「ロレックス男」や「ヴィトン女」が隠している本心

File-32 「ロレックス男」や「ヴィトン女」が隠す本心
「ブランド」にこだわる人たちがいます。
その本心は、自分を差別化して見せたい、
しかし、周りから浮きたくはない——です。
そういう人たちが選ぶブランドには、
ある特徴が見られるのです。
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わたくし長住は、あまり人の好き・嫌いがないほうなのですが、それでも、「どうしてもダメ」という人種がいます。
それは、《ロレックスをはめた男》と《ヴィトンを持ち歩く女》。
なぜか?
別に「ロレックス」や「ヴィトン」に恨みがあるわけじゃありません。
そういうものを身に着けようとする人間が、その内に隠し持っている本心に、どうしても「なじめない」何か――を感じてしまうからです。
それは何か?
本日は、そんな話をしてみようかと思います。
ごく大まかに分けると、人が自分の服装や持ち物などを決めるときには、次のどちらかの動機が働きます。
まずは、それぞれの心理的背景を分析してみましょう。

《同化》したいと思う人間のスタンスは、基本的に《防御的》
「あいつ、目立ちやがって」などと思われたくないので、ひたすら周囲と同化して、自分を集団の中に紛れ込ませてしまおうとするわけです。
カメレオンが周囲の色に体色を合わせてしまったり、ある種の昆虫が、自分の姿を木の葉や枝に似せたりするのを「擬態」と言いますが、これも《同化》によって、ほかの種の攻撃から身をかわそうとする知恵です。
いますよね、人間にもそういうタイプ。
などなどが、その典型的なパターン。
なぜ、こうまでして周囲に自分を同化させようとするのか――というと、「出る杭」になって「打たれたくない」から。
その他大勢のひとりになってしまえば、自分がネラい撃たれることもありません。
ネラい撃ちされても、反撃する力があればいいのですが、自分にはそんな力はない――という場合には、ネラわれないように身を隠すほうが賢明、ということになりますよね。
これも、立派な防御行動なわけです。
それは、《ロレックスをはめた男》と《ヴィトンを持ち歩く女》。
なぜか?
別に「ロレックス」や「ヴィトン」に恨みがあるわけじゃありません。
そういうものを身に着けようとする人間が、その内に隠し持っている本心に、どうしても「なじめない」何か――を感じてしまうからです。
それは何か?
本日は、そんな話をしてみようかと思います。
ごく大まかに分けると、人が自分の服装や持ち物などを決めるときには、次のどちらかの動機が働きます。
同化 ――周囲の人間と同一化したい、周囲の社会に溶け込みたい、自分を目立たせたくない……などという動機。
差別化 ――自分を周囲の人間と区別したい、周囲の社会の中で突出したい、自分を目立たせたい……などという動機。
差別化 ――自分を周囲の人間と区別したい、周囲の社会の中で突出したい、自分を目立たせたい……などという動機。
まずは、それぞれの心理的背景を分析してみましょう。

《同化》したいと思う人間のスタンスは、基本的に《防御的》
「あいつ、目立ちやがって」などと思われたくないので、ひたすら周囲と同化して、自分を集団の中に紛れ込ませてしまおうとするわけです。
カメレオンが周囲の色に体色を合わせてしまったり、ある種の昆虫が、自分の姿を木の葉や枝に似せたりするのを「擬態」と言いますが、これも《同化》によって、ほかの種の攻撃から身をかわそうとする知恵です。
いますよね、人間にもそういうタイプ。
◆たとえば、好んで制服を着る、という人間。そして、制服を卒業しても、「制服のような」デザインや色のアイテムを、好んで身に着けようとする人間―→「黒」や「紺」を好んで身に着けようとする人も、この延長上にいるのでは……と、私は思っています。
◆何かの会合に出席するときに、「ね、みんな、どんな格好していく?」とリサーチして、他の出席者とテイストをそろえようとする人間。出産祝い、結婚祝い、はては香典の額まで、「いくら包む?」と相談して、横並びにしようとする人間。
◆ひとから意見を求められても、自分の意見を言う前に「○○さんはどう?」と、周囲に話を振ってしまう人間。先に、だれかに発言させて、「そうそう。そうなのよね」と、自分はあくまで「賛同者」という立場をとる人間。
◆集会などでは「最後方の端の席」、立食パーティーなどでは「壁際」――が指定席な人。
◆何かの会合に出席するときに、「ね、みんな、どんな格好していく?」とリサーチして、他の出席者とテイストをそろえようとする人間。出産祝い、結婚祝い、はては香典の額まで、「いくら包む?」と相談して、横並びにしようとする人間。
◆ひとから意見を求められても、自分の意見を言う前に「○○さんはどう?」と、周囲に話を振ってしまう人間。先に、だれかに発言させて、「そうそう。そうなのよね」と、自分はあくまで「賛同者」という立場をとる人間。
◆集会などでは「最後方の端の席」、立食パーティーなどでは「壁際」――が指定席な人。
などなどが、その典型的なパターン。
なぜ、こうまでして周囲に自分を同化させようとするのか――というと、「出る杭」になって「打たれたくない」から。
その他大勢のひとりになってしまえば、自分がネラい撃たれることもありません。
ネラい撃ちされても、反撃する力があればいいのですが、自分にはそんな力はない――という場合には、ネラわれないように身を隠すほうが賢明、ということになりますよね。
これも、立派な防御行動なわけです。

《差別化》を図る人間のスタンスは、基本的に「攻撃的」
「オレ(私)は、おまえたちとは違う」「オレ(私)のほうが、おまえ(あなた)より上」を示そうとして、人と違うパフォーマンスを見せたり、人と違うものを身に着けたりするわけですが、その行動原理として働いているのは、「競争=攻撃」です。
みなさんの周囲にも、こういう人々がいるのではありませんか?
◆出身校をちらつかせたり、出身地を自慢するような話が、たびたび飛び出す。
◆新しもの好き。新しいコスメやファッション・アイテムを見つけては、いち早く身に着け、だれも知らないミュージシャンを発掘して、それを自慢げに聞かせたりする。
◆足や腕の筋肉を自慢げに見せる=男、胸や尻を強調するような動作をよく見せる=女――など、ボディ・アクションによるパフォーマンスが多め。
◆クルマや時計などに金をかけ、それを人に見せたがる=男、指輪、ネックレスなどのアクセサリーに金をかけ、しかもそれが大きめ=女、行きつけの店を自慢したり、グルメうんちくを人に聞かせたりすることが多い=男女――など、持ち物や嗜好に関する自慢が多い。
◆みんなが評価しているものを、「いや、あんなもの(人)は……」と批判したり、けなしたりすることが多い。
◆新しもの好き。新しいコスメやファッション・アイテムを見つけては、いち早く身に着け、だれも知らないミュージシャンを発掘して、それを自慢げに聞かせたりする。
◆足や腕の筋肉を自慢げに見せる=男、胸や尻を強調するような動作をよく見せる=女――など、ボディ・アクションによるパフォーマンスが多め。
◆クルマや時計などに金をかけ、それを人に見せたがる=男、指輪、ネックレスなどのアクセサリーに金をかけ、しかもそれが大きめ=女、行きつけの店を自慢したり、グルメうんちくを人に聞かせたりすることが多い=男女――など、持ち物や嗜好に関する自慢が多い。
◆みんなが評価しているものを、「いや、あんなもの(人)は……」と批判したり、けなしたりすることが多い。
これらはすべて、「自分は他の人間より(何かで)優れている」を表すためにとる行動なのですが、その目的が何かによって、微妙に表現の方法が違っているわけです。
その目的とは、
〈1〉異性に対して、自分が他のオス(メス)より優れている――とアピール
〈2〉会社や世間に対して、自分の能力が他者より優れている――とアピール
〈3〉周囲の人間に対して、自分の「位」や「階層」が上である――とアピール
のどれかです。
しかし、〈1〉~〈3〉のどれであっても、「自分が優れている」をアピールするという大きな目的は同じ。そのアピールによって得ようとしているものは、「競争での勝利」であり、その結果として「相手を支配する」ということです。
《差別化》は、こうして、競争を勝ち抜くための闘争の武器として使われるわけです。

ブランド志向は、勝ち組への《同化》という《差別化》
では、「ロレックス男」や「ヴィトン女」に代表される《ブランド志向》は、《差別化》の結果なのでしょうか? それとも、《同化》を目指す行動なのでしょうか?
私は、両方だと思っています。
「ロレックス」や「ヴィトン」のように、ひと目でそれとわかるブランド品を身に着けようとする心理の背景には、まず、それらを身に着けることによって、「あいつ、いい時計してるよな」「ワァ、あの人、おしゃれ」と自分を認めさせたい――という、《差別化》の動機が働いています。
しかし、この《差別化》の動機は、かなり脆弱です。
ほんとに、「自分はだれとも違う私である」と強く訴えたければ、ブランドなどはどうでもよくて、他のだれにもマネのできない「自分らしさ」を主張するはずなのですが、実は、このタイプには、そこまでの強い個性もなければ、自信もありません。
そこで、こう思うわけです。

「○○○」を身に着けていれば
自分も、それを身に着けている人たちと
同じグループに属する人間――と
認めてもらえるのではないか?
つまり、ブランドに依存する人たちは、自分を《差別化》したいと思いながらも、そのために「自分」を強く主張することができず、《差別化》された人たちのグループ=階層に所属することによって、自分も「一歩、抜き出た人間」と見られたい――と思うのではないか。
《差別化》するために《同化》する人たち。
個性を主張しようとして個性を失う人たち。
私の目には、「ロレックス男」や「ヴィトン女」は、そういう人種というふうに映ってしまいます。
私が、それらの人々と「つき合えないな」と感じるのは、そんな理由からです。
あ、念のために申し上げておきますが、「ロレックス」も「ヴィトン」も、それ自体が嫌いなわけでは決してありません。
ただ、「ロレックスだから」「ヴィトンだから」というブランド力に頼って、その価値を主張しようとする精神のありようが、嫌いなだけです。
私の経験から申し上げるなら、ほんとうにそれが好きで身に着けているという人は、「これ、ロレックスなんだよ」とか「ヴィトンなのよ」なんてことは、ひと言もおっしゃいません。
中には、人から言われて初めて、「エッ、これ、ヴィトンだったの?」と、驚いて見せるご婦人もいました。

のどまで出かかった言葉は、ゴックンしましたけどね。
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