シランケンの不純愛講座　「あ、イキそう」を止める方法はあるか？

「あ、イキそう」を止める方法はあるか？

今回も前回に続いて、「早い」に悩む男の話。
まだ早いけど、このままだとイッてしまう。
そんなとき、どうやって暴発を防ぐか？
今回は、そんな話をご紹介します——。

　性とエッチの《雑学》file.37　　　Ｒ15　
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。
15歳未満の方はご退出ください。

　前回に続いて、「早撃ち対策」の話です。
　さて、トレーニングは積んだ。
　可能な限りの準備を整えて、彼女とベッドイン。
　しかし、いざ彼女の体と重なって、そのやわらかなひだの中に突き進むと、そこは、えも言われぬ摩擦の世界。起伏に富んだ彼女の括約筋は、極上の天然ローションの被膜をまとって、あなたの敏感な鬼頭をやさしく包み込んだと思うと、まるで「おいでおいで」をするように、そのカリにまとわりついてくるではありませんか。
　な、何だ、この絶妙のオナホール感は――と思いながら、１ピストン、２ピストン、３ピストン……。たちまち、あなたの尿道海綿体には、熱いものが込み上げてきます。

　

や、やばいッ！　もうイキそう！

　今回は、そんなときどうするか――というお話です。
　やることはひとつしかありません。

ただちに、動きを停止せよ！

　筆者にも身に覚えがあることですが、途中で停止することには、心理的な抵抗があります。
　途中で止めては男がすたる――という思いが、どこかにあるからです。
　男たるもの、女が果てるまでは、腰を動かし続けなくてはならない――と、悲壮（？）な決意を胸に秘めている人もいるかもしれません。
　しかし、それは違うんですね。
　ＳＥＸは、愛し合うふたりで、工夫して楽しむもの。男のガマン比べ大会ではない。
　そのことに思い至ったとき、筆者は、一時停止する勇気を持つことができました。
　「どうしたの？」と彼女に訊かれたら、「ちょっと待って。イキそうなんだ」と、正直に打ち明けてしまえばいいのです。
　早漏対策には、彼女の理解と協力が、絶対に欠かせません。
　そのまま、じっと動かないように――と、彼女にも協力してもらい、射精しそうな感じがおさまるまで、しばらく待ちます。
　動きを止めると、ポテンツが落ちてしまうこともあるかもしれませんが、そうなったらそうなったで、また一から始めればいいのです。

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撤退する勇気も必要です

　それでも止められないと感じたら、

　勇気ある撤退。

　いったん、ペニスを抜いちゃってください。しばらく沈静化させたところで、再度、チャレンジすればいいのです。
　それでもヤバイ、というときは、彼女に亀頭部をギュッと握ってもらえば、たぶん、暴発は防げると思います。
　こういうことを何度か繰り返しているうちに、少しずつ滞空時間は長くなっていくはずです。
　しかし……。
　かかる努力にもかかわらず、暴発が防げそうにない――というときには、暴発しちゃいましょう。
　そして言うのです。

　

いまのは、リハね。じゃ、本番行くよ。

　テイク２も、テイク３もあり。
　そう思って気軽に、リラックスして、事に及ぶこと。これが何より大事なことだと筆者は思います。そうでないと、ＳＥＸの時間が苦痛になってしまいます。
　筆者が知る限り、「いまのは、リハね」と言って、「何、それ？」と非難の声を挙げる女性は、Ｂ型の寅年を除いてはいません。
　もし、運悪く、貴兄の彼女が「Ｂ型の寅年」であった場合には、「あれ!?　どうしちゃったんだろ？」と、すっとぼけるしかありません。

激しく動かすだけが能じゃない

　もうひとつ、大事なことを覚えておきましょう。
　それは、挿入の仕方とその後の動き方です。
　一般的に、早撃ちしてしまう男性の多くが、ペニスを一気に挿入し、挿入したら速く動かそうとする傾向があります。筆者もそうでした。ピストン運動をすることが、彼女への男としての義務のように感じていたのです。
　ところが、ほんとうはそうじゃない。
　実は、女性が感じるのは、ペニスのピストン運動によってではなく、ペニスの根元付近にある恥骨が彼女のクリトリスを刺激することによってである――という説が有力なのです。

　ペニスの動かし方には、大別すると２種類あります。
　ひとつは、ペニスを洞窟の奥へと差し込んでは、入り口近くまで後退させるという、前進＆後退運動。これを《スラスト》と呼びます。
　これに対して、ペニスを彼女の洞窟に深く侵入させたまま、恥骨を彼女のそこにグリグリとこすりつけるように動かす運動を《グラインド》と呼びます。「恥骨」とは、ペニスの根元のおなか側にある骨。手で触れると、コツンとした硬い部分があるのがわかると思いますが、これが「恥骨」です。
　この「恥骨」が彼女のクリトリスに当たるように、押し回すのが《グラインド》です。
　『ハイト・リポート』を発表したシェアー・ハイト女史も、多くの女性の声を紹介しながら、こう語っています。

　

「スラスト」よりも、実は、「グラインド」のほうが気持ちいい。

　これは、朗報！
　ペニスをピストンさせなくてよければ、耐久時間はかなり長くなるはずだからです。
　実際、私たちは、ベッドで女性がこんな希望を口にするのを、よく耳にすると思います。

　

お願い！　ゆっくり、入れて……。

　あるいは、

　

動かないで。このまま、じっとしてて……。

　どちらも、彼女たちがほんとうは何を望んでいるかを示す言葉のように、筆者には感じられます。
　もちろん、こういうことは、女性側の感じ方とも関係する問題ですから、率直に彼女と話し合い、ふたりでいろいろ試してみることが肝心ではあるのですが……。

　さて、ここまで３回にわたってお届けした「早撃ち」の問題は、これにて完。
　「早い」を気に病む諸兄の問題解決に、この記事が少しでもお役に立てたのであれば、幸いです。

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