「テンポつまみ」を使い分けよう 〈2〉ミディアム・スロー

「いつもより速く」と「いつもよりゆっくり」、
私はこの2つの「テンポ」を使い分けることで、
自分をコントロールしています。今回は、
「少しゆっくり」の「ミディアム・スロー」。
効果的に使えば「脳波」が「α波優位」に……。
私はこの2つの「テンポ」を使い分けることで、
自分をコントロールしています。今回は、
「少しゆっくり」の「ミディアム・スロー」。
効果的に使えば「脳波」が「α波優位」に……。
メンタル エロ 恋愛観 男の心理 女の心理 官能小説
自分を調整するためのつまみを、私は、常時、何種類か用意している。そのひとつに「テンポつまみ」があるという話をしました。
「テンポ」とは、行動したり、何かの動作を繰り返したり、思考したりする際の「速度」や「間隔」。私は、この「テンポ」をおおむね5種類ほど用意して、必要に応じて使い分けていると申し上げました。
ちなみに、その5種類とは――
の5種類ですが、このうち、意識して使い分けているのは、 ミディアム・ファースト ミディアム・スロー の2つだけだ、という話をしました。
街を速めに歩いたり、パソコンのキーボードをたたいたりするときには、私は、この「ミディアム・ファースト」で行動する。その結果、大脳を活性化できている気がする――と申し上げました。
もうひとつのテンポ、「ミディアム・スロー」のほうはどうか?
今回は、そちらの話をしてみようと思います。

「脳波」を「α波優位」に導く「ミディアム・スロー」
私の場合、テンポを意識的に「ミディアム・スロー」に切り替えるのは、
などの場合だ――と、前回はお話しました。
私にとって「ミディアム・スロー」とは、「通常」モードの約0.7~0.8倍程度の速度で行動したり、話したり、考えたりするときに使うテンポですが、そのとき私は、脳の中で何が起こることを期待しているかと言うと、「脳波の状態の変化」です。
「テンポ」とは、行動したり、何かの動作を繰り返したり、思考したりする際の「速度」や「間隔」。私は、この「テンポ」をおおむね5種類ほど用意して、必要に応じて使い分けていると申し上げました。
ちなみに、その5種類とは――
ファースト =「通常」の2倍速以上 ~何かに急かされて、あるいは急ぐべき理由が生じて行動したり判断したりするときの速度。
ミディアム・ファースト =「通常」の1.3~1.5倍速 ~「急ぐ」という意識を持って、いつもより速度を上げて行動したり、判断したりするときの速度。
ミディアム =「通常」の速度 ~日常の行動を特に何も意識せずにこなすときに使う速度。
ミディアム・スロー =「通常」の0.7~0.8倍速 ~「ゆっくり、のんびり過ごそう」と意識して行動するときの速度
スロー =通常」の0.3~0.5倍速以下 ~行動や思考をセーブして、体や脳を休ませようとするときの速度。
ミディアム・ファースト =「通常」の1.3~1.5倍速 ~「急ぐ」という意識を持って、いつもより速度を上げて行動したり、判断したりするときの速度。
ミディアム =「通常」の速度 ~日常の行動を特に何も意識せずにこなすときに使う速度。
ミディアム・スロー =「通常」の0.7~0.8倍速 ~「ゆっくり、のんびり過ごそう」と意識して行動するときの速度
スロー =通常」の0.3~0.5倍速以下 ~行動や思考をセーブして、体や脳を休ませようとするときの速度。
の5種類ですが、このうち、意識して使い分けているのは、 ミディアム・ファースト ミディアム・スロー の2つだけだ、という話をしました。
街を速めに歩いたり、パソコンのキーボードをたたいたりするときには、私は、この「ミディアム・ファースト」で行動する。その結果、大脳を活性化できている気がする――と申し上げました。
もうひとつのテンポ、「ミディアム・スロー」のほうはどうか?
今回は、そちらの話をしてみようと思います。

「脳波」を「α波優位」に導く「ミディアム・スロー」
私の場合、テンポを意識的に「ミディアム・スロー」に切り替えるのは、
[1] 人と話をするとき。特に相手の話を聞くとき。
[2] 考えをまとめたり、アイデアを練ったり、それを文章にまとめたりしようとするとき。
[3] 美しい風景、映画・絵画などを鑑賞したり、おいしいものを食べたりしようとするとき。
[4] 疲れたり、ストレスが溜まったり、他人のふるまいがカチンと来てキレそうになったとき。
[2] 考えをまとめたり、アイデアを練ったり、それを文章にまとめたりしようとするとき。
[3] 美しい風景、映画・絵画などを鑑賞したり、おいしいものを食べたりしようとするとき。
[4] 疲れたり、ストレスが溜まったり、他人のふるまいがカチンと来てキレそうになったとき。
などの場合だ――と、前回はお話しました。
私にとって「ミディアム・スロー」とは、「通常」モードの約0.7~0.8倍程度の速度で行動したり、話したり、考えたりするときに使うテンポですが、そのとき私は、脳の中で何が起こることを期待しているかと言うと、「脳波の状態の変化」です。
人間の脳が出す「脳波」は、次の5種類に分類されています。
私が何かに怒ったり、人と言い争ったり、多すぎる仕事を時間内に仕上げなくてはとあせったり、重要な会議や面談に臨むために緊張していたり、何かのコンクールやレースに出場しようと緊張を高めていたりするとき、私の脳は、緊張の脳波=β波優位の状態になっています。
しかし、実は、そうして緊張した脳波の状態では、人は思ったような力が出せないらしいのです。
よく言われるのは、緊張でガチガチになって体が硬くなり、思うような記録が出せなかった――などというアスリートの話。
「アイデアを出せ」と求められれば求められるほど、何も浮かばなくなってしまう企画マンなどの話もよく聞きます。私にも、そういう経験が少なからずありました。
しかし――です。
仕事のプレッシャーから解放されて、ぼんやりとお濠や池の水を眺めたりしているときに、ふと、それまで思いつきもしなかったアイデアがひらめいたりする。
みなさんにも、そんな経験があるのではないでしょうか。私・長住にも、何度かありました。というより、それがないと、私の場合は仕事になりませんでした。
このとき、私の脳はおそらく、リラックスの脳波=α波優位の状態になっていたに違いありません。
そして、そういうときに私が採用していたテンポは、おそらく ミディアム・スロー であったろう――と思います。

ひらめきを生み、理解力を深める「リラックス脳」
行動のテンポを「ミディアム・スロー」に切り替えようとするとき、私の場合、まずやるのは、頭の中に浮かぶメロディーを「アップテンポ」なフォービートから「スローバラード」系に変えるということです。それに合わせて、歩くスピードも変わります。
呼吸法も意識して変えます。「ハァ、ハァ」という短い息遣いを「スーッ」「ハーッ」という、ゆっくり大きな呼吸に変えます。
天気のいい日には、極力、陽の光を浴びるようにし、あれば、ていねいにお茶やコーヒーをいれて、あるいはお気に入りのカフェで注文して、ゆっくりとカップを口に運びます。
別に脳波測定をしたわけではありませんが、おそらく、そういうときの私の脳波は、「α波優位」の状態になっていたはずです。
そして、その結果、私はどういう効果を得たか?
私が「α波」によるリラックスの効果をもっとも実感しているのは、人と話をしているときです。
特に、悩みを打ち明けられたり、相談されたり、愚痴や不満を聞かされたりするとき、「それで、結局、何が言いたいの」「時間ないんだから、手っ取り早く話してよ」などという態度(β波優位の状態)で臨んだのでは、相手は話す気がなくなるし、あなたも「相手がほんとは何が言いたいのか?」を理解することができなくなります。
だれかに相談を受けたり、だれかと仕事などの綿密な打ち合わせをしたり、初めての相手に企画を持ち込むなどの商談に臨むときには、私は、いつも、この「α波優位」のリラックス脳で臨むようにしていました。
その結果、相談した相手からは「あなたに話してよかった」と喜ばれ、仕事の話をした相手からも、たいていは、いい感触を得ることができました。
趣味のジャズ・ボーカルをピアノやベースのバックで歌ったりするときにも、私は脳波を「α波」状態に導いて、緊張を解き、脳を歌詞の世界に集中させます。伴奏が奏でる音を繊細に感じ取って声帯を震わせると、私の声は、私が願ったとおりの音を口から紡ぎだしてくれます。
「ミディアム・スロー」のテンポを採用するとき、私の脳は、そういう深い仕事をしてくれるわけです。
というわけで、前回の「ミディアム・ファースト」と今回の「ミディアム・スロー」、2つのテンポを私は意識的に使い分けているのですが、その切り替えは、一日に何度も、ときには数十回に及ぶこともあります。
しかし、この切り替えは、気をつけないと身に危険が及ぶこともあります。
その話は、また、次回に。
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γ(ガンマ)波 30ヘルツ以上 強い不安を感じたり興奮しているときに出る脳波。
β(ベータ)波 13~30ヘルツ 緊張したりストレスを感じているときに出る脳波。
α(アルファ)波 7~13ヘルツ リラックスしているときに出る脳波。
θ(シータ)波 4~7ヘルツ うたた寝したりぼんやりしているときに出る脳波。
δ(デルタ)波 0.5~4ヘルツ 熟睡状態で出る脳波。
β(ベータ)波 13~30ヘルツ 緊張したりストレスを感じているときに出る脳波。
α(アルファ)波 7~13ヘルツ リラックスしているときに出る脳波。
θ(シータ)波 4~7ヘルツ うたた寝したりぼんやりしているときに出る脳波。
δ(デルタ)波 0.5~4ヘルツ 熟睡状態で出る脳波。
私が何かに怒ったり、人と言い争ったり、多すぎる仕事を時間内に仕上げなくてはとあせったり、重要な会議や面談に臨むために緊張していたり、何かのコンクールやレースに出場しようと緊張を高めていたりするとき、私の脳は、緊張の脳波=β波優位の状態になっています。
しかし、実は、そうして緊張した脳波の状態では、人は思ったような力が出せないらしいのです。
よく言われるのは、緊張でガチガチになって体が硬くなり、思うような記録が出せなかった――などというアスリートの話。
「アイデアを出せ」と求められれば求められるほど、何も浮かばなくなってしまう企画マンなどの話もよく聞きます。私にも、そういう経験が少なからずありました。
しかし――です。
仕事のプレッシャーから解放されて、ぼんやりとお濠や池の水を眺めたりしているときに、ふと、それまで思いつきもしなかったアイデアがひらめいたりする。
みなさんにも、そんな経験があるのではないでしょうか。私・長住にも、何度かありました。というより、それがないと、私の場合は仕事になりませんでした。
このとき、私の脳はおそらく、リラックスの脳波=α波優位の状態になっていたに違いありません。
そして、そういうときに私が採用していたテンポは、おそらく ミディアム・スロー であったろう――と思います。

ひらめきを生み、理解力を深める「リラックス脳」
行動のテンポを「ミディアム・スロー」に切り替えようとするとき、私の場合、まずやるのは、頭の中に浮かぶメロディーを「アップテンポ」なフォービートから「スローバラード」系に変えるということです。それに合わせて、歩くスピードも変わります。
呼吸法も意識して変えます。「ハァ、ハァ」という短い息遣いを「スーッ」「ハーッ」という、ゆっくり大きな呼吸に変えます。
天気のいい日には、極力、陽の光を浴びるようにし、あれば、ていねいにお茶やコーヒーをいれて、あるいはお気に入りのカフェで注文して、ゆっくりとカップを口に運びます。
別に脳波測定をしたわけではありませんが、おそらく、そういうときの私の脳波は、「α波優位」の状態になっていたはずです。
そして、その結果、私はどういう効果を得たか?
私が「α波」によるリラックスの効果をもっとも実感しているのは、人と話をしているときです。
特に、悩みを打ち明けられたり、相談されたり、愚痴や不満を聞かされたりするとき、「それで、結局、何が言いたいの」「時間ないんだから、手っ取り早く話してよ」などという態度(β波優位の状態)で臨んだのでは、相手は話す気がなくなるし、あなたも「相手がほんとは何が言いたいのか?」を理解することができなくなります。
だれかに相談を受けたり、だれかと仕事などの綿密な打ち合わせをしたり、初めての相手に企画を持ち込むなどの商談に臨むときには、私は、いつも、この「α波優位」のリラックス脳で臨むようにしていました。
その結果、相談した相手からは「あなたに話してよかった」と喜ばれ、仕事の話をした相手からも、たいていは、いい感触を得ることができました。
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その話は、また、次回に。
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