括するあの方。あの小娘の「処女検査」をやったのは、そのお妃と侍女だったが、そのときも、あのお方は、舌なめずりしながらその様子を見守っていたという。
なに、お偉いさんたちは、みんなお好きなのさ、あっちのほうも。

ベッドフォード公は、牢の扉を開けさせると、つかつかと娘の足元に歩み寄った。
「どうじゃな、わがイギリス軍の牢の居心地は?」
「私は、なぜ、このような場所に入れられねばならぬのでしょうか? まだ、審問中の身でありますのに……」
「審問中の身だからじゃ。そなたの心が、再び、悪魔のささやきに踊らされることのないよう、厳重に監視せよ――と、司教どのもお望みなのでの。それに、そなたの身代金を支払うたのは、われらイギリスじゃでの。そなたのシャルル公は、身代金の支払いをしぶりおった」
「なぜです。なぜでございます? なぜ、シャルルさまは……」
「そなたは、フランスに見捨てられたのじゃよ。アルマニャック派(注・シャルル7世を担ぐオルレアン派の呼称。ブルゴーニュ派と王位継承をめぐって対立)の中には、女だてらに戦略にまで口を出すそなたを快く思わぬ者もおるでの」
言いながら、公は手にした剣の鞘で、女のコルセの裾を持ち上げた。
持ち上げたまま、鞘の先を股間へ向けて進ませる。
女のコルセは、ももの付け根までめくられて、オレたちの目にも、女の陰部が露わになった(注・当時の服装では、女性は下着を着用しなかった。なので、上衣をめくると、陰部はすぐ露出される形となる)。
栗色の陰毛の下に、濡れ光る女の肉が見えた。緋色の縁の中に、淡い桃色の輝きが見えた。そこに小さな口を開ける、女の秘貝が見えた。
公は、鞘の先をそこに当てて、グイグイといたぶるように動かした。
「な、何をなさいます! お止めください!」
女の目が恐怖に引きつっていた。戦場では、旗を振りかざし、鬼の形相でわが軍に突進してきたあの女戦士が、子ウサギのような目で、公の剣に脅えていた。
「わしはのう、どうも、妃たちの処女検査の結果が信用ならんのじゃよ。悪魔に魂を売ったそなたが、処女であろうはずがない。わしが身を持って確かめてみようと思うのじゃ。わが剣での」
言いながら、公は、ホーズをひざまで下した。
公の白い尻が、むき出しになった。

貴族のケツを拝むなんてのは、オレには初めての経験だった。
ふやけたケツをしてやがる――と思ったが、そのコックは立派にそそり立っていた。
「何を……そんなこと、主がお許しにはなりませんッ! お止めください。公爵さま、お止め……あっ……」
女は必死に身を捩って逃れようとしたが、その手足は、拘束されている。逃れようともがくたびに、鉄の鎖がジャラ……と、石の床をこすって、大きな音を立てた。
公は、床にひざをついて抗う女の両脚をグイと押し開いた。
「オーッ! フランスのバラが、可憐な花弁を濡らしておるわ」
オレの目にも、それは、「小さな……」と見えた。
とても、悪魔とまぐあった女のもの――とは見えなかった。
しかし、公はそこへ、いきり立ったコックを突き立てると、ズン……とケツを送り込んだ。
「ノ――ッ、ノ――ッ!」
女が挙げた声は、石造りの牢屋に響きわたった。
牢獄の壁の石のひとつひとつに、染み込んでいきそうな声だった。
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