いけない診察室〈2〉 指と舌のエロス

第1話 いけない診察室 2
R18
このシリーズは、性的表現を含む官能読み物です。
18歳未満の方は、ご退出ください。
美人歯科衛生士の指が、
私の口の中に差し入れられた。
その指に私の舌が触れる。私は、
その舌を動かした。口の中で絡み合う
彼女の指と私の舌は——。
みなさんは、お感じになったことはないだろうか?
口の中に指を入れられるというのは、えらくエロチックな行為だ――と?
人一倍、敏感なセンサーを持っている私のエロ神経は、小百合さんが指を口の中に入れてきただけで、ビビッ……ときた。
小百合さんの右手には、ウインウイン音を立てるタービン(歯を削る道具)が握られているが、もう一方の手は空いている。その空いている左手の人差し指を、小百合さんは、私の口の中に差し入れてきたのだ。左側の舌と歯茎の間でジュルジュルと音を立てているバキューム(よだれなどを吸い取る道具)がズレないように、人差し指で私の歯茎の裏側を押さえるためだ。
余人はどうだか知らないが、私のそこはスイート・スポットだ。触れられただけで、くすぐったさと気持ちよさが、脳まで駆け上がってくる。
こうなると、私の舌は勝手に動き出す。
口をだらしなく開けたまま、私はその舌を、ほんの少しだけ動かしてみた。
舌の裏側に、小百合さんの白魚のような指の、繊細な皮膚を感じる。その第1関節のあたりに、舌の裏でちょっとだけ触れてみた。
彼女は、気にも留めないというふうに、ウンイウイン唸るタービンを私の口の中に突っ込んできた。
歯がガリガリと削られる音がするが、エロ・モードになった私の神経は、そっちのほうにはまったく向かない。
彼女の指先に触れた舌を、ほんの少しだけ、指に沿って滑らせてみると、それまで歯茎の裏をしっかり押さえていた小百合さんの人差し指の先端が、かすかに浮いた。
口の中に指を入れられるというのは、えらくエロチックな行為だ――と?
人一倍、敏感なセンサーを持っている私のエロ神経は、小百合さんが指を口の中に入れてきただけで、ビビッ……ときた。
小百合さんの右手には、ウインウイン音を立てるタービン(歯を削る道具)が握られているが、もう一方の手は空いている。その空いている左手の人差し指を、小百合さんは、私の口の中に差し入れてきたのだ。左側の舌と歯茎の間でジュルジュルと音を立てているバキューム(よだれなどを吸い取る道具)がズレないように、人差し指で私の歯茎の裏側を押さえるためだ。
余人はどうだか知らないが、私のそこはスイート・スポットだ。触れられただけで、くすぐったさと気持ちよさが、脳まで駆け上がってくる。
こうなると、私の舌は勝手に動き出す。
口をだらしなく開けたまま、私はその舌を、ほんの少しだけ動かしてみた。
舌の裏側に、小百合さんの白魚のような指の、繊細な皮膚を感じる。その第1関節のあたりに、舌の裏でちょっとだけ触れてみた。
彼女は、気にも留めないというふうに、ウンイウイン唸るタービンを私の口の中に突っ込んできた。
歯がガリガリと削られる音がするが、エロ・モードになった私の神経は、そっちのほうにはまったく向かない。
彼女の指先に触れた舌を、ほんの少しだけ、指に沿って滑らせてみると、それまで歯茎の裏をしっかり押さえていた小百合さんの人差し指の先端が、かすかに浮いた。

指先は、正直だ。
感じたことをそのまま、態度に表してくれる。
浮いた彼女の指先を、私は舌で捕え、その腹を、尖らせた舌先でくすぐってみた。
美人歯科衛生士・小百合さんの指は、くすぐられるたびに浮き上がって、最後にはピンと反り返った。
反り返った指を硬直したペニスに見立てて「フェラ」の練習をする――という話を、どこかのフーゾク嬢から聞いたことがあるが、ナニ、私も、「練習」は決して嫌いなほうではない。
私の口の中でピンと反り返った小百合さんのしなやかな指の、先端から第2関節あたりまでを、ツツーッと舌先でなぞってみる。次には、指の回りを回転させてみる。
口の中をのぞき込んでいる彼女のまぶたがかすかに震え、瞳孔がさらに大きく開いたように見えた。
彼女は、私の舌を拒んでるわけではない。
そう確信した私は、舌を絡ませたまま、彼女の指全体をスポリと口にくわえてみた。
「ハッ……」と、彼女は小さく息を吐いた。
「危ないので、口は閉じないでくださいね。一度、ウガイしましょうか?」
ちと、やりすぎたか――。
イスの背を起こされ、口をゆすぐと、再び背もたれが倒される。
イタズラをとがめられたのかと思ったのだが、どうもそうでもないらしい。
彼女は、再び、口の中に指を入れ、タービンを奥歯に当ててきた。
ガガガ……と、歯を削る衝撃が、アゴにまで伝わってくる。しかし、そんな音は一向に気にならない。私の全神経は、肘掛に置いた自分の指先に集中していた。

実に、微妙な距離感だった。
美人歯科衛生士・小百合さんは、私の体におおいかぶさるように身を乗り出して、口の中をのぞき込みながら、歯を削る作業に没頭している。
おおいかぶさる彼女の胸は、肘掛に置いた私の手の甲のあたりにある。
時折、低反発ウレタンのような弾力が、その甲に触れる。間違いない。これは、彼女の胸のふくらみである――と、私は確信した。
その喜びたるや、スクラッチで1000円の当たりを引き当てたときのようにささやかである――が、うれしい!!
私は、せっかくの好意(?)に報いようと、かすかに指を浮かせてみた。浮かせた指先に少しだけ力を入れて、反らせてみた。
しかし、小百合さんは、私が指先に込めた力を避けるでもなく、跳ね返そうとするでもない。そのふくらみは、私の指先の力をそのまま受け止めているように思えた。
そのときだった。
⇒続きを読む
筆者の最新小説、キンドル(アマゾン)から、そっと発売中です!

一生に一度も結婚できない「生涯未婚」の率が、男性で30%に達するであろう――と予測されている「格差社会」。その片隅で「貧困」と闘う2人の男と1人の女が出会い、シェアハウスでの共同生活を始めます。新しい仲間も加わって、築き上げていく、新しい家族の形。ハートウォーミングな愛の物語です。
「Kindle」は、「Amazon.com」が世界中で展開している電子本の出版・販売システム。専用のビューアーをダウンロード(無料)すれば、スマホでもPCでも読むことができます。よろしければ、下記タイトルまたは写真をクリックしてください。
2016年3月発売 定価:342円 発行/虹BOOKS
妻は、おふたり様にひとりずつ (小説)
既刊本もどうぞよろしく タイトルまたは写真をクリックしてください。



【左】『聖少女~六年二組の神隠し』
2015年7月発売 定価/122円
教師のビンタが支配する教室から、突如、姿を消した美少女。40年後、真実を知ったボクは…。
【右】『『チャボのラブレター』
2014年10月発売 定価122円
美しい養護教諭と「ボク」の、淡い恋の物語です。
「Kindle」は、「Amazon.com」が世界中で展開している電子本の出版・販売システム。専用のビューアーをダウンロード(無料)すれば、スマホでもPCでも読むことができます。よろしければ、下記タイトルまたは写真をクリックしてください。
2016年3月発売 定価:342円 発行/虹BOOKS
妻は、おふたり様にひとりずつ (小説)
既刊本もどうぞよろしく タイトルまたは写真をクリックしてください。
2015年7月発売 定価/122円
教師のビンタが支配する教室から、突如、姿を消した美少女。40年後、真実を知ったボクは…。
【右】『『チャボのラブレター』
2014年10月発売 定価122円
美しい養護教諭と「ボク」の、淡い恋の物語です。

管理人は、常に、フルマークがつくようにと、工夫して記事を作っています。
みなさんのひと押しで、喜んだり、反省したり……の日々です。
どうぞ正直な、しかしちょっぴり愛のこもった感想ポチをお願いいたします。
→この記事はためになった(FC2 恋愛)
→この記事に共感した(にほんぶろぐ村 恋愛)
→この記事は面白かった(人気ブログランキング 恋愛)
このテーマの記事一覧に戻る トップメニューに戻る
- 関連記事
-
- いけない診察室〈3〉 「不適切」な手 (2019/08/22)
- いけない診察室〈2〉 指と舌のエロス (2019/08/16)
- いけない診察室〈1〉 歯科衛生士はなぜ美人に見えるのか? (2019/08/08)