あなたの前で妻をけなす男の本心

File-43 あなたの前で妻をけなす男の本心
他人の前では、身内はけなす。それが、
日本人の「謙遜の美学」というものですが、
実は、この「けなし」には、「謙遜」以外の
よからぬたくらみが、秘められている
場合があるのです、ご用心!
既婚女性のみなさん。
みなさんは、あなたのご主人が、外であなたのことをどういうふうに表現しているか、ご存じですか?
ま、知らないほうがいいかもしれませんね。
というのも、あんまりよくは言ってないだろうと思うからです。
ごくオーソドックスな言い方だと、
うちの愚妻が……。
くだけて言うと、
うちのバカ嫁が……。
てなことになります。
たとえ、ご主人があなたのことをそんなふうに周りには言っている――としても、決して怒ったりはしてはいけません。
大部分の方はおわかりだろうと思いますが、「身内は謙遜する」が《日本の常識》だからです。
謙遜の美徳を知っている人間は、女房ばかりでなく、自分の息子は「愚息」と呼び、自分のナニはどんなにリッパであっても「粗チン」と呼びます。これが、「謙遜の美学」というものです。
そこをわきまえず、
うちのよくデキた奥さんが……。
うちの美人すぎる嫁が……。
なんて言う男がいたら、たちまち、「あいつは謙遜することも知らないバカ男」として、社会からつまはじきにされてしまいます。
なので、「愚妻」「バカ嫁」などと言われても「ムッ」としてはいけません――なんて話をしたかったわけではなく、本日のテーマは、ほかの女性の前で男が自分の妻や恋人をけなすとき、そこにどんな「本心」が隠されているか、ということです。
というわけですから、以下の話の中では、謙遜して言う「バカな嫁で……」なんていう言い方は、除外することにいたします。
本心1
男が妻に関してもらす「不満」は、実は「あなたにしてもらいたいこと」である
たとえば、ただの友だちか同僚でしかない(とあなたは思っている)男性が、たまさかどこかであなたと食事などしながら、妻に関する以下のような不満をもらしたとしましょう。そのネライは、言わずもがな……です。
わかりやすいですよね。
そうです。男が、他の女性にもらす「うちの奥さん、××もしてくれない」式の不満の場合、その中に出てくる「××」は、あなたにしてもらいたい「××」である――という場合が、ほとんどなのです。
タチのわるい男になると、この種の不満を「ねつ造」します。「××もしてくれない」と嘆いて見せるその内容がまったくの作り話で、単に彼は、あなたの同情を引くためにだけ、そんな不満をもらしている――という場合もあります。
もし、あなたがこんな不満に心を動かされてしまうとしたら、ズバリ申し上げましょう。あなたは未熟です。
みなさんは、あなたのご主人が、外であなたのことをどういうふうに表現しているか、ご存じですか?
ま、知らないほうがいいかもしれませんね。
というのも、あんまりよくは言ってないだろうと思うからです。
ごくオーソドックスな言い方だと、

くだけて言うと、

てなことになります。
たとえ、ご主人があなたのことをそんなふうに周りには言っている――としても、決して怒ったりはしてはいけません。
大部分の方はおわかりだろうと思いますが、「身内は謙遜する」が《日本の常識》だからです。
謙遜の美徳を知っている人間は、女房ばかりでなく、自分の息子は「愚息」と呼び、自分のナニはどんなにリッパであっても「粗チン」と呼びます。これが、「謙遜の美学」というものです。
そこをわきまえず、


なんて言う男がいたら、たちまち、「あいつは謙遜することも知らないバカ男」として、社会からつまはじきにされてしまいます。
なので、「愚妻」「バカ嫁」などと言われても「ムッ」としてはいけません――なんて話をしたかったわけではなく、本日のテーマは、ほかの女性の前で男が自分の妻や恋人をけなすとき、そこにどんな「本心」が隠されているか、ということです。
というわけですから、以下の話の中では、謙遜して言う「バカな嫁で……」なんていう言い方は、除外することにいたします。

男が妻に関してもらす「不満」は、実は「あなたにしてもらいたいこと」である
たとえば、ただの友だちか同僚でしかない(とあなたは思っている)男性が、たまさかどこかであなたと食事などしながら、妻に関する以下のような不満をもらしたとしましょう。そのネライは、言わずもがな……です。
男の不満 うちのカミさんなんてさ、オレが『疲れたぁ、もう、肩バリバリだ』なんて言っても、『あ、そう』だもん。肩のひとつももんでくれるわけじゃないんだよなぁ。
本心 かわいそうでしょ。○○ちゃん(あなたのことです)、ボクの肩もんでくれないかなぁ。ついでに、アレもしごいたりなんかしてくれないかなぁ……なんちゃって。
男の不満 家庭料理? うちのは、買ってくるらしいよ、スーパーとかで。たまにはさ、目の前で作ってくれた肉じゃがとか食いてェよなあ~。
本心 ボクに作ってよ、肉じゃがを。キミんちで。
男の不満 うちの奥さん、さわらせてくれないんだよねェ。「疲れてるから」とか言って、背中向けて寝ちゃうしさ……。
本心 ああ、触りたい。ねェ、○○ちゃん(あなたのことです)、ちょっとさわらせてよ。キミのそのふくよかなオッパイとか、その……できれば、あそことか……。
本心 かわいそうでしょ。○○ちゃん(あなたのことです)、ボクの肩もんでくれないかなぁ。ついでに、アレもしごいたりなんかしてくれないかなぁ……なんちゃって。
男の不満 家庭料理? うちのは、買ってくるらしいよ、スーパーとかで。たまにはさ、目の前で作ってくれた肉じゃがとか食いてェよなあ~。
本心 ボクに作ってよ、肉じゃがを。キミんちで。
男の不満 うちの奥さん、さわらせてくれないんだよねェ。「疲れてるから」とか言って、背中向けて寝ちゃうしさ……。
本心 ああ、触りたい。ねェ、○○ちゃん(あなたのことです)、ちょっとさわらせてよ。キミのそのふくよかなオッパイとか、その……できれば、あそことか……。
わかりやすいですよね。
そうです。男が、他の女性にもらす「うちの奥さん、××もしてくれない」式の不満の場合、その中に出てくる「××」は、あなたにしてもらいたい「××」である――という場合が、ほとんどなのです。
タチのわるい男になると、この種の不満を「ねつ造」します。「××もしてくれない」と嘆いて見せるその内容がまったくの作り話で、単に彼は、あなたの同情を引くためにだけ、そんな不満をもらしている――という場合もあります。
もし、あなたがこんな不満に心を動かされてしまうとしたら、ズバリ申し上げましょう。あなたは未熟です。

妻の顔や体をけなす男は、ただ、あなたの体を味わいたいだけである
「けなす」が「うちの奥さん、××してくれない」程度であれば、それはただの不満・グチの類です。しかし、その「けなす」が、たとえば、「ブス」だの「デブ」だの「カバ」だのという、容姿・容貌に関するものである場合は、ちょっと注意が必要です。
たとえば、あなたを前にして、こんなことを口走る男がいたとしましょう。

長住がもし女であれば、自分の妻を「ゾウアザラシ」呼ばわりする時点で、この男は人間として失格――と、烙印を押します。
こういうことをいとも簡単に口にしてしまう男は、女を「欲望の対象」としてしか評価してないのかもしれません。ま、それも、男女の関係を成立させる重要な要素ではあるのですが、それだけでは、安定した幸福な関係は築けません。
そして、自分の妻の顔や体をあなたの目の前でけなして見せる男は、間違いなく、新鮮なあなたの顔や体を「自分のもの」にしたい――とネラっています。
男たちの中には、「おまえのほうがずっといい女だ」と言われると、女は喜ぶ――ということを知っていて、わざと女房をけなしてみせる手練もいます。
しかし、これだけは覚えておいてください。
こういう男が欲しいのは、「新しい味わい」にすぎない、ということです。親子丼には飽きたから、今度はカツ丼にしてみるか、てなものです。
妻を「ブス」だの「カバ」だのとけなした男は、いつの日か、必ず、あなたもけなします。
それでもいい。この男を私のボディで落としてみせる――というのなら、ご自由にどうぞです。
ただし、覚悟はしておいてください。
あなたにはけっして言いませんが、男は胸の中では、こうつぶやいているかもしれない、ということを――。


妻が「冷たい」と嘆く男は、ちょっと危険かも……
前記2つでご紹介したのは、いずれも、「妻そのもの」をけなす「男の本心」についてですが、最後に、ご紹介するのは、妻なり恋人なりの「愛し方」をけなす男の場合です。「けなす」というより、「嘆く」といったほうがいいかもしれません。
実は、こういう男はとても危険――ということをお話しておこうかと思います。
たとえば、あなたの目の前で、こんな不満を口にする男の場合――。





言い方はいろいろでしょうが、共通しているのは、「自分は愛されてないんじゃないか」という不満。不満の正体は、「妻(恋人)そのもの」ではなく、「愛のあり方」です。
男が、他の女性の前でこういう不満を口にするときには、ちょっと注意が必要です。
男があなたに求めているのは、アドバイスや励ましではありません。「満たされない愛」をあなたに「満たしてほしい」というおねだりです。
ちょっとした「おなぐさめ」程度でいいのなら、一度や二度、お相手してさしあげてもいいかもしれませんが、こういう不満をあなたにぶつけてくる男が望んでいるのは、もっと深い関係だったりします。
もはや、妻や恋人が自分に与えようとしてくれなくなったものを、あなたから得たい――と願っているのですから、一度の気まぐれ程度では、たいていの場合、収まりがつきません。
単なる「浮気」ではすまなくて、「不倫」関係へ、さらには、離婚騒動へ……と、泥沼化していく可能性も大。この手の不満とつき合うには、あなたにもそれなりの覚悟が必要になる、というわけです。
自分は、この人の「愛の求め」にとことん応じてあげられるかどうか?
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管理人は、常に、下記3つの要素を満たすべく、知恵を絞って記事を書いています。
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