「情の深さ」×「モテ度」=常に一定、という法則

法則51 「情の深さ」×「モテ度」は、常に一定
「濃い関係」を好む人は、ひとりの相手を深く愛し、
「淡い関係」を好む人は、広く多くの人と関わる。
「情」と「交際範囲」の間には、一定の法則があるのです。
情の深さには、個人差があります。
「情」という言葉を耳にすると、中には、イヤな気がする人もいようかと思います。
ちょっと重い感じがする、ネバッとした感じがする、濃い感じがする――どれも当たっていると思います。
しかし、その「ネバッと重い感じ」を好む人もいます。
ねっとりとまとわりつくように愛されないと、愛された気がしない――という人たちです。
「情」が深いのを好むか、浅いのを好むか――は、個人の好みです。
淡白な人間関係を好む人は、「情が深い人間」を避ける傾向があり、逆に、濃い人間関係を好む人は、「情が深い人間」を好み、「薄い人間」は苦手とする傾向があります。
情が深いか、浅いか?
それを決めるのは、脳内ホルモンのバランスのあり方だったり、子どもの頃の親との関係だったり、思春期以降の教育や友人関係の影響だったり……と、いろんな要素が複合し合った結果だと思われます。
したがって、どういう条件が揃えば情が深くなる――と、ここで簡単に断定するわけにはいきません。
しかし、ひとつだけ言えることがあります。
ある特定の個人に限定すれば、
「情の深さ」と「交際範囲の広さ」の間には、一定の法則がある
です。

「情の深さ」と「交際範囲」の《ボイルの法則》
みなさん《ボイルの法則》というのを覚えていますか?
高校の物理の時間に習う法則ですが、簡単に言うと、こういう法則です。
ある気体の体積(V)と圧力(P)の間には、
P×V=k(定数)
という関係が成立する。
つまり、気体を圧縮して体積を縮めると、気圧はそれに反比例して高くなり、逆に拡散させて体積を増やそうとすると、気圧はそれに反比例して低くなる――ということです。
気圧(P)が高い状態では、気体の分子同士の密度は高まり、おたがいがくっつき合うような状態になります。さらに圧力を加えていくと、もはや気体ではいられなくなって、「液体」となってしまいます。
分子同士の関係で言うと、気圧の高い状態のほうが、分子同士の関係は「密」=「濃い」です。さらに圧力を加えて「液体化」すると、分子同士はおたがいをベッタリとくっつけ合った状態になります。
これは、気体についての法則ですが、この法則、人間関係についてもあてはまるのではないか――と、筆者は考えました。
P(圧力)を「情」と考え、V(体積)を「交際空間(範囲)」と考えれば、その両者の間には、
「情の深さ」×「交際範囲」=一定
という法則が成り立つのではないか――と、思ったわけです。
「情」という言葉を耳にすると、中には、イヤな気がする人もいようかと思います。
ちょっと重い感じがする、ネバッとした感じがする、濃い感じがする――どれも当たっていると思います。
しかし、その「ネバッと重い感じ」を好む人もいます。
ねっとりとまとわりつくように愛されないと、愛された気がしない――という人たちです。
「情」が深いのを好むか、浅いのを好むか――は、個人の好みです。
淡白な人間関係を好む人は、「情が深い人間」を避ける傾向があり、逆に、濃い人間関係を好む人は、「情が深い人間」を好み、「薄い人間」は苦手とする傾向があります。
情が深いか、浅いか?
それを決めるのは、脳内ホルモンのバランスのあり方だったり、子どもの頃の親との関係だったり、思春期以降の教育や友人関係の影響だったり……と、いろんな要素が複合し合った結果だと思われます。
したがって、どういう条件が揃えば情が深くなる――と、ここで簡単に断定するわけにはいきません。
しかし、ひとつだけ言えることがあります。
ある特定の個人に限定すれば、
「情の深さ」と「交際範囲の広さ」の間には、一定の法則がある
です。

「情の深さ」と「交際範囲」の《ボイルの法則》
みなさん《ボイルの法則》というのを覚えていますか?
高校の物理の時間に習う法則ですが、簡単に言うと、こういう法則です。
ある気体の体積(V)と圧力(P)の間には、
P×V=k(定数)
という関係が成立する。
つまり、気体を圧縮して体積を縮めると、気圧はそれに反比例して高くなり、逆に拡散させて体積を増やそうとすると、気圧はそれに反比例して低くなる――ということです。
気圧(P)が高い状態では、気体の分子同士の密度は高まり、おたがいがくっつき合うような状態になります。さらに圧力を加えていくと、もはや気体ではいられなくなって、「液体」となってしまいます。
分子同士の関係で言うと、気圧の高い状態のほうが、分子同士の関係は「密」=「濃い」です。さらに圧力を加えて「液体化」すると、分子同士はおたがいをベッタリとくっつけ合った状態になります。
これは、気体についての法則ですが、この法則、人間関係についてもあてはまるのではないか――と、筆者は考えました。
P(圧力)を「情」と考え、V(体積)を「交際空間(範囲)」と考えれば、その両者の間には、
「情の深さ」×「交際範囲」=一定
という法則が成り立つのではないか――と、思ったわけです。

「世界」を広く持つほど、ひとりに向ける「情」は薄くなる
ここに、ひとりの男がいるとします。
仮に男を「A」としましょう。
もし「A」に、彼女が1人しかいなければ、「A」の情欲はすべて、そのひとりの彼女に注がれることになります。もちろん、「A」が持っているプライベートな時間も、交際のために使えるマネーも、すべて、そのひとりの彼女のために使われることになります。
「A」とその「ひとりだけの彼女」は、かなり濃密な時間を共有し合うことになります。
しかし、「A」に、もし彼女または彼女予備軍が3人いれば、「A」の情欲は3人に分散されることになります。「A」の自由になる時間も、自由になるお金も、3人で分かち合うことになります。
「A」と「女たち」は、ひとりであれば占有できる「関係の深さ」を3人で薄め合うことになるわけです。
わかりやすくするために、「彼女が3人」という状況を想定しましたが、「A」がその情愛を振り向ける対象は、何も「彼女」ばかりとは限りません。
母親、兄弟姉妹、友人、ただの女友だち、仕事の仲間……などのために、かなりな程度、情愛を振り向けるという人もいるかもしれません。
その場合でも、ひとりあたりに振り向ける「情の濃度」は希釈されることになります。
つまり、こうも言えるわけです。
世界を広く持っている人ほど、
ひとりひとりに振り向ける「情の濃度」は薄くなる。
あ、繰り返し申し上げておきますが、これは、あくまで、その人の持つ元々の「情の濃度」が一定であったとして――の話ですからね。

「濃度調節」には、「交際範囲」を調節すればいい
ところで、この「情の濃さ」に関しては、ふたりがそれぞれ持っている「濃度」に差が生じると、ちょっとややこしい話になります。
「暖気」と「寒気」がぶつかると、前線が生まれて、竜巻や雷雨が発生するように、ふたりの間で険悪な空気が発生することも考えられます。
「薄い」ほうは、「濃い」相手を「うるさい」「しつこい」「息がつまる」と感じ、「濃い」ほうは、「薄い」相手を「薄情もの」「冷たい」「愛が足りない」と感じる。
こういう状態になると、ふたりの間には、怪しい風が吹き始めます。
これを修復するには、ふたりの「情の濃さ」を何とか同じくらいのレベルに揃える必要があるのですが、「情の濃度」を濃くしたり、薄めたり……なんてことが、そう簡単にできるわけではありません。
そこで思い出してほしいのが、先の《ボイルの法則》です。
気圧=濃度は、体積=交際範囲に反比例するんでしたよね。
「濃度」を薄めたければ、「交際範囲」という体積を増やせばいい。濃くしたければ、「交際範囲」という体積を小さくすればいい。
これならできるのではないでしょうか。
もし、相手の情が濃すぎると感じたら、自分の交際範囲を狭くして情の濃度を高めるか、相手が交際範囲を広げるように誘導して、濃度を薄める。
情が薄すぎると感じたら、自分の交際範囲を広げて自分の情の濃度を薄めるか、相手の交際範囲を制約するように誘導して、濃度を高める。
この「濃度コントロール」を自在にこなせるようになれば、ふたりのテンションは、いつも一定の心地いい状態を保てるはずです。
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2014年10月発売 定価122円
美しい養護教諭と「ボク」の、淡い恋の物語です。
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