「親」でありたい男と女の愛と葛藤の日々

法則39 「親」でありたい同士のカップルは愛もあるが葛藤も絶えない
どちらもが「親」という性質にこだわる同士。
そんなカップルの間には、強い絆が生まれる一方、
葛藤も生まれます。うまくいく条件とは——?
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男と女が、どんな「愛の形」を築くか?
それを決定するのに、大きく関係してくるのが、当人同士の間に潜む「親的な要素」と「子ども的な要素」である――という話を、2回にわたってお届けしました。
ざっと、復習しておきましょうか?
まず、男のほうですが、男の半数以上は、「いつまでも子どもでいたい」という要素を強く持っている。残りの多くは、「オヤジ」として威厳を示し、娘のような女を庇護したいと思っているが、しかし、こちらはどちらかと言うと少数派――と申し上げました。
女の場合も、「いつまでも子どもでいたい」という要素が強いタイプは、かなりな比率を占めますが、男ほど多くはありません。逆に、「母親」のように男の面倒を見たがる要素が強いタイプは、男よりも多く、半数近くに上ります。
それぞれにある2種類のタイプから出来上がるカップルは、以下の4通りです。
前々回は、この4通りの組み合わせのうち、[1]の《「母親」になりたい女vs「子ども」でいたい男》の組み合わせを分析、前回はその逆、[3]の《「子ども」でいたい女vs「父親」になりたい男》の組み合わせを分析しました。
今回は、[2] の組み合わせ。どちらもが「親」でいたいというタイプの組み合わせについて考えてみます。

「親」には2つのタイプつのタイプあり
「母親」であろうと、「父親」であろうと、「親」の性質は、2種類に分かれます。
ひとつは、「批判的親」。
「親」としての権威を振りかざし、自分が確信する道徳や価値観を基準に、相手をそれに従属させようとする性質です。
この性質を強く持った「親」は、いつも相手をガミガミと叱り、自分の言うことに従わせようとするので、このタイプを《ガミガミ型》と呼ぶことにします。
「教育ママ」や「ガンコオヤジ」も、このタイプと言っていいでしょう。
もうひとつは「養護的親」。
「いいよ、いいよ」と何でも受け入れ、相手の面倒を見てやろうとする性質です。
この性質を強く持った「親」は、いつも何かと相手の世話を焼こうとするので、このタイプを《世話焼き型》と呼ぶことにします。
「おせっかいママ」や「太っ腹オヤジ」も、このタイプと言っていいでしょう。
同じ「親になりたい」タイプ同士のカップルでも、「なりたい」と望む「親」がどちらのタイプかによって、ふたりの間には、4通りの組み合わせが出来上がります。
ひとつひとつ検証してみましょう。
それを決定するのに、大きく関係してくるのが、当人同士の間に潜む「親的な要素」と「子ども的な要素」である――という話を、2回にわたってお届けしました。
ざっと、復習しておきましょうか?
まず、男のほうですが、男の半数以上は、「いつまでも子どもでいたい」という要素を強く持っている。残りの多くは、「オヤジ」として威厳を示し、娘のような女を庇護したいと思っているが、しかし、こちらはどちらかと言うと少数派――と申し上げました。
女の場合も、「いつまでも子どもでいたい」という要素が強いタイプは、かなりな比率を占めますが、男ほど多くはありません。逆に、「母親」のように男の面倒を見たがる要素が強いタイプは、男よりも多く、半数近くに上ります。
それぞれにある2種類のタイプから出来上がるカップルは、以下の4通りです。
組み合わせ1 「母親」になりたい女vs「子ども」でいたい男
組み合わせ2 「母親」になりたい女vs「父親」になりたい男
組み合わせ3 「子ども」でいたい女vs「父親」になりたい男
組み合わせ4 「子ども」でいたい女vs「子ども」でいたい男
組み合わせ2 「母親」になりたい女vs「父親」になりたい男
組み合わせ3 「子ども」でいたい女vs「父親」になりたい男
組み合わせ4 「子ども」でいたい女vs「子ども」でいたい男
前々回は、この4通りの組み合わせのうち、[1]の《「母親」になりたい女vs「子ども」でいたい男》の組み合わせを分析、前回はその逆、[3]の《「子ども」でいたい女vs「父親」になりたい男》の組み合わせを分析しました。
今回は、[2] の組み合わせ。どちらもが「親」でいたいというタイプの組み合わせについて考えてみます。

「親」には2つのタイプつのタイプあり
「母親」であろうと、「父親」であろうと、「親」の性質は、2種類に分かれます。
ひとつは、「批判的親」。
「親」としての権威を振りかざし、自分が確信する道徳や価値観を基準に、相手をそれに従属させようとする性質です。
この性質を強く持った「親」は、いつも相手をガミガミと叱り、自分の言うことに従わせようとするので、このタイプを《ガミガミ型》と呼ぶことにします。
「教育ママ」や「ガンコオヤジ」も、このタイプと言っていいでしょう。
もうひとつは「養護的親」。
「いいよ、いいよ」と何でも受け入れ、相手の面倒を見てやろうとする性質です。
この性質を強く持った「親」は、いつも何かと相手の世話を焼こうとするので、このタイプを《世話焼き型》と呼ぶことにします。
「おせっかいママ」や「太っ腹オヤジ」も、このタイプと言っていいでしょう。
同じ「親になりたい」タイプ同士のカップルでも、「なりたい」と望む「親」がどちらのタイプかによって、ふたりの間には、4通りの組み合わせが出来上がります。
ひとつひとつ検証してみましょう。

「あんたがわるい」「おまえのせいだ」と、ケンカの絶えないカップル
どちらも「自分が正しい」を譲ろうとしないタイプで、しかも相手を批判せずにはいられないタイプですから、何か問題が発生するたびに、おたがいを責め合って、譲ろうとしません。


などという非難合戦が、日常茶飯事のように繰り返されるんですね。
何かにつけて「××すべき」「○○が常識だろ」と主張するタイプですから、いったん、意見が食い違うと、収拾がつかなくなってしまいます。
主導権争いも発生します。たとえば、ふたりでどこかへ旅行する計画を立てようとしても、「絶対、南の島よ」「北の温泉しかないって」と、話が一向にまとまりません。
こんなふたりが平和な交際を続けるためには、価値観や趣味、人生の目標などが一致していることが、絶対の条件です。
それが一致していれば、これ以上ないという強力なタッグを組めたりもするのですが、それが不一致となると、毎日がケンかの連続。およそ、安らぎなど得られない関係になってしまいます。
交際に踏み切る前に、おたがいの考え方や感じ方を、十分にすり合わせたほうがいいだろうと思います。

亭主関白なカレを彼女が何かとフォローする関係


何かといちいち口うるさいカレを、「まったくうるさいわねェ」と思いながらも、「ハイハイ」と従って見せる彼女。
いわゆる「面従腹背」というやつですが、このタイプの男は、表面上、自分の言い分が通っていれば満足なので、これはこれで、うまくいく関係とも言えます。
男の「ああしろ」「こうしろ」には、ずいぶん理不尽に見えるものもあり、女がその支配に従属しているようにも見える関係ですが、実は、「世話焼き型」の彼女は、従順に従っているように見えながら、しっかり手綱を握っている――というケースが、けっこう多かったりします。
命令する相手、世話を焼いてくれる相手がいないと、途端に意気消沈するのが、このタイプの男。熟年離婚がもっともこたえるタイプでもあります。

口うるさい彼女の尻に男が敷かれてやる「カカア天下」な関係

などと口うるさくわめき立てる彼女と、何事も「まぁ、いいじゃないか」と鷹揚に受け入れようとするカレ。そんなふたりの関係は、典型的な「カカア天下」に見えます。
周囲には、男が完全に尻の下に敷かれているように見えますが、実は、こちらも、寛容な男が、何かと吠えてわめくスピッツのような彼女を、「まぁ、まぁ」となだめながら飼いならしている関係なんですね。
もし、ふたりがモメるとしたら、子どもの教育問題。「良妻賢母」型で「教育ママ」な彼女は、子どもの教育についても、口やかましくしつけようとしますが、「太っ腹」なカレは、「まぁ、それくらい、いいじゃないか」とものわかりのよさを見せようとします。
隣り近所との関係についても、「まったくお隣のご主人ときたら」と、クレームをつけようとする妻を、「まぁ、そう言うなよ」となだめにかかる夫。
ガミガミな彼女をカレが緩和する。そのバランスがとれていれば、けっこううまくいく関係です。

どちらも遠慮し合って、「不満」を溜めやすい関係
どちらも、相手のために何かをしてあげたくて仕方のないタイプ。
おたがいを思いやる、温かくてほんわりした関係が作れそうなふたりですが、実は、おたがいに不満を溜めやすい関係でもあります。
というのも、どちらも、相手の思いやりに身を委ねることが苦手で、甘えることができないタイプ。せっかくの親切や好意を、無為にしてしまいかねないところがあるからです。
「ときには甘えてくれよ」「たまにはわがまま言ってくれよ」と思うことも、少なくないはずです。
基本的には、「助け合える」関係なので、上手に甘えることさえできれば、手を取り合って生きていける美しい関係が作れるのですが……。
以上、「父親になりたい男」と「母親でいたい女」の4通りの組み合わせについて、その愛のかたちを分析してみました。
では、どちらもが「子どもでいたい」同士の関係だと?
それについては、次回、まとめてみたいと思います。
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