シランケンの不純愛講座　かわいすぎる友だち〈7〉早撃ち比べ

かわいすぎる友だち〈7〉早撃ち比べ

　妄夢草紙　
　第２話　　かわいすぎる友だち　　7　

　　　　　　Ｒ18　
このシリーズは、性的表現を含む官能読み物です。
18歳未満の方は、ご退出ください。

満手作りのシャワールームで、
オレたちは身を寄せ合って、たがいの
体を洗い合った。アレも洗い合った。
「おまえ、何分もつ？」
オレたちが較べ合ったのは……？

この話は連載７回目です。最初から読みたい方は⇒こちらから、
　前回から読みたい方は、⇒こちらからどうぞ。

ここまでのあらすじ　中高一貫の受験校に１クラスだけ設けられた編入クラス。そこで出会った高野満は、姿のいい男の子だった。オレの部屋を訪ねてくるようになった満に、オレはいつしか惹かれていく。そんなある日、ふたりは汗を流すために道後温泉の外湯に入った。おたがいの体を較べ合ったふたりは、「おまえ、まだむけてないんか？」「ワシもや」と、イチモツをチラ見した。「むいとかんと、ガンになるそうや」。どこかのオヤジから聞いた言葉を伝えながら、「そこは、こうして洗うんよ」と教えるために、オレは満の股間に手を伸ばした。そんなことがあって、オレは農家の納屋を改造して作られた満の部屋を訪問するようになった。満の部屋には魅力的なものがあった。そのひとつが倍率30倍の望遠鏡。それで見ると、アンドロメダ星雲の渦の形まで見えるという。オレと満は田んぼに出かけて夜空を観測した。体を寄せ合って代わる代わる望遠鏡をのぞくオレと満。オレは満の体の熱を感じて、その体を抱き締め、唇と唇を重ね合った。すぐに夏休みがやって来る。「おまえが帰省すると寂しくなる」と言う満は、「泊まりに来いよ」とオレを家に誘った。ふたりで裸になってシャワーを浴びるオレたち。ふたりの友情は「距離ゼロ」になった――

　オレと満の密かな水浴。
　もしも満の親たちがその姿を見たら、腰を抜かしたに違いない。
　しかし、その時間、すでに親たちは、翌日の農作業に備えてぐっすり寝込んでいるはずだった。
　「今度は、ハラ側を洗おうか？」
　そう言うと、満はクルリと体の向きを変えた。オレはその背中にピタリとくっついて、せっけんをまぶした手を満の体の前面に回した。
　首筋から胸へ、胸から腹へと、泡まみれの手を這わせながら、オレは満の耳元にささやいた。
　「な、あれからちゃんと剥いとるか？」
　「ああ、やっとるけど、剥きっぱなしでおると、あれがパンツに擦れて、ちょっと痛いんやわ」
　「しゃあない。そうやって刺激に慣らしておかんと、将来、好きな女ができてつき合うようになったときに、彼女を失望させてしまうそうやで」
　「失望？　なんよ、それ？」
　オレは、ハラに当てたせっけんまみれの手を満のヘソの下に滑らせ、すでにはちきれそうになったアレを手のひらで包み込みながら言った。
　「これをホレた女の子のあそこに入れて、こうやって動かすわけよ」
　言いながら、オレは、満を包み込んだ手を１回、２回……とピストンさせた。
　満は、「オイ、ちょっと、それ……」と、背を反らせた。
　「女のあの中は、村上が言うには、手なんかよりよっぽどやわらかくて、気持ちいいんやと」
　「ム・ラ・カ・ミ……？　あいつ、そんなこと言いよったん？」
　「おお、あいつ、ませとるけんのォ。そんで、あいつが言うにはの、５回や６回、こすっただけで発射してしまうようじゃ、病気じゃ――言うんよ。せめて、３分、いや５分はもたせんと、女の子に早漏となじられる言うんや。おまえ、もたせられるか？」
　「知らんわ、そんなん……」
　「テストしようか」と、オレは、満を包み込んだ手にやさしく力を込めた。
　握った手の中で、満の海綿体が魚肉ソーセージのように、プリッとした弾力を返してきた。

　満のソーセージは、握れば握るほど、その硬度を増していく。
　オレは満を握りしめた手を根元から先端のふくらみへ、先端のふくらみから根元へと往復させた。最初はゆっくり、ていねいに。少しずつ、そのスピードを上げて、最後は激しく、猛烈なスピードで。
　満の息が「ハッ、ハッ……」と荒くなっていく。左手が密着したオレの腿をつかみ、右手がオレの手首をつかんで、その動きを制止しようとするような動きを見せる。
　オレは、構わず、手の動きを速めた。
　「ちょ……ちょっと……や、やめ……」
　次の瞬間、満は、密着したままの尻をオレの腰に向けて突き出すようにして、小鳥のように震わせた。乳白色のゲルが、満の先端から勢いよく飛び出して、シャワー室の壁にぶち当たり、ゆっくりと流れ落ちていった。
　腕の中で、少しまた少し……と脱力していく満の体。オレはそれを愛しいと感じて、両腕でその全身を抱き締めた。
　満は口を半開きにしたまま、オレの腕の抱擁に身を委ね、肩に頭をのせるようにしてオレの顔を見つめている。
　オレは、その口を吸った。

　　　　　　　

　「１分15秒！」
　満の目に向かって言うと、満は「エッ!?」という顔をした。
　「そんなに早かったん？」
　「オゥよ、立派に早漏じゃ」
　満は、悲しそうに眉を寄せた。しかし、ほんとうに悲しんでいるわけでもなかった。
　「そう言うおまえはどうなんよ？」
　言うなり、今度は満が、オレの背中に回った。
　２本の手が素早く、オレの腹部に回って来て、その手は有無を言わせず、オレのふくらんだものをつかんだ。
　「今度は、おまえじゃ」
　言うなり、満の手が、猛烈な勢いでオレをこすり始めた。
　お世辞にもうまいとは言えない、ぎこちない手つき。その拙さを、オレは「かわいい」と感じ、それゆえに高まり方も早くなった。
　いかん……と思ったときには、熱いものがオレの尿道を駆け抜けていった。
　「59秒！」
　勝ち誇ったように言う満が憎たらしくもあり、かわいくもあった。
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