あなたに「彼女、美人でしょ」とささやく女の本心

File-49 「彼女、美人でしょ?」とささやく女の本心
「あの子、美人でしょ?」などという
彼女の問いかけに、うかつに返事を返すのは
危険です。否定すれば、彼女の価値基準まで
否定することになり、肯定すればしたで、
彼女の警戒心を高めることになるからです。
たとえば、何かのパーティで「オッ」と目を引く女性を見かけたとします。
同伴している彼女が、チョンチョンとあなたの腕を突いて言います。
美人でしょ? あの人ね……。
あなたの耳元に、彼女は、その女性がどこの会社のどんな部署にいる女性で、独身だとか既婚だとか……知っている限りの「個人情報」を吹き込もうとします。
何のために?
ここでは、そんな話をしてみたいと思います。
実は、男にとって、女性のこういう行動は、およそ理解がしがたいもののひとつなのです。
男性の場合だと、けっしてこうはなりません。
たとえば、あなたの彼女が、何らかのパブリックな場所で、ちょっといい男に目を引かれたとしましょうか? そして、その男は、あなたが知っている男だったとします。
「すごいイケメンだね」などと感想をもらす彼女に、通常、男はどんな態度をとるか?
少なくとも筆者であれば、「だろ? あいつ、モテるんだよなぁ」などと、うかつ(?)な言葉は口にしません。
「ああ、あれ? なんか、すごい遊んでるらしいよ」と、マイナス情報を吹き込もうとしたり、「かっこだけはいいんだけどさぁ……」と含みを持たせた言い方をしたり――というのが、一般的な男たちの反応の仕方だろうと思います。
この男女差はどこから来るかというと、
男は競争の生きものであり、
女は融和の生きものである。
ということに尽きるかと思います。
「競争の生きもの」である男は、常に、「オスとしての自分の序列」をランクアップしよう、他のオスより優位に立とうとします。他のオスをホメたり、その優秀さを認めたりすれば、結果として、自分の序列を下げることになってしまいますから、彼女が「あの人、イケメンね」とか「仕事できるんだってよ」などと言っても、それを素直に認めようとはしないわけです。
では、どうして女性は、みずから、「彼女、美人でしょ?」と、あなたの耳にささやきかけたりするのか?
以下、その秘密を解き明かしてみます。
同伴している彼女が、チョンチョンとあなたの腕を突いて言います。

あなたの耳元に、彼女は、その女性がどこの会社のどんな部署にいる女性で、独身だとか既婚だとか……知っている限りの「個人情報」を吹き込もうとします。
何のために?
ここでは、そんな話をしてみたいと思います。
実は、男にとって、女性のこういう行動は、およそ理解がしがたいもののひとつなのです。
男性の場合だと、けっしてこうはなりません。
たとえば、あなたの彼女が、何らかのパブリックな場所で、ちょっといい男に目を引かれたとしましょうか? そして、その男は、あなたが知っている男だったとします。
「すごいイケメンだね」などと感想をもらす彼女に、通常、男はどんな態度をとるか?
少なくとも筆者であれば、「だろ? あいつ、モテるんだよなぁ」などと、うかつ(?)な言葉は口にしません。
「ああ、あれ? なんか、すごい遊んでるらしいよ」と、マイナス情報を吹き込もうとしたり、「かっこだけはいいんだけどさぁ……」と含みを持たせた言い方をしたり――というのが、一般的な男たちの反応の仕方だろうと思います。
この男女差はどこから来るかというと、
男は競争の生きものであり、
女は融和の生きものである。
ということに尽きるかと思います。
「競争の生きもの」である男は、常に、「オスとしての自分の序列」をランクアップしよう、他のオスより優位に立とうとします。他のオスをホメたり、その優秀さを認めたりすれば、結果として、自分の序列を下げることになってしまいますから、彼女が「あの人、イケメンね」とか「仕事できるんだってよ」などと言っても、それを素直に認めようとはしないわけです。
では、どうして女性は、みずから、「彼女、美人でしょ?」と、あなたの耳にささやきかけたりするのか?
以下、その秘密を解き明かしてみます。

「美人」の仲間である自分も「美人」だ――と主張したい
女性は「融和の生きもの」だ、と申し上げました。
「オレとあいつは違う!」と主張したがる「競争の生きもの」とは違って、「融和の生きもの」である女性は、「私と彼女は同じ」を主張しようとする傾向があります。
「美人でしょ?」と指差した女性が、彼女の友人・知人・仲間・親族……などであった場合には「特に」ですが、この「融和の法則」は、「自分をPRする方便」としても使われます。
こういう場合、彼女の心の内の言葉は、こうです――。

どう? 彼女も、私に負けず劣らず魅力的でしょ?
そうだったのか――という感じですよね。
仮に、この心理に気づかずに、彼女が「美人でしょ?」と言う女性を、「そうかい? オレはそうは思わないけど」などと否定したとしましょうか。
この「否定」は、二重の意味で彼女自身を否定してしまうことになります。
まず第一に、「自分も仲間(同類)である」と主張している彼女自身を否定することになります。
次に、彼女の「美の基準」を否定してしまうことになります。「あの人、美人でしょ?」と言うときの彼女は、「自分もあんなふうになれたらいい」という願望を語っていることが多いのですが、あなたの「そうは思わない」は、そんな彼女の価値観や努力目標まで否定してしまうことになるわけです。
というわけで、筆者は、「彼女、美人でしょ?」とコメントを求められたときには、とりあえず、「そうだね」と、無責任にうなずくことにしています。
そして、その後で、必ず、こう付け加えます。

イヤな顔をされたことは、一度もありません。
しかし、以上は、その美人が彼女の知人などであった場合の話。
まったく知らない女性であった場合には、別の心理が働くこともあります。

どんな女に心が動くか、男の「ウイルス」を検出したい
テレビ番組で、男をワザと美女に誘惑させて、その様子を隠し撮りする――なんていうのがありますが、彼女の「美人でしょ?」にも、まれにですが、これと同様のワナが仕掛けられている場合があります。
彼女は、彼女が「美人でしょ?」と指し示した女性に対して、あなたがどう反応するか――を、ひそかに観察していたりするわけですね。
一種の「踏み絵」……いや、それよりももう少し性能のいい、試験紙のようなものです。
ここでうかつにも、「オッ! すげェ美人じゃん」などと素直な反応を示してしまうと、彼女はそのあなたの反応を、しっかり、情報としてインプットしてしまいます。

ああいう女に心を動かされてしまうのね。
もちろん、女性がすべて、そんなイジワルな「引っかけ質問」をするわけではありません。たいていは、素直な気持ちで、「美人でしょ?」「きれいだよね?」と言っていると信じたいのですが、その言葉の裏には、あなたの心の内を試そうとする意図が含まれている場合もある――ということは、頭の中に入れておいたほうがいいだろう、と思います。
中には、もっと悪意を持ってこの質問をぶつけてくる女性もいるかもしれません。
自分は嫌いで敵意さえ抱いているが、周囲は、特に男たちは、「美人だ」「かわいい」などと誉めそやす、そんな女性を指して、「美人でしょ、彼女?」と、あなたの感想を求めてくるタイプです。彼女の心の中にある思いは、こうです。

――なんて言い出すんじゃないでしょね?
そんな胸の内も知らずに、「ヘェ、美人だね」とうなずいてしまうと、彼女は「あなたもそうなの?」と、裏切られたような気持ちになるかもしれません。
最悪なのは、「美人だね」の後に、「オレ、タイプかもしれない」とか「一度でいいから、あんな女を抱いてみたいもんだ」などと、余計なひと言を付け加えてしまうことです。
こういう言葉は、彼女の中に芽生え始めた「潜在的な脅威」を「リアルな脅威」に変えてしまう恐れ大!
なので、こういう意図を持って問われる「彼女、美人でしょ?」には、けっして肯定的な言葉を返してはいけません。
といって、周りが「美人だ」とほめそやす女性を「ブス」とけなすわけにもいきません。けなしてもいいのですが、ウソつきと思われてしまいます。
筆者なら、こういう場合、主観と客観を分けて感想を伝えます。
客観的には「美人」なんだろうけど、主観的にはそうは思わない――ということを、国会答弁と料亭での内輪話(どちらも経験はありませんけど)のように使い分けるわけです。たとえば、こんな具合に――。

てなことを言いながら、彼女の目をじっと見つめたりします。「ボクのタイプはキミだから」という思いを込めたり、口にしたりしながら。
こういうウソをつくのも、愛情の内。筆者は、そう確信しています。
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みなさんのポチ反応を見て、喜んだり、反省したり……の日々です。
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