出戻りちなつの激しい夜〈4〉 禁断の扉を開けた男

母親に「いやらしい子」となじられ、禁じられた
遊び。禁断の扉を開けさせたのは、大学でちなつを
指導した助教授だった。その腹の上で、彼女は、
かつて覚えた「気持ちのよさ」を復活させた。
R18 このシリーズは、性的表現が中心の官能読み物です。18歳未満の方はご退出ください。
エロ 官能小説 オーガズム 不倫
「キミは、幼い頃に、大事なものをだれかに取り上げられたんじゃないか?」
遠い記憶に語りかけるように、ちなつの心に切り込んできた男がいた。
20歳のちなつの心にかかった鍵をこじ開けてきたのは、大学のゼミの助教だった。
助教は見抜いていた。ちなつが男を拒絶するような態度をとるのは、体の中に眠った女としての本能を、かつて、だれかに理不尽に封印されたからだ――と。
「キミの呪いを解いてあげよう」
そう言って近づいて来た助教は、ちなつから幼い日の「禁じられた遊び」の話を聞き出し、そして、ちなつにこうささやいた。
「キミの心を解放する方法がひとつだけある」
エッ、それは何……?
ちなつの目に「キョーミ」の輝きが浮かぶのを見て、そろそろ50代にさしかかろうかというその助教授は、ちなつの耳に悪魔の言葉を吹き込んだ。
「お父さんと出会い直すんだね」
その「お父さん」役を演じたのは、助教自身だった。
遠い記憶に語りかけるように、ちなつの心に切り込んできた男がいた。
20歳のちなつの心にかかった鍵をこじ開けてきたのは、大学のゼミの助教だった。
助教は見抜いていた。ちなつが男を拒絶するような態度をとるのは、体の中に眠った女としての本能を、かつて、だれかに理不尽に封印されたからだ――と。
「キミの呪いを解いてあげよう」
そう言って近づいて来た助教は、ちなつから幼い日の「禁じられた遊び」の話を聞き出し、そして、ちなつにこうささやいた。
「キミの心を解放する方法がひとつだけある」
エッ、それは何……?
ちなつの目に「キョーミ」の輝きが浮かぶのを見て、そろそろ50代にさしかかろうかというその助教授は、ちなつの耳に悪魔の言葉を吹き込んだ。
「お父さんと出会い直すんだね」
その「お父さん」役を演じたのは、助教自身だった。

助教は、かつて彼女が父親の腹の上で感じた「いけない悦び」を掘り起こし、呼び覚まし、さらに、それを開発した。
実験室は、助教自身の腹の上だった。助教はちなつを自分の腹の上に跨らせて、その体を少しずつ揺らし、体の奥から「眠れる感覚」を呼び出した。
ちなつは、自分の両脚のまん中に、なつかしい感覚がよみがえるのを感じた。
かつては、「いけない」と言い聞かせ、母親に「いやらしい」と断じられ、ぶたれ、禁止されて、両脚の間の、あの深い裂け目の奥に閉じ込めてきた禁断の気持ちよさが、蛇のように穴を這い出してくる。
思わず口から声がこぼれ出そうになるのを、ちなつは懸命にこらえた。声を出してしまうと、母親のビンタが飛んできそうな気がしたからだ。
ストッパーのように歓喜の出口を塞いだ弁を取り除いたのは、助教のひと言だった。
「もう、キミを責める者は、だれもいない。ほんとの自分を出していいんだよ」
言いながら、助教は、息が荒くなり始めたちなつの「気持ちよさがわき出てくる場所」に向けて、硬くなったものを突き上げた。
ちなつの口からは、「あっ……」と声がもれ、すぐにそれは、「あ――っ!」に変わっていった。
声だけではない。ちなつの体は、幼いときには見せなかったある反応を見せていた。それは、体の奥から次から次にしたたり出る、豊富な蜜の量だった。それを、助教に指摘された。
「キミの体は、こんなにも正直じゃないか」
下着をヌルヌルに濡らしたそれを布越しに撫でながら、助教は言った。
「なめ取ってあげるから、おいで」
下着を脱いで自分の顔の上に跨れ、という指示だった。
禁忌の扉を開けてしまったちなつは、「存在することさえ忘れろ!」と求められていたその器官は、助教の口によって暴かれた。

助教授の口に当てた蜜の湧いて出る泉を、ちなつは、かつて父親の腹の上でやったように、唇に、歯に、歯茎に押し当てて、グリグリと動かした。
助教は、よく伸びる舌を差し出して、押し付けられる彼女の粘膜をなめた。
それまで感じたこともない鋭い快感が、ちなつの背中をゾワッと震わせ、それが背骨を通って、ちなつの脳の奥深くへ……電流のように這い上がっていく。
「あーっ、いい! いい――ッ!」
その瞬間、ちなつは、長い間、のどの奥に閉じ込めてきた歓喜の声を、思いきりのどの奥から解放した。
その反応を、助教が「よし」とした。
「やっと、自分を取り戻したんだね」
「いいゾ」「いいゾ」とホメながら、助教は、ちなつがまだ知らない歓喜へ――と、ちなつを誘った。
口の上に跨った彼女の体を、再び、自分の腹部に導き、彼女の騎乗によって硬くそそり立ったものを、蜜の滴るちなつの女の裂け目へともぐり込ませた。
その頭がニュルリと、彼女のいちばん窮屈な入口を通り抜けた瞬間、ちなつが発した言葉は、助教を驚かせた。
「ママ――ッ、許してェ! ワ・タ・シ、壊れちゃう――ッ!」
その瞬間に、下園ちなつという女を意識の地下に閉じ込めていたマンホールのフタが吹き飛んだ――と、助教は感じた。
そして、それが、トゥーマッチな女・下園ちなつが誕生した瞬間だった。
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美しい養護教諭と「ボク」の、淡い恋の物語です。
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