「処女」はいかに「偽装」されてきたか?

結婚相手に「処女性」を求める文化は、
近代まで世界中に残っていました。そんな世界で
盛んに行われていたのが、「処女の偽装」です。
性とエッチの《雑学》file.30 R15
このシリーズは真面目に「性」を取り上げるシリーズです。
15歳未満の方はご退出ください。
彼女との初めてのSEX。
そのベッドで、彼女に「オレは何人目の男?」と訊く男は、けっして少なくありません。口に出して尋ねはしないけれども気にしている――となったら、ほとんどの男がそうだと言ってもいいでしょう。
つまり、男は気にする動物なのです、自分の順番を。
かつて、筆者も尋ねたことがあります。
さすがに「何番目?」なんていう屈辱的な質問はしませんでしたが、「ねェ、キミの初恋は?」とお尋ねしたわけです。うならされたのは、彼女の答えです。
恋するたびに、それが初恋になるの。
この女にはかなわない――と、そのとき筆者は思いました。
ひとつ恋が終わるたびに、彼女のハードディスクは「初期化」されていたのでしょう。そうでないと恋なんてできない、というわけです。
実は、その女性は、筆者の事実上の初恋の相手でした。

男はなぜ、「処女」を好むのか?
つまり、なぜ「順番」にこだわるのか?――ということですが、それは、オスが子どもを産めない体だからです。
自分では産めないけれども、自分の遺伝子は残さなくてはならない。
父系制の社会では、
自分の遺伝子を受け継いだ子孫に財産を残さなくてはならない。
この2つの生物学的・社会的使命ゆえに、男は、恋愛の中から「ある可能性」を徹底的に排除しようとします。その可能性とは、ズバリ、これ!
彼女の子宮に他のオスの精子が入り込む可能性。
これを何としても避けなくてはならない。
相手が「処女」であれば、その心配はない(ほんとは「ある」んですけどね)。
これが、男が女性の「処女性」にこだわる最大の理由。
で、前々回お話したとおり、世界は、「処女を尊ぶさまざまな文化」を発展させてきたわけです。
参考記事
『「処女膜」は、はたして「純潔の証明」になるのか?』
しかし、メス……失礼、女性のほうも黙ってはいません。
男の「処女願望」に対抗する知恵を、しっかり編み出してきたんですね。
そのベッドで、彼女に「オレは何人目の男?」と訊く男は、けっして少なくありません。口に出して尋ねはしないけれども気にしている――となったら、ほとんどの男がそうだと言ってもいいでしょう。
つまり、男は気にする動物なのです、自分の順番を。
かつて、筆者も尋ねたことがあります。
さすがに「何番目?」なんていう屈辱的な質問はしませんでしたが、「ねェ、キミの初恋は?」とお尋ねしたわけです。うならされたのは、彼女の答えです。

この女にはかなわない――と、そのとき筆者は思いました。
ひとつ恋が終わるたびに、彼女のハードディスクは「初期化」されていたのでしょう。そうでないと恋なんてできない、というわけです。
実は、その女性は、筆者の事実上の初恋の相手でした。

男はなぜ、「処女」を好むのか?
つまり、なぜ「順番」にこだわるのか?――ということですが、それは、オスが子どもを産めない体だからです。
自分では産めないけれども、自分の遺伝子は残さなくてはならない。
父系制の社会では、
自分の遺伝子を受け継いだ子孫に財産を残さなくてはならない。
この2つの生物学的・社会的使命ゆえに、男は、恋愛の中から「ある可能性」を徹底的に排除しようとします。その可能性とは、ズバリ、これ!
彼女の子宮に他のオスの精子が入り込む可能性。
これを何としても避けなくてはならない。
相手が「処女」であれば、その心配はない(ほんとは「ある」んですけどね)。
これが、男が女性の「処女性」にこだわる最大の理由。
で、前々回お話したとおり、世界は、「処女を尊ぶさまざまな文化」を発展させてきたわけです。

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心も、体も、「処女」となるために
恋するたびに、それが「初恋」になるの。
不肖・長住の元カノが発したこの言葉は、けだし、名言だと思うのですが、なかなかそうはいかない――というのが、これまた、人生のむずかしいところ。
問題は、体のほうです。
意識は「初期化」できても、肉体のほうはそうはいきません。
なぜなら、女性の体には、「処女膜」という「処女証明装置」がついているからです。
さて、これをどうするか?
そこで、女性たちが用いてきたのが、「処女のふりをする知恵」です。男が「処女性」にこだわりを見せるかぎり、この知恵は使われ続けることになります。
その知恵のひとつが「処女の再生」つまり「処女膜の修復」。単純に言うと、破瓜された処女膜を縫い合わせて、処女を再生するわけです。
こうした手術がいつ頃から行われるようになったのか、残念ながら記録を見つけることはできませんでしたが、少なくとも18~19世紀のイスラム社会や西欧の社会では、盛んに行われていたようです。
ただし、その理由は違っていました。

なぜ、「処女娼婦」の値段は「暴落」したのか?
花嫁の純潔性が厳しく求められるイスラム世界では、「処女ではない花嫁」は、一族の名誉に関わる恥でした。
そこで、親が、ときには娘自身が自分の意思で、医者のもとを訪れて、膜の再生を依頼しました。
ごく簡単な方法だと、開いた処女膜の左右のひだを、ひと針かふた針、縫い合わせるだけ。要するに、初めて花婿のペニスを受け入れたときに、出血さえすればいいのですから、それで十分だったのでしょう。
他方、西欧世界では、この手術は、もっぱら娼婦の値段をつり上げるために行われました。処女の娼婦は高く売れたからです。
ところが、『ヴァギナの文化史』(イェルト・ドレント著 作品社刊)に紹介されたイギリスの作家リエイ・タナヒルの記述によれば、19世紀始めに最高値をきわめたロンドンの「処女料金」は、その世紀末には、なんと20分の1に下落してしまいます。
理由は、供給過多。
つまり、処女の娼婦が増えすぎたのです。なぜ増えすぎたかというと、同じ女性が何度も「処女」として売りに出されたから。すなわち、処女膜再生がそれだけ盛んに行われたということです。

なんと、ヒルにあの中の血を吸わせて、「出血」を偽装…?
「処女偽装」のもうひとつの方法は、初夜の出血の偽装。
これも、イスラム世界や一部の西欧世界ではよく行われていたようです。前述の『ヴァギナの文化史』に紹介されている方法をいくつか紹介しましょう。
いちばん単純なやり方は、鶏などの血を小さな袋に入れて、膣に挿入しておくという方法。映画にもしばしば登場した方法ですが、この方法の問題点は、多少の医学的知識を持った花婿には簡単に見破られてしまう、ということです。
やっぱり、自分の血でないと……というわけで、ナポリの女たちは、ヒルにそこを吸わせて、初夜の出血を偽装。
モロッコではなんと、ピンを刺した小さなニンニク片をあの中に入れて、出血を誘う(痛そうッ!)という方法まで行われていた、と紹介しています。
薬剤も使われました。ちょっとした刺激でも膣が出血するような性質を持った薬剤で、事前に膣を洗ったり、座薬にして挿入したり……ということも行われていたようです。
こういう話を聞くと、いやはや外国の花嫁はたいへんだな……と思うわけですが、日本の花嫁だって、実は、たいへんらしいのです。
日本ではいまだに(1970年代の話です)「処女膜再生」を看板に掲げる形成外科医が繁盛している――と、前出のタナヒル氏は、驚きをもって伝えた上で、こう書いています。
日本では、結婚相手は処女でなければならないと考える男性が、
8割を占めている。
エッ、そうだったの!?
これだから、偏見に満ちた外国のジャーナリズムは、信用がなりません。
ちなみに、筆者が聞いた若い男性の半数近くが、こう答えてくれました。

理由のひとつは、「面倒くさそう」。
もうひとつ多かったのが、「そんなモテない女だったの? と思うから」だそうです。
ウーム、これはこれで、問題……。
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美しい養護教諭と「ボク」の、淡い恋の物語です。
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