また誘いたくなる、彼女の「小さなお返し」

「もう一度会おう」「また、ごちそうしよう」——
男にそう思わせる女性がいます。デートの後で
そう感じさせてくれるのは、「お返し上手」な女性です。
それも、「小さなお返し」。そのポイントは――。
M は「男からのモテ技」、 W は「女からのモテ技」、 N は「男女共通のモテ技」です。
男性に食事をごちそうになる。
モテモテのみなさんであれば、そういう機会も少なくないだろうと思います。
ごちそうする側の男から言わせていただくなら、そのあと、男が胸の中でつぶやく言葉は、両極端に分かれます。
チッ、あんなやつにメシなんておごるんじゃなかった
と舌打ちするか、
次は、もっとうまいものをごちそうすることにしよう
と決意を固めるか。
そのどちらかでしょう。
言うまでもないことですが、おごられるのが「当然でしょ」という態度で、「ありがとうございました」も「ごちそうさまでした」もない女性に、「次はもっと」と思うことは、まず、あり得ません。
逆に、「ごちそうするよ」と言ってるのに、「いえ、割り勘に」と主張して譲らないような女性にも、「この人は、自分に借りを作りたくないんだ」と感じて、「また、今度」とはあまり思わないだろう――と思います。
筆者・長住の個人的好みを言わせていただけるならば、もっとも好感を抱くのは、こういう態度です。
ま、ここまでは、ごく標準的なマナーの範囲です。
しかし、その「標準的マナー」をちょっとだけ超えることをやってくれる女性がいると、私はすこぶる感動して、そういうことができる女性を見直したり、ちょっぴりホレちゃったりします。
いたんですね、そういうことをさりげなくできる女性が――。
彼女、仮の名を「あゆちゃん」とでもしておきましょうか。
その「あゆちゃん」が私を感動させたのが、「小さなお返し」作戦でした。
モテモテのみなさんであれば、そういう機会も少なくないだろうと思います。
ごちそうする側の男から言わせていただくなら、そのあと、男が胸の中でつぶやく言葉は、両極端に分かれます。

と舌打ちするか、

と決意を固めるか。
そのどちらかでしょう。
言うまでもないことですが、おごられるのが「当然でしょ」という態度で、「ありがとうございました」も「ごちそうさまでした」もない女性に、「次はもっと」と思うことは、まず、あり得ません。
逆に、「ごちそうするよ」と言ってるのに、「いえ、割り勘に」と主張して譲らないような女性にも、「この人は、自分に借りを作りたくないんだ」と感じて、「また、今度」とはあまり思わないだろう――と思います。
筆者・長住の個人的好みを言わせていただけるならば、もっとも好感を抱くのは、こういう態度です。
1・「あの……ここの……」と、一応、支払いを負担しようとする姿勢だけは見せる。
2・「あ、きょうはおごりだから」と言われたら、けっしてそれ以上は食い下がらず、「じゃ、きょうはごちそうになります。ありがとうございました」と、素直に頭を下げる。
2・「あ、きょうはおごりだから」と言われたら、けっしてそれ以上は食い下がらず、「じゃ、きょうはごちそうになります。ありがとうございました」と、素直に頭を下げる。
ま、ここまでは、ごく標準的なマナーの範囲です。
しかし、その「標準的マナー」をちょっとだけ超えることをやってくれる女性がいると、私はすこぶる感動して、そういうことができる女性を見直したり、ちょっぴりホレちゃったりします。
いたんですね、そういうことをさりげなくできる女性が――。
彼女、仮の名を「あゆちゃん」とでもしておきましょうか。
その「あゆちゃん」が私を感動させたのが、「小さなお返し」作戦でした。

あゆちゃん、とっても素直な女性なんですよ。
「ごちそうしてあげる」と言うと、「でも……」なんて言わずに、「うれしい」と素直に喜び、「とってもおいしかったです。ごちそうさまでした」と、感謝の言葉を返してくれる。
しかし、それだけじゃないんですね。

前もって用意しておいたんでしょうね。それを、店を出る直前とか、駅でお別れするときとかに渡してくれるのです。
「小さなお返し」。たぶん、彼女は、それを事前に用意しておいたのだろうと思います。
実際、彼女が渡してくれた「お返し」には、こんなのがありました。

かわいい子豚の形の石けん。「きょうはありがとう。私みたいな姿してますから、あんまりいじめないでくださいね」などとメッセージが添えられていて、私は思わず、「入浴中の彼女」を想像したりしてしまいました。

「ほんとにおいしくて評判の店なんです」なんて言われて、「今度、案内してよ」と、思わず口走ってしまいました。

ふだんからハンカチを持ち合わせてないことが多い私。それを知っていたのかどうか、「汗をかいたときに使ってくださいね」のメッセージが添えられていました。
効くんですねェ、こういう「小さなお返し」。
もちろん、「お返し」はモノでなくてもいい。「お礼に、そこらでお茶でも」でもいいわけです。
突然のお誘いで、事前に準備ができなかったときなどには、「あゆちゃん」は、「とてもお返しにはなりませんけど、気持ちだけ」と、健気に「お礼のお茶一杯」作戦を実行してくれます。
うれしいじゃありませんか、その気持ちが。
女性のみなさん、もしデートのリピートを期待するのなら、こういう「小さなお返し」、大いに活用してください。

「お返し」は、相手の好意の量を超えてはいけません!
この「お返し」作戦、デートに限らず、ビジネスでの接待やフォーマルな交際でも使えるのですが、いくつか守りたい原則があります。
まず、「お返し」は、相手から受けた恩恵の、多くても半額を限度とすること。いくら「お礼」がしたくても、ごちそうになった金額を超えるような「お返し」の品を渡したり、後日、誘われた店よりも高級と思われる店に誘い返したりするようなことをやるのは、重大なマナー違反です。「非常識な女」と思われて、二度とお呼びがかからなくなる恐れ大ですから、気をつけましょう。
「あゆ」嬢がやったように、その場で渡す「小さなお返し」なら、ごちそうになる額の3分の1から10分の1ぐらいの範囲で考えるべきでしょう。
その「小さなお返し」ですが、何でもいいというわけではありません。
いくつか条件があります。まとめておきましょう。
1・高価すぎないこと――相手との力の差(経済力など)にもよりますが、目安は、前述したように、ごちそうになった金額の10分の1から、最大でも3分の1ぐらいまで。2分の1を超えると、かえって失礼になってしまいますので、気をつけましょう。
2・消えものであること――「消えもの」とは、後に残らないものという意味です。まだ親しくなってもいない相手に、身につけるものや部屋に飾るものなどを渡すのは、マナー違反とされています。代表は、食べ物。あとは、使えばなくなる、ちょっとした消耗品といったところでしょうか。
3・あればありがたいけど、わざわざ買おうとは思わないもの――つまり、ちょっとしたぜいたく品です。これを「消えもの」というカテゴリーで、しかも高価ではないもの、という条件で探すのは、ちょっと骨が折れます。なので、これは「できれば…」という程度の条件として、頭の中に留めておいてください。
4・少しだけ「私」を感じさせるもの――昔は、自分の写真入りのテレカを用意して、何かあるたびに配る、なんていう女性もいましたが、こういうのは、ちょっと不気味。だいいち「自分の写真入り」なんて、「気持ちわるい」の一語です。たとえば、同じお菓子でも、「私の家の近くにおいしいケーキ屋さんがあって…」と、エピソードが語れるくらいの「私」です。
[1]と[2]は、絶対。[3]と[4]は、「もし可能なら」というぐらいの条件です。
頭の片隅に置いておいて、何かのときには、ぜひ、お役立てください。
筆者の最新実用エッセイ! キンドル(アマゾン)から発売中です!

「好きです」「愛してます」――そのひと言がスラッと口にできたら、この世の恋する男性や女性の心は、ずいぶんとラクになることでしょう。しかし、なかなか言えないんですね、このひと言が。勇気がなくて口にできない。自分は口ベタだからとためらってしまう。
そんな人たちに、「これなら言えるんじゃないか」とすすめるのが、「愛」と言わずに「愛」を伝える「メタメッセージ」の技術。あなたの恋愛の参考書として、お役立てください。
2019年11月発売 定価:600円 発行/虹BOOKS
「好き」を伝える技術: あなたの恋のメタメッセージ・テク (実用エッセイ)
既刊本もどうぞよろしく タイトルまたは写真をクリックしてください。
〈1〉 〈2〉 〈3〉






【1】妻は、おふたり様にひとりずつ
2016年3月発売 定価/342円
【2】『聖少女~六年二組の神隠し』
2015年7月発売 定価122円
【3】チャボのラブレター
2014年10月発売 定価/122円
そんな人たちに、「これなら言えるんじゃないか」とすすめるのが、「愛」と言わずに「愛」を伝える「メタメッセージ」の技術。あなたの恋愛の参考書として、お役立てください。
2019年11月発売 定価:600円 発行/虹BOOKS
「好き」を伝える技術: あなたの恋のメタメッセージ・テク (実用エッセイ)
既刊本もどうぞよろしく タイトルまたは写真をクリックしてください。
〈1〉 〈2〉 〈3〉
2016年3月発売 定価/342円
【2】『聖少女~六年二組の神隠し』
2015年7月発売 定価122円
【3】チャボのラブレター
2014年10月発売 定価/122円

管理人は、常に、フルマークがつくようにと、工夫して記事を作っています。
みなさんのひと押しで、喜んだり、反省したり……の日々です。
どうぞ正直な、しかしちょっぴり愛のこもった感想ポチをお願いいたします。
→この記事はためになった(FC2 恋愛)
→この記事に共感した(にほんぶろぐ村 恋愛)
→この記事は面白かった(人気ブログランキング 恋愛)
このテーマの記事一覧に戻る トップメニューに戻る
- 関連記事
-
- 「恋の対象」と「愛の対象」は分別せよ! (2020/03/19)
- また誘いたくなる、彼女の「小さなお返し」 (2020/03/01)
- 「つなぐ技術」で心もつなぐ理系男子 (2020/02/12)