「つなぐ技術」で心もつなぐ理系男子

理系男子はモテるんだそうです。その男も、
そんな理系のひとりでした。彼の得意ワザは、
「つなぐ技術」。そのワザで彼は女の部屋に上り込み、
その体ともつながってしまったのでした――。
M は「男からのモテ技」、 W は「女からのモテ技」、 N は「男女共通のモテ技」です。
理科系男子は、意外とモテる。
最近、長住はそのことに気づきました。
しまった。「経済学部」とかじゃなくて「理工学部」とかにしておけばよかった――なんて、いまさらながら思ったりしているんですが、もう遅いですよね。
今回、ご紹介のモテ男クンは、その理系男子の典型のような男でした。
仮の名を「すぐるクン」とでもしておきましょうか。
なんたって「理系」ですから、メカにはメチャ強い。
そんなメカの知識を頼って、女の子たちからさまざまな依頼が舞い込むんですね。
たとえば、こんな具合に――です。
古いパソコンのデータを新しいパソコン移したいんだけど……。
テープとCDとTVの音源を、全部MDに落とせるようにしたいんだけど、教えてくれないかなぁ……。
古いVHSに記録したドラマの録画を、全部、DVDに移し変えたいのォ……。
ま、ざっと、こんな具合です。
最近は、男性でも、こういうことができない人が増えているようですが、やっぱり、依頼してくるのは、圧倒的に女性が多い。
そういう依頼には、「すぐるクン」は、いつも快く応じることにしているのだそうです。
特に「すぐるクン」が得手としているのは、電子機器や音響・映像機器などの接続設定。つまり、「つなぎ」の知識なんですね。
しかも、「すぐるクン」がつなぐのは、機器ばかりじゃありません。
機器をつないだついでに、別のものもつないじまうんですね。本人いわく、
コードをつなげば、体もつながる…!?
なんだそうですよ。
先週も、こんなことがありました。
最近、長住はそのことに気づきました。
しまった。「経済学部」とかじゃなくて「理工学部」とかにしておけばよかった――なんて、いまさらながら思ったりしているんですが、もう遅いですよね。
今回、ご紹介のモテ男クンは、その理系男子の典型のような男でした。
仮の名を「すぐるクン」とでもしておきましょうか。
なんたって「理系」ですから、メカにはメチャ強い。
そんなメカの知識を頼って、女の子たちからさまざまな依頼が舞い込むんですね。
たとえば、こんな具合に――です。



ま、ざっと、こんな具合です。
最近は、男性でも、こういうことができない人が増えているようですが、やっぱり、依頼してくるのは、圧倒的に女性が多い。
そういう依頼には、「すぐるクン」は、いつも快く応じることにしているのだそうです。
特に「すぐるクン」が得手としているのは、電子機器や音響・映像機器などの接続設定。つまり、「つなぎ」の知識なんですね。
しかも、「すぐるクン」がつなぐのは、機器ばかりじゃありません。
機器をつないだついでに、別のものもつないじまうんですね。本人いわく、

なんだそうですよ。
先週も、こんなことがありました。

「ねェ、ちょっと教えて」と声をかけてきたのは、マンションを引っ越したばかりだという、R美という女性。「すぐるクン」よりは2つほど年上の先輩でした。


「すぐるクン」のいいところは、こういう話を聞くと、すぐに、「診てあげましょうか?」と腰を上げるところ。理系のくせに(?)、腰が軽いんですね、この男。
さすが、「すぐるクン」。ひと目見るなり、彼女の配線がなぜこんがらがっているのか、すぐにわかりました。
R美は、ひとつひとつの機器を全部、記録用のレコーダーにつないでいたんですね。それじゃあ、配線は、メチャクチャ混乱してしまいます。
そこで、「すぐるクン」、出力系はいったんすべてアンプに入れて、アンプからレコーダーに出力するようにしてあげました。


言いながら、R美は、床に手とひざをつけて、TVの裏側をのぞき込みます。いわゆる「四つん這い」という格好です。

そんなことを言いながら、深くもぐり込むたびに、R美のおシリは「すぐるクン」の目の前でユラユラ……と揺れます。
ここが「つなぎ屋」の辛いところ。コードをつないでるうちに、別のところもつなぎたくなってしまう――と、「すぐるクン」は苦しい(?)胸の内を明かします。

言いながら、「すぐるクン」も、TVの裏をのぞきます。当然、R美の背後からかぶさるような格好になります。「すぐるクン」の不覚にも反応してしまったモノが、R美のおシリに当たる形になります。



このあと、どうなったかについては、「すぐるクン」は口を閉ざしていますが、だいたいは、想像がつきます。

「すぐるクン」は言うのです。
男よ、モテたかったら、機器のマニュアルぐらいは、ちゃんと読め――と。
映像機器とか音声機器とかPC関連機器のマニュアルを、ちゃんと読んでさえおけば、つなぎの知識ぐらい、すぐに身につく。要するに、「出力」と「入力」の関係と、どの機器が最終的な出力機器になるかの判断さえできれば、「つなぎ」なんてすぐできてしまう。その知識は、重宝されますよ――というわけです。
「すぐるクン」の場合は「つなぎの知識」でしたが、他の知識でも同じです。
たとえば、日曜大工の腕がプロ級で、どんな家具も直せるとか、水道管とか排水管のことだったらまかせてよとか、吸盤フックのことだったらオレに聞け(あんまり需要はないと思いますが)とか……そういう得意ワザを身に着けて、ふだんから「オレ、すごいんだぜ」とPRしておけば、必ずいつか、そういう知識を役立てる日がやってきます。
男よ、腕に技術をつけよ!
女は、そういう「役に立つ男」を欲しているのだ。
これ、私が言ってるのじゃありません。「すぐるクン」が言ってるんですからね。

腕に「技術を持つ男」がモテる理由
イタリアの古いことわざに、「おいしいトマトを作る男は、女も幸せも手に入れられる」というのがあります(←ありません! いま作りました)。
要するに、女という生きものは、男の腕を買うのだ、ということです。
たぶん、大昔は、「狩りの腕」とか「戦に強い」とかいうのが、それに相当したのでしょうが、現代では、そんなわかりやすい「腕」は、あんまり評価されません。
現代の社会で評価されるのは、「総合的な分析力」とか「システムの創造力」なんていうわけのわからない能力で、これは目に見えません。女性は、そんな「目に見えない能力」よりも、「目に見えるリアルな能力」に惹かれる傾向があります。
つまり、女性は「リアリスト」。目の前で「ワァ、すごい」と目を輝かせることのできる能力のほうが、アピール・ポイントが高い、ということなんですね。
「腕に技術を身につけよ!」は、そういう意味では正解だと思います。
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