人生には「リセット」つまみも必要だ!

人生に「やり直し」は利くのか?
利く—―と筆者は思っています。そこで
活躍するのが、「リセット」つまみ。
イヤなことを「0値」に初期化してしまう
このつまみを日常的に活用できたら……。
利く—―と筆者は思っています。そこで
活躍するのが、「リセット」つまみ。
イヤなことを「0値」に初期化してしまう
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あなたも、そんな言葉をもらしながらため息をついたことがあるのではないでしょうか?
不肖・長住も、あります。
さすがに、「人生がもう1回」なんて図々しいことは言いませんが、

ぐらいのことは、思ったり、言ったりしたことがある――と記憶しています。
その程度なら、思うだけ、言うだけなのですが、実際に行動に移したこともあります。



実際、私は「引っ越し魔」だったし、「転職・独立」も経験しましたし、彼女との関係にいたっては、これはもう、何度も……でした。
物事をいったん「0」に戻して、もう一度、最初からやり直す。これらの行動は、「リセット」と呼ばれます。
私たちの人生にも、その「リセット」つまみが必要になることがある。
今回は、そんな話をしてみようと思います。

「リセット」とは「それまでの自分」を「0」にする決断
「リセット」という作業には、2つのプロセスが必要になります。
ひとつは、それまでに蓄積された経験や、その結果、獲得できたものを、いったん「0」に戻す「初期化」というプロセス。
もうひとつは、新しいことを始める勇気を奮い起こし、そのために必要なことを準備するというプロセス。
大変なのは、「初期化」のプロセスです。一定の期間、場合によっては、自分が生まれて以来、長い時間をかけて蓄積してきたものを「0」に戻してしまうのですから、それには、ちょっとした「思い切り」が必要になります。
「初期化」によって「0」にしてしまうものには、どんなものがあるか?
ちょっと整理してみましょう。
〈1〉それまで自分が獲得してきた仕事上の実績やその評価
〈2〉特定の人間との間で築いた信頼感や親密な関係
〈3〉人に対して「あげた」「貸した」と感じるものすべて
〈4〉特定のものや人を手に入れたい、特定のものになりたいという執着
〈5〉自分の身に起こったイヤな出来事
〈2〉特定の人間との間で築いた信頼感や親密な関係
〈3〉人に対して「あげた」「貸した」と感じるものすべて
〈4〉特定のものや人を手に入れたい、特定のものになりたいという執着
〈5〉自分の身に起こったイヤな出来事
これらの項目を「0」にしてしまうには、「決断」や「あきらめ」も必要だし、「欲」や「こだわり」も捨てなくてはなりません。
それあるが故に、人はなかなか「リセット」に踏み切れないのですが、しかし、どうしてもそれが必要になる場合があります。

私は、こんなとき、「リセット」つまみを使います
「リセット」の達人を自任する不肖・長住は、いつでも押せる「リセットつまみ」を、常に心の中に用意しています。
というか、3年に1回、転勤しなければならない勤労サラリーマンの子弟として育った筆者にとって、それは、否が応でも受け入れなければならない宿命のようなものでもありました。何かあれば「リセット」しようとするのは、そんな宿命によって身に染みた習性なのかもしれません。
そういうわけなので、「また、0から始めればいいんだ」と考える程度は、周りの友人たちよりかなり高かったのではないか――と思います。
では、どんなときに、私はその「リセット」つまみを押すか?
使う頻度が高い順にご紹介してみましょう。
[1] ちょっとムカつくことに出会った。イヤなやつにイヤなことを言われた
この程度のことなら、その場で、その瞬間に「リセット」つまみを押して、耳にしたこと、目にしたことを、即座に「0値」にしてしまいます。舌先を「チッ」鳴らすぐらいのことはやるかもしれません。口の中で「バ~カ!」ぐらいのことはつぶやくかもしれません。しかし、それだけです。
この素早い「リセット」をやっておけば、自分の中に芽生えかけた「まったくひどい話だ」とか「あのヤロー、許せねェ」などという「よくない感情」をベッドの中にまで持ち込んで、眠れない夜を過ごすこともありません。おかげで、ストレスを溜め込むこともありませんでした。
[2] 仕事でミスを犯して、上司にこっぴどく叱られた
この程度のことも、私の場合は、極力、早い段階で「リセット」するようにしています。
場合によっては、上司の小言を聞いている……というか、聞いたフリをしているその最中に、右の耳から飛び込んでくる言葉を左の耳の穴からスルーさせてしまいます。
そこで「クソーッ」という思いを残してしまっても、少なくとも、その日のアフター5まで、つまり家に帰りつくまでには、「クソーッ」を「リセット」してしまいます。
「あのクソ上司」をさかなに同僚と赤ちょうちんで酒を酌み交わすこともありましたし、カラオケで思い切りでかいスケールの歌を歌って、「バカ上司」の「人間の小ささ」を笑い飛ばしたこともありました。ときには、なじみのキャパ嬢のいる店で彼女のヒザを撫でまわす……なんてこともなくはありませんでしたけど、「リセット」の度にこれをやってたんじゃ、お金がかかってしょうがないので、筆者はほどほどにしておきました。
[3] 親しい友人または恋人との間をこじらせかねないトラブルが発生した
こちらは、そう簡単に「リセット」するわけにはいきません。それが大事な友人や恋人であればあるほど、安易に「こいつとはもうつき合わない」と、関係を「リセット」することはしません。
「リセット」するとしたら、「関係」ではなく、「出来事=Event(出来事)」です。ふたりの関係をこじらせるきっかけとなった相手の言葉や行動・行為。それを「なかったこと」にしてあげるわけです。
これをやっておかないと、「あいつ、あんなこと言いやがって」「あんなことしやがって」という感情が、未消化のまま残されて、「根に持つ」という「負の精神状態」を作り出してしまいます。
「なかったことにしてあげる」は、「やさしいリセット」です。相手へのやさしい気持ちがないとできません。イヤな出来事が起こったすぐ後に、そういう気持ちになるのはむずかしいかもしれませんが、だからと言って何もしないで放っておくと、「わるい感情」がどんどん増殖して、ふたりの関係をこじらせてしまいます。
なので、私の場合、「なかったことにしてあげる」は、そのイベントが起こったときから3、4日以内。ひと晩かふた晩、すっきり寝たら、「ま、いいか」と忘れることにしています。
[4] 目標の達成に失敗した、それがムリであることを自覚した
「目標」には、高校や大学の受験もあるでしょうし、医師や弁護士、税理士などになるための国家試験合格もあるでしょう。サラリーマンであれば、何が何でも社長になる、部長・課長になる――を目標に掲げる人もいるかもしれません。
しかし、こういう目標は、しばしば挫折を味わいます。「これはムリだな」と悟らずにはいられない状況に追い込まれることもあります。
それでも「目標」にしがみついて、20年も30年もガンバり続けようとする人もいるかもしれません。しかし、そんなことをやっていたら、人生は終わってしまいます。
私は、こういうときにこそ、最大限に慎重な検討を重ねた上で、「リセット」つまみにてを伸ばすだろうと思います。
それは、当初、設定した「目標」を「0値」に設定し直すことを意味するかもしれませんが、それでも、この「リセット」は、まだ修正の利く早い段階で決断しないと、人生に禍根を残すことになるかもしれません。
早すぎると「軽率」と思われてしまうかもしれないが、遅すぎると「意気地がない」と思われる決断。この「リセット」はそういう「リセット」です。
その「早い」と「遅い」の境界は、最低3年、最長10年ぐらいではないか――と、筆者・長住は思っています。

まだ、使ってない「リセット」つまみもあります
以上 [1]~[4] の「リセット」つまみは、筆者が日常的にしょっちゅう、あるいは、人生の節目節目に何度か、使用に及んだことがあるものばかりです。
しかし、まだ使ってないつまみもあります。
ひとつは、大事な人との「離別」を決意する「リセット」つまみ。相手に使われたことはあるのですが、自分から使ったことは、まだ一度もありません。いまだ未婚のまま高齢の域に達した筆者には、この先、永久に、このつまみを押す機会は訪れないかもしれません。
もうひとつは、自分の命を終わらせる「リセット」つまみ。つまり、自分の意思で自分の一生に「終わり」を告げるつまみです。「延命治療」を拒むというのもありでしょうし、自らの命を絶つ決意を下す「自殺」というつまみもありでしょう。
人には、この最終的「リセット」つまみを押す権利がある――と、筆者・長住は思っているのですが、幸いなことにというか、これまでこのつまみに手を伸ばしたことは、一度もありません。
できれば、このまま、手を伸ばすことなく、生涯を終えることができれば――と願っているのですが、さて、どうなりますことやら……。
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