「父親でいたい男」と「子どもでいたい女」の危険な関係

コーヒーを飲む女知らなきゃよかった「恋愛法則」
 法則38  「子ども」でいたい女は「父親」のような男を求める

「いつまでも子どもでいたい」と思う女性は、
そんな自分を「保護」してくれる父親のような男を
求めます。しかし、そこには「危険な関係」も——。


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 男と女が、どんな「愛の形」を築くか?
 それを決定するのに、大きく関係してくるのが、当人同士の間に潜む「親的な要素」と「子ども的な要素」のバランスである――という話を、前回、しました。
 どちらも、両方の要素を合わせ持ってはいるのですが、どちらの要素が強いかによって、愛の表現の仕方も、相手に求めるものも、ガラリ……と変わってしまう、という話でした。
 ざっと、復習しておきましょうか?

 まず、男のほうですが、男の半数以上は、「いつまでも子どもでいたい」という要素を強く持っている。残りの多くは、「オヤジ」として威厳を示し、娘のような女を庇護したいと思っているが、しかし、こちらはどちらかと言うと少数派――と申し上げました。
 女の場合も、「いつまでも子どもでいたい」という要素が強いタイプは、かなりな比率を占めますが、男ほど多くはありません。逆に、「母親」のように男の面倒を見たがる要素が強いタイプは、男よりも多く、半数近くに上ります。

 それぞれにある2種類のタイプから出来上がるカップルは、以下の4通りです。

組み合わせ1 「母親」になりたい女vs「子ども」でいたい男
組み合わせ2 「母親」になりたい女vs「父親」になりたい男
組み合わせ3 「子ども」でいたい女vs「父親」になりたい男
組み合わせ4 「子ども」でいたい女vs「子ども」でいたい男

 このほかに、もう1タイプ、「子ども」でもなく「親」でもない、「冷静なおとな」というタイプがいるのですが、日本ではレアなので、ここでは省略して考えることにします。
 前回は、この4通りの組み合わせのうち、[1]《「母親」になりたい女vs「子ども」でいたい男》の組み合わせを分析しましたが、今回はその逆、[3]《「子ども」でいたい女vs「父親」になりたい男》の組み合わせを分析してみたいと思います。

「父親」には2つのタイプ、「子ども」にも2つのタイプあり

 「父親でいたい」と思う男、あるいは「父親的」と言える男は、筆者の見るところ、日本では減少の傾向にあります。「父権の消滅」が指摘されるのも、その現象のひとつと言っていいかと思います。
 ひとつには、これは、「母権」が強くなったことの裏返しとも言えます。
 相対的に強くなった「母権」の中で育った男の子は、いつまでも、あれこれと面倒見たり、指示したりする母親の元で育っていきますから、なかなか自立心が育ちません。母親に喜ばれるような子どもでいたい――という精神性が、いつの間にか、形成されてしまうわけですね。
 一方、女の子はと言うと、そんな「強い母親」に自分を同化させて、自分も「強い母親」になっていく――というケースが半分。残り半分は、男の子の場合同様、いつまでも「自立できない子ども」として育ってしまいます。
 そんな中ではありますが、「父親的」性質を強く持った男が育つケースも、けっして少なくはありません。「強い父親」を見て育った男の子、あるいは「弱い母親」を見て育った男の子の中には、「自分はしっかりと父親でいよう」という気持ちが、強く芽生えることもあるのですね。

 さて、「母親」の場合同様、その「父親」にも、2つのタイプがあります。
 ひとつは、何かと言えば道徳や権威を振りかざし、自分の価値観・世界観に家族を従わせようとする「ガンコオヤジ」型
 もうひとつは、甘えられることを好み、求められれば何でも与えようとする「太っ腹父さん」型

 「子ども」のほうにも2つのタイプがあります。
 ひとつは、親の目を気にして、何とか気に入られようとする「順応な子ども」型
 もうひとつは、親の庇護をいいことに、次から次へと要求を繰り出す「わがままな子ども」型ですが、これは、男性の場合と同じです。

 男が「なりたい」と望む「父親」がどちらのタイプの「父親」か、女がそうあり続けたいと願う「子ども」がどちらのタイプの「子ども」か――によって、ふたりの間には、4通りの組み合わせが出来上がります。
 ひとつひとつ検証してみましょう。

悪魔女 「ガンコオヤジ」な男vs「順応な子ども」の女 
リードする男と従順に従う女の「亭主関白」な関係

 「父を尊敬してます」とか「私、ファザコンなんです」という、父と娘の関係は、たいてい、この組み合わせから生まれます。恋人同士や夫婦になっても、この組み合わせは、そういう関係を作り出します。
 「○○しろ」「××しなさい」と、何かにつけてリーダーシップを発揮するカレに、「ハイ」「ハイ」と従い、「よくやったな」「えらいゾ」とホメられようとする彼女。典型的な「夫唱婦随」「亭主関白」な関係が成立するふたりです。
 ただし、カレが振りかざす価値観が、彼女にとって「尊重」に値しないもので、しかも、その価値観に心から準じることのできない彼女に対するカレからの評価が、「おまえはダメなやつだ」「どうしていつもそうなんだ」などというマイナスの評価でしかなかった場合、彼女の側には、ものすごくストレスのかかる関係でもあります。
 ヘタすると「うつ」な精神状態を生み出すこともある関係。良好な関係が成立するためには、男が掲げる価値観が、女にとって「尊敬」できるものであるかどうかが、カギになります。

悪魔女 「ガンコオヤジ」な男vs「わがままな子ども」の女 
ケンカ、浮気の絶えない、破滅型の関係

 「部屋の中は、いつも、きちんと片づけろと言ってるだろ!」「時間は守れよって、何度も言ってるだろ!」などと、口やかましく相手の行動に注文をつけようとする「ガンコオヤジ」なカレに対して、「わがまま」で、何事もマイペースなこのタイプの彼女は、何度も同じことを繰り返しては、男の神経を逆なでします。
 なにしろ、彼女は、自分の「やりたい」「欲しい」を優先させる「わがままな子ども」。相手が何を言おうと、自分のやりたいようにやる――を止めようとはしません。そこで「人の話、聞いてんのか」とカレが怒り出すと、「もういいよ!」と逆ギレ。場合によっては、自分のわがままを聞き入れてくれる他の男の元に走ってしまったりもします。
 こうなると、両者の間には、ほとんど妥協点が見出せません。
 一生、ぶつかり合う覚悟でつき合うか、でなければ、早めに見切りをつけるしかない関係のように思えます。

悪魔女 「太っ腹父さん」な男vs「順応な子ども」の女 
「いい子」と「やさしい父さん」のベタベタな関係

 何かと面倒を見たがり、彼女が何か失敗を犯しても「ああ、いいよ、いいよ」と寛容に受け止めてくれる男と、そんな男に認めてもらおうと、懸命に「いい子」を演じようとする女。
 彼女は、何かにつけてカレにすり寄っては、「きょう、○○したのよ」などと報告し、「ヘェ、よくやったねェ。えらいよ、おまえ」とホメられようとします。カレも、そうして頭を撫でてもらいたがる彼女が、かわいくて仕方がありません。
 そんなふたりの間には、一見、「密着」とも思えるような、ベタベタな関係が成立します。
 ちょっとだけ心配があるとすれば、「太っ腹父さん」の点数があまりにも甘すぎて、「順応な子ども」のモチベーションが低下してしまうことです。
 彼女は、絶えず「達成感」を追求するタイプ。「ガンバれよ」と目標値を提示される⇒目標達成のためにガンバる結果をホメられる――というサイクルがないと、もの足りなさを感じてしまうかもしれません。
 「太っ腹父さん」なカレのほうも、あまりに聞き分けがよく、要求されることが少ない彼女に、「もうちょっと甘えてくれよ」という不満を感じるかもしれません。
 もうひとつ、心配なのは、おたがいがおたがいに依存し合うような、そんな関係に陥る危険もある、ということです。
 ときには、ビシッと叱ってみる(男の側)、少しわがままな要求を出してみる(女の側)――というスパイスも必要かもしれません。

悪魔女 「太っ腹父さん」な男vs「わがままな子ども」の女 
彼女の気分に振り回される「カカア天下」な関係

 「あれやって」「これ買って」「あっちに行こう」「今度はこっち」――と、男を振り回す女と、「まったくしょうがないなぁ」と言いながらも、それに従う男。
 一見、この組み合わせは、「カカア天下」のようにも見えます。しかし、「カカア天下」と言えるほど、力関係がハッキリしているわけでもありませんし、女の側に確固とした信念などがあるわけでもありません。
 女の側は、わがままな子どものように、自分の「やりたいこと」「欲しいもの」を主張しているだけ。そんな彼女にとって、「ああ、いいよ、いいよ」と要求を受け入れ、「思ったとおりにやってごらん」と「保護者役」を買って出る「太っ腹父さん」なカレは、理想的とも言えるパートナーです。
 もちろん、何かと世話を焼くことが好きなカレにとっても、「あれして」「これして」と要求してくるこのタイプの彼女は、「かわいくてたまらない」と映っているはずです。
 もし、ひとつだけ心配があるとしたら、「ああ、いいよ、いいよ」と彼女のわがままを受け入れるカレの甘やかしが、彼女を「ダメ」にしてしまうこともある――ということ。
 場合によっては、経済的ピンチを招くこともあるかもしれません。
 それも覚悟の上なら、お好きにどうぞ――な関係と言っていいでしょう。

 以上、「父親になりたい男」と「子どもでいたい」女の4通りの組み合わせについて、その愛のかたちを分析してみました。
 では、残る2つの可能性、どちらも「親になりたい」同士「子どもでいたい」同士の関係だとどうなるでしょう?
 それについては、次回、まとめてみたいと思います。



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