かわいすぎる友だち〈3〉皮むき遊戯

第2話 かわいすぎる友だち 3
R18
このシリーズは、性的表現を含む官能読み物です。
18歳未満の方は、ご退出ください。
チラと見た満のそこは、まだ、皮が
むけていなかった。「剥いておかんと
ガンになるそうや」。オレはそう言って、
満の股間に手を伸ばした。「こうやって
洗うんよ」と教えるために——。

前回から読みたい方は、⇒こちらからどうぞ。
ここまでのあらすじ 中高一貫の受験校に1クラスだけ設けられた編入クラス。そこで出会った高野満は、姿のいい男の子だった。オレの部屋を訪ねてくるようになった満に、オレはいつしか惹かれていく。そんなある日、ふたりは汗を流すために道後温泉の外湯に入った。おたがいの体を較べ合ったふたりは――
「おまえも、まだ、むけてないんか?」
わるいと思いながら、オレは満の下半身にチラ……と目をやった。
「むけてない」は、言われたほうにすれば、「おまえは一人前の男じゃない」と言われたような気になる言葉でもある。満は体をひねって、そこをオレの目から隠そうとした。
もしかして傷ついたか――と思ったので、オレは、少し体を満のほうに向けて、声をひそめた。
「オレも、むけてないんよ」
満は、恐る恐るというふうにではあるが、オレの体をチラ見した。その目に、ちょっぴり、安心の色が浮かんだように見えた。
「そやけどな、剥けるんやったら、剥く習慣をつけといたほうがいいんやと」
「だれがゆうたん?」
「知らんおじさん」
「エッ、知らんおじさん?」
「銭湯で会うた知らんおじさんがゆうたんよ。兄ちゃん、皮剥けよ――て。そのおじさんがゆうにはの、皮を剥いとかんと、ガンになるゆうんや」
「ガンになる? ウソやぁ!」
「ワシもウソやろうと思うた。しかしの、皮を剥かんでおると、皮の下にチンカスとかが溜まって、それがガンを誘発するんじゃ――と、そのおっさん言うとった」
「ええ加減やのぉ」
そうなんだ。いい加減なオヤジだった。おっさんは、「剥いたほうがいいゾ」と言いながら、オレの股間に手を伸ばしてきたので、オレは、「止めてや、おっさん」とその体を突き飛ばした。
「おるよな、そういうおっさん。ワシも、映画館でいきなり、知らんおっさんにタマを握られたことある」
満だったら、オレなんかよりももっとネラわれるかもしれない。
こいつを守ってやらなくちゃ――という想いが、そのとき、オレの中では強くなった。
わるいと思いながら、オレは満の下半身にチラ……と目をやった。
「むけてない」は、言われたほうにすれば、「おまえは一人前の男じゃない」と言われたような気になる言葉でもある。満は体をひねって、そこをオレの目から隠そうとした。
もしかして傷ついたか――と思ったので、オレは、少し体を満のほうに向けて、声をひそめた。
「オレも、むけてないんよ」
満は、恐る恐るというふうにではあるが、オレの体をチラ見した。その目に、ちょっぴり、安心の色が浮かんだように見えた。
「そやけどな、剥けるんやったら、剥く習慣をつけといたほうがいいんやと」
「だれがゆうたん?」
「知らんおじさん」
「エッ、知らんおじさん?」
「銭湯で会うた知らんおじさんがゆうたんよ。兄ちゃん、皮剥けよ――て。そのおじさんがゆうにはの、皮を剥いとかんと、ガンになるゆうんや」
「ガンになる? ウソやぁ!」
「ワシもウソやろうと思うた。しかしの、皮を剥かんでおると、皮の下にチンカスとかが溜まって、それがガンを誘発するんじゃ――と、そのおっさん言うとった」
「ええ加減やのぉ」
そうなんだ。いい加減なオヤジだった。おっさんは、「剥いたほうがいいゾ」と言いながら、オレの股間に手を伸ばしてきたので、オレは、「止めてや、おっさん」とその体を突き飛ばした。
「おるよな、そういうおっさん。ワシも、映画館でいきなり、知らんおっさんにタマを握られたことある」
満だったら、オレなんかよりももっとネラわれるかもしれない。
こいつを守ってやらなくちゃ――という想いが、そのとき、オレの中では強くなった。

しかし、恥垢がガンの原因になるかもしれないというネタは、オレたちがこっそり見ていた週刊誌にも紹介されていたので、まんざらガセというわけでもなさそうだった。
「カスは溜まるよな、皮の裏に?」
「おまえのは、剥こうと思うたら、剥ける?」
「たぶん……」
「そしたら、たまに剥いて洗っといたほうがええ」
そう言って、オレは自分の皮を剥き、そこに溜まったチンカスを手で洗って見せた。
それを見ていた満は、思いもしない行動をとった。
満は、面白いものを持っていた。農家である自宅の庭で育ったというヘチマを、ゆでて乾燥させたというヘチマたわし。満は、手足を洗ったりするために、いつもそれを持ち歩いていたが、それでいきなり、皮を剥いたペニスの先端をゴシゴシやろうとするので、オレは、あわててその手を止めた。
「止めろや。粘膜やぞ、そこ。そんなんでゴシゴシやったら、真っ赤に腫れあがってしまうやないか!」
満は、「エッ、そうなん?」と驚いたような顔をしている。
まったくしょうがないやつだ。
オレは、「こうするんよ」と言って、石鹸を手に取って泡立てた。

泡だらけになった手を、オレは、そっと満の股間に伸ばした。
「な、何をするん?」
満は、その手を避けようとしたが、オレは「いいから」と泡まみれの手で満の分身を包み込んだ。オレの手の中で、満の分身はやわらかな弾力を返している。オレはその弾力を圧迫しないように、そっと満の海綿体の全体を手のひらで包んで、やさしくやさしく、上下に動かした。
「あ、ちょっと……おまえ、それ……」
満は両足を足先までピンと伸ばして、くすぐったさに耐えているようなしぐさを見せた。
海綿体が少し硬度を増したような気がする。オレは、手のひらでその硬度を包み込んだまま、親指の腹を亀頭の傘の下に当てて、そこに溜まった恥垢をそっと擦り取った。
「ここを洗うときは、これくらいの力でやさしくやるんゾ。絶対に、ゴシゴシやったらいかん」
「オゥ」と言いながら、満の分身が硬直していくのがわかった。
オレは、硬さを増していく満の砲身を片方の手で包んで上下に動かしながら、もう一方の手のひらでやわらかな亀頭を石鹸まみれにして、その頭をやさしく撫でまわした。
「オイ、止め……それ……」
言いながら、満は両足を突っ張らせ、次の瞬間には、生温かいものがオレの手に飛び散った。
先客たちは、みんな、湯船に浸かって、のんびり天井を見ていた。
初夏の昼下がり、オレたちは、だれにも見られない秘密を持った。
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