「いま、おフロ」。彼女の「レポ風電話」に魅せられて

何かある度に彼女からかかってくる
「ありがとう」コール。その電話には、
妙なリアリティがありました。たとえば、
「いま、お風呂に入ってたの」という
現場実況風リアリティ。そのひと言に私は――。
M は「男からのモテ技」、 W は「女からのモテ技」、 N は「男女共通のモテ技」です。
デートの後で、彼女から入る「きょうはありがとう」コール。
男は、こういうフォローに、けっこう弱いんですよね。
メールでもいいのですが、不肖・長住の場合は、電話のほうが、断然、うれしい。
なぜか……?
メールでは得られないライブ感が得られるからです。
その「ライブ感」てェものが、あなた、ハンパじゃない――という女性が、いらっしゃったんですね。ええ、ずっと昔の話ですが……。
そのご婦人、仮の名を「モモちゃん」としておきましょうか。
あ、別に長住のコレだったわけじゃありませんよ。つい、誘惑しそうになった女性ではありましたが、その頃、私は別の女性に想いを馳せておりましたので……。
で、このモモちゃんが、実に、うまかったんですね。ライブ感の演出が。
たとえば、彼女に何かをごちそうしたとします。
必ず、その夜のうちに、「ありがとう」コールが入るんですよね。こんなふうに――。
きょうは、ありがとう。とってもおいしかった。
もう、家に着いたの?
ウン、ウチだよ。いま、おフロに入ってるの……。
おフロからデ、デンワしてるの?
大丈夫だよ。いつも、おフロの中で本読んだり、メール打ったりしてるから。バスタブにゆったり浸かってると、気持ちいいの。
てことは、いま……ハダカ?
愚かな長住の頭の中を、淫らな想像が駆け巡ります。
エッ、すごいのは、おまえの頭の中の妄想力じゃないの……?
ま、それも、否定はいたしません。なにしろ、「妄想力」は、私の商売道具でもありますから。
しかし、みなさん、思いませんか?
男に電話をかけて、「いま、おフロなの」というこのライブ感、すごくないですか?
彼女の実況風電話は、これに留まりませんでした。
男は、こういうフォローに、けっこう弱いんですよね。
メールでもいいのですが、不肖・長住の場合は、電話のほうが、断然、うれしい。
なぜか……?
メールでは得られないライブ感が得られるからです。
その「ライブ感」てェものが、あなた、ハンパじゃない――という女性が、いらっしゃったんですね。ええ、ずっと昔の話ですが……。
そのご婦人、仮の名を「モモちゃん」としておきましょうか。
あ、別に長住のコレだったわけじゃありませんよ。つい、誘惑しそうになった女性ではありましたが、その頃、私は別の女性に想いを馳せておりましたので……。
で、このモモちゃんが、実に、うまかったんですね。ライブ感の演出が。
たとえば、彼女に何かをごちそうしたとします。
必ず、その夜のうちに、「ありがとう」コールが入るんですよね。こんなふうに――。





てことは、いま……ハダカ?
愚かな長住の頭の中を、淫らな想像が駆け巡ります。
エッ、すごいのは、おまえの頭の中の妄想力じゃないの……?
ま、それも、否定はいたしません。なにしろ、「妄想力」は、私の商売道具でもありますから。
しかし、みなさん、思いませんか?
男に電話をかけて、「いま、おフロなの」というこのライブ感、すごくないですか?
彼女の実況風電話は、これに留まりませんでした。

仕事の相談に乗ってあげたり、何か手伝ってあげたり、アドバイスしてあげたりしたときにも、モモちゃんは、必ず、「おかげさまで」コールを入れてくれるのですが、それもまた、ライブ感たっぷりなんですねェ。





これで、妄想するな――というほうが、ムリってもんです。
愚かにも長住は、「オレもネコになりたい」なんぞと思ってしまいました。
休みの日には、家事の実況中継が入ることもあります。

(ジャーと炒める音が聞こえたりします)




「いまから行くから、それ、オレにも食わせてよ」と言わなかったのは、ほとんど、奇跡です。
こんな風に、彼女の電話は、いつもライブ感たっぷり。
自分が、どこにいて、どんな格好で、何をしているか――それを、実況中継ふうにやってくださるわけです。
そういう電話をもらうたびに、長住なんぞは、彼女がすぐそばにいるような気がして、飛んで行きたくなっちゃったりしました。
飛んで行けばよかったなぁ――と、いまにしてみれば思うのですが、今頃、思っても手遅れ。
ほどなく彼女は、どこかの馬の骨に見初められて、結婚しちまいました。
たぶん、その馬の骨も、「いま、おフロなの」にやられちまったんでしょうね。

男は、その「リアリティ」にメチャクチャ弱い
たとえば、こんな例を考えてみてください。
「これから寝るところ」という言い方と「いま、ベッドに入ったところ」という言い方、どっちが相手を身近に感じるか?
「くつろいでました」という言い方と「ソファに寝そべってTV見てました」という言い方だったら、どうか?
どちらも、後の言い方のほうが、相手を身近に感じられると思います。
身近に感じさせるのは「リアリティ」の力です。リアリティとは、たとえば「好き」という言葉を使わずに「好き」を伝える表現力だと思ってもいいでしょう。
長住が小説を書いたりするときに、常に心がけているのもそのことです。彼女には、天性、その才能が備わっていたのだろうと思います。
男は、このリアリティには負けます。
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