会社を自慢する男の本心

File-52 会社を自慢する男は、何を自慢したいのか?
男は、あまり、自分の仕事の中身を
説明したがりません。
しかし、自慢はしたがります。
そのとき、何を自慢するかで、男の本心が
わかります。その見分け方を解説——。
男は、女性から「仕事の中身」を訊かれることを、あまり好みません。
「ねェ、どんな仕事してるの?」と尋ねても、たいていは、「説明してもキミにはわからないだろ?」という顔をします。
しかし、自慢はします。
説明はしないけど、自慢はするのです。
問題は、ここから。
ふたりの関係にもよると思いますが、男が自分の「仕事」を自慢する、その自慢の仕方には、実に、いろんな秘密が隠されているのです。
たとえば、こんな自慢の仕方――
タイプ1
会社が入っているビルを自慢する
「うちの会社、あのビルに入ってるんだよ」などと、ピカピカの高層ビルを指差して見せる。自慢しているのは、自分の仕事でもなく、会社でさえなく、なんと、会社が入居しているビル。
もし、その男が、街やどこかの店であなたをナンパしてきてつき合い始めたばかりの男で、その自宅も、家族も、友人も知らない――という状態であれば、わるいことは言いません。止めときなはれ、です。
こういう自慢の仕方は、結婚詐欺師の常とう手段。その男の会社がほんとうにそのビルに入っているかどうかも怪しいものだ――と、長住は思います。
ご心配なら、一度、会社名を尋ねて、ビルの中まで行ってみたらほうがいいかもしれません。
タイプ2
会社を自慢する
「うちの会社さ、今度、一部上場されるんだぜ」とか、「すげェんだぜ、うちの会社の○○、先月、シェア・トップになったんだ」――などと、自慢するのは、会社の格とか業績ばかり。
こういう自慢をする男は、もしかしたら、かわいそうな人かもしれません。自分の仕事やそのポジションについて語るべきものがないので、仕方なく会社を自慢しているわけです。
うちの会社はすごい→自分は、そのすごい会社の社員だ
→どうだ、オレも大したものだろう
と、三段論法で自慢しているわけですが、これって、単に「虎の威」を借りているだけとも言えます。つまり、ほんとうは自信なんてからっきしないくせに、会社という組織の力を借りて、自分の「価値」を示そうとしているわけですね。
「組織への帰属意識」がものすごく強いこのタイプの男性は、典型的な「会社人間」。仕事や会社のつき合いを理由に、家庭を顧みなくなる、というタイプでもあります。
しかし、頼みの会社は、いつまでも本人の「自慢の種」になっていてはくれません。
ある日、突然、業績不振に見舞われて、倒産してしまうかもしれません。あるいは、「会社を自慢すること」を生きる支えとしていた本人をリストラの対象としてしまうかもしれません。そんなことがなかったとしても、やがて迎える定年退職。
会社という支えを失ったこのタイプの男性は、とたんに意気消沈。抜け殻のようになってしまいます。
「ねェ、どんな仕事してるの?」と尋ねても、たいていは、「説明してもキミにはわからないだろ?」という顔をします。
しかし、自慢はします。
説明はしないけど、自慢はするのです。
問題は、ここから。
ふたりの関係にもよると思いますが、男が自分の「仕事」を自慢する、その自慢の仕方には、実に、いろんな秘密が隠されているのです。
たとえば、こんな自慢の仕方――

会社が入っているビルを自慢する
「うちの会社、あのビルに入ってるんだよ」などと、ピカピカの高層ビルを指差して見せる。自慢しているのは、自分の仕事でもなく、会社でさえなく、なんと、会社が入居しているビル。
もし、その男が、街やどこかの店であなたをナンパしてきてつき合い始めたばかりの男で、その自宅も、家族も、友人も知らない――という状態であれば、わるいことは言いません。止めときなはれ、です。
こういう自慢の仕方は、結婚詐欺師の常とう手段。その男の会社がほんとうにそのビルに入っているかどうかも怪しいものだ――と、長住は思います。
ご心配なら、一度、会社名を尋ねて、ビルの中まで行ってみたらほうがいいかもしれません。

会社を自慢する
「うちの会社さ、今度、一部上場されるんだぜ」とか、「すげェんだぜ、うちの会社の○○、先月、シェア・トップになったんだ」――などと、自慢するのは、会社の格とか業績ばかり。
こういう自慢をする男は、もしかしたら、かわいそうな人かもしれません。自分の仕事やそのポジションについて語るべきものがないので、仕方なく会社を自慢しているわけです。
うちの会社はすごい→自分は、そのすごい会社の社員だ
→どうだ、オレも大したものだろう
と、三段論法で自慢しているわけですが、これって、単に「虎の威」を借りているだけとも言えます。つまり、ほんとうは自信なんてからっきしないくせに、会社という組織の力を借りて、自分の「価値」を示そうとしているわけですね。
「組織への帰属意識」がものすごく強いこのタイプの男性は、典型的な「会社人間」。仕事や会社のつき合いを理由に、家庭を顧みなくなる、というタイプでもあります。
しかし、頼みの会社は、いつまでも本人の「自慢の種」になっていてはくれません。
ある日、突然、業績不振に見舞われて、倒産してしまうかもしれません。あるいは、「会社を自慢すること」を生きる支えとしていた本人をリストラの対象としてしまうかもしれません。そんなことがなかったとしても、やがて迎える定年退職。
会社という支えを失ったこのタイプの男性は、とたんに意気消沈。抜け殻のようになってしまいます。

会社での立場・業績を自慢する
極端な場合、このタイプの男は、こんな不遜な言葉を吐くかもしれません。

会社を自慢するのではなく、その会社でいかに自分が貴重な人材であるかを自慢するわけですね。「うちの会社なんて」とまでは言わないにしても、「うちの課なんて」とか「このプロジェクトなんて」ぐらいは、平気で口にしそうです。
こういう自慢の仕方をする男は、まず、自己評価が高いのが特徴。周囲の評価以上に自己評価が高ければ、周りには「うぬぼれ屋」と映ってしまいます。
自分に過剰な自信を持っていますから、「ガンコ」でもあり、協調性も希薄です。
家の中でも、「関白」を貫くタイプ。「だれのおかげでメシが食えると思ってる」などと言い出すので、家族には煙たがられたりするかもしれません。
一見、そんな自信家ぶりは頼もしく見えたりもするのですが、しかし、このタイプにも「落日」は訪れます。
自分が評価しているほどには、周囲からは評価されてない――という現実に直面したとき、このタイプの心は折れてしまいます。待ち受けているのは、だれにも支持されず、友だちも、慕ってくれる後輩もない、寂しい日々。
このタイプの男は、「天気のいいときだけ乗れる船」と思っておけばいいかと思います。

仕事の中身を自慢する
「いまやってる仕事、面白いんだよ」とか「この仕事、もしかしたら、社会の仕組みを変えるかもしれないぜ」などと、仕事の中身やその意義を自慢するタイプです。
筆者・長住も、もし友だちとして選ぶなら、こういうタイプかな――と思います。
自慢しているのは、会社という組織でもなければ、自分の地位や権力でもなく、自分が携わる仕事の社会的価値。自分と周囲の人間や社会との関係性を、客観的に見つめる目を持っています。
仮に、本人が主張する「価値」が「ちょっと違うなぁ」と感じるものであっても、こういう男となら、「おまえ、そうは言うけどさぁ」と、その「価値」をめぐって議論を交わすこともできるだろう――と、私は思います。
もちろん、その姿勢は、プライベートな世界でもキープされるはず。
家庭の中での問題にも、このタイプなら、「どうすることが家族にとって最善か?」を客観的に考えて行動できるだろうと思います。
というわけで、筆者・長住のおすすめは、4のタイプ。
男は、女性の前で、何かと自慢をしたがる生きものですが、その自慢を聞くときには、カレがほんとに自慢しているものは何か――を、冷静に判断していただきたい、と願って止みません。
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